ShopifyでLINE連携会員限定販売を実施する方法|おすすめアプリも紹介

ShopifyでLINE連携会員限定販売を実施する方法|おすすめアプリも紹介

みなさんはご自身のShopifyストアでLINE連携した会員(以降、LINE連携会員)向けに何か特別な施策は行っていますか?本記事ではLINE連携会員に限定販売したり、限定セールを可能にするおすすめのShopifyアプリを紹介します。また、アプリを利用したLINE連携会員限定販売やLINE連携会員限定セールなどの設定事例もご紹介します。

LINEを活用するメリット

Shopifyストアを運営していく中で、LINEを活用するメリットは下記になります。

  • 幅広い世代にアプローチできる
  • 様々な種類のメッセージ配信ができる
  • 様々な種類のデータを収集できる
  • 問い合わせ対応の効率化ができる
  • 1対1のコミュニケーションができる
  • お知らせやクーポンを一斉配信できる

それぞれのメリットに関して詳しい解説は、下記の記事をご参考にしてください。

ShopifyでLINEを活用しよう!LINEのメリットやShopifyアプリも紹介

LINE連携会員向けに限定販売を実施するメリット

LINE連携会員向けに限定販売を実施し、購入できる人を限定することで「私しか入手できない」「私しかお得に買えない」状態を作ることができ、消費者の購買意欲を刺激するメリットを期待できます。また、LINE連携数を増やす効果も期待できます。

LINE連携会員限定販売におすすめのShopifyアプリ

LINE連携には「Lipify」を活用し、限定販売には「RuffRuff 予約販売」を活用することで、LINE連携会員向けに限定販売や限定セールを実施することができます。

Lipify(LINE連携アプリ)

Lipify(LINE連携アプリ)|Shopifyアプリストア
出典:Lipify|Shopifyアプリストア
 

LipifyはShopifyストアとLINEを連携し、Shopifyストアの購買履歴や行動、登録情報などに応じてLINEメッセージを配信できるShopifyアプリです。

国内産のShopifyアプリのため全て日本語で対応しており、Shopify Flowと組み合わせることでLINE会員向けにステップ配信も可能になります。

Lipifyを利用してLINE連携されたShopifyの会員には「lipify_cp」という顧客がタグが自動で付与されます。また、店頭でID連携した会員には、「lipify_cp」だけでなく「lipify_offline」という顧客タグが自動で付与されます。

RuffRuff 予約販売


「RuffRuff 予約販売」はShopifyストアで簡単に予約販売を実現できるShopifyアプリです。本アプリを上手く活用することで「期間限定販売」や「期間限定セール」、「発売前予告」、「繰り返し販売」、「会員限定セール」、「VIP会員限定販売」、「後払い」などの様々な販売も可能です。

他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。

スピード、使いやすさ、安心性などの基準を満たしたShopify公式の最高品質アプリの証「Built for Shopify」も獲得しています。

RuffRuff 予約販売には特定の顧客タグがついた会員のみに限定販売や限定セールを実施できる機能があります。Lipifyが自動で付与する「lipify_cp」の顧客タグを活用することで、簡単にLINE連携会員向けの限定販売や限定セールを実施することができます。

ShopifyでLINE連携会員限定販売を行う方法

LINE連携会員限定販売

前述の通り、Lipifyを利用してLINE連携したShopifyの会員には「lipify_cp」という顧客タグが自動で付与されます。

また、RuffRuff 予約販売には特定の顧客タグがついた会員のみに限定販売を実施できる機能があります。

そんため、2つのアプリを併用することで簡単にLINE連携した会員向けに限定販売を実施できます。

アウトプット

本章で紹介する設定方法を行うことでLINE連携会員とそれ以外の場合で、商品ページは下記の状態となります。

LINE連携会員の場合(lipify_cpタグの付いた会員)

  • カートボタンは押せる状態
  • カートボタンの文言は「カートに追加する」

未会員またはLINE連携会員以外の場合

  • カートボタンは押せない状態
  • カートボタンの文言は「ご購入いただけません」
  • カートボタンの下にLINE連携会員限定商品である旨のメッセージを表示

