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主要ECモールのSEO対策の基本|最低限おさえるポイントを一挙解説 Tsun Inc.

主要ECモールのSEO対策の基本|最低限おさえるポイントを一挙解説

島村 洋和

ECモールにおけるSEO対策の重要性と目的 SEO対策といえばGoogle検索やYahoo!検索といった検索エンジンの検索結果に上位表示させる施策で有名ですが、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECモールにもSEO対策は有効です。 モールごとに独自の検索ロジックが存在するため、必ずしも検索エンジンと同様のSEO対策が有効とは限りません。適切な対策を施すことでモール内における商品ページの表示順位を上げることができます。 GoogleやYahoo!などの検索エンジンでのSEO対策に関しては下記の記事で詳しく解説していますので、ご参考になさってください。 SEOのメリット・デメリット ECモールでSEO対策が重要な理由 ECモールにおけるSEO対策が重要な理由は主に2つあります。 1.検索によって商品を探すユーザーが多い 自然検索による流入数を増やすSEO対策は、売上を伸ばすにあたって重要な施策です。 商品ページのPVの内訳を大別すると、広告経由流入と自然検索流入の2つに分けることができます。つまり、商品ページのPVを増やすためには広告を活用するか、自然検索による流入を増やす必要があります。 もちろん広告を活用して集客することもひとつの手段ですが、ECモールにおけるユーザーの消費行動を考えると見えてくるように、多くのユーザーがモール内の検索機能を利用して商品を探しています。 商品ページを検索結果画面で上位に表示させることで、商品を探しているユーザーへの露出量が増え、結果的に商品ページのPV数が増えます。 したがって、自然検索による流入数を増やすSEO対策は、売上を伸ばすにあたって重要な施策であるといえます。 2.費用がかからない 広告と違い、SEO対策は費用がかからないことも重要なポイントです。 もちろん作業工数はかかりますが、それを差し引いても売上へのインパクトが大きい施策です。 広告はある程度の予算が必要な一方、SEO対策はビジネスをはじめてまもない事業者でもでき、かつ一度対策をすれば長期間効果が期待できる集客施策なため、費用対効果の観点から見てもSEO対策は重要な施策といえます。 目指すべきゴール(目的) ECモールにおけるSEO対策で目指すべきゴールは、商品ページを各モールの検索結果一覧の1ページ目、できればファーストビューに表示させることです。 なぜなら、検索順位が落ちれば落ちるほどPVは競合に流れるか、途中で離脱して他のキーワードを検索してしまう可能性が高くなるためです。 特にページが分かれる仕様になっているモールの場合、1ページ目に比べて2ページ目以降のPV数がガクンと落ちるので、1ページ目に入ることが大切になります。 例えば楽天市場(PC版)の検索結果ページ1ページ目の内訳は、広告枠が2〜3商品、自然検索枠が42〜43商品なので、最低でも43位以内に入ることが目標となります。(2022年12月現在) とはいえ、1ページ目のギリギリにランクインしても得られるPVは少ないため、ストアのPVを増やすためには、まずどのモールでも狙ったキーワードの検索順位が10位以内になることを目指しましょう。 ECモールにおけるSEO対策の考え方 ECモールにおける検索ロジックは随時アップデートされるため、必ず最新の情報を取り入れるようにしましょう。 その上で、ここではECモールでSEO対策を実施する上での基本的な考え方を解説します。 モールごとの検索ロジックを理解する まずは、自身が運営している各モールの検索ロジックを理解しましょう。検索ロジックを理解することで、SEO対策のうち何を優先的に実施すべきかの判断がしやすくなります。 例えばYahoo!ショッピングでは、優良ストアラベル・優良配送ラベルがついている商品の検索順位がその他の商品よりも大きく優遇されるロジックになっています。(2022年12月現在) そのため、場合によってはキーワード対策よりも優良ストアラベル・優良配送ラベルを獲得することを優先した方が売上へのインパクトが大きくなる可能性が考えられます。...

