【徹底比較】Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて Tsun Inc.

【徹底比較】Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて

「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。
自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。
他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。

引用元: RuffRuff 予約販売


アプリを見る

デモページを見る

 

ShopifyはECサイトを構築できるサービスで、機能性・カスタマイズ性が非常に高く、世界最大級のシェア誇るASPサービスです。

今回はShopifyを導入する際のプランの選び方や、各種手数料、決済方法に関して詳しく解説します。

※ 2024年2月頃にShopifyの料金プランがシークレットで改定されました。内容としては、プランごとのスタッフ人数やクレジットカード手数料などに一部変更がありました。

Shopifyのプランの違い・選び方

Shopifyにはベーシック、スタンダート、プレミアムという3つの主要プランと、カート機能のみを実装できるShopify Light、大企業向けのShopify PLUSの5つのプランが用意されています。

スターター ベーシック スタンダード プレミアム プラス
初期費用 0円 0円 0円 0円 0円
月額費用 $5 $33 $92 $399

1年契約 $2,500

3年契約  $3,000

カード決済手数料 - 3.55〜3.9% 3.4〜3.85% 3.25〜3.8% 要問い合わせ
取引手数料
5%
2%
1%
0.5%
 0.20%
スタッフアカウント数 1 1 5 15 無制限

初期費用は全てのプランにおいて0円で、商品登録数も全プラン共通で無制限となっています。

プランが上がれば上がるほど、決済手数料は安くなるため、自社の売上とそれに対してかかる手数料を計算し、どのプランが一番コストがかからないか検討してみると良いでしょう。


Shopifyプランを見る

スタータープラン

Shopify スタータープラン
Shopifyスタータープラン
出典: https://www.shopify.com

ShopifyスタータープランはShopifyの料金プランの中で最も安価に利用できるプランで、既存のWEBサイトやSNSに、カート機能を追加できたり、シンプルなオンラインストアを構築出来たりします。
本格的にECサイトを構築する前に「一時的に」「試験的に」自身のSNSやWEBサイトで商品を販売したいというケースにも使えます。

スタータープランに関しては下記の記事で詳しく紹介しています。ご参考になさってください。

Shopifyスタータープランとは?料金や手数料、メリット、デメリットを紹介

ベーシックプラン

Shopifyの主要プランの中で最も月額費用が安価なプランになります。ベーシックプランからECサイトの構築が可能になり、低コストながらも基本的なEC機能が備わっています。また、ベーシックプランでもShopifyの強固なサーバーを利用できるため、膨大なトラフィックにも耐える事が可能です。

ただし、管理画面を操作できるスタッフアカウントが1つしかないため、少人数でECサイトを運営する方や、初めてECサイトにチャレンジしたい方におすすめです。

スタンダートプラン

スタンダートプランから、プレフェッショナルレポートという顧客情報や販売実績をより詳細に分析できる機能が追加されます。スタッフアカウント数も5つに増えるため、複数のチームでECサイトの管理や運営をしたい小規模な企業や、データを活用してマーケティングを行っていきたい方におすすめです。

プレミアムプラン

プレミアムプランは手数料が安く、スタッフアカウント数も多いため、売り上げが大きい企業や大人数でEC運営をしたい企業におすすめのプランです。

プレミアムプランではカスタムレポートの機能が備わっており、Google広告からの売上追跡機能など、独自に高機能なレポート分析を行うことが可能になります。

また、Shopify Flowというタスクや処理を簡単に自動化するオートメーションツールが利用可能になります。 Shopify Flowを利用することで、事務的な作業工数を大幅に削減することができます。

Shopify Plusプラン

Shopify Plusプラン
Shopify Plusプラン
出典: https://www.shopify.com

Shopify Plusは主要プランに比べ、月額費用がかなり高いプランになります。手数料の安さやスタッフアカウント数無制限がこのプランのメリットとなるため、売り上げがかなり大きい大企業向けのプランになります。

