定期購入におすすめのShopifyアプリ4選 | サブスクのメリットは?

【徹底比較】Shopifyの定期購入(サブスク)アプリ5選 | 価格や機能で比較

定期購入(サブスクリプション)とは

毎月、毎週、隔週など一定期間の決まったサイクルで商品(やサービス)を自動で購入する仕組みのことを定期購入と呼びます。
ユーザー側のメリットとしては、買い忘れを防ぐことができたり、購入の手間を減らすことができます。
ストア側のメリットとしては、継続的な売上を得られることやLTV向上が見込めたり、広告予算の増額が見込めたりします。

※ LTV(Lifetime Value:顧客生涯価値)とは、顧客から生涯にわたって得られる利益のことです。1回の取引で得られる利益だけではなく、2回目以降の取引で得られる利益も含めて考えます。

下記の記事ではShopifyストアに導入できる他の販売方法も解説しています。ご参考にしてください。

予約販売とは

「予約販売」とは入荷前の商品を先行で販売することで、「まだ発売されてない商品」や「現時点で在庫がない商品」を販売する販売手法のことを指します。

セット販売(バンドル販売)とは
セット販売とは複数の商品を組み合わせて販売することです。
同じ商品を2個、3個まとめて販売したり、パソコンとマウス、ディスプレイなど別々の商品をまとめて販売することを指します。

定期購入(サブスク)のメリット

顧客(購入者)側のメリット

  • 毎回の購入の手間が省ける
  • 買い忘れを防げる
  • 在庫切れの心配がない
  • 通常よりも安く購入できる場合がある

企業(販売者)側のメリット

  • 毎月の利益を計算しやすい
  • 収益が安定する
  • 必要な在庫数も予想しやすい
  • 定期的に顧客と接点を持てる
  • アンケートなどでニーズを把握しやすい

定期購入(サブスク)のデメリット

顧客(購入者)側のデメリット

  • 解約の手間がかかる
  • 商品が余ってしまう場合がある
  • 継続購入が家計の負担になることがある

企業(販売者)側のデメリット

  • サイト訪問数が減る(毎回購入のためにアクセスしていた顧客の)
  • 定期以外の商品を見てもらえなくなる可能性がある
  • 販売価格を自由に変更できなくなる(定期の契約者がいるため)
  • 定期販売を実現するためのサービスやアプリの費用が発生する

定期購入(サブスク)アプリ5選

Shopifyでおすすめの定期購入(サブスク)アプリは下記になります
  • かんたんサブスク
  • Mikawaya Subscription
  • NoCode Subscription
  • 定期購買
  • Shopify Subscriptions【近日公開予定】
それぞれ詳しく解説していきます。
 

かんたんサブスク

かんたんサブスク|Shopifyアプリストア
出典:Shopifyアプリストア

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アプリの公式ページを見る

かんたんサブスクの特徴

  • 月額無料から始められる
  • 日本語のサポート体制が万全
  • 比較的安く、機能が豊富

かんたんサブスクの概要

株式会社グルーヴィーメディアが提供している定期購入アプリです。
定期経由の月間売上が約20万円を超えるタイミングまでベーシックプランを選ぶと良いでしょう。定期購買やMikawaya Subscriptionよりも月額費用を抑えて利用することが出来ます。

かんたんサブスクの料金プラン

プラン名 ベーシック プロフェッショナル エンタープライズ
月額料金 無料 $29/月 $199/月
決済手数料 3% 1% 1%
メールによるサポート
ビデオ通話によるサポート
サブスク注文 無制限 無制限 無制限
サブスク商品登録数 無制限 無制限 無制限
送信元ドメインの設定が可能

かんたんサブスクの価格シミュレーション

※ 2023/2/5時点のドル円価格(1ドル=131円)で計算

定期売上(円) 1万 5万 10万 20万 30万 40万 50万 100万 300万 500万 1,000万 3,000万 5,000万 1億
発生費用(円) ベーシック ¥300 ¥1,500 ¥3,000 ¥6,000 ¥9,000 ¥12,000 ¥15,000 ¥30,000 ¥90,000 ¥150,000 ¥300,000 ¥900,000 ¥1,500,000 ¥3,000,000
プロフェッショナル ¥3,899 ¥4,299 ¥4,799 ¥5,799 ¥6,799 ¥7,799 ¥8,799 ¥13,799 ¥33,799 ¥53,799 ¥103,799 ¥303,799 ¥503,799 ¥1,003,799
エンタープライズ ¥26,169 ¥26,569 ¥27,069 ¥28,069 ¥29,069 ¥30,069 ¥31,069 ¥36,069 ¥56,069 ¥76,069 ¥126,069 ¥326,069 ¥526,069 ¥1,026,069