主要ECモールのSEO対策の基本|最低限おさえるポイントを一挙解説

島村 洋和

ECモールにおけるSEO対策の重要性と目的 SEO対策といえばGoogle検索やYahoo!検索といった検索エンジンの検索結果に上位表示させる施策で有名ですが、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングといったECモールにもSEO対策は有効です。 モールごとに独自の検索ロジックが存在するため、必ずしも検索エンジンと同様のSEO対策が有効とは限りません。適切な対策を施すことでモール内における商品ページの表示順位を上げることができます。 GoogleやYahoo!などの検索エンジンでのSEO対策に関しては下記の記事で詳しく解説していますので、ご参考になさってください。 SEOのメリット・デメリット ECモールでSEO対策が重要な理由 ECモールにおけるSEO対策が重要な理由は主に2つあります。 1.検索によって商品を探すユーザーが多い 自然検索による流入数を増やすSEO対策は、売上を伸ばすにあたって重要な施策です。 商品ページのPVの内訳を大別すると、広告経由流入と自然検索流入の2つに分けることができます。つまり、商品ページのPVを増やすためには広告を活用するか、自然検索による流入を増やす必要があります。 もちろん広告を活用して集客することもひとつの手段ですが、ECモールにおけるユーザーの消費行動を考えると見えてくるように、多くのユーザーがモール内の検索機能を利用して商品を探しています。 商品ページを検索結果画面で上位に表示させることで、商品を探しているユーザーへの露出量が増え、結果的に商品ページのPV数が増えます。 したがって、自然検索による流入数を増やすSEO対策は、売上を伸ばすにあたって重要な施策であるといえます。 2.費用がかからない 広告と違い、SEO対策は費用がかからないことも重要なポイントです。 もちろん作業工数はかかりますが、それを差し引いても売上へのインパクトが大きい施策です。 広告はある程度の予算が必要な一方、SEO対策はビジネスをはじめてまもない事業者でもでき、かつ一度対策をすれば長期間効果が期待できる集客施策なため、費用対効果の観点から見てもSEO対策は重要な施策といえます。 目指すべきゴール(目的) ECモールにおけるSEO対策で目指すべきゴールは、商品ページを各モールの検索結果一覧の1ページ目、できればファーストビューに表示させることです。 なぜなら、検索順位が落ちれば落ちるほどPVは競合に流れるか、途中で離脱して他のキーワードを検索してしまう可能性が高くなるためです。 特にページが分かれる仕様になっているモールの場合、1ページ目に比べて2ページ目以降のPV数がガクンと落ちるので、1ページ目に入ることが大切になります。 例えば楽天市場(PC版)の検索結果ページ1ページ目の内訳は、広告枠が2〜3商品、自然検索枠が42〜43商品なので、最低でも43位以内に入ることが目標となります。(2022年12月現在) とはいえ、1ページ目のギリギリにランクインしても得られるPVは少ないため、ストアのPVを増やすためには、まずどのモールでも狙ったキーワードの検索順位が10位以内になることを目指しましょう。 ECモールにおけるSEO対策の考え方 ECモールにおける検索ロジックは随時アップデートされるため、必ず最新の情報を取り入れるようにしましょう。 その上で、ここではECモールでSEO対策を実施する上での基本的な考え方を解説します。 モールごとの検索ロジックを理解する まずは、自身が運営している各モールの検索ロジックを理解しましょう。検索ロジックを理解することで、SEO対策のうち何を優先的に実施すべきかの判断がしやすくなります。 例えばYahoo!ショッピングでは、優良ストアラベル・優良配送ラベルがついている商品の検索順位がその他の商品よりも大きく優遇されるロジックになっています。(2022年12月現在) そのため、場合によってはキーワード対策よりも優良ストアラベル・優良配送ラベルを獲得することを優先した方が売上へのインパクトが大きくなる可能性が考えられます。...

【徹底比較】カラーミーショップとShopifyの違い|料金・手数料・決済方法など Tsun Inc.