また、Shopify Plusでは10サイトまで無料で開設ができ、11サイト目からは1サイトにつき月額$250で無制限にサイトを開設することが可能です。

他にも、チェックアウト画面などをストア独自にカスタマイズできたり、Amazon Payなどの外部決済に追加で発生する手数料が安くなるなど、Shopify Plusでしか利用できない追加機能が多数あります。

Shopify Plusに関しては下記の記事で詳しく解説しています。ご参考になさってください。

Shopify Plusとは?料金や手数料、できること、メリットをご紹介

Shopifyの月額費用を安く抑える方法

長くシステムを利用することが分かっている場合は、年次契約をした方が費用を安く抑えることができるため、おすすめです。

Shopifyプランの契約期間別の月額費用

月次契約 1年契約
割引率 - 25%割引
ベーシック $33 $25
スタンダード $99 $69
プレミアム $399 $299

Shopifyのプランの選び方

Shopifyのプランを選ぶ際は、以下の点に着目して検討してみると良いでしょう。

売り上げに応じた販売手数料になるか

Shopifyのプランは上位プランになればなるほど、手数料が安くなります。売り上げが高い場合は、高い月額費用を支払っても手数料を安くした方がトータルコストが安くなるケースもあるため、事業の売り上げに合った手数料のプランを選ぶことが大切です。

大体の目安とはなりますが、以下を参考にしてください。

  • スタータープラン:月商100万円未満 ※SNSでの集客力が既にある
  • ベーシックプラン:月商100万円未満
  • スタンダードプラン:月商100万円〜月商1000万円
  • プレミアムプラン:月商1000万円〜月商1億円
  • プラスプラン:月商1億円を超える場合

実際に選ぶ際は自社の平均売り上げに対して、プラン毎に具体的にどれくらい手数料が発生するか確認して決めると良いでしょう。

スタッフアカウント数は足りるのか

プランによってスタッフアカウント数が異なります。EC事業の主要メンバーが5人いるのに、月額費用が安いからといってスタッフアカウントが1つしかないスタータープランを選ぶと、作業できる人数が1人に限られてしまいます。

必ず人数分用意する必要はありませんが、作業効率が悪くならない程度のスタッフアカウント数があるプランを選びましょう。

機能の充実度

プランによって機能の充実度が異なります。

例えばスタンダードプランからはプロフェッショナルレポートという顧客情報や販売実績をより詳細に分析できる機能が追加されます。他にも上位プランになればなるほど、機能の充実度が高くなるため、自社が必要としている機能が備わっているかどうか確認しましょう。

ただし、求める機能が外部アプリにあれば、上位プランにしなくても追加で機能を実装できる場合もあります。

プラン変更はできる?

Shopifyではプランの利用中でも取引量や売上額に合わせてプランを変更することが可能です。 

管理画面から簡単に変更が可能なので、売り上げの変動に合わせて柔軟にプラン変更をすることができます。 

Shopifyの手数料について

Shopifyを利用する際に発生する費用は月額費用以外に、複数の手数料があります。

これらの手数料は決済方法が「Shopifyペイメント」かどうかで異なります。

Shopifyペイメントとは

通常ECサイトを構築する場合、外部の決済事業者と契約をしないとユーザーがオンライン決済ができないケースが多いです。

ShopifyペイメントはShopifyが提供する決済サービスのことで、同じサービス内でユーザーの決済手段を追加することが可能です。

Shopifyペイメントが対応している決済方法は以下のとおりです。

  • クレジットカード(VISA・JCB・Master Card・American Express)
  • Shop Pay
  • Apple Pay
  • Google Pay

初期費用・月額費用もかからず、審査も不要なため、決済機能の追加のためにサイトオープンを待つ必要がないことが大きなメリットとなります。

また、外部の決済事業者では発生する取引手数料がShopifyペイメントでは免除されることが最大のメリットでしょう。
※Shopifyペイメントに入っていても、Shopifyペイメント対応外の外部決済サービスを利用する場合は取引手数料が発生します。