Mikawaya Subscription

Mikawaya Subscription|Shopifyアプリストア

出典:Shopifyアプリストア

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Mikawaya Subscriptionの特徴

  • 機能が豊富
  • 日本語のサポート体制が万全
  • 開発環境での動作テストが可能

Mikawaya Subscriptionの概要

株式会社フロアスタンダードが提供している定期購入アプリです。
定期アプリ経由での月間売上が約30万円まではライトプランを選ぶと良いでしょう。また、マイページをフルカスタマイズしたい場合や独自ドメインのメールアドレスを利用したい場合はエンタープライズプランがあるようなので、問い合わせてみてください。

Mikawaya Subscriptionのプラン

プラン名 フリープラン ライトプラン ベーシック エンタープライズ
月額料金 無料 $12/月 $49/月 要問い合せ
決済手数料 0% 3% 1% 要問い合せ
サブスクグループの登録 無制限 無制限 無制限 無制限
サブスク商品登録数 無制限 無制限 無制限 無制限
サブスク注文 テスト注文のみ 無制限 無制限 無制限
送信元ドメインの設定

2023年2月1日に価格改定があり、ライトプランは月額$0から月額$12へ値上がりし、テスト決済のみ利用できるフリープランが追加されました。

Mikawaya Subscriptionの価格シミュレーション

※ 2023/2/5時点のドル円価格(1ドル=132円)で計算
※ フリープランは本番環境で利用できないので除外
※ エンタープライズプランは金額不明のため除外

定期売上(円) 1万 5万 10万 20万 30万 40万 50万 100万 300万 500万 1,000万 3,000万 5,000万 1億
発生費用(円) ライト ¥1,872 ¥3,072 ¥4,572 ¥7,572 ¥10,572 ¥13,572 ¥16,572 ¥31,572 ¥91,572 ¥151,572 ¥301,572 ¥901,572 ¥1,501,572 ¥3,001,572
ベーシック ¥6,519 ¥6,919 ¥7,419 ¥8,419 ¥9,419 ¥10,419 ¥11,419 ¥16,419 ¥36,419 ¥56,419 ¥106,419 ¥306,419 ¥506,419 ¥1,006,419

NoCode Subscription

NoCode Subscriptions|Shopifyアプリストア

出典:Shopifyアプリストア

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NoCode Subscriptionの特徴

  • 圧倒的安さ!
  • 日本語サポート
  • サブスクで必要十分の機能が揃ってる

NoCode Subscriptionの概要

株式会社ミクスローグが提供している定期購入アプリです。
最大のポイントは圧倒的に安いことです。そこまで凝った機能が必要ないけどサブスク(定期購入)を導入したいストア様に向いています。

NoCode Subscriptionのプラン

プラン名 スターター ベーシック
月額料金 無料 $49/月
決済手数料 0% 0%
サブスク注文 10件まで 無制限
サブスク商品登録数 無制限 無制限

※ スタータープランはサブスクの注文上限が10件までです。10件以上の注文を受け付けたい場合はベーシックプランげのアップグレートが必要になります。

NoCode Subscriptionの価格シミュレーション

※ 2023/2/5時点のドル円価格(1ドル=131円)で計算

定期売上(円) 1万 5万 10万 20万 30万 40万 50万 100万 300万 500万 1,000万 3,000万 5,000万 1億
発生費用(円) スターター ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0
ベーシック ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419

定期購買

定期購買|Shopifyアプリストア

出典:Shopifyアプリストア

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定期購買の特徴

  • 豊富な機能
  • 日本語のサポート体制が万全
  • 連携できる外部アプリが豊富

定期購買の概要

株式会社ハックルベリーが提供している定期購入アプリです。
どうしても連携したい外部アプリがある場合や海外製アプリから日本製アプリに移行したい場合は移行機能と移行のサポート体制が充実してる定期購買アプリを選択すると良いでしょう。
マイページをフルカスタマイズしたい場合や独自ドメインのメールアドレスを利用したい場合はenterpriseプランを選びましょう。