【徹底比較】カラーミーショップとShopifyの違い|料金・手数料・決済方法など

Tsunライターチーム

ネットショップを開設する上で大事になってくるのが、どのサービスを利用するかです。Shopifyもカラーミーショップもネットショップを開設するサービスの中で有名なサービスではありますが、比較してみると料金も出来ることも異なります。本記事では、Shopifyとカラーミーショップを様々な項目で比較し、最終的にどちらがおすすめかを紹介します。 BASEやSTORESも検討されている方は、下記の記事もご参考にしてください。 【徹底比較】Shopify・BASE・STORESの違い また、ネットショップの構築を検討されている方は、下記の記事もご参考にしてください。 ECサイト制作会社の選び方は?鹿児島発企業のTsunがおすすめな理由5選 Shopifyとは? 「Shopify」は世界175カ国、数百万店舗で使用されている世界シェア最大級の大手ASPです。 自社のビジネス規模に合わせて複数のプランから選択できるため、小規模事業者から大規模事業者まで幅広く対応ができるサービスになっています。 外部アプリケーションと連携できる拡張機能も非常に豊富で、在庫連携や実店舗とのデータ連携など、自社が使いやすいようにカスタマイズをすることが可能です。 引用:https://tsun.ec/blogs/articles/about-shopify カラーミーショップとは? カラーミーショップはGMOペパボ株式会社が提供しているネットショップ作成サービスです。 フリープランは初期費用も月額費用も無料で始めることができ、レギュラープランでは月額4,950円で全ての機能を利用することが可能で、比較的安価なコストでネットショップを構築できます。 また、スマートフォンにアプリを入れれば、商品の受注状況の確認や、発送手続きをスマートフォンから行うことが可能です。 引用:https://tsun.ec/blogs/articles/8 導入店舗数で比較  Shopify(ショッピファイ) 全体:約200万店舗(内、国内:約2.6万店舗) データ元:Store Leads ※Shopifyが店舗数を非公開のため、Store Leadsの推定データをになります カラーミーショップ 全体:約5万店舗 データ元:2022年12月期 第3四半期 決算説明会資料  料金(費用)を比較 ネットショップを運営する上で最も重要なのは毎月発生するランニングコストが事業規模に見合っているかどうかです。Shopifyとカラーミーショップの料金を確認してみましょう。 初期費用と月額費用を比較...

【徹底比較】カラーミーショップとShopifyの違い|料金・手数料・決済方法など

Tsunライターチーム

ネットショップを開設する上で大事になってくるのが、どのサービスを利用するかです。Shopifyもカラーミーショップもネットショップを開設するサービスの中で有名なサービスではありますが、比較してみると料金も出来ることも異なります。本記事では、Shopifyとカラーミーショップを様々な項目で比較し、最終的にどちらがおすすめかを紹介します。 BASEやSTORESも検討されている方は、下記の記事もご参考にしてください。 【徹底比較】Shopify・BASE・STORESの違い また、ネットショップの構築を検討されている方は、下記の記事もご参考にしてください。 ECサイト制作会社の選び方は?鹿児島発企業のTsunがおすすめな理由5選 Shopifyとは? 「Shopify」は世界175カ国、数百万店舗で使用されている世界シェア最大級の大手ASPです。 自社のビジネス規模に合わせて複数のプランから選択できるため、小規模事業者から大規模事業者まで幅広く対応ができるサービスになっています。 外部アプリケーションと連携できる拡張機能も非常に豊富で、在庫連携や実店舗とのデータ連携など、自社が使いやすいようにカスタマイズをすることが可能です。 引用:https://tsun.ec/blogs/articles/about-shopify カラーミーショップとは? カラーミーショップはGMOペパボ株式会社が提供しているネットショップ作成サービスです。 フリープランは初期費用も月額費用も無料で始めることができ、レギュラープランでは月額4,950円で全ての機能を利用することが可能で、比較的安価なコストでネットショップを構築できます。 また、スマートフォンにアプリを入れれば、商品の受注状況の確認や、発送手続きをスマートフォンから行うことが可能です。 引用:https://tsun.ec/blogs/articles/8 導入店舗数で比較  Shopify(ショッピファイ) 全体:約200万店舗(内、国内:約2.6万店舗) データ元:Store Leads ※Shopifyが店舗数を非公開のため、Store Leadsの推定データをになります カラーミーショップ 全体:約5万店舗 データ元:2022年12月期 第3四半期 決算説明会資料  料金(費用)を比較 ネットショップを運営する上で最も重要なのは毎月発生するランニングコストが事業規模に見合っているかどうかです。Shopifyとカラーミーショップの料金を確認してみましょう。 初期費用と月額費用を比較...

自社ECのアップセル・クロスセル戦略|やり方のポイントと注意点 Tsun Inc.

