Shopifyでのオンラインストア運営において、カートページは顧客の購買決定に大きな影響を与える重要な場所です。適切にカスタマイズされたカートページは、顧客体験を向上させ、売上増加に貢献します。本記事では、Shopifyアプリを活用してカートページをカスタマイズする方法と、その効果について詳しく解説します。
下記のブログ記事では「カートページ」ではなく、「カートボタン」をカスタマイズする方法をを紹介しています。ご参考にしてください。
Shopifyの購入ボタン(カートボタン)をカスタマイズして様々な販売を行う方法|Shopifyアプリもご紹介
Shopifyテーマでカートページをカスタマイズする
今回は多くのストアが利用しているDawnテーマ(Dawn 15.0.0)を基に紹介します。RiseテーマやRefreshテーマ、SenseテーマなどのShopifyの作成したテーマであれば実装が似ているため、本章の設定をそのまま利用できる可能性があります。ぜひ、ご参考にしてください。
カートタイプを変更する
Dawnテーマでは、カートタイプ(カートボタンをクリックした際の挙動)下記の3種類から選ぶことができます。
- ページ・・・カートページへ遷移します。
- ドロワー・・・画面右からドロワーカートを表示します。
- ポップアップ通知・・・画面右上からポップアップを表示します。
カートタイプを変更する方法
- オンラインストア > テーマの順にアクセス
- カートタイプを変更したいShopifyテーマの「カスタマイズ」をクリック
- 画面左の「テーマ設定」をクリック
- カートタイプを変更
- 「保存する」をクリック
カートにカートメモを追加する
カートメモとは、ECサイトで商品をカートに入れる際に、顧客が特別な要望や指示を記入できる機能のことです。Dawnテーマでは、カートページとドロワーカート内にカートメモを表示することができます。
カートにカートメモを追加する方法
- オンラインストア > テーマの順にアクセス
- カートメモを追加したいShopifyテーマの「カスタマイズ」をクリック
- 画面左の「テーマ設定」をクリック
- 「カートメモを有効にする」にチェックをつける
- 「保存する」をクリック
カートに販売元を表示する
Dawnテーマでは、販売元情報を表示する事ができます。表示できるのはカートページとドロワーカート内に販売元を表示することができます。
カートに販売元を表示する方法
- オンラインストア > テーマの順にアクセス
- 販売元を表示したいShopifyテーマの「カスタマイズ」をクリック
- 画面左の「テーマ設定」をクリック
- 「販売元を表示」にチェックをつける
- 「保存する」をクリック
ドロワーカートの配色を変更する
Dawnテーマでは、ドロワーカートの配色を変更することができます。カートページの配色変更は後述の「カートページの配色を変更する」でご紹介します。
ドロワーカートの配色を変更する方法
- オンラインストア > テーマの順にアクセス
- 配色を変更したいShopifyテーマの「カスタマイズ」をクリック
- 画面左の「テーマ設定」をクリック
- 「カート > 配色」を変更
- 「保存する」をクリック
カートページにセクションを追加する
Dawnテーマでは、カートページにセクションブロックを追加することで、商品一覧やブログ一覧、特集商品などを表示することができます。
カートページにセクションを追加する方法
- オンラインストア > テーマの順にアクセス
- セクションブロックを追加したいShopifyテーマの「カスタマイズ」をクリック
- 画面中央上部のセレクトボックスから「カート」テンプレートを選択
- 画面左の「セクション」を選択
- 「セクションを追加」をクリック
- 追加したいセクションブロックを選択
- 「保存する」をクリック
カートページの配色を変更する
Dawnテーマでは、ドロワーカート同様にカートページの配色も変更することができます。ドロワーカートの配色変更は前述の「ドロワーカートの配色を変更する」でご紹介しています。
カートページの配色を変更する方法
- オンラインストア > テーマの順にアクセス
- 配色を変更したいShopifyテーマの「カスタマイズ」をクリック
