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【最新版】おすすめ Shopifyアプリ
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Shopifyのポイントアプリ4選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

Shopifyのポイントアプリ4選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット

本記事では、Shopifyストアにポイントサービスを導入するメリットやデメリット、ポイントサービスを導入できるShopifyアプリをご紹介します。

ポイントサービスとは

ポイントサービスとは、お客様の購入金額に応じて自身のShopifyストアで利用できるポイントを付与するサービスの事です。

ポイントを付与することでお客様の利用頻度を向上させるのと併せて、商品やサービスのファンを増やす事に役立ちます。

Shopifyストアにポイントサービスを導入することで競合ストアよりも選ばれやすくする事にも役立ちます。

同義として「ポイントプログラム」や「ポイントシステム」と呼ばれることもあります。

ポイントサービスを導入するメリット

リピート率を向上できる

ポイントサービスを導入する最大のメリットは、リピーターを獲得できる点です。ポイントが貯まっているから、貯めているからという理由で、既存顧客に自社ストアを選んでもらいやすくなります。

Shopifyストアを安定運営するには、既存顧客が他社の商品やサービスに乗り換えること(顧客離れ)を防ぐことが大切です。ポイントサービスは既存顧客の囲い込みに役立ち、売り上げの安定化も期待できます。

顧客単価・LTVを向上できる

上述のように、ポイントサービスを導入することで、リピート率が上がるのと比例して、LTVの向上も期待できます。また、「〜円以上の買い物でポイント5倍」や「5のつく日だけポイント5倍」などポイントを絡めたマーケティング施策を行うことで、購入単価の向上も期待できます。

競合ストアと差別化ができる

メーカーの意向で値段をあまり下げることが困難な商品やどこでも扱える商品を販売している場合などは、ポイントサービスがあることで競合ストアよりもポイント分だけ差別化することができます。

マーケティング施策の選択肢が増える

ポイントと絡めたマーケティングキャンペーンの実施ができるようになるのもメリットの一つです。たとえば、「会員登録したらポイント付与」や「誰かを紹介したらポイント付与」、「誕生日を入力したらポイント付与」、「〜円以上の買い物でポイント5倍」、「5のつく日だけポイント5倍」など、ポイントをインセンティブに様々なマーケティング施策を企画・実施することができます。

ポイントサービスを導入するデメリット

導入や維持にコストがかかる

ポイントサービスをShopifyストアに導入する方法として、独自実装またはShopifyアプリの2種類があります。

独自実装する場合は外注費等のコストがかかる可能性もありますし、Shopifyアプリを利用する場合も月額費用だけでなく、顧客数に応じて追加コストが発生する場合があります。

また、dポイントなどの共通ポイントを導入する場合は、加盟店費用やポイント発行手数料など様々なコストも発生します。

手間もかかる

ポイントサービスは導入して終わりではありません。導入後はキャンセルや返品が発生した際に、ポイントを取り消す手間が発生しますし、ポイントに関するお客様からの問い合わせも増えます。また、ポイント支払いは、会計上「ポイント引当金」として処理する必要があり、会計処理においても手間が発生します。

一度始めると終わらせるのも大変

ポイントサービスは一度始めると、終了するのが大変です。

既にポイントを所有しているお客様へ説明する必要もありますし、ポイントサービスを終了する場合、既存ポイントの扱いも考えないといけません。最悪の場合、クレームやお客様離れに繋がる可能性もあります。

必ず結果が出るとは限らない

ポイントサービスを導入したからといって、必ずしも売上やリピート率、LTVなどの数字に良い結果がもたらされるとは限らないです。ポイントサービスがあることすら認知されていなかったり、ポイントの条件が魅力的ではなかったり、リピートされにくい商品・サービスを扱っていたり、結果が出ない理由は様々です。

ポイントサービスを導入する際の注意点

共通ポイントと独自ポイントのどちらを選ぶか

ポイントには大きく分けて「共通ポイント」と「独自ポイント」の2種類があります。

「共通ポイント」はdポイントやTポイント、楽天ポイントなどのポイントになります。「共通ポイント」のメリットは、大手ポイント会社のブランド力を活用できたり、共通ポイント所有者を自身のShopifyストアに呼び込める点です。

一方、デメリットとしては、加盟店費用やポイント発行手数料などのコストが高く付いたり、ポイントを絡めた独自のキャンペーンを行えなかったり、Shopifyストアへの導入には高度な開発知識が必要だったりします。

弊社もShopifyストアにdポイントを導入した経験がありますが、実際にリリースするまでに時間も工数も膨大にかかり、とても大変だったのを覚えています。

「独自ポイント」はストア独自で発行するポイントです。

「独自ポイント」のメリットは、発行したポイントが外部サービスに流れない点や共通ポイントに比べてコストも抑えられる点、ポイントを絡めた独自のキャンペーンが行える点にあります。また、Shopifyアプリを利用することで簡単に導入できる点も「共通ポイント」よりは利点と言えます。デメリットとしては、共通ポイントほど集客や注文率に効果が出にくい点です。

