【徹底比較】Shopify・BASE・STORESの違い|料金・手数料・決済方法・海外対応など Tsun Inc.

【徹底比較】Shopify・BASE・STORESの違い|料金・手数料・決済方法・海外対応など

 ECサイトを開設したいけど、ECサイトを構築できるサービスが多過ぎてどのサービスを利用すれば良いのか分からない!という方も多いでしょう。

今回はECサイトの大手プラットフォームであるShopifyBASESTORESの3社を徹底比較しました。 

ECサイトの開設に悩んでいる企業や個人の方は是非参考にしてください。

カラーミーショップも検討されている方は、下記の記事も参考にしてください。

【徹底比較】カラーミーショップとShopifyの違い

導入店舗数で比較 

各プラットフォームでの店舗導入数を公式ではっきり明言しているのはBASEのみになります。

BASE(ベース)
180万

その他2つのプラットフォームは以下の情報を出しています。

Shopify(ショッピファイ)
世界175カ国、数百万店舗で使用されている

STORES(ストアーズ)
毎月1万ショップ 増加

世界的にサービスを展開している分、おそらくShopifyが導入店舗数No.1となりますが、BASEとSTORESも国内導入数は他プラットフォームに比べてかなり多いサービスとなっています。

 料金(費用)を比較

ECサイトを運営する上で最も重要なのは毎月発生するランニングコストが事業規模に見合っているかどうかです。各プラットフォームの料金を確認してみましょう。

初期費用と月額費用を比較

Shopify BASE STORES
初期費用 0円 0円 0円
月額費用 $5〜2,000 0円/5,980円 0円/3,480円

※ 2023年11月7日時点の情報です

Shopifyには5つのプランががあり、一番安いプランで5ドル、一番高いプランで$2,000になります。BASEとSTORESは無料プランと有料プランの2つが用意されています。

※ BASEのグロースプランは2024年1月16日に料金を改定予定ですのでご注意ください(現行料金:[年払い]59,760円/年(4,980円/月)および[月払い]5,980円/月、新料金:[年払い]198,960円/年(16,580円/月)および[月払い]9,980円/月)参考情報

手数料を比較

 手数料は主に取引自体に発生する取引手数料、ユーザーが支払いをする際に生じる決済手数料、売上が入金される時に発生する入金手数料の3つがあります。

Shopify
(Shopifyペイメント利用時)
BASE STORES
取引手数料 0円 スタンダードプラン:3%
グロースプラン:0円
0円
決済手数料 3.15%〜5% スタンダードプラン:3.6%+40円
グロースプラン:2.9%
フリープラン:5%
スタンダードプラン:3.6%
入金手数料 0円 2万円以上:250円
2万円未満:750円
○自動入金の場合
無料
○手動入金の場合
売上金額10万円以上:無料
売上金額10万円未満:200円

※ 2023年11月7日時点の情報です

Shopifyでは取引手数料と入金手数料が無料となっていますが、これはあくまでもShopifyペイメントを利用した時のみとなり、外部の決済事業者を利用した場合はどちらの手数料も発生します。

Shopifyペイメントに関しては以下の記事で詳しく解説しています。

【初心者必見】Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて

 

入金サイクルを比較

ショップの売上が入金されるタイミングが一番早いのはShopifyです。

ただしBASEやSTORESでは、追加機能で別途料金を支払うことによって入金をより早めることが可能です。

Shopify
(Shopifyペイメント利用時)
BASE STORES
通常入金 毎週金曜日
※月毎の支払いに設定変更可
振込申請をしてから10営業日で入金 ・1日〜末日締め
・翌月20日入金
オプション入金 - 「お急ぎ振り込み」
・最短翌営業日に入金
※振込金額の1.5%別途手数料発生
※サービス利用には審査あり
「手動入金」
・決済日の翌日6:00から振込依頼可
・依頼完了後、翌1〜2営業日で入金
※別途手数料発生

※ 2022年11月29日時点の情報です

BASEのお急ぎ振り込みは利用するのに審査が必要なため、全てのショップが利用できるわけではないという点に注意してください。

決済方法(決済種別)を比較

決済方法の豊富さはユーザーが購入を決める大切な要素の1つです。

Shopify
(Shopifyペイメント)
Shopify
(外部決済サービス)
BASE STORES
クレジットカード ・Visa
・Master card
・AMEX
・JCB(別途申請が必要)
・Visa
・Master card
・DINERS
・JCB
・AMEX etc...
・Visa
・Master card
・AMERICAN EXPRESS
・JCB
・Visa
・Master card
・AMERICAN EXPRESS
・JCB・DINERS
携帯キャリア決済
ID決済 ・Shop Pay
・Apple pay
・Google pay
・PayPal
・Amazon Pay
・楽天ペイ
・PayPay etc...
・Amazon Pay
・PayPal
・PayPal
・楽天ペイ
・PayPay
・Amazon Pay(有料プランのみ)
コンビニ支払い
銀行振込
代引き決済 ○(有料プランのみ)
後払い決済

