「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。
自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。
他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。引用元: RuffRuff 予約販売
Shopifyストアを構築・運用していく中で、自社のストアで「LINEを活用するべきなのか」「LINEで何が出来るのか」「LINE連携にいくら費用が発生するのか」などの疑問を持っているのではないでしょうか。
本記事では、LINE公式アカウントについて解説し、ECストアでのLINE活用事例やおすすめのShopifyアプリをご紹介します。
LINE公式アカウントとは?
LINE公式アカウントは、LINE上で企業や店舗がアカウントをつくり、友だち追加してくれたお客様(ユーザー)に直接情報を届けられるサービスです。
現在では30万以上(*1)の企業や店舗が、LINE公式アカウントを利用しています。
Shopifyストアにおいては、お客様の問合せ対応やクーポンや新商品のお知らせ配信などによく活用されています。
*1、LINE for Bussinessより
LINE公式アカウントの料金プラン
LINE公式アカウントの料金プランは2023年6月に新料金プランに変わりました。
プラン名 | 初期費用 | 月額固定費(税別) | 無料メッセージ数 | 追加メッセージ数 |
---|---|---|---|---|
コミュニケーションプラン | 0円 | 0円 | 200通/月 | 不可 |
ライトプラン | 0円 | 5,000円 | 5,000通/月 | 不可 |
スタンダードプラン | 0円 | 15,000円 | 30,000通/月 | ~3円/通 |
【メッセージとしてカウントもの】
- メッセージ配信(絞り込み配信,ステップ配信含む)
- Messaging APIの「Push API」「Multicast API」「Broadcast API」「Narrowcast API」
【メッセージにカウントされないもの】
- LINEチャットの送受信
- 応答メッセージ
- AI応答メッセージ
- あいさつメッセージ
- Messaging APIの「Reply API」
LINE公式アカウントの種類
LINEの法人向けアカウントは下記3つの種類が用意されています。
- プレミアムアカウント
- 認証済みアカウント
- 未認証アカウント
それぞれ詳しく説明します
プレミアムアカウント
プレミアムアカウントは、緑色のアカウントバッジがついたアカウントになります。
LINE社の審査に通過することで、プレミアムアカウントになることができ、、LINEアプリ内での検索結果にも露出されるようになったり、さらに一部の機能や決済手段などが拡張されたりします。
認証済みアカウント
認証済みアカウントは、青色のアカウントバッジがついたアカウントになります。
プレミアムアカウント同様にLINE社の審査に通過することで、認証済みアカウントになることができ、LINEアプリ内での検索結果にも露出されるようになったり、さらに一部の機能や決済手段などが拡張されたりします。
未認証アカウント
未認証アカウントは、灰色のアカウントバッジがついたアカウントになります。
誰でも取得出来るアカウントで、基本機能は認証済アカウントと変わらず、有料プランへの変更・プレミアムIDの購入なども可能です。
LINEを活用するメリット
LINEを活用するメリットは下記になります。
- 幅広い世代にアプローチできる
- 様々な種類のメッセージ配信ができる
- 様々な種類のデータを収集できる
- 問い合わせ対応の効率化ができる
- 1対1のコミュニケーションができる
- お知らせやクーポンを一斉配信できる
それぞれ詳しく解説していきます。
幅広い世代にアプローチできる
LINEは、月間ユーザー数9,300万人(2022年3月末時点)が利用し、年齢層も年齢は10代〜60歳以上まで幅広い世代に利用されています。
Instagramでは女性ユーザーの割合が高く、TikTokは若年層が多く、Facebookでは中高齢が多いという特徴があります。特定のユーザーにだけアプローチしたい場合は他のSNSチャネルを活用するのも良いでしょうが、LINEは日本の約70%以上の人が利用しているためターゲットを絞らずアプローチすることができます。
様々な種類のメッセージ配信ができる
LINE公式アカウントのメッセージ機能ではビデオメッセージやボイスメッセージ、カードタイプのメッセージなど、様々な種類のメッセージを送ることができます。
ShopifyストアとLINEを連携することで、特定の商品を購入したユーザーにだけクーポンを配布したり、使用方法などのアフターフォローメッセージを配信したり、新商品の商品カタログを配信したり、アンケート機能を利用して顧客ニーズを把握したりでき、様々なケースで活用できます。
様々な種類のデータを収集できる
LINE公式アカウントのダッシュボード機能では友達増減数やブロック数、メッセージ配信数、送受信数、タイムライン投稿の閲覧数、クーポンやショップカードの利用状況、アンケート結果など、さまざまなデータを確認できます。
ShopifyストアとLINEを連携することで、Shopifyの顧客管理機能では分析できなかったデータも把握できます。
問い合わせ対応の効率化ができる
LINE公式アカウントではチャットボット機能を利用して、質問に対して自動応答メッセージを設定することが可能です。よくある質問は事前に自動応答の設定しておき、問い合わせの対応にかかる時間を削減することができます。