Shopifyストアのアップセル・クロスセル戦略|やり方のポイントと注意点

島村 洋和

「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。 引用元: RuffRuff 予約販売 アプリを見る デモページを見る アップセル・クロスセルとは? アップセルとは アップセルとは、現在商品の購入を検討している顧客や以前商品を購入したことがある顧客に対して、より高価な、またはアップグレードされた商品の購入を促すことで、顧客1人当たりの売上単価を高める施策のことです。 例えば、5万円の商品を購入しようとしている顧客によりグレードが高い10万円の商品を訴求したり、年会費無料のノーマルクレジットカードから年会費有料のプラチナクレジットカードにアップグレードしてもらったりすることなどがアップセルに当たります。 クロスセルとは クロスセルとは、商品やサービスを購入した顧客または購入を検討している顧客に対して、関連する別商品の合わせ買いを促すことで顧客1人当たりの売上単価を高める施策のことです。 例えば、紅茶の茶葉をカートに入れた顧客に対して茶葉の保存容器やティーカップなどの周辺商品を訴求するような施策がクロスセルに当たります。 アップセルとクロスセルの違い アップセルもクロスセルも、顧客1人当たりの売上単価を高めることが目的の施策ですが、それぞれのアプローチ方法には大きな違いがあります。 アップセルは、よりグレードと価格の高い商品の購入や同じ商品の複数個まとめ買いを促すことで顧客単価を上げようとするのに対し、クロスセルは関連する別の商品のセット購入を促すことで顧客単価のアップを目指しているという点でアプローチが異なります。 アップセルとクロスセルはどっちが売上への貢献度が高い? アップセルとクロスセルのどちらが売上への貢献度が高いのかについては、目的や商材によって異なるため一概には言えませんが、基本的には、1人の顧客と初めて取引をした時から取引終了までに得られる売上=LTV(Life Time Value:ライフタイムバリュー)が最も高くなる方を選びましょう。 イメージをしやすくするためにここではアップセルを優先するケースとクロスセルを優先するケースの例をそれぞれ紹介します。 アップセルを優先する例 顧客が購入している商品よりもグレードが高い商品がある場合は、その商品を提案するアップセル施策が向いています。 例えば、サプリメントを購入しようとしている顧客に、より容量の多いサプリメントやより多くの成分が配合されている商品の購入を促すことなどがそれに当たります。 別の関連商品を提案するより、既に購入意欲の高い商品と同等以上の価値の商品に誘導した方がLTVが高くなる可能性が高いためです。 クロスセルを優先する例 ある商品を使用する際に必ず使用する別の商品がある場合はクロスセル施策が向いています。例えば、自社サイトでコーヒー豆を購入しようとしている顧客に、自社ブランドのロゴをあしらったマグカップやタンブラーの購入を促すことなどがそれに当たります。 他のコーヒー豆を購入してもらうより、コーヒーを飲む際に必ず使用するマグカップを自社ブランド製品にしてもらい、ブランドに対する顧客のエンゲージメントを高めることで得られるLTVの方が高くなる可能性が高いためです。 アップセル・クロスセルのメリット・デメリット アップセル・クロスセルは売上向上に有効な施策ですが、メリットだけでなくデメリットもあることを知っておくことも大切です。...