※ 2022年11月29日時点の情報です

プラットフォーム単位で見ると決済方法の豊富さはShopifyが圧倒的ですが、これはあくまで外部の決済サービスを利用した場合です。(外部サービスを利用する際は別途料金が発生します) 

決済方法の準備はあくまでプラン内の料金で収めたいという場合は、STORESが最も決済方法が豊富と言えるでしょう。 

販売手法を比較

売れ過ぎて在庫不足になってしまったり、逆に在庫が過度に余らないように、定期購入や予約販売等の販売対策を行うことは、ショップ運営にとって大切な要素の1つです。

Shopify BASE STORES
定期購入の有無
予約販売の有無

※ 2022年11月29日時点の情報です

全てのショップにおいて定期購入や予約購入の機能を実装することは可能ですが、外部のアプリを使用する必要がある場合もあります。

特にShopifyの定期購入機能は全て英語表示で実装が難しかったり、テンプレートが少なくサイトデザインに合わない場合もあるため、外部アプリを使用した方が良いケースもあります。

Shopifyの定期・予約購入アプリに関しては以下の記事で詳しく解説しています。 

Shopifyの定期購入(サブスク)アプリ

Shopifyでおすすめの予約販売アプリ

サイト制作機能を比較 

商品登録数を比較

販売する商品を登録できる数はどのショップも無制限で差はありません。

Shopify BASE STORES
商品登録数 無制限 無制限 無制限

※ 2022年11月29日時点の情報です

SSL、独自ドメインを比較

Shopify BASE STORES
独自ドメイン
SSL

※ 2022年11月29日時点の情報です

★独自ドメインとは

ドメインとはECサイトのURLの「https://」より後の部分のことを指します。独自ドメインにすることでそのサイト固有のURLを設定することができ、サイトの信頼度やブランディング向上に繋がります。

3つのプラットフォーム全てにおいて独自ドメインを設定することは可能ですが、実装の仕方が少しずつ異なります。

○Shopify
サイト内で独自ドメインの取得・設定が可能。ただし、別途ドメイン代が年間で発生します。

○BASE
独自ドメインの取得は外部サイトで取得してくる必要がある(有料)。独自ドメインの設定はBASE内で可能。

○STORES
有料プランのみサイト内で独自ドメインの取得・設定が可能。ストアーズで独自ドメインを取得する場合は初期費用・更新費用0円で取得できます。ただし、ドメインは「.net」「.com」「.shop」の3種類からしか選べません。

★SSLとは

SSLとはサイト内の情報を暗号化することでセキュリティーを高める仕組みのことを指します。SSLに関しては3つのサイト全てに備わっています。

テンプレート数を比較 

サイト制作機能で大きく変わるのはテンプレート数になります。

Shopify BASE STORES
テンプレート数 107件 75件 48件

※ 2022年11月29日時点の情報です

テンプレート数が最も豊富なのはShopifyです。サイトデザインを全てテンプレートを使用して行いたい場合は、種類が豊富なShopifyがとてもおすすめです。

    ブログ機能を比較

     SNSやブログ、メルマガなど、商品を多く知ってもらうために様々な媒体で露出を増やすことはとても重要です。

    特に昨今はSNSで購入の意思決定をするユーザーも多いため、ECサイトとSNS連携はかなり重要になります。

    Shopify BASE STORES
    SNS連携 Facebook
    Instagram
    Twitter
    Pinterest
    LINE
    Youtube etc...
    Instagram
    LINE
    Twitter
    Facebook
    Youtube
    TikTok
    note
    Ameba
    Facebook
    Twitter
    Instagram
    ブログ

    メルマガ

    ※ 2022年11月29日時点の情報です

    BASEにはブログ機能がありますが、Shopifyに比べて自由度が低いです。

    STORESにはブログ機能と同じようなニュース機能というものがあります。ただし、段落数や写真数に制限があるため、自由度は若干下がります。

    Shopifyのブログ機能について下記の記事で詳しく紹介していますので、参考にしてください。

    Shopifyのブログ機能をフル活用しよう|機能や拡張アプリを紹介

    海外対応を比較

     将来的に海外へ販売する越境ECを想定しているショップは、プラットフォームが海外対応しているか事前にチェックする必要があります。

    Shopify BASE STORES
    言語対応 20言語 英語・日本語のみ 英語・日本語のみ
    利用できる通貨 34種類 日本円のみ
    海外発送

    ※ 2022年11月29日時点の情報です

    越境ECを想定している場合は、ShopifyかBASEがおすすめです。さらに英語圏以外にも販売したい!というショップはShopifyを選ぶのが良いでしょう。

    結局どのサイトを選べば良いの?