決済手数料

決済手数料とは、ユーザーがクレジットカードや決済サービスを利用して商品を購入した際に発生する手数料のことです。

Shopifyペイメントを利用する場合は、決済手数料は以下の通りになります。

スターター ベーシック スタンダード プレミアム プラス
VISA
Master Card
- 3.55% 3.4% 3.25% 要問合せ
American Express - 3.9% 3.85% 3.8% 要問合せ
JCB - 3.55% 3.4% 3.8% 要問合せ

取引手数料

取引手数料は、ユーザーから支払いを受ける際に発生する手数料のことです。

取引手数料はShopifyペイメントを利用する場合は免除となりますが、それ以外の外部の決済事業者を利用する場合は以下の費用がかかります。

スターター ベーシック スタンダード プレミアム プラス
取引手数料 5% 2% 1% 0.5% 0.2%
Shopifyペイメントを利用すると決済手数料のみで済みますが、それ以外の事業者を利用すると、決済手数料と取引手数料の二重の手数料が発生します。
※Shopifyペイメントに入っていても、Shopifyペイメント対応外の外部決済サービスを利用する場合は取引手数料が発生します。

Shopifyペイメント以外の決済手段に関して

Shopifyペイメントで対応している決済方法以外の手段をECサイトに導入したい場合は、外部の決済事業者と契約する必要があります。

決済事業者は複数ありますが、その中でもよく利用される決済事業者をご紹介します。

対応している決済方法 決済手数料
Amazon pay Amazon pay ・デジタルコンテンツ:4.5%

・デジタルコンテンツ以外:3.9%
GMOイプシロン ・クレジットカード
・コンビニ決済
・ネット銀行決済
・代引き決済
・ウォレット決済
・スマートフォンキャリア決済
・銀行振り込み
・PayPay
・後払い決済
・プリペイド決済
・クレジットカード決済:3.6%
・コンビニ決済:130円〜/回
・キャリア決済:6.0%
・プリペイド決済:5.0%
・PayPay:3.45%

その他決済方法によって異なる
SBPayment ・クレジットカード
・キャリア決済
・PayPay
・楽天Pay
・WEBコンビニ決済

その他20以上の決済サービス有
・クレジットカード決済:3.15〜3.45%
・PayPay:3.3%
・キャリア決済:6%
・楽天Pay:4%
・WEBコンビニ決済:無料
Paidy Paidy 無料
PayPal PayPal 3.6% + 40円
KOMOJU ・クレジットカード
・スマホ決済
(PayPay/Line Pay/Merpay)
・コンビニ決済
・銀行振り込み
・PayEasy
・Paidy
・キャリア決済
・プリペイド決済
・クレジットカード決済:3.6%〜3.85%
・スマホ決済:3.5%〜
・コンビニ決済:2.75%
・キャリア決済:6.6%〜
・プリペイド決済:12%

その他決済方法によって異なる

 

下記の記事ではPaidyやGMO後払いなど、Shopifyストアに後払い決済を導入できるサービスや後払い決済を導入するメリットを紹介しています。ご参考になさってください。

Shopifyストアに後払いを導入するメリット|Paidyなどのあと払いサービスも紹介

どの決済事業者を選べば良いの?

決済の種類を選ぶ際にどの方法を選択するべきか悩む場合は、利用するユーザーが多い決済方法を選びましょう。

まずクレジットカードやApple Payなどのオンライン決済方法があり、取引手数料も免除されるShopifyペイメントは必ず加入しておいた方が良いでしょう。

○豊富な決済種別を選ぶならSB Payment○

その他の決済方法に関しては、利用ユーザー数が多いAmazon Payや、PayPayや楽天Payが決済方法に入っているSB Paymentがおすすめです。

ただし、外部の決済事業者に関しては初期費用や月額費用が発生する場合もあるため、自社の予算内で利用できるサービスかどうか、必ず確認するようにしましょう。

○固定費用を抑えたい場合はKOMOJU○

初期フェーズなどで、できるだけ固定費を抑えたい場合はKOMOJUがおすすめです。KOMOJUは月額費用が発生しないのと、審査が早いことが特徴です。 

Shopifyのプランに関するQ&A

Shopifyのプランについて多く寄せられる質問に関してまとめました。

Q.初期費用はかかりますか?