定期購買の料金プラン

プラン名 FREE STANDARD ENTERPRISE
月額料金 無料 $49/月 $299/月
決済手数料 0% 1% 1%
サブスク注文 テスト注文のみ 無制限 無制限
サブスク商品登録数 無制限 無制限 無制限
送信元ドメインの設定
マイページの
フルカスタマイズ
API連携

 ※ FREEプランはテストモードのみ

定期購買の価格シミュレーション

※ 2023/2/5時点のドル円価格(1ドル=131円)で計算
※ FREEプランは本番環境で利用できないので除外

定期売上(円) 1万 5万 10万 20万 30万 40万 50万 100万 300万 500万 1,000万 3,000万 5,000万 1億
発生費用(円) STANDARD ¥6,519 ¥6,919 ¥7,419 ¥8,419 ¥9,419 ¥10,419 ¥11,419 ¥16,419 ¥36,419 ¥56,419 ¥106,419 ¥306,419 ¥506,419 ¥1,006,419
ENTERPRISE ¥39,269 ¥39,669 ¥40,169 ¥41,169 ¥42,169 ¥43,169 ¥44,169 ¥49,169 ¥69,169 ¥89,169 ¥139,169 ¥339,169 ¥539,169 ¥1,039,169

Shopify Subscription【近日公開予定】

Shopify Subscriptions|Shopify Editions 23夏(Shopify Editions Summer ‘23)
出典:Shopify Editions 23夏(Shopify Editions Summer ‘23)

Shopify Subscriptionsは、2023年7月27日のShopify Editions 23夏(Shopify Editions Summer ‘23)にて近日公開されることが発表されたShopify純正のサブスクアプリです。動画の中では無料で提供する旨の内容がありましたが、機能については詳しくはまだわからない状況です。定期購入の対応を急いでいない場合は、Shopify Subscriptionsの公開を待つのも良いでしょう。

Shopify Editions 23夏(Shopify Editions Summer ‘23)にて早期アクセスのエントリーが出来ますので、いち早く試したい方はエントリーしておきましょう。

参考:Shopify Subscriptions|shopify Editions 23夏(Shopify Editions Summer ‘23)

定期購入(サブスク)アプリの選び方は3つ

定期購入(サブスク)アプリの選ぶ際は下記の4つの項目を意識すると良いでしょう。

  • 日本語対応してるかどうか
  • コストはいくらか
  • もとめる機能があるか 

それぞれ、詳しく解説します。

日本語対応してるかどうか

ShopifyにはPayWhirlやBold Subscriptions、ReChargeなど有名な海外製定期購入アプリがあります。
有名だからと言って安易にアプリを選択すると見えない作業コスト(日本語変換やなにか問題が発生したときの問い合わせなど)が発生するため、十分に注意が必要です。
まずは、下記が日本語に対応されているか確認しましょう。

  • ストアフロント部分(ユーザー側のサイト表示部分)
  • アプリの管理画面
  • ヘルプページ
  • 問い合わせ担当者 

コストはいくらか

定期購入(サブスク)アプリでは主に2つのコストが発生します。

  • 月額利用料
  • 販売手数料

月額利用料は、定期注文の件数に関係なく月額で発生する費用になります。
販売手数料は、定期購入(サブスク)アプリ経由で売れた定期注文の売上の数%をアプリ側に支払う費用になります。
販売手数料に関しては、定期購入(サブスク)アプリによっては、キャンセルや返金の定期注文も販売手数料に含めるかどうかの違いもありますのでご注意ください。

例えば、かんたんサブスクやMikawaya Subscriptionの場合はキャンセル注文を販売手数料に含まれませんが、定期購買はキャンセル注文も販売手数料の対象に含まれます。

エビデンス

注文をキャンセルした場合手数料はかかりますか?|Mikawayaヘルプページ

定期購買アプリの手数料はどのタイミングで発生しますか?|ハックルベリーハルプページ

自社のShopifyストアが「定期購入アプリにどこまでの機能を求めるのか」、「定期購入で月商いくらまでいきそうか」の観点でいくらまでコストを割けるか検討しましょう。 