Shopifyストアのアップセル・クロスセル戦略|やり方のポイントと注意点

島村 洋和

「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。 引用元: RuffRuff 予約販売 アプリを見る デモページを見る アップセル・クロスセルとは? アップセルとは アップセルとは、現在商品の購入を検討している顧客や以前商品を購入したことがある顧客に対して、より高価な、またはアップグレードされた商品の購入を促すことで、顧客1人当たりの売上単価を高める施策のことです。 例えば、5万円の商品を購入しようとしている顧客によりグレードが高い10万円の商品を訴求したり、年会費無料のノーマルクレジットカードから年会費有料のプラチナクレジットカードにアップグレードしてもらったりすることなどがアップセルに当たります。 クロスセルとは クロスセルとは、商品やサービスを購入した顧客または購入を検討している顧客に対して、関連する別商品の合わせ買いを促すことで顧客1人当たりの売上単価を高める施策のことです。 例えば、紅茶の茶葉をカートに入れた顧客に対して茶葉の保存容器やティーカップなどの周辺商品を訴求するような施策がクロスセルに当たります。 アップセルとクロスセルの違い アップセルもクロスセルも、顧客1人当たりの売上単価を高めることが目的の施策ですが、それぞれのアプローチ方法には大きな違いがあります。 アップセルは、よりグレードと価格の高い商品の購入や同じ商品の複数個まとめ買いを促すことで顧客単価を上げようとするのに対し、クロスセルは関連する別の商品のセット購入を促すことで顧客単価のアップを目指しているという点でアプローチが異なります。 アップセルとクロスセルはどっちが売上への貢献度が高い? アップセルとクロスセルのどちらが売上への貢献度が高いのかについては、目的や商材によって異なるため一概には言えませんが、基本的には、1人の顧客と初めて取引をした時から取引終了までに得られる売上=LTV(Life Time Value:ライフタイムバリュー)が最も高くなる方を選びましょう。 イメージをしやすくするためにここではアップセルを優先するケースとクロスセルを優先するケースの例をそれぞれ紹介します。 アップセルを優先する例 顧客が購入している商品よりもグレードが高い商品がある場合は、その商品を提案するアップセル施策が向いています。 例えば、サプリメントを購入しようとしている顧客に、より容量の多いサプリメントやより多くの成分が配合されている商品の購入を促すことなどがそれに当たります。 別の関連商品を提案するより、既に購入意欲の高い商品と同等以上の価値の商品に誘導した方がLTVが高くなる可能性が高いためです。 クロスセルを優先する例 ある商品を使用する際に必ず使用する別の商品がある場合はクロスセル施策が向いています。例えば、自社サイトでコーヒー豆を購入しようとしている顧客に、自社ブランドのロゴをあしらったマグカップやタンブラーの購入を促すことなどがそれに当たります。 他のコーヒー豆を購入してもらうより、コーヒーを飲む際に必ず使用するマグカップを自社ブランド製品にしてもらい、ブランドに対する顧客のエンゲージメントを高めることで得られるLTVの方が高くなる可能性が高いためです。 アップセル・クロスセルのメリット・デメリット アップセル・クロスセルは売上向上に有効な施策ですが、メリットだけでなくデメリットもあることを知っておくことも大切です。...

OMS(受注管理システム)ってなに?費用・選ぶポイント・メリット・デメリット

OMS(受注管理システム)ってなに?費用・選ぶポイント・メリット・デメリット

田所 亜希子

OMS(受注管理システム)って何? OMSとは「Order Management System」の略で、受注管理システムと呼ばれるものです。 ECサイトでの注文情報や顧客情報を一括で管理することができ、インターネットや実店舗で複数の店舗を経営しているショップにとっては、大変便利なシステムになります。 OMS (受注管理システム)の 機能について OMSには基本的に以下のような機能が備わっています。 ①注文管理各ショップで入った注文を一括で管理します。注文内容の変更やキャンセル等も管理することができます。 ②在庫管理ショップ全体の在庫状況を一括で管理します。 ③商品管理商品番号や商品名、値段などを一括で管理します。 ④出荷管理出荷の手配や取り消し、過去の出荷実績の管理を一括で行います。 ⑤顧客管理顧客ごとの注文情報やポイント状況を一括で管理します。登録や退会、更新等も管理することができます。 OMS(受注管理システム)の必要性 自社サイトの他にも楽天やAmazonなど、複数のモールやサイトでショップを運営している場合、各サイトの注文情報を1つ1つ照らし合わせて在庫管理をするのは、非常に大変です。 そこで必要となるシステムがOMSです。OMSは複数のインターネット上の店舗や、オフラインの実店舗での注文情報を一括で管理し、在庫管理を行うことができます。 また、各ショップの顧客情報や商品情報など、バックエンド業務に関わる広い範囲の情報を一括で管理することができます。 OMSとWMS(倉庫管理システム)の違い WMSはWarehouse Management Systemの略で、倉庫内の情報を管理するシステムになります。 OMSは注文から出荷までを管理するシステムなのに対し、WMSは出荷を受けてからの倉庫内のピッキングや検品、商品の保管情報を管理するシステムになります。 WMSに関しては以下の記事でも詳しく解説しているので、是非ご参照ください。 WMS(倉庫管理システム)とは?メリットやデメリット、選ぶポイントを解説  OMS (受注管理システム)のメリット OMSを導入するメリットとしては以下の3つが挙げられます。 ①在庫管理が楽になる 複数店舗での在庫状況を一括で管理できるようになるため、在庫管理が非常に楽になります。 ②業務ミスが減る 楽天で商品が沢山売れて在庫が切れたのに、Amazonでの反映が間に合わず在庫切れの状態で販売を続けてしまった、といったようなミスも無くなるため、業務上のミスが大幅に削減されます。...