全プラン初期費用は0円です。

Q.最安プランはどれですか?

月額の最安プランはスタータープランになります。

Q.プランの支払いはどのように行いますか?

月額料金の支払いは以下の方法で行うことが可能です。

・クレジットカード
・共同ブランドのデビットカード
・Shopify Balance
・PayPal

Q.最低契約期間はありますか?

Shopifyは全プランにおいて契約期間の縛りはありません。
ただし、年次契約をした場合は25%割引でご利用できます。

Q.スタッフアカウント数はいくつありますか?

スタータープランは1人、ベーシックは1人、スタンダートは5人、プレミアムは15人、プラスは無制限となります。

Q.無料期間はありますか?

14日間の無料期間があります。

Q.プラン変更はできますか?

途中でのプラン変更は可能です。また、月額払いを年額払いに変更することも可能です。

Shopifyでサイト構築するならTsunにお任せください

株式会社TsunではShopifyでのサイト構築からグロースまでを、一気通貫でサポートします!

自社に合ってるプランが何なのか、決済方法はどれを選択するべきかなど、自社ECサイトの構築方法はもちろん、その先の運営方法までしっかりサポートさせて頂きます。

自社ECサイトの作成、運営をご検討されている方は、豊富なプログラミング知識とマーケティング知識をあわせ持つTsunへ一度お問い合わせください。

ブログに戻る
  • RuffRuff 予約販売

    💎 Built for Shopify

    Shopifyストアに予約販売機能を簡単に導入できるShopifyアプリ

    詳しくみる 
  • RuffRuff 注文制限

    Shopifyストアで販売個数制限を簡単に実施できるShopifyアプリ

    詳しくみる 
  • RuffRuff 販売期間

    Shopifyストアで発売予告や期間限定販売を簡単に実施できるShopifyアプリ

    詳しくみる 
  • RuffRuff 目次作成|Shopifyアプリ

    RuffRuff 目次作成

    💎 Built for Shopify

    Shopifyのコンテンツに自動で目次を表示するShopifyアプリ

    詳しくみる 
  • RuffRuff タグ一覧|Shopifyアプリ

    RuffRuff タグ一覧

    💎 Built for Shopify

    Shopifyストアにタグ一覧を自動で表示するShopifyアプリ

    詳しくみる 
  • RuffRuff 著者情報|Shopifyアプリ

    RuffRuff 著者情報

    Shopifyストアに著者プロフィールを簡単に表示できるShopifyアプリ

    詳しくみる 
1 6
  • Shopifyで顧客タグを活用しよう!顧客タグの設定方法や活用方法をご紹介

    Shopifyで顧客タグを活用しよう!顧客タグの設定方法や活用方法をご紹介

    Tsunライターチーム

    Shopifyで運営するECサイトにおいて、顧客タグは非常に便利な機能の1つです。顧客タグを活用することで、顧客を特定のグループに分類し、そのグループに対して特別な販売施策を実施することができます。 本記事では顧客タグの設定方法や活用方法、おすすめのShopifyアプリを紹介してます。 これからShopifyで顧客タグを活用しようと考えている方はもちろん、すでに顧客タグを使っているけれど活用方法に悩んでいる方にも、ぜひ参考にしていただければと思います。 顧客タグではなく、商品やブログ記事のタグ活用については下記のブログ記事をご参考にしてください。 Shopifyのタグを活用するメリット|タグ一覧を表示する方法 Shopifyの顧客タグとは? 顧客タグは、Shopifyストアの顧客管理機能の一部で、Shopifyオーナーが顧客を特定のグループやカテゴリに分類するために使用するラベルです。顧客タグを使用することで、顧客を簡単に整理し、特定のニーズに合わせたマーケティングやプロモーションを行うことができます。 Shopifyヘルプセンター内には「お客様タグ」と表現している箇所もありますが、「顧客タグ」と同義となります。 顧客タグを活用するメリット セグメントできる 顧客を特定のグループに分けることで、マーケティングキャンペーンやプロモーションをターゲットしやすくなります。例えば、「VIP顧客」や「新規顧客」などのタグを使って、それぞれに適したメールマーケティングを行うことができます。 パーソナライズに活用できる 顧客の購買行動や好みに基づいてタグを設定することで、顧客が興味ありそうな商品のレコメンドなどよりパーソナライズされたショッピング体験を提供できます。例えば、特定の製品カテゴリに興味がある顧客に「興味:ファッション」といったタグを付けることができます。 自動化や効率化ができる 顧客タグを利用して、特定のタグが付いた顧客に自動的に割引や特典を適用することができます。