- 画面中央上部のセレクトボックスから「カート」テンプレートを選択
- 画面左の「セクション」を選択
- 配色を変更したいブロックを選択
- ブロック内の配色の設定を変更
- 「保存する」をクリック
Shopifyアプリでカートページをカスタマイズする
カートページに配送日時指定モジュールを追加する
配送日時指定モジュールは、ユーザーが荷物を届けて欲しい日時を選択することのできるモジュールです。Shopifyのカートページに配送日時指定モジュールを設置することで下記のようなメリットがあります。
- 購入体験の向上(顧客満足度の向上)
- カゴ落ち率の改善
- 返品リスクの削減
- 出荷件数のコントロール
配送日時指定モジュールはShopifyアプリを利用することで簡単に追加することができます。下記のブログ記事におすすめの配送日時指定アプリを紹介していますので、ご参考にしてください。
Shopifyの配送日時指定アプリ 8選 | お届け希望日を設置するメリット・デメリット
カートページに「あとで買う」ボタンを追加する
「あとで買う」ボタンは、ユーザーすぐに購入する予定はない商品を「あとで買う商品リスト」に追加できるボタン(および、機能)です。Shopifyのカートページにあとで買うボタンを表示することで、下記のようなメリットがあります。
- カゴ落ち対策になる
- ついで買いを促す事ができる
- 効果的なメールマーケティングを実施できる
- ユーザーが目的の商品に簡単にアクセスできる
- ユーザーが送料無料のための買い足しができる
「あとで買うボタン」はShopifyアプリを利用することで簡単に追加することができます。下記のブログ記事におすすめのあとで買う(Save for later)アプリを紹介していますので、ご参考にしてください。
Shopifyにあとで買う(Save for later)機能を導入するメリット|アプリも紹介
カートページにレコメンド商品を表示する
カートページにレコメンド商品を表示することで、ついで買いを促す事ができ、売上拡大を期待できます。前述の「カートページにセクションを追加する」で紹介した方法で、レコメンド商品を表示することも可能ですが、Shopifyアプリを利用することでより精度の高いレコメンドが可能になります。
下記のブログ記事ではおすすめのレコメンドアプリを紹介しています。ご参考にしてください。
Shopify レコメンドアプリ 6選|レコメンド機能を導入するメリットも紹介
カートページにポイント機能を追加する
カートページにポイント機能を追加することで、ユーザーにポイントプログラムが存在することを認知してもらえます。ポイント機能を導入することでリピート率やLTVの向上を期待できます。下記のブログ記事ではおすすめのポイントアプリを紹介しています。ご参考にしてください。
Shopifyのポイントアプリ6選|ポイントサービスを導入するメリット・デメリット
カートページに予約商品が含まれるときだけメッセージを表示する
予約商品がカートに追加されている場合に、通常商品と予約商品とで出荷タイミングが異なる旨の注意書きを表示したいケースがあるかと存じます。Shopifyアプリ「RuffRuff 予約販売」を利用することで、予約商品がカートに追加されている場合に、カートページに任意のメッセージを表示することが可能です。
デモ商品もありますので、実際に触って試してみてください。
最後に
カートページのカスタマイズは、オンラインストアの売上向上と顧客満足度の改善に大きく貢献します。本記事で紹介したカスタマイズにより、カゴ落ち率の低減、リピート率の向上、顧客の購買体験の改善に役立ててください。各ストアの特性や顧客ニーズに合わせて最適なカスタマイズを選択し、継続的に効果を測定・改善していくことが重要です。Shopifyの豊富なアプリエコシステムを活用し、常にカートページを進化させ続けましょう。
最後に、下記のブログ記事では、カートページをカスタマイズできるアプリ以外にも「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なジャンルでおすすめのShopifyアプリを紹介しています。あなたのShopifyストアに適したShopifyアプリを探しましょう!