Shopifyにお気に入り機能(ウィッシュリスト)を導入するメリット|Shopifyアプリも紹介

Shopifyにお気に入り機能(ウィッシュリスト)を導入するメリット|Shopifyアプリも紹介

「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。
ノーコードかつ3ステップで簡単にセットアップでき、日本語に対応しています。
無制限で予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。

引用元: RuffRuff 予約販売


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本記事では、Shopify(ショッピファイ)ストアにお気に入り機能(ウィッシュリスト)を導入するメリットを解説します。また、お気に入り機能を導入する方法、おすすめのShopifyアプリもご紹介します。

お気に入り機能(ウィッシュリスト)とは

お気に入り機能は、お客様がショップ内の商品を「自分だけのリスト」として登録・管理できる機能です。また、別の呼び方として「欲しい物リスト」や「ウィッシュリスト(Wishlist)」、「ブックマーク(Bookmark)」などがあります。

お気に入り機能があることで、今は買わないけど気になる商品をリスト登録し、給料日やセール日など後日裁縫した時にすぐに目的の商品を購入することに役立ちます。

また、日用品などの定期的に購入している商品を登録しておき、定期的にショップに再訪問し、再購入するのにも役立ちます。

最近では、自分が欲しい商品を「欲しい物リスト(ウィッシュリスト)」として作成しておき、記念日やお祝い事の際にその欲しい物リスト(ウィッシュリスト)のページURLを共有・公開することで、第三者からプレゼントとして買ってもらうなどの使い方も増えてきました。

お気に入り機能(ウィッシュリスト)を導入するメリット

お気に入り機能を導入するメリットは下記になります

  • 売上アップにつながる
  • 再訪問率・回遊率が上がる
  • 顧客ニーズの把握に使える
  • 在庫管理が楽になる
  • 効果的なメールマーケティングを実施できる

それぞれ詳しく解説していきます。

売上アップにつながる

お気に入り機能は、ショップへの再訪問時に商品を探す手間を削減してくれるため、「目的の商品を見つけられずに離脱してしまう」ような機会損失の減少につながります。

また、第三者に「欲しいものリスト」を共有・公開することで、第三者からのプレゼントといった消費を促すことができます。

再訪問率・回遊率が上がる

お客様は、後日購入することを目的に商品をお気に入り登録しているケースが多いため、ショップへの再訪問率の向上に繋がります。

また、こだわりのお気に入りリストを作成するために、ショップ内を一通り確認するといった行動にも繋がりますので、回遊率向上の効果も期待できます。

Shopifyストアで回遊率を高める他の方法として、タグ一覧があります。下記の記事ではShopifyでタグ一覧を利用するメリットやタグ一覧を表示する方法を紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyのタグを活用するメリット|タグ一覧を表示する方法

顧客ニーズの把握に使える

お気に入り登録を多くされている商品を調査することで、どの商品がお客様に人気なのかを把握することができます。

在庫管理が楽になる

上述の通り、どの商品が人気なのかを把握できるため、在庫管理にもそのまま活かすことができます。

効果的なメールマーケティングを実施できる

在庫入荷やお得なセールなどのタイミングで、該当商品をお気に入り登録しているお客様にメールでお知らせすることで、不特定多数に訴求メールを送るよりも効果を期待できます。