また、Shopifyストア上にLINE公式アカウントへの導線を設置することで、問い合わせ窓口をLINEへ集約させる事も良いでしょう。
チャネルトークなどのShopifyアプリを利用することで、LINE公式アカウントに来た問い合わせなどを一元管理でき、個別で質問に答えることも可能です。
1対1のコミュニケーションができる
オフライン店舗の強みとして1対1での接客があげられるでしょう。アパレル店舗などを運営されているストア様には共感できる内容だと思いますが、1対1の接客は商品の購入率を格段に高めることができます。
LINE公式アカウントを利用することで、チャットによる1対1の接客を可能になります。
お知らせやクーポンを一斉配信できる
LINE公式アカウントでは、一斉配信メッセージ機能が存在し、お知らせやクーポン、セールの情報などを登録ユーザーに一斉にメッセージ配信することができます。
また、セグメント配信も可能なため、特定の商品を購入した人のみに配信したり、女性のみに配信したりも可能です。
お客様にお知らせやクーポンを一斉配信する手法として、LINEだけでなく、メルマガも効果的な手法です。下記の記事ではShopifyでメールマーケティングを行うメリットやメルマガ配信にオススメのアプリも紹介しています。ご参考にしてください。
Shopifyでメールマーケティングを行うメリットは?メール配信(メルマガ配信)アプリも紹介
LINEを活用するデメリット
LINEを活用するデメリットは下記になります
- コスト
- 友達ブロック
それぞれ詳しく解説していきます。
コスト
LINE公式アカウントは無料から始められますが、月の配信数が一定数を超えると費用が発生します。また、Shopifyストアとの連携にShopifyアプリや外部サービスを利用する場合、そのアプリやサービスの月額利用料なども発生します。
友達ブロック
LINEは簡単に友達ブロックが出来るようになっています。ブロックされてしまうとメッセージを届けることが出来なくなります。メッセージを高頻度で発信しすぎるとブロックされるリスクが高まりますので、配信頻度の最適化やセグメント配信するなど必要最低限の配信に留めるように工夫しましょう。
ECストアにおけるLINE活用事例
動画メッセージでオリジナル商品の売上が3倍に
動画は静止画に比べて情報量・インパクトに優れ、商品に対するユーザーの興味を喚起しやすいというメリットがあります。「動画は即効性のあるLINEと相性が良い」と又吉さんが力説するように、LINE公式アカウントでオリジナルマットレスのPR動画を配信したところ、配信前と比較して1カ月あたりの商品売上本数が3倍に伸長したといいます。
問い合わせ数が年平均20%アップ
海外の通販サイトを利用するユーザーが増える中、日本語非対応の環境で買い物や決済を行うのに不安を感じる方の輸入代行の依頼やご相談をLINEチャットで受け付けています。より多くの方に利用いただけるよう、割引クーポンをフックにLINE公式アカウントの友だち追加を訴求。アカウント開設後、年平均20%ほど問い合わせが増えました。
引用元:https://www.linebiz.com/jp/service/line-official-account/case-study/ec/
ShopifyでLINEを活用するためのおすすめ機能
BuyButton(購入ボタン)
BuyButton(購入ボタン)はShopify純正の機能で、Shopifyで管理している商品をShopifyストアだけでなく、Web上に公開しどこからでも購入できるようになる機能です。
BuyButton(購入ボタン)は無料で利用することができ、BuyButton(購入ボタン)で生成した埋め込み用コードをコピーして、LINEメッセージに埋め込むことでユーザーはLINEメッセージから商品をカートに追加できるようになります。
コストをかけずにLINEを試してみたい方におすすめです。
ShopifyでLINEを活用・連携におすすめのShopifyアプリ
CRM PLUS on LINE
CRM PLUS on LINEは、ShopifyサイトでLINE連携とLine配信を可能にするアプリです。国内産のアプリのため全て日本語で対応しており、Shopify Flowと組み合わせることでLINEでのステップ配信も可能になります。
また、Shopify Plusプランしか利用できませんがShopifyストアにソーシャルログイン(FacbookやTwitter、Googleアカウントでログインできる機能)を導入することもできます。
CRM PLUS on LINEの料金プラン
プラン | 月額 | LINE ID 連携数 | 詳細 |
---|---|---|---|
Freeプラン | 無料 | 100人 |
会員IDとLINE IDを連携 チェックアウトリマインド Back in Stockと連携した再入荷通知 顧客タグに基づいたセグメント配信 LINE連携・発送完了をトリガーにしたステップ配信 Shopify Flowを活用した配信の自動化 タブ型リッチメニュー カスタマーサポート |
Entryプラン | $10 | 300人 | FREE プランの全機能 |
Growthプラン | $30 | 1000人 | FREE プランの全機能 |
Standardプラン | $50 | 2000人 | FREE プランの全機能 |
Proプラン | $100 | 20000人 |
FREE プランの全機能 閲覧商品のリマインド配信機能 LINE通知メッセージ(電話番号ベースで購入・発送完了通知) |