ポイントの付与率をどうするか

ポイントサービスを実施するにあたって、注文金額に応じてどのくらいポイントを付与するのか検討する必要があります。日本のECサイトでは、実際に支払った金額(合計金額からポイントやクーポン分を差し引いた金額)の1%分をポイントとして付与しているケースが多いように思います。

ポイントの付与率が他社ストアと比較して魅力的かどうか、粗利率を圧迫しすぎないかどうかなど様々な観点から検討しましょう。

ポイントを付与するタイミングをどうするか

ポイントを付与するタイミングもしっかり検討する必要があります。ポイント付与のタイミングとしては商品の注文完了時や、商品出荷時などのタイミングが考えられます。
キャンセルや返品が発生した際に、ポイントを取り消す手間が発生する場合もありますので、注文完了後や商品出荷後から1〜2週間後にポイントを付与する場合もあります。自社ストアにとって、どのタイミングでポイントを付与するのがベストかしっかり検討しましょう。

実店舗とShopifyストアの融合をどうするか

Shopifyストアだけでなく、実店舗も既に運営している場合には、Shopifyストアでも実店舗でもポイントを利用できるようにするかも検討する必要があります。

ポイントアプリの選び方

日本語に対応しているか

Shopifyには海外製も含めると多くのポイントアプリが存在します。
安いからと言って安易に海外製アプリを選択すると見えない作業コスト(日本語変換やなにか問題が発生したときの問い合わせなど)が発生するため、十分に注意が必要です。
まずは、下記が日本語に対応されているか確認しましょう。

  • ストアフロント部分(ユーザー側のサイト表示部分)
  • アプリの管理画面
  • ヘルプページ
  • 問い合わせ担当者 

コストはいくらか

ポイントアプリには「Poing Pong」のように月額固定費だけのShopifyアプリと「easyPoints」や「どこポイ」のように月額固定費だけでなく、従量課金(ユーザー数応じた従量課金)の形式で追加費用が発生するShopifyアプリがあります。現在のユーザー数に対してコストがいくら掛かるのか、今後いくらまでコストが膨らみそうか確認しておきましょう。

ポイントアプリのプラン比較

アプリ名 プラン名 月額費用

従量課金
(追加費用)

その他
Poing Pong ベーシックプラン $20 なし 開発ストアは、
無料で全機能を試せる
MR.POINT FREE 無料 なし 10日間だけ利用可能
STANDARD $26 なし 月間500注文まで
PREMIUM $40 なし 月間1000注文まで
ENTERPRISE $60 なし 月間2600注文まで
easyPoints フリー 無料 1人あたり$0.3/月
※ 301人超えてから
-
ベーシック $50 1人あたり$0.22/月
※ 501人超えてから
本プランから下記が可能
・ポイント有効期限の設定
・誕生日や会員登録での特典
プロ $180 1人あたり$0.18/月
※ 2001人超えてから
本プランから下記が可能
・CSVエクスポート
・会員ランクシステム
エンタープライズ $425 1人あたり$0.10/月
※ 5001人超えてから
本プランから下記が可能
・POS連携
・API
アンリミテッド $998 なし -
どこポイ ライト 無料 1人あたり$0.25/月
※ 101人超えてから
-
ベーシック $49 1人あたり$0.2/月
※ 1001人超えてから
-
プロ $199 1人あたり$0.12/月
※ 2001人超えてから
本プランから下記が可能
Shopify Flowの実行トリガー
エンタープライズ $997 なし -

やりたいことが実現できるか

Shopify Flowと連携やShopify POSとの連携、ロイヤリティプログラム、会員登録やレビューの投稿でポイント付与など、ポイントアプリによって出来ることと出来ないことがあります。

実際にポイントアプリを導入した後に、他のポイントアプリに移行するのはとても手間がかかります。

そのため、自社ストアでどのような事を実現したいのか事前に洗い出してから、アプリを選定すると良いでしょう。

Shopifyにポイントを導入できる国内アプリ 4選

Poing Pong(ポインポン)

Poing Pong:ポインポン|Shopifyアプリ
出典:Poing Pong:ポインポン|Shopifyアプリストア


ポイント機能だけでなく、レビュー機能も搭載している国内産のShopifyアプリです。料金プランは1つのみとわかりやすく、月額固定費($20)しかかからないため他のポイントアプリに比べ圧倒的に安く始められるのも特徴です。