定期購入(サブスク)アプリのプラン一覧

アプリ名 プラン名 月額利用料 販売手数料
かんたんサブスク ベーシック $0 0%
プロフェッショナル $29 1%
エンタープライズ $199 1%
Mikawaya ライト $12 3%
ベーシック $49 1%
エンタープライズ 要問い合わせ 要問い合わせ
定期購買 STANDARD $49 1%
ENTERPRISE $299 1%
Nocode スターター $0 0%
ベーシック $49 0%

もとめる機能があるか

取り扱う商材によって、定期購買に求める機能が変わってきます。
アプリを選択する前に絶対に必要な機能を洗い出しておくと良いでしょう
【機能例】
初回割引 / 契約回数縛り / スキップ機能 / お届け先住所の変更 / 支払情報の変更/ BOX機能 / 解約時のアンケート など

定期購入(サブスク)アプリ比較表

プラン料金で比較

 前述しましたが、Shopifyの定期購入(サブスク)アプリは、月額利用料と販売手数料の2つのコストが発生します。ここでは、各Shopifyアプリのプラン別の月額利用料と販売手数料を比較しています。

アプリ名 プラン名 月額利用料 販売手数料
かんたんサブスク ベーシック $0 0%
プロフェッショナル $29 1%
エンタープライズ $199 1%
Mikawaya ライト $12 3%
ベーシック $49 1%
エンタープライズ 要問い合わせ 要問い合わせ
定期購買 STANDARD $49 1%
ENTERPRISE $299 1%
Nocode スターター $0 0%
ベーシック $49 0%

基本機能で比較

定期購入で必須の注文サイクルや割引などの機能で比較しています。
※ 比較表は2022/07/06時点の情報になります。
※ Shopifyアプリストアや公式HP、ヘルプページに情報がないものは「ー」を入力しています。

アプリ名 かんたんサブスク Mikawaya 定期購買 Nocode
注文サイクル
日毎・週毎・月毎

日毎・週毎・月毎

日毎・週毎・月毎・年毎

日毎・週毎・月毎
初回割引
2段階割引(継続割引)
最低購入購入回数指定
最高購入購入回数指定
送料無料設定
※クーポンを利用せず
2回目以降の決済日固定
1つのサブスクプランに
紐付け可能な商品数
100件以上 100件以上 100件以上 100件以上
定期契約の
変更・解約
お客様へメール通知
お客様がマイページで
契約変更・解約

あると便利な機能で比較

BOX機能や解約アンケートなど定期購入では必須ではないですが、あると便利な機能を比較しています。

※ 比較表は2022/07/06時点の情報になります。
※ Shopifyアプリストアや公式HP、ヘルプページに情報がないものは「ー」を入力しています。

アプリ名 かんたんサブスク Mikawaya 定期購買 Nocode
解約アンケート
CSVエクスポート
ボックス機能 △ ※BOX Builderと併用で
ダイレクトリンク
※チェックアウトへ直接飛ばす
解析機能
会員ランク機能
他アプリからの移行
頒布会 △で運用カバー △で運用カバー
タグの自動付与
マイページのフルカスタマイズ機能 ◯(ただし、エンタープライズプランのみ) ◯(ただし、エンタープライズプランのみ) ◯(ただし、ENTERPRISEプランのみ)

管理画面やマイページで変更できる情報の比較

アプリ管理画面やマイページでどの情報が変更できるのかを比較しています。

※ 比較表は2022/07/06時点の情報になります。
※ Shopifyアプリストアや公式HP、ヘルプページに情報がないものは「ー」を入力しています。

(ストア側)管理画面での変更

アプリ名 かんたんサブスク Mikawaya 定期購買 Nocode
商品変更
数量変更
金額変更
送料変更
間隔変更
注文日変更
住所変更
解約
支払方法の変更
お届け日の変更
契約一時停止
注文スキップ

(ユーザー側)マイページでの変更機能

アプリ名 かんたんサブスク Mikawaya 定期購買 Nocode
契約の内容確認
商品変更
バリエーション変更
数量変更
間隔変更
注文日変更
住所変更
手動注文
解約
支払方法の変更
お届け日の変更
契約一時停止
注文スキップ
各種変更受付期限の設定

