OMS(受注管理システム)ってなに?費用・選ぶポイント・メリット・デメリット

OMS(受注管理システム)ってなに?費用・選ぶポイント・メリット・デメリット

OMS(受注管理システム)って何?

OMSとは「Order Management System」の略で、受注管理システムと呼ばれるものです。

ECサイトでの注文情報や顧客情報を一括で管理することができ、インターネットや実店舗で複数の店舗を経営しているショップにとっては、大変便利なシステムになります。

OMS (受注管理システム)の 機能について

OMSの機能

OMSには基本的に以下のような機能が備わっています。

①注文管理
各ショップで入った注文を一括で管理します。注文内容の変更やキャンセル等も管理することができます。

②在庫管理
ショップ全体の在庫状況を一括で管理します。

③商品管理
商品番号や商品名、値段などを一括で管理します。

④出荷管理
出荷の手配や取り消し、過去の出荷実績の管理を一括で行います。

⑤顧客管理
顧客ごとの注文情報やポイント状況を一括で管理します。登録や退会、更新等も管理することができます。

OMS(受注管理システム)の必要性

自社サイトの他にも楽天やAmazonなど、複数のモールやサイトでショップを運営している場合、各サイトの注文情報を1つ1つ照らし合わせて在庫管理をするのは、非常に大変です。

そこで必要となるシステムがOMSです。OMSは複数のインターネット上の店舗や、オフラインの実店舗での注文情報を一括で管理し、在庫管理を行うことができます。

他モールの一元管理

また、各ショップの顧客情報や商品情報など、バックエンド業務に関わる広い範囲の情報を一括で管理することができます。

OMSとWMS(倉庫管理システム)の違い

WMSWarehouse Management Systemの略で、倉庫内の情報を管理するシステムになります。

OMSは注文から出荷までを管理するシステムなのに対し、WMSは出荷を受けてからの倉庫内のピッキングや検品、商品の保管情報を管理するシステムになります。

OMSとWMSの関係性

WMSに関しては以下の記事でも詳しく解説しているので、是非ご参照ください。

WMS(倉庫管理システム)とは?メリットやデメリット、選ぶポイントを解説 

OMS (受注管理システム)のメリット

OMSのメリット

OMSを導入するメリットとしては以下の3つが挙げられます。

①在庫管理が楽になる

複数店舗での在庫状況を一括で管理できるようになるため、在庫管理が非常に楽になります。

②業務ミスが減る

楽天で商品が沢山売れて在庫が切れたのに、Amazonでの反映が間に合わず在庫切れの状態で販売を続けてしまった、といったようなミスも無くなるため、業務上のミスが大幅に削減されます。

③作業効率化、人件費削減に繋がる

今まで各ショップそれぞれで管理をしていた作業が、全ショップ一括で自動管理されるようになるため、大幅な作業効率化が見込めます。また、これによって人件費削減にも繋がります。

OMS (受注管理システム)のデメリット

OMSのデメリット

OMSを導入することによって発生するデメリットについても理解しておきましょう。

①費用が発生する

OMSを利用するには勿論費用がかかります。利用するサービスによって価格は異なりますが、初期費用だけでなく月額のランニングコストが発生するケースが殆どです。

②ITリテラシーがある人材が必要

システムを利用するにはある程度のITリテラシーが必要となります。担当者がシステムを理解できなければ、導入初期は教育に時間を割かなければなりません。

③業務フローの見直しが必要

今まで各ショップで行っていた在庫管理や商品登録を一括で行うことによって、業務フローの見直しが発生します。従業員に対するマニュアルの変更等で時間を割く必要があります。 

OMS (受注管理システム)を選ぶポイント

OMSを選ぶポイント

自社に合ったOMSを選ぶためには以下のポイントに注意してください。

①既存のサービスと連携可能かどうか

現在使用している既存サービスとOMSが連携可能かどうか、必ず事前に確認するようにしましょう。

②生産性とコストが見合っているかどうか

受注件数が多く、在庫管理ミスが多発している場合は、ある程度費用をかけてもOMSを導入するメリットがありますが、受注件数がそこまで多くないのにOMSに費用をかけると、生産性に見合わないコストが発生してしまいます。

自社の状況に合ったコストかどうか、冷静に判断するようにしましょう。

③従業員が使用できるシステムかどうか

実際に使用する従業員がOMSを使用できなければ、導入しても何の意味もありません。お試し期間を設けているサービスもあるので、実際に触ってみて、従業員のITリテラシーに合ったOMSかどうかを判断しましょう。

OMS (受注管理システム)の代表的なサービスと費用

OMSの代表的なサービスと費用をご紹介します。

国内のシェア率が高く、初期費用が0円で比較的導入しやすいサービスをピックアップしました。実際にOMSを導入する際に是非参考にしてください。

システム名 初期費用 月額費用 特徴
SHIPPINO 0円

・9,800円〜

・既定の件数を超えると従量課金制

・Shopify expertsパートナー認定

・800以上の物流サービスと連携可

NEXT ENGINE
 
0円

・10,000円〜

 

・既定の件数を超えると従量課金制

・導入実績業界No.1

・変化に強いカスタマイズ性

・導入店舗の成長率186%

ロジクラ
 
0円

・9,000円〜

 

・既定の件数を超えると従量課金制

・出荷量50件までは月額費用0円

・iPhoneからシステムの操作可

・検品作業もiPhoneでできる

CROSS MALL
 
0円
・5,000円〜

・毎月固定の金額で利用可

・専任の担当者が手厚くフォロー

・リピート率98.4%

 コマースロボ
 
0円

・10,000円〜

 

・既定の件数を超えると従量課金制

 

・出荷量100件までは月額費用0円

・シンプルで見やすい操作画面

 

Shopifyと相性の良いOMS (受注管理システム)は?

上記でご紹介した5つのOMSサービスは全てShopifyと連携することができます。

その中でもSHIPPINOはShopify expertsパートナーに認定されているサービスです。

Shopify expertsパートナーは、Shopifyの公式から認められた外部パートナーであり、他の制作会社に比べてShopifyの信頼度が高いことが最大のメリットとなります。 

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    小笠原 京平

    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

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    小笠原 京平

    Tsun Inc.の小笠原です!Shopifyアプリ開発をしていく中で、テーマ拡張機能を開発する際にLiquidを書くことがよくあります。今回はLiquidを書く上でかかせない変数を扱う際に、変数の初期値を設定する方法をご紹介します。

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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