また、特定のタグが付いた顧客だけに会員限定販売を実施することも出来ます。これにより、顧客満足度を高めながら効率的に運営を行うことが可能です。 分析に活かせる 顧客タグ別にデータを分析することで、どのセグメントが最も売上に貢献しているかや、どのマーケティング戦略が効果的であるかを理解するのに役立ちます。 顧客タグの活用例 セグメントする Shopify純正のセグメント機能を利用することで、特定の顧客タグがついた会員のみを抽出することが出来ます。 メルマガ配信する 前述のセグメント機能とShopifyメールを組み合わせることで、特定の顧客タグがついた会員に対して、メルマガを配信することが出来ます。 会員ランクを付与する Shopifyのセグメント機能や会員ランクアプリを利用することで、特定条件を満たした会員に対して「シルバー」や「ゴールド」などの顧客タグを設定することが出来ます。 下記のブログ記事では会員ランク制度の導入メリットや顧客に会員ランクを設定する方法、おすすめのShopifyアプリを紹介しています。ご参考にしてください。 Shopifyの会員ランクアプリ4選|会員ランク制度のメリット・デメリット VIP会員限定に商品を販売する 顧客タグとShopifyアプリ「RuffRuff 予約販売」を活用することで、VIP会員(VIPタグの付いた会員の場合)だけに商品を販売することが出来ます。 詳しい設定方法は下記のブログ記事もご参考にしてください。...

    Shopifyで顧客タグを活用しよう!顧客タグの設定方法や活用方法をご紹介

    Tsunライターチーム

    Shopifyで運営するECサイトにおいて、顧客タグは非常に便利な機能の1つです。顧客タグを活用することで、顧客を特定のグループに分類し、そのグループに対して特別な販売施策を実施することができます。 本記事では顧客タグの設定方法や活用方法、おすすめのShopifyアプリを紹介してます。 これからShopifyで顧客タグを活用しようと考えている方はもちろん、すでに顧客タグを使っているけれど活用方法に悩んでいる方にも、ぜひ参考にしていただければと思います。 顧客タグではなく、商品やブログ記事のタグ活用については下記のブログ記事をご参考にしてください。 Shopifyのタグを活用するメリット|タグ一覧を表示する方法 Shopifyの顧客タグとは? 顧客タグは、Shopifyストアの顧客管理機能の一部で、Shopifyオーナーが顧客を特定のグループやカテゴリに分類するために使用するラベルです。顧客タグを使用することで、顧客を簡単に整理し、特定のニーズに合わせたマーケティングやプロモーションを行うことができます。 Shopifyヘルプセンター内には「お客様タグ」と表現している箇所もありますが、「顧客タグ」と同義となります。 顧客タグを活用するメリット セグメントできる 顧客を特定のグループに分けることで、マーケティングキャンペーンやプロモーションをターゲットしやすくなります。例えば、「VIP顧客」や「新規顧客」などのタグを使って、それぞれに適したメールマーケティングを行うことができます。 パーソナライズに活用できる 顧客の購買行動や好みに基づいてタグを設定することで、顧客が興味ありそうな商品のレコメンドなどよりパーソナライズされたショッピング体験を提供できます。例えば、特定の製品カテゴリに興味がある顧客に「興味:ファッション」といったタグを付けることができます。 自動化や効率化ができる 顧客タグを利用して、特定のタグが付いた顧客に自動的に割引や特典を適用することができます。また、特定のタグが付いた顧客だけに会員限定販売を実施することも出来ます。これにより、顧客満足度を高めながら効率的に運営を行うことが可能です。 分析に活かせる 顧客タグ別にデータを分析することで、どのセグメントが最も売上に貢献しているかや、どのマーケティング戦略が効果的であるかを理解するのに役立ちます。 顧客タグの活用例 セグメントする Shopify純正のセグメント機能を利用することで、特定の顧客タグがついた会員のみを抽出することが出来ます。 メルマガ配信する 前述のセグメント機能とShopifyメールを組み合わせることで、特定の顧客タグがついた会員に対して、メルマガを配信することが出来ます。 会員ランクを付与する Shopifyのセグメント機能や会員ランクアプリを利用することで、特定条件を満たした会員に対して「シルバー」や「ゴールド」などの顧客タグを設定することが出来ます。 下記のブログ記事では会員ランク制度の導入メリットや顧客に会員ランクを設定する方法、おすすめのShopifyアプリを紹介しています。ご参考にしてください。 Shopifyの会員ランクアプリ4選|会員ランク制度のメリット・デメリット VIP会員限定に商品を販売する 顧客タグとShopifyアプリ「RuffRuff 予約販売」を活用することで、VIP会員(VIPタグの付いた会員の場合)だけに商品を販売することが出来ます。 詳しい設定方法は下記のブログ記事もご参考にしてください。...