メール・通知機能で比較

メールでの通知がどのタイミングで配信できるのかを比較しています。

※ 比較表は2022/07/06時点の情報になります。
※ Shopifyアプリストアや公式HP、ヘルプページに情報がないものは「ー」を入力しています。

アプリ名 かんたんサブスク Mikawaya 定期購買 Nocode
契約注文時(新規・2回目以降ふくめ)
リマインドメール(注文前の確認メール)
スキップ
スキップの取り消し
一時停止
解約
契約再開
クレジットカード有効期限確認
注文失敗(決済失敗など)
注文内容の変更
商品の追加
商品の数量変更
商品の削除
次の注文日の変更
お届け日の変更
テンプレ変更(メールの内容変更) 可能 不可 可能
送信元ドメインの設定 ◯(ただし、エンタープライズプランのみ) ◯(ただし、エンタープライズプランのみ) ◯(ただし、ENTERPRISEプランのみ)

連携可能な外部サービス比較

※ Shopifyアプリストアや公式HP、ヘルプページに情報がないものは「ー」を入力しています。

アプリ名 かんたんサブスク Mikawaya 定期購買 Nocode
Klaviyo
ソーシャルPLUS
DMMチャットブースト
Omnisend Email Marketing & SMS
Japan Order CSV
配送日時指定.amp
どこポイ
EasyPoints
BOX Builder
Omni Hub(オムニハブ)
EasyLockdown Access Management
CRM PLUS
タイムズアクト|先行予約
オープンロジ
ネクストエンジン
アシスト店長
LOGILESS(ロジレス)
Shopify Flow
TēPs(テープス)
ECAI
Letters ‑ 紹介プログラムを簡単導入 ‑

 

定期購入(サブスク)アプリの料金シミュレーション

定期購入経由での月間売上別に各アプリおよびプランにおいて、月額料金を算出しました。
※セルの色がピンク色は最安値、薄オレンジは2番目に安い価格になっています(Nocode Subscriptionのスタータープランは除く)
※ 2023/2/5時点のドル円価格(1ドル=131円)で計算

月間サブスク売上
アプリ名 プラン名 1万 5万 10万 20万 30万 40万 50万 100万 300万 500万 1,000万 3,000万 5,000万 10,000万
かんたんサブスク ベーシック ¥300 ¥1,500 ¥3,000 ¥6,000 ¥9,000 ¥12,000 ¥15,000 ¥30,000 ¥90,000 ¥150,000 ¥300,000 ¥900,000 ¥1,500,000 ¥3,000,000
プロフェッショナル ¥3,899 ¥4,299 ¥4,799 ¥5,799 ¥6,799 ¥7,799 ¥8,799 ¥13,799 ¥33,799 ¥53,799 ¥103,799 ¥303,799 ¥503,799 ¥1,003,799
ENTERPRISE ¥26,169 ¥26,569 ¥27,069 ¥28,069 ¥29,069 ¥30,069 ¥31,069 ¥36,069 ¥56,069 ¥76,069 ¥126,069 ¥326,069 ¥526,069 ¥1,026,069
Mikawaya Subscription ライト ¥1,872 ¥3,072 ¥4,572 ¥7,572 ¥10,572 ¥13,572 ¥16,572 ¥31,572 ¥91,572 ¥151,572 ¥301,572 ¥901,572 ¥1,501,572 ¥3,001,572
ベーシック ¥6,519 ¥6,919 ¥7,419 ¥8,419 ¥9,419 ¥10,419 ¥11,419 ¥16,419 ¥36,419 ¥56,419 ¥106,419 ¥306,419 ¥506,419 ¥1,006,419
定期購買 Standard ¥6,519 ¥6,919 ¥7,419 ¥8,419 ¥9,419 ¥10,419 ¥11,419 ¥16,419 ¥36,419 ¥56,419 ¥106,419 ¥306,419 ¥506,419 ¥1,006,419
ENTERPRISE ¥39,269 ¥39,669 ¥40,169 ¥41,169 ¥42,169 ¥43,169 ¥44,169 ¥49,169 ¥69,169 ¥89,169 ¥139,169 ¥339,169 ¥539,169 ¥1,039,169
NoCode Subscription スターター
※10契約まで
¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0 ¥0
ベーシック ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419 ¥6,419

定期購入(サブスク)でよくある質問

「定期販売」「頒布会」「サブスクリプション」の違い

「定期販売」と「サブスクリプション」の違い

定期販売もサブスクリプションも一定間隔で販売するのは変わらないですが、定期的に提供する商品が「モノ」の場合は定期販売、「サービス」の場合はサブスクリプションという違いです。

