Shopifyストアに後払いを導入するメリット|Paidyなどのあと払いサービスも紹介

Shopifyストアに後払いを導入するメリット|Paidyなどのあと払いサービスも紹介

「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。
自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。
他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。

引用元: RuffRuff 予約販売




後払い決済(BNPL)とは?

後払い決済とは、購入者が商品やサービスの提供を受け取った後に代金を支払う決済手段のことです。

購入者は商品やサービスの提供を受け取った後に、定められた支払い期日内に、コンビニ支払や銀行振込、後払いサービス経由での支払いなどの支払い方法で代金を支払う必要があります。

Shopifyストアで、後払い決済を導入する場合は、GMOイプシロンやPaidy、ネットプロテクションズなどの後払いに対応した決済代行サービス会社と契約する必要があります。

余談ですが、海外では後払い決済をBNPL( Buy Now、Pay Later の頭文字を取った言葉)と呼びます。Shopifyヘルプページ等でBNPLというワードがでてきたら、後払い決済のことだと覚えておくと良いでしょう。

Shopifyに後払い決済を導入するメリット

後払い決済を導入するメリットは下記になります

  • クレジットカードを保有できない若年層の獲得(ストア側)
  • クレジットカードの使用を好まない層の獲得(ストア側)
  • カゴ落ち防止に繋がる(ストア側)
  • 個人情報流出の心配がない(購入者側)
  • 商品を確認してから支払える(購入者側)
  • 好きなタイミングで支払いができる(購入者側)

後払い決済はストア側にも購入者側にも、双方メリットが生じるシステムです。

それぞれ確認してみましょう。

クレジットカードを保有できない若年層の獲得(ストア側)

ECサイトでの主要な支払い方法の1つにクレジットカード決済がありますが、多くのクレジットカード会社はカード発行対象年齢を18才〜20才以上と設定しています。そのため、クレジットカード支払いのみのストアでは未成年者が購入する事ができないケースが殆どですが、後払い決済を導入する事でこの問題は解消されます。

クレジットカードの使用を好まない層の獲得(ストア側)

成人済の方でもクレジットカード決済に抵抗感を持っている方は多く存在します。クレジットカード決済を避けたい方でもストアで購入ができるように、後払い決済を導入しておくことは双方にメリットが生まれます。

カゴ落ち防止に繋がる(ストア側)

カゴ落ちの原因の大半を占めるのは「希望する決済種別がない」という理由です。クレジットカードを保有していない方や、好まない方のカゴ落ちを防ぐためにも、後払い決済の導入はしておいた方が良いでしょう。

下記の記事では後払い以外にもShopifyで出来るカゴ落ち対策を紹介しています。

ご参考になさってください。

Shopifyで出来るカゴ落ち対策|原因やShopifyアプリも紹介

個人情報流出の心配がない(購入者側)

クレジットカードを保有していても、初めて訪れるサイトにクレジットカード情報を入力したくないというユーザーもいます。サイバー攻撃やハッキングによるカード情報流出のリスクを回避するためです。

後払い決済であればクレジットカード情報を入力する必要がないため、購入者側も安心して買い物ができます。

商品を確認してから支払える(購入者側)

後払い決済を利用すれば、商品が到着してから支払いをする事が可能です。手にとった商品に不備がないかどうか、満足できる商品かどうかを先に確認できるため、購入者も安心して買い物ができます。

カゴ落ちを防ぐ大切なポイントの1つに「購入者に安心感を与える」という点があります。

後払い決済に加えて返品・返金体制もしっかり整えていれば、購入者にとってはとても安心できる買い物といえるでしょう。

好きなタイミングで支払いができる(購入者側)

後払い決済は決められた期日内であれば、購入者の好きなタイミングで支払いをする事が可能です。購入してすぐにお金を用意できなかったとしても、期限内であれば問題ないため、購入者が買い物ができる選択肢が増えます。

Shopifyに後払い決済を導入するデメリット・注意点

支払い期限を過ぎてしまう可能性がある

購入者の中には支払い期限を守らない方がいるケースもあります。さらに期日が過ぎても支払いを拒否する方に関しては、ストア側が法的措置を取るか、料金を回収できずにそのまま泣き寝入りせざるを得ないリスクが伴います。

後払い決済を導入するのであれば、未納リスクはある程度理解した上で導入する必要があります。少しでもリスクを軽減させるためには、購入者に支払い能力があるかどうかの与信審査を事前に行っている事業者を選ぶことをおすすめします。

コストが増える

後払い決済を利用するためには、月額費が必要だったり、決済手数料が増え場合がアあります。また、後払い決済はShopifyペイメント以外の決済方法になりますので、取引手数料も発生します。

手数料が高額になるとストア側の利益が少なくなってしまうため、なるべくコストを削減したい場合は手数料が安い事業者を選びましょう。

取引手数料とは?