Expertプラン | $200〜 | 無制限 | Proプランの全機能 |
Advancedプラン | $200〜 | 無制限 |
Expertプランの全機能 LINEログインなど6種のソーシャルログイン(Shopify Plus限定) LINEミニアプリ会員証(Shopify Plus限定) |
Lipify(LINE連携アプリ)
LipifyはShopifyストアとLINEを連携し、Shopifyストアの購買履歴や行動、登録情報などに応じてLINEメッセージを配信できるShopifyアプリです。「CRM PLUS on LINE」と同様に、料金プランに応じて連携できるLINE ID数が変わってきます。
LipifyとRuffRuff 予約販売を併用することで、ご自身のShopifyストアで「LINE連携会員限定販売」を実施することができます。下記の記事では、LINE連携会員限定販売の実施方法をご紹介していますので、ご参考にしてください。
Lipifyの料金プラン
プラン | 月額 | LINE ID 連携数 | 詳細 |
---|---|---|---|
FREEプラン | 無料 | 120人 |
ShopifyIDとLINE IDを連携 購入完了通知・発送完了通知などステップ配信 ShopifyPOS連携、店頭でのユーザーアカウント作成 Shopify Flowを活用した配信の自動化 カゴ落ち・再入荷通知 画像・カルーセル配信 顧客タグに基づいたセグメント配信 |
Starterプラン | $9 | 350人 | FREE プランの全機能 |
Standardプラン | $27 | 1100人 | FREE プランの全機能 |
Businessプラン | $45 | 2200人 | FREE プランの全機能 |
Premiumプラン | $90 | 11000人 | FREE プランの全機能 |
Plusプラン | $180〜 | 無制限 |
FREE プランの全機能 LINEログイン機能(※ 別途費用が発生します) |
おみせコネクト(LINE連携)
おみせコネクトは、FreakOut Holdings, inc.が提供するLINE連携アプリです。おみせコネクトもShopifyストアとLINEを連携し、顧客データを活用したLINEメッセージの配信ができるShopifyアプリです。前述したCRM PLUS on LINEやLipifyは連携するLINE ID数に応じて料金プランを変更する必要があるのに対し、おみせコネクトは月額固定費は無料で、LINE経由の売上に対して3.0%の手数料が発生します。
おみせコネクトの料金プラン
プラン | 月額 | LINE ID 連携数 | 取引手数料 |
---|---|---|---|
フリープラン | 無料 | 50人 | 0% |
ベーシックプラン | 無料 | 無制限 | 3% |
アドバンストプラン | 要問合せ | 要問合せ | 要問合せ |
Shopify Flow
Shopify FlowはShopifyの純正アプリで、タスクや処理を簡単に自動化(オートメーション化)できるShopifyアプリです。Shopify Flowを利用することで、事務的な作業工数を大幅に削減することができます。
引用元:https://tsun.ec/blogs/articles/shopify-apps
Shopify FlowとLINE連携アプリを組み合わせることで、「特定の商品を購入した人にアフターフォローコンテンツを配信する」などLINEメッセージのシナリオ配信を可能にします。
こちらも無料で使えますが、Shopifyのスタンダードプラン以上からご利用いただけます。
料金: 無料
Shopifyのプランについては、下記の記事で詳しく解説していますのでご参考になさってください。
【徹底比較】Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて
チャネルトーク
チャネルトークはShopifyで利用できるWeb接客ツールでShopifyストア上でのWebチャットを表示することができ、チャットボット機能で問い合わせの自動応答も可能にします。
LINEやメール、Instagram DMなどお客様からのメッセージを一元管理することが出来るため、もし問い合わせチャネルとしてメールも残しつつLINEも増やしたい場合に導入を検討すると良いでしょう
料金: 無料〜
※ LINE連携は無料で利用できます。詳しくは、Shopifyアプリストアの価格設定をご確認ください。
ShopifyでLINEを活用・連携におすすめの外部サービス
Kisuke
Kisukeは、ECストア向けのLINE連携サービスです。顧客のセグメント機能やユーザーがLINE上で商品を検索できるキーワード検索機能、リッチメニューのカスタマイズ機能などが利用できます。
その他にも、新規ユーザーと既存ユーザーで別々のリッチメニューをカスタマイズして表示する機能や、LINE上でカート追加できる機能などECストアにとって便利な機能が豊富にあります。
DMM チャットブースト
DMM チャットブーストはLINEとShopify公式アカウントを連携し顧客情報の一元管理ができ、LINEを利用した顧客対応やマーケティングを自動化する機能があります。費用は高めですが、機能が豊富でLINEを使いこなしたい方におすすめです。
料金: 初期費用:約数万円、月額費用:数万円〜
最後に
下記の記事ではLINE活用におすすめのShopifyアプリ以外にも「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なおすすめアプリをジャンル別に紹介しています。ご参考にしてください。