「頒布会」との違い

定期販売やサブスクリプションは「毎回同じ商品」を提供しますが、頒布会は「毎回異なる商品」を提供するという違いです。
Shopifyで頒布会を実現する場合は、定期購入アプリで自動的で付与される注文回数タグを利用し1回目は◯◯を2回目はXXのような頒布会を実現することが可能です

定期購入(サブスク)に向いてる商品

① 日常的・定期的に消費・利用する商品

例えば、サプリなどの健康食品、米や水などの食品、化粧水や乳液などの基礎化粧品、トイレットペーパーや紙おむつなどがあります

② そこでしか購入できない商品(オリジナル商品)

①の商品を取り扱っていたとしても、他のストアでも買える商品だと自身のストアで定期購入してもらうことは難しいです。

③ どこよりも安く提供できる商品

どうしても②の商品を提供できない場合は、(粗利がしっかり確保できることが前提で)どこよりも安く提供できる商品だと、定期で購入してもらう可能性を高めることはできます。

定期購入(サブスク)に向いていない商品

① 日常的・定期的に消費・利用しない商品

例えば、急性症状への市販薬など一時的にしか使わない商品などです。継続利用されない商品を定期的に購入してもらうのは難易度が高いです。

② どこでも買える商品

向いてる商品でも説明していますが、他のストアでも買える商品だと定期として購入してもらう理由づくりが難しくなります。

③ 利用・消費期間が長い商品

例えば、虫よけなど1個で半年〜1年以上使える商品などです。お客様自身が半年〜1年後も同じ商品を使っているか想像できないため、定期として購入してもらうのは難易度が高いです。

※ここで紹介した商品は向いていないだけで、ターゲットや訴求ポイントなどを変えること(売り方を工夫すること)で定期購入させることは可能です。

定期購入(サブスク)アプリで利用可能な決済種別は?

クレジットカード決済のみとなります。

全ての定期購入アプリは、「Shopify Subscription API」というShopifyの基盤を利用しており、「Shopify Subscription API」自体がクレジットカードのみしか対応していないためです。 

Shopifyペイメント以外でも利用できますか?

Shopifyペイメント以外でも利用できます。ただし、現在では下記の決済ゲートウェイのみの対応となります。

Shopify Payments
Stripe
PayPal Express
Authorize.net

情報元: Shopify dev

※ Shopifyペイメント以外をご利用の場合、まずはShopifyへ直接ご確認ください。

定期購入(サブスク)アプリ間でデータ移行は可能?

可能です。

ただし、移行元の定期購入アプリがデータエクスポート機能を備えていることと、移行先の定期購入アプリがデータインポート機能を備えている必要があります。対応しているかは各アプリ会社に問い合わせて直接確認してみると良いでしょう。 

定期商品と通常商品を同時購入された場合の送料は?

Shopifyの仕様上、定期商品と通常商品を同時に購入された場合、定期商品の送料と通常商品の送料を加算した金額として請求されます。

「通常商品も定期商品も送料無料の場合」や「どちらかが送料無料の場合」は、そこまで問題ではありませんが、「通常商品も定期商品も送料ありの場合」はお客様から二重で送料を受け取ってしまうため、お客様への対応方針を考える必要があります。

新しいお客様アカウントと従来のお客様アカウントはどちらを使うべき?

定期購入(サブスク)アプリを利用する場合、マイページ上でサブスク契約のキャンセルやスキップが出来ることがお客様にとっても親切かと思います。
上記のようなマイページ機能を利用する場合は「従来のお客様アカウント」を選択してください。
2023年7月時点では、新しいお客様アカウントにはサブスクアプリ自体がマイページへ介入できないため、上記のようなマイページ機能を利用できません。

参考記事

【比較表あり】Shopifyの新しいお客様アカウントとは?従来との違いも解説

定期購入(サブスク)アプリの導入事例は?