  • Shoopifyで決済方法をカスタマイズできるアプリ 4選|支払い方法を非表示・並べ替え・名前変更できるShopifyアプリを紹介

    Shoopifyで決済方法をカスタマイズできるアプリ 4選|支払い方法を非表示・並べ替え・名前...

    Tsunライターチーム

    みなさんはご自身のShopifyストアで「高額商品の場合は代引き決済を非表示にしたい」など特定条件下で決済方法を非表示にしたいと思ったことはありませんか?また、「特定の決済方法の利用率を上げるために表示順を変更したい」など思ったことはありませんか? 本ブログ記事では、特定条件下でチェックアウトページの決済方法を非表示にしたり、並べ替えたり、名前を変更したりできるShopifyアプリを紹介したいと思います。 下記のブログ記事ではShopifyで利用できる決済方法の特徴や手数料をまとめています。ご参考にしてください。 【まとめ】Shopifyで利用できる決済方法まとめ|特徴や各種費用も紹介 決済方法をカスタマイズできるShopifyアプリ BeSure Checkout Rules 出典:BeSure Checkout Rules|Shopifyアプリストア BeSure Checkout Rulesは、Shopifyのチェックアウトページにおける配送方法や支払い方法の表示をカスタマイズできるアプリです。カート合計金額、重量、住所、カート内の商品、タグなどの様々な条件を組み合わせて、配送方法や支払い方法の並び替え、名前変更、非表示化ができます。最高品質アプリの証である「Built for Shopify」も獲得しています。 BeSure Checkout Rulesの料金プラン プラン名 月額料金 年額料金 機能 無料プラン 無料 - 支払い方法名変更ルールを1つ無料で利用可能 テストステータスでのルールの無料テスト Shopify開発ストアでの無料テスト スターター...

    Shoopifyで決済方法をカスタマイズできるアプリ 4選|支払い方法を非表示・並べ替え・名前...