設定方法

本設定は既にLipifyを導入しており、RuffRuff 予約販売の初期セットアップが完了している方向けになります。

設定方法は下記2ステップです。

  • (ステップ1)LINE連携会員限定販売用の予約販売ルールを作成
  • (ステップ2)ステップ1で作成したルールを商品へ適用する

それぞれ詳しく説明します。

(ステップ1)LINE連携会員限定販売用の予約販売ルールを作成

まずは、LINE連携会員限定販売用の予約販売ルールを作成します。

【予約販売ルール作成手順】

手順1.左メニューの「予約販売ルール一覧」をクリック

手順1.左メニューの「予約販売ルール一覧」をクリック

手順2.予約販売ルール一覧ページより「ルールを作成」をクリック

手順3.「条件設定」セクションの、顧客タグに「lipify_cp」を設定

手順3.「条件設定」セクションの、顧客タグに「lipify_cp」を設定

(設定値の具体例)

  • アカウントを登録している人のみに販売する:チェックを付ける
  • 顧客タグ:「lipify_cp」を追加

手順4.「アクション(予約販売時)」セクションにて、LINE会員の場合のアクションを設定

手順4.「アクション(予約販売時)」セクションにて、LINE会員の場合のアクションを設定

    (設定値の具体例)

    • カートテキスト:カートに追加する

    手順5.「アクション(条件外)」セクションに、LINE会員以外の場合のアクションを設定

    手順5.「アクション(条件外)」セクションにて、LINE連携会員以外の場合のアクションを設定

    (設定値の具体例)

    • カートボタンの状態:カートボタンは表示するが、押せないようにする
    • カートボタンのテキスト:ご購入いただけません
    • 商品メッセージ:この商品はLINE連携会員限定の商品です。お買い求めの場合はLINE連携会員である必要があります。まずは、「会員登録」または「ログイン」をお願いします。

    手順6.画面右上の「保存」をクリックする

    (ステップ2)ステップ1で作成したルールを商品へ適用する

    「(ステップ1)LINE連携会員限定販売用の予約販売ルールを作成」で作成した予約販売ルールをLINE連携会員限定販売を実施したい商品に適用してください。

    【ルール適用の手順】

    (ステップ2)ステップ1で作成したルールを商品へ適用する

    手順1.LINE連携会員限定販売を実施したい商品にチェックをつける

    手順2.「ルールを適用」をクリック

    手順3.表示されたダイアログから、ステップ1で作成した予約販売ルールを選択する

    手順4.「適用」をクリック

    トラブルシューティング

    上記の設定をしても、上手く動かない場合は下記のヘルプページをご参考にしてください。

    トラブルシューティング一覧|RuffRuff 予約販売 ヘルプセンター

    デモ商品はこちら

    下記はLINE連携会員限定販売を実施しているデモ商品です。ぜひ一度触ってみたください。

    [デモ]LINE連携会員限定販売

    ShopifyでLINE連携会員限定セールを行う方法

    LINE連携会員限定セール

    LINE連携会員にだけ商品を割引価格で販売したいケースがあるかと思います。そのような時もRuffRuff予約販売を利用することで簡単に実現することができます。

    下記で紹介する設定方法を行うことで会員とそれ以外の場合で、商品ページは下記の状態となります。

    アウトプット

    本章で紹介する設定方法を行うことでLINE連携会員とそれ以外の場合で、商品ページは下記の状態となります。

    LINE連携会員の場合(lipify_cpタグの付いた会員)

    • カートボタンは押せる状態
    • カートボタンの文言は「カートに追加する」
    • 商品価格が10%OFFになる

    未会員またはLINE連携会員以外の場合

    • カートボタンは押せない状態
    • カートボタンの文言は「LINE連携会員以外はご購入いただけません」
    • カートボタンの下にLINE連携会員向けの商品である旨のメッセージを表示

