自社ECとモール型ECの違いは?|メリット・デメリットを徹底解説! Tsun Inc.

自社ECとモール型ECの違いは?|メリット・デメリットを徹底解説!

ECサイトの運営担当者が、まず始めに考えなければいけないテーマは「モール型EC」と「自社ECサイト」どちらで運営を行うのかという点でしょう。

この記事ではモール型ECと自社ECの違いや、それぞれのメリット・デメリットについて徹底解説します!

自社ECとモール型ECの違いについて

まずは自社ECとモール型EC、それぞれの特徴について確認しましょう。

モール型ECの特徴

モール型ECは複数のネットショップで構成された、インターネット上のショッピングモールのことを指します。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどがモール型ECにあたります。

モール型ECは利用者数がとても多いため、集客力が非常に強いのが最大の利点です。ただし出店店舗数も多いため、モール内での価格競争が起こりやすいことが特徴としてあげられます。

自社ECの特徴

自社ECは企業が独自でサイトを構築し、運営するネットショップのことを指します。

自社ECサイトの作り方に関しては以下のブログ記事で詳しく解説しています。

【初心者でも分かる!】ECサイトの作り方|ネットショップの出店・構築方法・費用について

ネットショップを開設してすぐの期間は集客力がほぼないため、独自にユーザーを集めるためのマーケティングを行う必要があります。ただし、自社ECはモール型ECに比べて利益率が高く、自由にネットショップを作ることが可能なので、ブランディングがしやすいというメリットがあります。

自社ECのメリット

利益率が高い

ECモールに出店すると出店料や手数料、広告費などの様々な費用が発生します。自社ECでも使用するシステムによっては月額の維持費がかかりますが、ECモールよりも低額で抑えられることが多く、また他モールとの価格競争も起こらないため、トータルで利益率が高くなる傾向にあります。

ショップのブランディングがしやすい

自社でECサイトを作れば、好きなようにショップページをレイアウトすることが可能です。ECモールでは難しいショップ名のアピールやブランドイメージをしっかりと伝えるような仕組みを作りやすいです。

顧客データを使って細かい分析ができる

ECモールでは顧客データはあくまでECモール側で管理されているため、ショップ側が見ることができる情報は制限されています。自社ECの場合は顧客データを全て管理することができるので、リピート施策を打ったり、細かい分析をすることが可能です。

自社ECのデメリット

自力で集客をする必要がある

ECモールには既に多くの利用者がいることが最大の強みですが、自社ECは1から自分で集客をする必要があります。SEO対策やコンテンツ作成、広告運用などのマーケティングを時間をかけて行うことが重要です。

下記の記事では、SEOのメリットやSEO対策について解説しています。参考にしてください。

SEOのメリット・デメリット|Shopifyで出来るSEO対策

結果が出るまでに時間がかかる

上記のようなマーケティング施策は一朝一夕で結果が出るものではなく、日々の積み重ねが重要となります。そのため結果が出るまでには、ある程度時間がかかることが多いです。

マーケティングの能力が必要

自力で集客をするためにはマーケティングの知識が必須です。ブランディングの方向やそれに伴った戦略を打てる人材が社内にいないと、自社ECを運営することは難しいでしょう。

モール型ECのメリット

集客力がある

ECモールには既に多くの利用者がいるため、ECモールに出店することによって多くの集客が見込めます。

信頼性が高い

Amazonや楽天など、ネームバリューがあるモールは信頼性も高いため「ここで買えば大丈夫」という安心感があるのもメリットです。

出店が簡単

自分でサイト構築をする必要が無いため、ある程度のPC操作ができれば簡単に出店が可能です。

モール型ECのデメリット

ランニングコストがかさむ

出店するモールによってかかる費用も変わりますが、出店料や販売手数料、広告費などのランニングコストがかかります。

価格競争が起こりやすい

同じモールに出店している競合ショップとの価格競争が起こりやすく、ランニングコストもかかるため、トータルの利益率が低くなりやすいです。

ショップのブランディングがしにくい

ECモールで買い物をすると「Amazonで買った」「楽天で買った」という認識になるユーザーが殆どで、ショップ名の認知を上げることが難しいです。ショップページのデザインにも制約があるため、ショップのブランディングがしにくいことが難点です。

自社ECとモール型EC、どちらを選ぶべき?