    Tsunライターチーム

    みなさんはご自身のShopifyストアで「高額商品の場合は代引き決済を非表示にしたい」など特定条件下で決済方法を非表示にしたいと思ったことはありませんか?また、「特定の決済方法の利用率を上げるために表示順を変更したい」など思ったことはありませんか? 本ブログ記事では、特定条件下でチェックアウトページの決済方法を非表示にしたり、並べ替えたり、名前を変更したりできるShopifyアプリを紹介したいと思います。 下記のブログ記事ではShopifyで利用できる決済方法の特徴や手数料をまとめています。ご参考にしてください。 【まとめ】Shopifyで利用できる決済方法まとめ|特徴や各種費用も紹介 決済方法をカスタマイズできるShopifyアプリ BeSure Checkout Rules 出典:BeSure Checkout Rules|Shopifyアプリストア BeSure Checkout Rulesは、Shopifyのチェックアウトページにおける配送方法や支払い方法の表示をカスタマイズできるアプリです。カート合計金額、重量、住所、カート内の商品、タグなどの様々な条件を組み合わせて、配送方法や支払い方法の並び替え、名前変更、非表示化ができます。最高品質アプリの証である「Built for Shopify」も獲得しています。 BeSure Checkout Rulesの料金プラン プラン名 月額料金 年額料金 機能 無料プラン 無料 - 支払い方法名変更ルールを1つ無料で利用可能 テストステータスでのルールの無料テスト Shopify開発ストアでの無料テスト スターター...

  • SEOのメリット・デメリット|Shopifyで出来るSEO対策やアプリも紹介 Tsun Inc.

    Shopifyで出来るSEO対策|SEOの基本やメリット、おすすめSEO対策アプリも紹介

    Tsunライターチーム

    ShopifyストアのSEOを強化し、検索ランキングを上げるための基本戦略、メリットとデメリット、おすすめアプリまで詳しく解説。あなたのビジネスを次のレベルへと導きます。

    Shopifyで出来るSEO対策|SEOの基本やメリット、おすすめSEO対策アプリも紹介

    Tsunライターチーム

    ShopifyストアのSEOを強化し、検索ランキングを上げるための基本戦略、メリットとデメリット、おすすめアプリまで詳しく解説。あなたのビジネスを次のレベルへと導きます。

  • Shopifyで代引き決済を導入するメリット・デメリット|設定方法や手数料もご紹介

    Shopifyで代引き決済を導入するメリット・デメリット|設定方法や手数料もご紹介

    Tsunライターチーム

    みなさんはご自身のShopifyストアで代引き決済を導入していますか? 本記事では代引き決済のメリットやデメリット、設定方法などをご紹介します。 代引き決済とは? 代引き決済とは「代金引換決済」の略で、商品の配達時に配達員に代金を支払う決済方法です。代引き決済はクレジットカードを所有していないユーザーでも商品を購入できるメリットがある一方で、代引き手数料が発生するデメリットもあります。 代引き決済のメリット 安心して購入できる 商品を受け取ってから代金を支払うため、お客様にとっては詐欺や商品未着のリスクを回避できます。 カゴ落ち防止に繋がる 出典:Baymard Institute カゴ落ちの原因の上位に「クレジットカード情報を入力したくない」や「希望する決済種別がない」という理由があります。クレジットカードを保有していない方や、好まない方のカゴ落ちを防ぐためにも、代引き決済はある程度効果があるといえるでしょう。 出典:インターネットの利用状況|総務省 令和3年版の総務省の調査結果では、「インターネットで購入する際の決済方法」として、代引き決済はクレジットカード決済やコンビニ決済に次いで3番目に利用されている決済方法です。決済方法を増やしたいと考えている方は、代引き決済を検討してみてはいかがでしょうか。 2番目に多く利用されているコンビニ決済に関しては下記のブログ記事もご参考にしてください。 Shopifyストアにコンビニ決済を導入するメリットや導入方法 下記のブログ記事では「決済方法の拡充」以外にもShopifyで出来るカゴ落ち対策を紹介しています。ご参考になさってください。 Shopifyで出来るカゴ落ち対策|原因やShopifyアプリも紹介 クレジットカードを保有できない若年層の獲得 ECサイトでの主要な支払い方法の1つにクレジットカード決済がありますが、多くのクレジットカード会社はカード発行対象年齢を18才〜20才以上と設定しています。そのため、クレジットカード支払いのみのストアでは未成年者が購入する事ができないケースが殆どですが、代引き決済を導入する事でこの問題は解消されます。 クレジットカードの使用を好まない層の獲得 成人済の方でもクレジットカード決済に抵抗感を持っている方は多く存在します。クレジットカード決済を避けたい方でもストアで購入ができるように、代引き決済を導入しておくことは双方にメリットが生まれます。 取引手数料が発生しない 出典:Shopifyペイメント|Shopifyヘルプセンター Shopifyペイメント以外の決済方法を利用する場合、Shopifyで契約しているプランに応じて取引手数料が発生します。しかし、代引き決済に関しては取引手数料が発生しません。 Shopifyペイメントに関しては下記のブログ記事もご参考にしてください。 Shopifyペイメント徹底解説 - 決済手数料・メリット・デメリットまで 代引き決済のデメリット 代引き手数料が発生する...