    設定方法

    本設定は既にLipifyを導入しており、RuffRuff 予約販売の初期セットアップが完了している方向けになります。

    設定方法は下記2ステップです。

    • (ステップ1)LINE連携会員限定セール用の予約販売ルールを作成
    • (ステップ2)ステップ1で作成したルールを商品へ適用する

    それぞれ詳しく説明します。

    (ステップ1)LINE連携会員限定セール用の予約販売ルールを作成

    まずは、LINE連携会員限定セール用の予約販売ルールを作成します。

    【予約販売ルール作成手順】

    手順1. 左メニューの「予約販売ルール一覧」をクリック

    手順1. 左メニューの「予約販売ルール一覧」をクリック

    手順2. 予約販売ルール一覧ページより「ルールを作成」をクリック

    手順3.「条件設定」セクションの、顧客タグに「lipify_cp」を設定

    手順3.「条件設定」セクションの、顧客タグに「lipify_cp」を設定

    (設定値の具体例)

    • アカウントを登録している人のみに販売する:チェックを付ける
    • 顧客タグ:「lipify_cp」を追加

    手順4.「アクション(予約販売時)」セクションにて、LINE会員の場合のアクションを設定

    手順4.「アクション(予約販売時)」セクションにて、LINE会員の場合のアクションを設定

    (設定値の具体例)

    • カートテキスト:カートに追加する

    手順5.「アクション(条件外)」セクションにて、LINE連携会員以外の場合のアクションを設定

    手順5.「アクション(条件外)」セクションにて、LINE連携会員以外の場合のアクションを設定

    (設定値の具体例)

    • カートボタンの状態:カートボタンは表示するが、押せないようにする
    • カートボタンのテキスト:ご購入いただけません
    • 商品メッセージ:この商品はLINE連携会員限定の商品です。お買い求めの場合はLINE連携会員である必要があります。まずは、「会員登録」または「ログイン」をお願いします。

    手順6.購入オプションセクションにて、割引を設定する

    手順6.購入オプションセクションにて、割引を設定する

    (設定値の具体例)

    • 購入オプションを有効にする:チェックを付ける
    • 予約販売プランの名前:LINE会員限定 10%OFF
    • 予約販売プランの説明:LINE会員限定で10%OFFでご購入いただけます。
    • ティスカウトの値:割引率を選択し、10%を入力

    手順7. 画面右上の「保存」をクリックする

    (ステップ2)ステップ1で作成したルールを商品へ適用する

    「(ステップ1)LINE連携会員限定販売用の予約販売ルールを作成」で作成した予約販売ルールをLINE連携会員限定販売を実施したい商品に適用してください。

    【ルール適用の手順】

    (ステップ2)ステップ1で作成したルールを商品へ適用する

    手順1.LINE連携会員限定セールを実施したい商品にチェックをつける

    手順2.「ルールを適用」をクリック

    手順3.表示されたダイアログから、ステップ1で作成した予約販売ルールを選択する

    手順4.「適用」をクリック

    トラブルシューティング

    上記の設定をしても、上手く動かない場合は下記のヘルプページをご参考にしてください。

    トラブルシューティング一覧|RuffRuff 予約販売 ヘルプセンター

    デモ商品はこちら

    下記はLINE連携会員限定販売を実施しているデモ商品です。ぜひ一度触ってみたください。

    [デモ]LINE連携会員限定セール

    最後に

    いかがでしょうか。LipifyとRuffRuff 予約販売を併用することで、簡単にLINE連携会員限定販売を実施できます。

    これからLINE連携機能を導入したい人や既にLipfyを利用している方は、ぜひお試しください!

    RuffRuff 予約販売はLINE連携会員限定販売だけでなく、予約販売や発売予告、期間限定販売、再入荷通知の受付など様々な販売が可能です。

    下記の記事では、RuffRuff 予約販売を利用したカートボタン(購入ボタン)のカスタマイズ事例をご紹介しています。ご参考にしてください。

    Shopifyの購入ボタン(カートボタン)をカスタマイズして様々な販売を行う方法|Shopifyアプリもご紹介

    また、下記の記事では、RuffRuff 予約販売を利用した期間限定販売や期間限定セールの事例をご紹介しています。ご参考にしてください。

    Shopifyで期間限定販売や期間限定セールを行う方法

    最後に、下記の記事では会員限定販売以外にShopifyで購入制限を行う方法を紹介しています。ご参考にしてください。

    Shopifyで購入制限|年齢や個数、地域、期間、会員で販売制限する方法

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      今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

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    編集プロセス

    EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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