自社ECとモール型EC、どちらの方が優れている、ということはなく、それぞれにメリット・デメリットがあるため自身の会社がどのようなショップ運営をしたいかで決めると良いでしょう。

長期的にショップを大きく成長させたい場合は、ブランディングがしやすく利益率も高い傾向にある自社ECを。

短期的に集客し、ショップの認知を上げたい場合はモール型ECが良いでしょう。

取扱商品の種類で選ぶ

販売する商品の種類によっても最適なECプラットフォームは異なります。

自社で取り扱っている商品のほとんどがNB(ナショナルブランド)の場合は、モール型ECを、PB(プライベートブランド)の場合は自社ECを選ぶと良いでしょう。

・NB商品の場合はモール型ECが良い理由

NB商品は大手メーカーが全国規模で展開しているブランドのことを指します。つまり、他社の大手メーカーが作っている商品を仕入れて販売している場合です。

NB商品は既に知名度が高いため、モール検索での集客が期待できます。

下記の記事ではAmazonや楽天市場など国内大手のECモールの特徴やタイプ別におすすめのモールを紹介しています。ご参考にしてください。

ECモールを徹底比較|モールごとの特徴や事業者タイプ別におすすめモールをご紹介

・PB商品の場合は自社ECが良い理由

PB商品は自社で作っているオリジナル商品のことを指します。NB商品に比べて知名度が低いことが多く、モール型ECの集客メリットの恩恵を受けづらいです。また、価格競争に巻き込まれるデメリットもあるため、モール型ECでの出店はおすすめできません。

PB商品は自社のブランディングがかなり重要になるため、自社ECで販売する方が良いです。

下記の記事では自社ECを構築できるサービス5つを機能や料金などの観点で紹介しています。ご参考にしてください。

【超厳選】ECサイトのおすすめASP比較5選|ネットショップの分かりやすい選び方

自社ECとモール型ECを同時に運営する方法もあり

自社ECを育てつつ、集客も上げたい場合は、自社ECとモール型ECを同時に運営する、という方法もあります。

新規顧客獲得をモール型ECの方で行い、ショップのブランディングは自社ECで形成していく、という企業も実際にあります。

ただし、両方同時に運営する場合は、勿論それだけ工数もかかるため、社内に十分な人材とリソースを確保する必要があります。

ECサイトを運営したい場合は一度Tsunへご相談を!

自社ECを運営する場合、マーケティングの知識は絶対に必要です。ただし、社内にマーケティングに精通する人材がいない場合、外部のベンダーにサポートしてもらうという選択肢もあります。

株式会社Tsunではマーケティング分野でのサポートは勿論、ECサイトのサイト構築からグロースまでを、一気通貫でサポートします!また、Tsunには大手ECモールでのマーケティング担当の経験者もいるため、自社ECとモール型ECを同時に運営したい方のご相談を承ることも可能です。

自社ECサイトの作成、運営をご検討されている方は、豊富なプログラミング知識とマーケティング知識をあわせ持つTsunへ一度お問い合わせください。

ブログに戻る
  • Shopify商品管理ガイド:商品登録から公開、非公開、アーカイブまで完全解説

    Shopify商品管理ガイド:商品登録から公開、非公開、アーカイブまで完全解説

    Tsunライターチーム

    Shopifyを使って商品を管理する方法を詳しく解説します。商品の登録から編集、公開、非公開、さらにはアーカイブまで、ステップバイステップで説明していきます。ブラウザとモバイルアプリの両方での操作方法を紹介しますので、あなたのビジネススタイルに合わせて最適な方法を選択できます。

    Shopify商品管理ガイド:商品登録から公開、非公開、アーカイブまで完全解説

    Tsunライターチーム

    Shopifyを使って商品を管理する方法を詳しく解説します。商品の登録から編集、公開、非公開、さらにはアーカイブまで、ステップバイステップで説明していきます。ブラウザとモバイルアプリの両方での操作方法を紹介しますので、あなたのビジネススタイルに合わせて最適な方法を選択できます。

  • Shopifyとは?ショッピファイの機能や料金、メリット、デメリットを解説

    Shopify(ショッピファイ)とは?メリットやデメリット|Shopifyについて徹底解説

    Tsunライターチーム

    Shopifyは、世界中で多くの企業に利用されているEコマースプラットフォームです。その使いやすさと柔軟性から、小規模ビジネスから大企業まで幅広く採用されています。この記事では、Shopifyの基本的な概要から、そのメリット・デメリット、始め方、集客方法、SEO対策、カゴ落ち対策まで、Shopifyを活用してECビジネスを成功に導くための包括的な情報をお届けします。

    Shopify(ショッピファイ)とは?メリットやデメリット|Shopifyについて徹底解説

    Tsunライターチーム

    Shopifyは、世界中で多くの企業に利用されているEコマースプラットフォームです。その使いやすさと柔軟性から、小規模ビジネスから大企業まで幅広く採用されています。この記事では、Shopifyの基本的な概要から、そのメリット・デメリット、始め方、集客方法、SEO対策、カゴ落ち対策まで、Shopifyを活用してECビジネスを成功に導くための包括的な情報をお届けします。