Poing Pong(ポインポン)の料金プラン

ベーシックプラン:月額 $20
※ 14日間の無料トライアル
※ 開発ストアは無料で全機能を利用可能

MR.POINT

MR.POINT (顧客にポイント発行・利用が可能なアプリ)|Shopifyアプリ
出典:MR.POINT|Shopifyアプリストア

コーディング不要で簡単にポイントサービスを始められる国内産のShopifyアプリです。4つの料金プランがあり、プランに応じて月間の注文件数が変動します。

MR.POINTの料金プラン

プラン名 FREE STANDARD PREMIUM ENTERPRISE
月額費用 無料 $26 $40 $60
従量課金(追加費用) なし なし なし なし
プランの
詳細
10日間の無料トライアルプラン
顧客のランク別ポイント付与設定
商品別のポイント付与設定
新規会員登録ポイント付与設定
ショップ一律ポイント付与設定
ポイント付与の除外設定
ポイント付与タイミングを変更
POS対応
月間注文件数500件まで対応
顧客のランク別ポイント付与設定
商品別のポイント付与設定
新規会員登録ポイント付与設定
ショップ一律ポイント付与設定
ポイント移設機能(インポート機能)
ポイント付与の除外設定
ポイント付与タイミングを変更
POS対応
月間注文件数1,000件まで
顧客のランク別報酬ポイント付与設定
商品別のポイント付与設定
新規会員登録ポイント付与設定
ショップ一律ポイント付与設定
ランキング自動調整
ポイント移設機能(インポート機能)
ポイント付与の除外設定
ポイント付与タイミングを変更
POS対応
月間注文件数2,500件まで対応
顧客のランク別報酬ポイント付与設定
商品別の報酬ポイント付与設定
新規会員登録報酬ポイント付与設定
ショップ一律報酬ポイント付与設定
ランキング自動調整
ポイント有効期限
ポイント移設機能(インポート機能)
その他上位プラン機能
POS対応

easyPoints

easyPoints ‑ ポイントアプリ|Shopifyアプリ
出典:easyPoints|Shopifyアプリストア

おそらく日本で最初に登場した国内産のShopifyアプリです。一番歴史が長いこともあり機能が豊富なのも特徴です。5つのプランがあり、契約したプランに応じてアクティブ顧客の上限数および、上限数を超えた場合の従量課金額が変動します。

easyPointsの料金プラン

プラン名 フリー ベーシック プロ エンタープライズ アンリミテッド
月額費用 無料 $50 $180 $425 $998
従量課金(追加費用) 1人あたり$0.3/月
※ 301人超えてから
1人あたり$0.22/月
※ 501人超えてから
1人あたり$0.18/月
※ 2001人超えてから
1人あたり$0.10/月
※ 5001人超えてから
なし
プランの
詳細
アクティブ顧客数上限: 300人
CSVインポート
Klaviyo連携機能
アクティブ顧客数上限: 500人
フリーの機能を含む
カスタムセットアップ
お誕生日特典
新規会員登録特典
メール配信登録特典
ポイントUPキャンペーン
ポイント有効期限
アクティブ顧客数上限: 2,000人
ベーシックの機能を含む
CSVエキスポート
獲得ポイン履歴
ボーナスコレクション
会員ランクシステム
アクティブ顧客数上限: 5,000人
プロの機能を含む
POS拡張
APIアクセス
優先サポート
アクティブ顧客無制限
全ての追加機能を含む
優先サポート

どこポイ

総合ポイントアプリ「どこポイ」|Shopifyアプリ
出典:どこポイ|Shopifyアプリストア

様々なShopifyアプリとの連携が可能な国内産のShopifyアプリです。また、Shopify Flowのためのトリガーおよびアクションも提供しており、Shopify Flowを利用して何かポイント施策を行いたい場合におすすめです。4つの料金プランがあり、契約したプランに応じてアクティブ顧客の上限数および、上限数を超えた場合の従量課金額が変動します。

どこポイの料金プラン

プラン名 ライト ベーシック プロ エンタープライズ
月額費用 無料 $49 $199 $997
従量課金(追加費用) 1人あたり$0.25/月
※ 101人超えてから
1人あたり$0.2/月
※ 1001人超えてから
1人あたり$0.12/月
※ 2001人超えてから
なし
プランの
詳細
基本料金内ユーザー数:100
上記ユーザーを超えた場合の追加単価(ユーザー):$0.25
どこポイ全機能
Shopify Flow基本機能
※開発サイトの場合は追加料金の発生しない「ディベロッパープラン」が表示されますのでそちらをご利用ください
基本料金内ユーザー数:1000
上記ユーザーを超えた場合の追加単価(ユーザー):$0.2
どこポイ全機能
Shopify Flow基本機能
基本料金内ユーザー数:2000
上記ユーザーを超えた場合の追加単価(ユーザー):$0.12
どこポイ全機能
Shopify Flow基本機能
Shopify Flow定期実行トリガー
基本料金内ユーザー数:無制限
どこポイ全機能
Shopify Flow基本機能
Shopify Flow定期実行トリガー

最後に

ポイントサービスは、リピート率やLTVの向上にメリットがある一方で、コストや手間が発生する点や、一度始めたら終了させるのが大変などのデメリットがあります。安易にポイントサービスを導入するのでは無く、自社ストアにとって本当にポイントサービスが必要なのかしっかり検討しましょう。

 

下記の記事では、ポイントアプリ以外にも「LTV向上」や「売上拡大」をサポートする様々なおすすめアプリをジャンル別に紹介しています。ご参考にしてください。

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