アプリ名 かんたんサブスク Mikawaya 定期購買 Nocode
導入事例

MINIMAL WARDROBE
GHOST BURGER
茶心伝心anicure
茶縁Kyoto
Halekai
Renate
AMARC LIFE STORE
FRMA
紅藍オンラインストア
うさコーヒー
5 点ラジオオフィシャルストア
YOJO 薬局
ALLUP SHOP
GRASSBAR
おばあちゃんが大切な孫に使わせたいもの
鰹BAR for Sports
浪乃音酒造
今代司酒造 直営オンラインショップ
水槽とクレマチス
QAIMA
など

ダンデライオン・チョコレート
LIFFT
ヤクルト
Slimfy
ORYZAE
SODA FACTORY
Mt Flat Pet Foods -金の旨味-
LEO COAT 公式ストア
.SANJUGO(サンジュゴ)公式オンラインストア
肌美 -KIBI- 公式オンラインショップ
ANLAN 公式通販
ステムセラピー化粧品
マリエン | ドイツハーブ
Green Spa Hawaii
など
La protein
オリオンビール
MAMMABABY
ジョンマスターオーガニック
Minimal -Bean to Bar Chocolate- _ TOKYO
Lypo-C 公式ショップ
XOUL

AuB STORE
究極のブロッコリーと鶏胸肉
肉屋大石公式通販
amirisu
いずみピクルス
LOVEG
atre ENJU
リライブシャツ
など

ゼンライフ
Stone Soup Consulting
WEBFARE

最後に

下記の記事では定期購入(サブスク)アプリ以外にも「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なおすすめアプリをジャンル別に紹介しています。ご参考にしてください。

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    Tsunライターチーム

    配送日時指定を導入するメリットやデメリットを解説しています。また、日本語に対応している国内配送日時指定アプリの「CC 配送日時指定」や「らくらく設定!配送日時指定」、「カレンダーマスター ‑ 配送日時指定」、「配送&注文サポーター」、「配送マネージャー」、「配送日時指定 .amp」などのプランや機能を紹介しています。

    Shopifyの配送日時指定アプリ 7選 | お届け希望日を設置するメリット・デメリット

    Tsunライターチーム

    配送日時指定を導入するメリットやデメリットを解説しています。また、日本語に対応している国内配送日時指定アプリの「CC 配送日時指定」や「らくらく設定!配送日時指定」、「カレンダーマスター ‑ 配送日時指定」、「配送&注文サポーター」、「配送マネージャー」、「配送日時指定 .amp」などのプランや機能を紹介しています。

  • Shopify Flowとは?|メリットやデメリット設定方法を紹介

    Shopify Flowとは?|メリットやデメリット設定方法を紹介

    Tsunライターチーム

    みなさんは、Shopify純正のShopifyアプリ「Shopify Flow」を利用していますか?Shopify Flowを上手く活用することでEC業務の工数削減を期待することができます。本記事ではShopify Flowのメリットやデメリット、設定方法などを紹介しています。ご参考にしてください。

    Shopify Flowとは?|メリットやデメリット設定方法を紹介

    Tsunライターチーム

    みなさんは、Shopify純正のShopifyアプリ「Shopify Flow」を利用していますか?Shopify Flowを上手く活用することでEC業務の工数削減を期待することができます。本記事ではShopify Flowのメリットやデメリット、設定方法などを紹介しています。ご参考にしてください。

  • Shopifyのギフトカードとは?設定方法やクーポンとの違いを紹介

    Shopifyのギフトカードとは?設定方法やクーポンとの違いを紹介

    Tsunライターチーム

    みなさんはShopifyのギフトカードを利用していますか?クーポンコードを利用したことあるけど、ギフトカードは利用したこと無いという方も多いのではないでしょうか。 本記事ではShopifyのギフトカードの種類や設定方法、クーポンの違いになどを説明しています。

    Shopifyのギフトカードとは?設定方法やクーポンとの違いを紹介

    Tsunライターチーム

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  • Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

  • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

  • Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

    Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

    小笠原 京平

    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

    Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

    小笠原 京平

    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

  • Shopify Liquidで変数に初期値を設定する

    Shopify Liquidで変数に初期値を設定する

    小笠原 京平

    Tsun Inc.の小笠原です!Shopifyアプリ開発をしていく中で、テーマ拡張機能を開発する際にLiquidを書くことがよくあります。今回はLiquidを書く上でかかせない変数を扱う際に、変数の初期値を設定する方法をご紹介します。

    Shopify Liquidで変数に初期値を設定する

    小笠原 京平

    Tsun Inc.の小笠原です!Shopifyアプリ開発をしていく中で、テーマ拡張機能を開発する際にLiquidを書くことがよくあります。今回はLiquidを書く上でかかせない変数を扱う際に、変数の初期値を設定する方法をご紹介します。

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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