メールマーケティングに関しては下記の記事で詳しく解説していますので、ご参考になさってください。

メールマーケティングのメリットは?Shopifyのメール配信アプリも紹介

Shopifyにお気に入り機能を導入する方法

お気に入り機能を導入する方法は下記になります

  • お気に入り機能のあるShopifyテーマを利用する
  • ソースコードをカスタマイズする
  • Shopifyアプリをインストールする

それぞれ詳しく解説していきます。

お気に入り機能のあるShopifyテーマを利用する

はじめに、Shopifyテーマを利用する方法です。

Shopifyテーマの中にはお気に入り機能に対応しているテーマも存在しますので、対応テーマを探し、テーマを購入することでお気に入り機能を実現することは可能です。

筆者も調査してみましたが、Shopifyテーマストア上で対応テーマを見つけることは出来ませんでした。

ただし、Shopifyテーマを販売している海外サービスでは対応テーマをいくつか発見できましたので紹介します。

お気に入り登録のあるShopifyテーマ | themeforest
出展:themeforest

Shopifyテーマで対応するメリットは「プログラミング知見なしに導入できること」と「買い切りのため1度購入すれば、以降は費用が発生しないこと」です。

一方で、デメリットは「Shopifyテーマを探す手間が発生すること」や「安くても数十ドル以上は費用が発生すること」、「デザインの自由度がないこと」です。

ソースコードをカスタマイズする

次に、ソースコードをカスタマイズする方法です。

利用しているShopifyテーマのソースコードをカスタマイズすることでお気に入り機能を実現することも可能です。

自身で実装するメリットとしては、「デザインの自由度が高いこと」と「自身で実装するなら費用が発生しないこと」です。

一方で、デメリットとしては「実装に時間がかかること」と「プログラミング知見が必要なこと」です。

Shopifyアプリをインストールする

最後に、Shopifyアプリをインストールする方法です。

Shopifyアプリストアで「WishList」と検索すると多くのShopifyアプリを見つけることが出来ます。

Shopifyアプリをインストールするメリットは「プログラミング知識なしに簡単に導入できること」や「Shopifyテーマで対応するよりはデザインに自由度があること」、「常に最新機能を利用できること」です。

一方で、デメリットとしては「月額費用が発生すること」です。

お気に入り機能導入におすすめのShopifyアプリ

お気に入り機能を導入できるShopifyアプリは下記になります。

  • Wishlist Plus
  • FAVS Wishlist Bar
  • Wishlist Hero
  • Wishlist Pro
  • Smart Wishlist
  • らくらくお気に入り|リテリア wishlist

それぞれ詳しく紹介していきます。

Wishlist Plus

Wishlist Plus | Shopifyアプリストア
出展:Wishlist Plus | Shopifyアプリストア
 
アプリを見る

お気に入り機能のShopifyアプリの中で最も人気のアプリです。

ゲストユーザーでもお気に入りリストを作成できたり、ウィッシュリストとして第三者にお気に入りリストを公開することも可能です。また、お気に入りした商品に関する「在庫数通知、値下げ通知、クーポン通知、自動通知」など様々な通知が可能です。

様々なメールアプリとの連携ができ、Mailchimp、Klaviyo、ReSci、Sailthru、Bronto、Dotmailerなどメールアプリと連携が可能です。

Wishlist Plusの料金プラン

プラン名 料金 内容
FREE 無料 コードレスで簡単セットアップ
ウィッシュリスト100件/月
後で買う 20件/月
シェアウィッシュリスト
最大5000セッション/月
永久無料
STARTER $14.99/月 ウィッシュリストリマインダー
ウィッシュリスト最大1000件/月
後で買う 100件/月
詳細レポート
複数のウィッシュリスト作成
英語以外の言語サポート
最大1万セッション/月
PRO $49.99/月 Klaviyoとの統合
ウィッシュリスト最大1万件/月
後で買う 1000件/月
値下げ、再入荷メール
自社ブランド
最大5万セッション/月
PREMIUM $99.99/月 JS/REST API対応
ウィッシュリスト最大5万件/月
後で買う 5000件/月
カスタムメールテンプレート
最大10万セッション/月
※もっとボリュームを増やすには要お問い合わせ

FAVS Wishlist Bar

FAVS Wishlist Bar|Shopiifyアプリストア
出典:FAVS Wishlist Bar|Shopifyアプリストア

アプリを見る

FAVS Wishlist Barは、お気に入りアプリの中では比較的安価に利用できるShopifyアプリです。お気に入り登録できる基本機能に加え、お気に入りボタンやお気に入りバー(お気に入りに登録した商品一覧)のデザインをカスタマイズすることもできます。