OMS(受注管理システム)ってなに?費用・選ぶポイント・メリット・デメリット

田所 亜希子

OMS(受注管理システム)って何? OMSとは「Order Management System」の略で、受注管理システムと呼ばれるものです。 ECサイトでの注文情報や顧客情報を一括で管理することができ、インターネットや実店舗で複数の店舗を経営しているショップにとっては、大変便利なシステムになります。 OMS (受注管理システム)の 機能について OMSには基本的に以下のような機能が備わっています。 ①注文管理各ショップで入った注文を一括で管理します。注文内容の変更やキャンセル等も管理することができます。 ②在庫管理ショップ全体の在庫状況を一括で管理します。 ③商品管理商品番号や商品名、値段などを一括で管理します。 ④出荷管理出荷の手配や取り消し、過去の出荷実績の管理を一括で行います。 ⑤顧客管理顧客ごとの注文情報やポイント状況を一括で管理します。登録や退会、更新等も管理することができます。 OMS(受注管理システム)の必要性 自社サイトの他にも楽天やAmazonなど、複数のモールやサイトでショップを運営している場合、各サイトの注文情報を1つ1つ照らし合わせて在庫管理をするのは、非常に大変です。 そこで必要となるシステムがOMSです。OMSは複数のインターネット上の店舗や、オフラインの実店舗での注文情報を一括で管理し、在庫管理を行うことができます。 また、各ショップの顧客情報や商品情報など、バックエンド業務に関わる広い範囲の情報を一括で管理することができます。 OMSとWMS(倉庫管理システム)の違い WMSはWarehouse Management Systemの略で、倉庫内の情報を管理するシステムになります。 OMSは注文から出荷までを管理するシステムなのに対し、WMSは出荷を受けてからの倉庫内のピッキングや検品、商品の保管情報を管理するシステムになります。 WMSに関しては以下の記事でも詳しく解説しているので、是非ご参照ください。 WMS(倉庫管理システム)とは?メリットやデメリット、選ぶポイントを解説  OMS (受注管理システム)のメリット OMSを導入するメリットとしては以下の3つが挙げられます。 ①在庫管理が楽になる 複数店舗での在庫状況を一括で管理できるようになるため、在庫管理が非常に楽になります。 ②業務ミスが減る 楽天で商品が沢山売れて在庫が切れたのに、Amazonでの反映が間に合わず在庫切れの状態で販売を続けてしまった、といったようなミスも無くなるため、業務上のミスが大幅に削減されます。...

ECモールを徹底比較|モールごとの特徴や事業者タイプ別におすすめモールをご紹介

ECモールを徹底比較|モールごとの特徴や事業者タイプ別におすすめモールをご紹介

島村 洋和

ECモール(モール型ECサイト)とは ECモール(モール型ECサイト)は、一言で表すとオンライン上のショッピングモール・商店街です。ひとつのECサイト上に複数のストアが出店し、それぞれのストアが商品を出品する形態のECサイトのことを指します。 ECモールは知名度と集客力が高く、集客力の弱い中小規模の企業や個人がオンライン上で商品を販売する上でとても便利なツールです。 ECモールと自社ECの違い ECサイトは大きく分けて「ECモール」と「自社EC」の2種類があります。 ECモールは複数のストアがひとつの場所に集約されているショッピングモールのようなサイト構造なのに対し、自社ECは独自のドメインを持った単独のECサイトという点でECモールとは異なります。ECモールと自社ECの大きな違いは主に3点あります。 費用 サイト設計の自由度 集客力 それぞれ詳しく解説していきます。 ■1点目:費用 ECモールは出店するモールによってかかる費用も変わりますが、出店料や販売手数料、広告費などの月額費用が高くなる傾向があります。そのため、中長期的な目線で見ると自社ECの方が高い利益率で運営することが期待できます。 2点目:サイト設計の自由度 ECモールは、サイトのレイアウトやデザインなどがある程度フォーマット化されていて、誰でも簡単に設定ができる反面、決められた枠組み内でしかサイトを編集することができないという側面があります。一方で、自社ECはサイト設計の自由度が高く、注文ボタンの文言や決済画面の表記内容といった細かいデザインの編集をすることができます。ただしその反面、1からサイト構築を行う必要があるため、ECモールに比べて販売するまでに時間とコストがかかります。 3点目:集客力 ECモールには既に多くの利用者がいるため、出店することによって多くの集客が見込めますが、自社ECは集客基盤がない状態からのスタートのため、1から集客を行う必要があります。ECモールと自社サイトの簡単な比較表はこちらです。 ECの種類 費用 サイト設計の自由度 集客力 ECモール 高い 低い 高い 自社サイト 安い ※1 高い 低い ※1...