取引手数料は、ユーザーから支払いを受ける際に発生する手数料のことです。

取引手数料はShopifyペイメントを利用する場合は免除となりますが、それ以外の外部の決済事業者を利用する場合は以下の費用がかかります。

Shopifyプラン名 スターター ベーシック スタンダード プレミアム プラス
取引手数料 5.00% 2.00% 1.00% 0.50% 0.15%
Shopifyペイメントを利用すると決済手数料のみで済みますが、それ以外の事業者を利用すると、決済手数料と取引手数料の二重の手数料が発生します。
※Shopifyペイメントに入っていても、Shopifyペイメント対応外の外部決済サービスを利用する場合は取引手数料が発生します。
下記の記事では、取引手数料以外に月額費用やスタッフ人数など様々な項目でShopifyのプランを徹底比較しています。参考になさってください。

【徹底比較】Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて

Shopifyで後払い(BNPL)に対応する方法

Shopifyで後払い決済を導入するためには、以下の3つの決済事業者のいずれかを導入する必要があります。

GMO後払い

GMO後払いは、GMOイプシロンが提供する後払い決済サービスです。

お客様がGMO後払いを利用して商品を購入すると、GMOからハガキもしくは封書で請求書が届きます。お客様はその請求書を利用して、支払期日内に各種支払い方法(コンビニ払い、銀行振込、郵便局のいずれか)を利用して代金を支払う流れになります。

GMO後払いの料金表

初期費用

無料

月額費用

1,000円

決済手数料

4.0%

請求書タイプ

はがき:185円 封書:215円


GMOイプシロンには、GMO後払い以外にもクレジット決済やコンビニ決済、d払い、代引き支払い、キャリア払いなど幅広い決済種別に対応することができます。そして、決済管理を一元管理することもできます。

Paidy(ペイディ)

Paidyは、AmazonやQoo10などにも導入されているあと払いサービスです。

お客様はPaidyを利用して商品を注文する際に、Paidyから届く認証コードを入力することで商品の購入ができます。翌月の1日〜3日の間に、お客様宛(メールとSMSで)にご請求金額のお知らせが届き、翌月10日までに各種支払い方法(コンビニ払い、銀行振込、口座振替)を利用して代金を支払う流れになります。

Paidy(ペイディ)の料金表

初期費用

無料

月額費用

無料

決済手数料

コンビニ払い:356円(税込)

銀行振込  :金融機関の振込手数料

口座振替  :無料



お客様にとってPaidyを利用するメリットが、口座振替もしくは銀行振込を利用して後払いをする場合、3回払いまたは、6回払いの分割手数料無料になります。家電など高単価の商材を扱っているShopifyストアは、導入を検討してみてはいかがでしょうか。

NP後払い・atone(アトネ)

NP後払いおよびatoneは、ネットプロテクションズが提供するあと払いサービスです。

NP後払いはGMO後払いに似ており、会員登録不要で届いた請求書に対して、支払期日内に各種支払い方法(コンビニ払い、銀行振込、郵便局のいずれか)を利用して代金を支払う流れになります。買い物した回数分請求書がとどき、その都度支払う必要があります。

atoneはPaidyに似ており、会員登録が必須で登録した連絡先あてに請求金額が届き、支払期日内に各種支払い方法(コンビニ払い、口座振替のいずれか)を利用して代金を支払う流れになります。atoneは締め日までに使った分だけまとめて請求が届き、翌月まとめて支払いができます。また、商品発送時に請求依頼を実施できる「つど後払い」という新しい後払い方法も提供しています。

NP後払い・atone(アトネ)の料金表

サービス名

NP後払い

atone

初期費用

無料

無料

月額費用

Aプラン 0円

Bプラン 5,000円(税抜)

Cプラン 20,000円(税抜)

Dプラン 48,000円(税抜)

スタンダード 無料

プレミアム  48,000円(税抜)

決済手数料

Aプラン 5.0%

Bプラン 4.4%

Cプラン 3.6%

Dプラン 2.9%

スタンダード 2.9% + 30円 (税抜)

プレミアム  1.9% + 30円 (税抜)

請求書タイプ

紙(封書)

1取引毎に225円(税込248円)


電子バーコード請求

1取引毎に170円(税込187円)

-

後払いを自動で非表示にできるShopifyアプリ

後払い導入後に「eギフト商品は事前支払いされないと貰い手にギフトリンクを送れないため、後払いを非表示にしたい」や「配送希望日を設定いる場合は、後払いを非表示にしたい」など後払いを非表示にしたいケースが発生するかと存じます。

本章では、あらゆる条件で後払いを非表示にできるShopifyアプリを紹介します。

RuffRuff 注文制限

「RuffRuff 注文制限」は完全日本語対応で、日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリです。

「Cart and Checkout Validation API」を利用することにより、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。

アプリ1つで個数制限や金額制限、同梱制限、顧客制限、決済非表示を実施できます。

本アプリを利用することで、下記のようなことが実現できます。

・カート内の合計金額が3,000円以上になったら、後払いを非表示
・カート内にeギフト商品が含まれている場合は、後払いを非表示
・ゲスト会員だけ、後払いを非表示



【番外編】後払い機能のあるShopifyアプリ

RuffRuff 予約販売

本記事で紹介している後払いの定義とは異なりますが、「RuffRuff 予約販売」では支払確定のタイミングを注文時ではなく、出荷前など任意のタイミングに遅らせることができる「後払い機能」が存在します。受注生産商品やお取り寄せ商品など注文から出荷までに長期間があいていしまう場合に便利です。

RuffRuff 予約販売

「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。 自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。

スピード、使いやすさ、安心性などの基準を満たしたShopify公式の最高品質アプリの証「Built for Shopify」も獲得しています。

引用元: RuffRuff 予約販売


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    小笠原 京平

    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

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EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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