FAVS Wishlist Barの料金プラン

プラン名 料金 内容
FREE 無料 ウィッシュリスト100件/月
ゲスト(非会員)ウィッシュリスト
バーやボタンのカスタマイズ
インサイトデータ
FAVS 1K $9.95/月 ウィッシュリスト1,000件/月
ゲスト(非会員)ウィッシュリスト
バーやボタンのカスタマイズ
リマインドメール自動配信
インサイトデータ
FAVS 10K $39.95/月 ウィッシュリスト10,000件/月
ゲスト(非会員)ウィッシュリスト
バーやボタンのカスタマイズ
リマインドメール自動配信
インサイトデータ
FAVS 50K $79.95/月 ウィッシュリスト50,000件/月
ゲスト(非会員)ウィッシュリスト
バーやボタンのカスタマイズ
リマインドメール自動配信
インサイトデータ

Wishlist Hero

Wishlist Hero|Shopifyアプリストア
出展:Wishlist Hero|Shopifyアプリストア
 
アプリを見る

Wishlist Heroはお気に入りアプリの中ではWishlist Plusに次いで人気のShopifyアプリになります。機能も豊富でWishlist Plusと比べるとコスパの良いShopifyアプリと言えます。

Wishlist Heroの料金プラン

プラン名 料金 内容
FREE 無料 ノーコードでセットアップ
ウィッシュリスト500件/月
ウィッシュリストをメールで共有
ウィッシュリストをSNSで共有する
詳細レポート
非英語版サポート
SILVER $14/月 FREEプランのすべての機能
ウィッシュリスト1,000件/月 まで
カスタムブランディング
FB統合
リマインダーメール(在庫切れ、値下がり)機能
JS API
GOLD PLUS $17/月 SILVERプランのすべての機能
ウィッシュリストは最大5,000件/月
カスタムESP、Mailchimp、SendGrid、Klaviyo、OmniSendの統合
REST API
PLATINUM $29/月 GOLD PLUSプランのすべての機能
ウィッシュリストは最大10,000件/月
※ウィッシュリストを追加でつかいた場合やCRM統合は要お問い合わせ

Wishlist Pro

Wishlist Pro|Shopifyアプリストア
出展:Wishlist Pro|Shopifyアプリストア
 
アプリを見る

Wishlist Proは、お気に入りアプリの中では比較的安価なShopifyアプリです。

月額1.95ドル​​のプランで、無制限にお気に入りリストを作成できたり、月次分析レポートを確認できたりします。

Wishlist Proの料金

$1.95/月

※  お試し期間7日間

Smart Wishlist

Smart Wishlist|Shopifyアプリストア
出展:Smart Wishlist|Shopifyアプリストア
 
アプリを見る

Smart Wishlistもお気に入りアプリの中では比較的安価なShopifyアプリです。

Wishlist Proに比べて機能が豊富で、複数のお気に入りリストを作成できたり、お気に入りリストをもとに自動でリマインドメールが送れたり、FBのピクセルコード埋め込んで広告への適用することも出来ます。また、Javascript APIとREST APIも開放しているみたいで、高度なカスタマイズも可能です。

Smart Wishlistの​​料金

$4.99/月

※  お試し期間60日間

らくらくお気に入り|リテリア wishlist

らくらくお気に入り|Shopifyアプリストア
出展:らくらくお気に入り|Shopifyアプリストア
 
アプリを見る

日本企業が開発したお気に入りアプリです。

ノーコードで簡単に導入でき、お気に入りボタンの色やテキスト、ホバー時の色、上下の余白などをデザインを柔軟にカスタマイズできます。

らくらくお気に入りの料金

$14.99/月

※  お試し期間7日間

最後に

下記の記事ではお気に入り機能(ウィッシュリスト機能)を追加できるShopifyアプリ以外にも「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なおすすめアプリをジャンル別に紹介しています。ご参考にしてください。

おすすめのShopifyアプリ|ジャンル別に紹介

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    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

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    Tsun Inc.の小笠原です!Shopifyアプリ開発をしていく中で、テーマ拡張機能を開発する際にLiquidを書くことがよくあります。今回はLiquidを書く上でかかせない変数を扱う際に、変数の初期値を設定する方法をご紹介します。

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

掲載情報に関して

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