ECモールを徹底比較|モールごとの特徴や事業者タイプ別におすすめモールをご紹介

島村 洋和

ECモール(モール型ECサイト)とは ECモール(モール型ECサイト)は、一言で表すとオンライン上のショッピングモール・商店街です。ひとつのECサイト上に複数のストアが出店し、それぞれのストアが商品を出品する形態のECサイトのことを指します。 ECモールは知名度と集客力が高く、集客力の弱い中小規模の企業や個人がオンライン上で商品を販売する上でとても便利なツールです。 ECモールと自社ECの違い ECサイトは大きく分けて「ECモール」と「自社EC」の2種類があります。 ECモールは複数のストアがひとつの場所に集約されているショッピングモールのようなサイト構造なのに対し、自社ECは独自のドメインを持った単独のECサイトという点でECモールとは異なります。ECモールと自社ECの大きな違いは主に3点あります。 費用 サイト設計の自由度 集客力 それぞれ詳しく解説していきます。 ■1点目:費用 ECモールは出店するモールによってかかる費用も変わりますが、出店料や販売手数料、広告費などの月額費用が高くなる傾向があります。そのため、中長期的な目線で見ると自社ECの方が高い利益率で運営することが期待できます。 2点目:サイト設計の自由度 ECモールは、サイトのレイアウトやデザインなどがある程度フォーマット化されていて、誰でも簡単に設定ができる反面、決められた枠組み内でしかサイトを編集することができないという側面があります。一方で、自社ECはサイト設計の自由度が高く、注文ボタンの文言や決済画面の表記内容といった細かいデザインの編集をすることができます。ただしその反面、1からサイト構築を行う必要があるため、ECモールに比べて販売するまでに時間とコストがかかります。 3点目:集客力 ECモールには既に多くの利用者がいるため、出店することによって多くの集客が見込めますが、自社ECは集客基盤がない状態からのスタートのため、1から集客を行う必要があります。ECモールと自社サイトの簡単な比較表はこちらです。 ECの種類 費用 サイト設計の自由度 集客力 ECモール 高い 低い 高い 自社サイト 安い ※1 高い 低い ※1...

自社ECとモール型ECの違いは?|メリット・デメリットを徹底解説! Tsun Inc.

自社ECとモール型ECの違いは?|メリット・デメリットを徹底解説!

田所 亜希子

ECサイトの運営担当者が、まず始めに考えなければいけないテーマは「モール型EC」と「自社ECサイト」どちらで運営を行うのかという点でしょう。 この記事ではモール型ECと自社ECの違いや、それぞれのメリット・デメリットについて徹底解説します! 自社ECとモール型ECの違いについて まずは自社ECとモール型EC、それぞれの特徴について確認しましょう。 モール型ECの特徴 モール型ECは複数のネットショップで構成された、インターネット上のショッピングモールのことを指します。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどがモール型ECにあたります。 モール型ECは利用者数がとても多いため、集客力が非常に強いのが最大の利点です。ただし出店店舗数も多いため、モール内での価格競争が起こりやすいことが特徴としてあげられます。 自社ECの特徴 自社ECは企業が独自でサイトを構築し、運営するネットショップのことを指します。 自社ECサイトの作り方に関しては以下の記事で詳しく解説しています。 【初心者でも分かる!】ECサイトの作り方|ネットショップの出店・構築方法・費用について ネットショップを開設してすぐの期間は集客力がほぼないため、独自にユーザーを集めるためのマーケティングを行う必要があります。ただし、自社ECはモール型ECに比べて利益率が高く、自由にネットショップを作ることが可能なので、ブランディングがしやすいというメリットがあります。 自社ECのメリット・デメリット 自社ECは独自性が高くブランディングがしやすいため、長期的にショップを大きく成長させたい場合におすすめです。 自社ECのメリット ・利益率が高い ECモールに出店すると出店料や手数料、広告費などの様々な費用が発生します。自社ECでも使用するシステムによっては月額の維持費がかかりますが、ECモールよりも低額で抑えられることが多く、また他モールとの価格競争も起こらないため、トータルで利益率が高くなる傾向にあります。 ・ショップのブランディングがしやすい 自社でECサイトを作れば、好きなようにショップページをレイアウトすることが可能です。ECモールでは難しいショップ名のアピールやブランドイメージをしっかりと伝えるような仕組みを作りやすいです。 ・顧客データを使って細かい分析ができる ECモールでは顧客データはあくまでECモール側で管理されているため、ショップ側が見ることができる情報は制限されています。自社ECの場合は顧客データを全て管理することができるので、リピート施策を打ったり、細かい分析をすることが可能です。 自社ECのデメリット ・自力で集客をする必要がある ECモールには既に多くの利用者がいることが最大の強みですが、自社ECは1から自分で集客をする必要があります。SEO対策やコンテンツ作成、広告運用などのマーケティングを時間をかけて行うことが重要です。 下記の記事では、SEOのメリットやSEO対策について解説しています。参考にしてください。 SEOのメリット・デメリット|Shopifyで出来るSEO対策 ・結果が出るまでに時間がかかる 上記のようなマーケティング施策は一朝一夕で結果が出るものではなく、日々の積み重ねが重要となります。そのため結果が出るまでには、ある程度時間がかかることが多いです。 ・マーケティングの能力が必要 自力で集客をするためにはマーケティングの知識が必須です。ブランディングの方向やそれに伴った戦略を打てる人材が社内にいないと、自社ECを運営することは難しいでしょう。...