    3つのECサイトにはそれぞれメリット・デメリットがあるため「このショップが一番優れている!」という選び方をするのは難しいです。

    大切なのは自身のショップの規模と目的、そして今後の展望に合ったサイトを選ぶことです。

    プランごとの価格シュミレーション

    サービス名 プラン 月額(ドル) 月額(円) 手数料率 ¥10,000 ¥50,000 ¥100,000 ¥200,000 ¥300,000 ¥400,000 ¥500,000 ¥1,000,000 ¥3,000,000 ¥5,000,000 ¥10,000,000 ¥30,000,000 ¥50,000,000 ¥100,000,000
    Shopify スターター $5 ¥650 5% ¥1,150 ¥3,150 ¥5,650 ¥10,650 ¥15,650 ¥20,650 ¥25,650 ¥50,650 ¥150,650 ¥250,650 ¥500,650 ¥1,500,650 ¥2,500,650 ¥5,000,650
    Shopify ベーシック $33 ¥4,290 3.90% ¥4,680 ¥6,240 ¥8,190 ¥12,090 ¥15,990 ¥19,890 ¥23,790 ¥43,290 ¥121,290 ¥199,290 ¥394,290 ¥1,174,290 ¥1,954,290 ¥3,904,290
    Shopify スタンダード $92 ¥11,960 3.85% ¥12,345 ¥13,885 ¥15,810 ¥19,660 ¥23,510 ¥27,360 ¥31,210 ¥50,460 ¥127,460 ¥204,460 ¥396,960 ¥1,166,960 ¥1,936,960 ¥3,861,960
    Shopify プレミアム $399 ¥51,870 3.80% ¥52,250 ¥53,770 ¥55,670 ¥59,470 ¥63,270 ¥67,070 ¥70,870 ¥89,870 ¥165,870 ¥241,870 ¥431,870 ¥1,191,870 ¥1,951,870 ¥3,851,870
    Shopify プラス $2,000 ¥260,000 3.75% ¥260,375 ¥261,875 ¥263,750 ¥267,500 ¥271,250 ¥275,000 ¥278,750 ¥297,500 ¥372,500 ¥447,500 ¥635,000 ¥1,385,000 ¥2,135,000 ¥4,010,000
    BASE スタンダード - ¥0 6.6%+40円 ¥700 ¥3,340 ¥6,640 ¥13,240 ¥19,840 ¥26,440 ¥33,040 ¥66,040 ¥198,040 ¥330,040 ¥660,040 ¥1,980,040 ¥3,300,040 ¥6,600,040
    BASE グロース - ¥5,980 2.90% ¥6,270 ¥7,430 ¥8,880 ¥11,780 ¥14,680 ¥17,580 ¥20,480 ¥34,980 ¥92,980 ¥150,980 ¥295,980 ¥875,980 ¥1,455,980 ¥2,905,980
    STORES フリー - ¥0 5% ¥500 ¥2,500 ¥5,000 ¥10,000 ¥15,000 ¥20,000 ¥25,000 ¥50,000 ¥150,000 ¥250,000 ¥500,000 ¥1,500,000 ¥2,500,000 ¥5,000,000
    STORES スタンダード - ¥2,187 3.60% ¥2,547 ¥3,987 ¥5,787 ¥9,387 ¥12,987 ¥16,587 ¥20,187 ¥38,187 ¥110,187 ¥182,187 ¥362,187 ¥1,082,187 ¥1,802,187 ¥3,602,187

    ※ 2023/1/25時点のドル円価格(1ドル=130円)で計算しています
    ※ セルの色は、ピンク色が最安、オレンジ色は2番目の価格になります
    ※ 手数料は全ての各プランの最大値で計算
    ※ ShopifyはShopify Paymentsを想定
    ※ この金額はあくまで目安なので、実際には前後する可能性があります

    Shopifyがおすすめのショップ

    シュミレーション表を見るとShopifyのプランはコストパフォーマンスが悪いのでは?と思う方も多いかと思いますが、Shopifyは他の2つのサイトに比べて機能実装や外部連携のバリエーションがかなり豊富になっています。

    そのため、サイト構築の便利さや機能面を重視するショップにはShopifyがおすすめです。また、今後ショップの規模や事業展開を拡大していきたい企業、海外販売を想定しているショップもShopifyを選ぶと良いでしょう。

    Shopifyでのストア構築をご検討の場合は、下記の記事もご参考にしてください。

    Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて

    BASEがおすすめのショップ

    月間売上が100万円を超えており、サイト構築の機能面よりもコストパフォーマンスを重視するショップはBASEがおすすめです。

    また、BASEはSNSの連携先が豊富なため、SNSに力を入れたいショップにもおすすめです。

    STORESがおすすめのショップ

    上記のシュミレーション表を見ると、月間売上50万円以下のショップはSTORESが一番コストを抑えて運営することが可能であることが分かります。

    なるべくコストをかけずとりあえずEC事業を始めてみたい、様子を見たい、というショップはSTORESがおすすめです。

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        Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

        小笠原 京平

        今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

        Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

        小笠原 京平

        今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

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