  • Shopifyストア向けCRM活用ガイド:ツールの選び方や活用事例、Shopifyアプリを紹介

    Shopifyストア向けCRM活用ガイド:ツールの選び方や活用事例、Shopifyアプリを紹介

    Tsunライターチーム

    ShopifyとCRMを連携させることで、顧客データを効果的に活用し、ビジネスの成長を加速させることができます。本記事では、ShopifyとCRMの連携がもたらす利点、主要なCRMツール、おすすめのShopifyアプリ、CRMの選び方、そして具体的な活用事例について詳しく解説します。

    Shopifyストア向けCRM活用ガイド:ツールの選び方や活用事例、Shopifyアプリを紹介

    Tsunライターチーム

    ShopifyとCRMを連携させることで、顧客データを効果的に活用し、ビジネスの成長を加速させることができます。本記事では、ShopifyとCRMの連携がもたらす利点、主要なCRMツール、おすすめのShopifyアプリ、CRMの選び方、そして具体的な活用事例について詳しく解説します。

  • Shopifyの再入荷通知アプリ5選|再入荷リクエスト

    Shopifyの再入荷通知アプリ5選|再入荷リクエスト

    Tsunライターチーム

    この記事ではShopifyの再入荷通知のアプリに関して詳しく解説します。おすすめのアプリや、再入荷通知アプリの選び方、機能や費用の比較など、詳しく解説しています。再入荷通知サポーターやBack in Stock: Restock Alerts(旧 Customer Alerts)など有名アプリもご紹介しています。

    Shopifyの再入荷通知アプリ5選|再入荷リクエスト

    Tsunライターチーム

    この記事ではShopifyの再入荷通知のアプリに関して詳しく解説します。おすすめのアプリや、再入荷通知アプリの選び方、機能や費用の比較など、詳しく解説しています。再入荷通知サポーターやBack in Stock: Restock Alerts(旧 Customer Alerts)など有名アプリもご紹介しています。

  • Shopifyで期間限定販売や期間限定セールを行う方法

    【2024】Shopifyで期間限定販売を行う方法|期間限定販売のメリットや期間限定セールの実...

    Tsunライターチーム

    本記事では、Shopifyで期間限定販売を簡単に実現できるアプリとその具体的な設定方法を紹介します。さらに、期間限定セールの実施方法についても詳しく解説します。これらの情報を活用することで、あなたのShopifyストアでも効果的な期間限定販売を展開できるようになるでしょう。

    【2024】Shopifyで期間限定販売を行う方法|期間限定販売のメリットや期間限定セールの実...

    Tsunライターチーム

    本記事では、Shopifyで期間限定販売を簡単に実現できるアプリとその具体的な設定方法を紹介します。さらに、期間限定セールの実施方法についても詳しく解説します。これらの情報を活用することで、あなたのShopifyストアでも効果的な期間限定販売を展開できるようになるでしょう。

  • ShopifyでPayPayを導入するメリット|決済事業者、手数料を紹介

    ShopifyにPayPayを導入するメリット|決済事業者や手数料を紹介

    Tsunライターチーム

    本記事では、ShopifyストアにPayPayを導入するメリットとデメリット、そして具体的な導入方法について詳しく解説します。PayPayの導入が皆様のビジネスにどのような影響をもたらすのか、一緒に見ていきましょう。

    ShopifyにPayPayを導入するメリット|決済事業者や手数料を紹介

    Tsunライターチーム

    本記事では、ShopifyストアにPayPayを導入するメリットとデメリット、そして具体的な導入方法について詳しく解説します。PayPayの導入が皆様のビジネスにどのような影響をもたらすのか、一緒に見ていきましょう。

1 6
  • 【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

    【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

  • Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

  • Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

  • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

  • Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

    Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

    小笠原 京平

    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

    Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

    小笠原 京平

    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

  • Shopify Liquidで変数に初期値を設定する

    Shopify Liquidで変数に初期値を設定する

    小笠原 京平

    Tsun Inc.の小笠原です!Shopifyアプリ開発をしていく中で、テーマ拡張機能を開発する際にLiquidを書くことがよくあります。今回はLiquidを書く上でかかせない変数を扱う際に、変数の初期値を設定する方法をご紹介します。

    Shopify Liquidで変数に初期値を設定する

    小笠原 京平

    Tsun Inc.の小笠原です!Shopifyアプリ開発をしていく中で、テーマ拡張機能を開発する際にLiquidを書くことがよくあります。今回はLiquidを書く上でかかせない変数を扱う際に、変数の初期値を設定する方法をご紹介します。

1 6

編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

掲載情報に関して

掲載している各種情報は、株式会社Tsunが経験および、調査した情報をもとにしています。できるだけ“最新“かつ“正確“な情報の掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。当サイトによって生じた損害について、株式会社Tsunではその賠償の責任を一切負わないものとします。掲載情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社Tsunまでご連絡をいただけますようお願いいたします。