自社ECとモール型ECの違いは?|メリット・デメリットを徹底解説!

田所 亜希子

ECサイトの運営担当者が、まず始めに考えなければいけないテーマは「モール型EC」と「自社ECサイト」どちらで運営を行うのかという点でしょう。 この記事ではモール型ECと自社ECの違いや、それぞれのメリット・デメリットについて徹底解説します! 自社ECとモール型ECの違いについて まずは自社ECとモール型EC、それぞれの特徴について確認しましょう。 モール型ECの特徴 モール型ECは複数のネットショップで構成された、インターネット上のショッピングモールのことを指します。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどがモール型ECにあたります。 モール型ECは利用者数がとても多いため、集客力が非常に強いのが最大の利点です。ただし出店店舗数も多いため、モール内での価格競争が起こりやすいことが特徴としてあげられます。 自社ECの特徴 自社ECは企業が独自でサイトを構築し、運営するネットショップのことを指します。 自社ECサイトの作り方に関しては以下の記事で詳しく解説しています。 【初心者でも分かる!】ECサイトの作り方|ネットショップの出店・構築方法・費用について ネットショップを開設してすぐの期間は集客力がほぼないため、独自にユーザーを集めるためのマーケティングを行う必要があります。ただし、自社ECはモール型ECに比べて利益率が高く、自由にネットショップを作ることが可能なので、ブランディングがしやすいというメリットがあります。 自社ECのメリット・デメリット 自社ECは独自性が高くブランディングがしやすいため、長期的にショップを大きく成長させたい場合におすすめです。 自社ECのメリット ・利益率が高い ECモールに出店すると出店料や手数料、広告費などの様々な費用が発生します。自社ECでも使用するシステムによっては月額の維持費がかかりますが、ECモールよりも低額で抑えられることが多く、また他モールとの価格競争も起こらないため、トータルで利益率が高くなる傾向にあります。 ・ショップのブランディングがしやすい 自社でECサイトを作れば、好きなようにショップページをレイアウトすることが可能です。ECモールでは難しいショップ名のアピールやブランドイメージをしっかりと伝えるような仕組みを作りやすいです。 ・顧客データを使って細かい分析ができる ECモールでは顧客データはあくまでECモール側で管理されているため、ショップ側が見ることができる情報は制限されています。自社ECの場合は顧客データを全て管理することができるので、リピート施策を打ったり、細かい分析をすることが可能です。 自社ECのデメリット ・自力で集客をする必要がある ECモールには既に多くの利用者がいることが最大の強みですが、自社ECは1から自分で集客をする必要があります。SEO対策やコンテンツ作成、広告運用などのマーケティングを時間をかけて行うことが重要です。 下記の記事では、SEOのメリットやSEO対策について解説しています。参考にしてください。 SEOのメリット・デメリット|Shopifyで出来るSEO対策 ・結果が出るまでに時間がかかる 上記のようなマーケティング施策は一朝一夕で結果が出るものではなく、日々の積み重ねが重要となります。そのため結果が出るまでには、ある程度時間がかかることが多いです。 ・マーケティングの能力が必要 自力で集客をするためにはマーケティングの知識が必須です。ブランディングの方向やそれに伴った戦略を打てる人材が社内にいないと、自社ECを運営することは難しいでしょう。...