    Shopifyで代引き決済を導入するメリット・デメリット|設定方法や手数料もご紹介

    Tsunライターチーム

    みなさんはご自身のShopifyストアで代引き決済を導入していますか? 本記事では代引き決済のメリットやデメリット、設定方法などをご紹介します。 代引き決済とは? 代引き決済とは「代金引換決済」の略で、商品の配達時に配達員に代金を支払う決済方法です。代引き決済はクレジットカードを所有していないユーザーでも商品を購入できるメリットがある一方で、代引き手数料が発生するデメリットもあります。 代引き決済のメリット 安心して購入できる 商品を受け取ってから代金を支払うため、お客様にとっては詐欺や商品未着のリスクを回避できます。 カゴ落ち防止に繋がる 出典:Baymard Institute カゴ落ちの原因の上位に「クレジットカード情報を入力したくない」や「希望する決済種別がない」という理由があります。クレジットカードを保有していない方や、好まない方のカゴ落ちを防ぐためにも、代引き決済はある程度効果があるといえるでしょう。 出典:インターネットの利用状況|総務省 令和3年版の総務省の調査結果では、「インターネットで購入する際の決済方法」として、代引き決済はクレジットカード決済やコンビニ決済に次いで3番目に利用されている決済方法です。決済方法を増やしたいと考えている方は、代引き決済を検討してみてはいかがでしょうか。 2番目に多く利用されているコンビニ決済に関しては下記のブログ記事もご参考にしてください。 Shopifyストアにコンビニ決済を導入するメリットや導入方法 下記のブログ記事では「決済方法の拡充」以外にもShopifyで出来るカゴ落ち対策を紹介しています。ご参考になさってください。 Shopifyで出来るカゴ落ち対策|原因やShopifyアプリも紹介 クレジットカードを保有できない若年層の獲得 ECサイトでの主要な支払い方法の1つにクレジットカード決済がありますが、多くのクレジットカード会社はカード発行対象年齢を18才〜20才以上と設定しています。そのため、クレジットカード支払いのみのストアでは未成年者が購入する事ができないケースが殆どですが、代引き決済を導入する事でこの問題は解消されます。 クレジットカードの使用を好まない層の獲得 成人済の方でもクレジットカード決済に抵抗感を持っている方は多く存在します。クレジットカード決済を避けたい方でもストアで購入ができるように、代引き決済を導入しておくことは双方にメリットが生まれます。 取引手数料が発生しない 出典:Shopifyペイメント|Shopifyヘルプセンター Shopifyペイメント以外の決済方法を利用する場合、Shopifyで契約しているプランに応じて取引手数料が発生します。しかし、代引き決済に関しては取引手数料が発生しません。 Shopifyペイメントに関しては下記のブログ記事もご参考にしてください。 Shopifyペイメント徹底解説 - 決済手数料・メリット・デメリットまで 代引き決済のデメリット 代引き手数料が発生する...

1 4
  • 【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

    【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

  • Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

  • Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

  • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

1 4

編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

掲載情報に関して

掲載している各種情報は、株式会社Tsunが経験および、調査した情報をもとにしています。できるだけ“最新“かつ“正確“な情報の掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。当サイトによって生じた損害について、株式会社Tsunではその賠償の責任を一切負わないものとします。掲載情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社Tsunまでご連絡をいただけますようお願いいたします。