ShopifyでPayPayを導入するメリット|決済事業者、手数料を紹介

ShopifyにPayPayを導入するメリット|決済事業者や手数料を紹介

Shopifyを利用してECサイトを運営している方々にとって、適切な決済方法の選択は非常に重要です。近年、スマートフォン決済の普及に伴い、PayPay(ペイペイ)の人気が急速に高まっています。本記事では、ShopifyストアにPayPayを導入するメリットとデメリット、そして具体的な導入方法について詳しく解説します。PayPayの導入が皆様のビジネスにどのような影響をもたらすのか、一緒に見ていきましょう。

PayPay(ペイペイ)とは

PayPayは、ソフトバンクとヤフーが設立した「PayPay株式会社」が提供するQRコード決済サービスです。スマホひとつで "簡単に" "お得に" 街のお店やオンラインストアで商品やサービスを購入することが出来ます。

ShopifyにPayPay(ペイペイ)を導入するメリット

カゴ落ち防止に繋がる(ストア側)

カゴ落ちの原因の大半を占めるのは「希望する決済種別がない」という理由です。クレジットカードを保有していない方や、好まない方のカゴ落ちを防ぐためにも、PayPay決済の導入はしておいた方が良いでしょう。

PayPay登録ユーザー数の推移

出典:プレスリリース|PayPay

2023年2月にPayPay株式会社から配信されたプレスリリースによると、PayPayの登録ユーザー数は5,500万人を突破しており、日本人口の約2.3人に1人が利用している決済サービスまで成長しています。

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出典:プレスリリース|SBペイメント

また、SBペイメントの調査によるとECサイトでよく利用する決済手段はクレジットカードに次いでPayPayが2番目となっています。

決済方法を増やしたいと考えている方は、PayPayを検討してみてはいかがでしょうか。

下記の記事では決済種類の拡充以外にもShopifyで出来るカゴ落ち対策を紹介しています。ご参考になさってください。

Shopifyで出来るカゴ落ち対策|原因やShopifyアプリも紹介

クレジットカードを保有できない若年層の獲得(ストア側)

ECサイトでの主要な支払い方法の1つにクレジットカード決済がありますが、多くのクレジットカード会社はカード発行対象年齢を18才〜20才以上と設定しています。そのため、クレジットカード支払いのみのストアでは未成年者が購入する事ができないケースが殆どです。PayPayでは、未成年の利用者が法定代理人の同意を得ていれば、PayPay残高を利用して、商品やサービスを購入することができます。そのため、PayPayを導入することでこの問題を改善することができます。

クレジットカードの使用を好まない層の獲得(ストア側)

成人済の方でもクレジットカード決済に抵抗感を持っている方は多く存在します。クレジットカード決済を避けたい方でもストアで購入ができるように、PayPayを導入しておくことは双方にメリットが生まれます。

ポイントが貯まる(購入者側)

PayPayではオンライン決済でのお買い物でも、通常のお買い物のようにPayPayポイントが貯まります。PayPayポイントをためている購入者にとってはメリットになります。

ShopifyにPayPay(ペイペイ)を導入するデメリット

コストが増える

PayPayを利用するためには、月額費が必要だったり、決済手数料が増え場合があります。また、PayPayはShopifyペイメント以外の決済方法になりますので、取引手数料も発生します。

手数料が高額になるとストア側の利益が少なくなってしまうため、なるべくコストを削減したい場合は、手数料が安い事業者を選びましょう。

【参考記事】

下記の記事ではShopifyペイメントを導入するメリットや決済手数料などを詳しく解説しています。ご参考になさってください。

Shopifyペイメント徹底解説 - 決済手数料・メリット・デメリットまで

取引手数料とは?

取引手数料は、ユーザーから支払いを受ける際に発生する手数料のことです。

取引手数料はShopifyペイメントを利用する場合は免除となりますが、それ以外の外部の決済事業者を利用する場合は以下の費用がかかります。

Shopifyプラン名 スターター ベーシック スタンダード プレミアム プラス
取引手数料 5.00% 2.00% 1.00% 0.60% 0.2%
Shopifyペイメントを利用すると決済手数料のみで済みますが、それ以外の事業者を利用すると、決済手数料と取引手数料の二重の手数料が発生します。
※Shopifyペイメントに入っていても、Shopifyペイメント対応外の外部決済サービスを利用する場合は取引手数料が発生します。
下記の記事では、取引手数料以外に月額費用やスタッフ人数など様々な項目でShopifyのプランを徹底比較しています。参考になさってください。

【徹底比較】Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて

ShopifyでPayPayに対応する方法

ShopifyでPayPayを導入するためには、以下の決済事業者のいずれかを導入する必要があります。

KOMOJU

KOMOJUは、初期費用や月額費用が発生しないのと、審査が早いことが特徴です。 

PayPayの費用

初期費用 月額費用 決済手数料
0円 0円 物販 3.5%
デジタルコンテンツ 9%

GMOイプシロン

GMOイプシロンは、豊富な決済方法に対応できるのが特徴です。

PayPayの費用

初期費用 月額費用 決済手数料
無料 2,000円 物販/サービス:3.45%
デジタルコンテンツ:9.0%

SBペイメント

SBペイメントは、GMOイプシロンと同様に豊富な決済方法に対応できるのが特徴です。

PayPayの費用

初期費用 月額費用 決済手数料
1,000円 1,000円 3.45%

PayPayを自動で非表示にできるShopifyアプリ

PayPay導入後に「デジタル商品は手数料が高いので、PayPayを非表示にしたい」や「配送希望日を設定いる場合は、PayPayを非表示にしたい」などPayPayを非表示にしたいケースが発生するかと存じます。

本章では、あらゆる条件でPayPayを非表示にできるShopifyアプリを紹介します。

RuffRuff 注文制限

「RuffRuff 注文制限」は完全日本語対応で、日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリです。

「Cart and Checkout Validation API」を利用することにより、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。

アプリ1つで個数制限や金額制限、同梱制限、顧客制限、決済非表示を実施できます。

本アプリを利用することで、下記のようなことが実現できます。

・カート内の合計金額が3,000円以上になったら、PayPayを非表示
・カート内にデジタル商品が含まれている場合は、PayPayを非表示
・ゲスト会員だけ、PayPayを非表示



最後に

PayPayの導入は、Shopifyストアの運営者にとって検討に値する選択肢です。カゴ落ち防止や若年層の獲得、クレジットカードを好まない顧客層へのアプローチなど、多くのメリットがあります。一方で、コスト増加というデメリットも考慮する必要があります。

PayPayの導入を検討する際は、以下の点を十分に考慮しましょう:

  1. 自社の顧客層とPayPayの親和性
  2. 導入による売上増加の可能性
  3. 追加コストと予想される利益のバランス
  4. 他の決済方法との比較

また、PayPayを導入する場合は、KOMOJU、GMOイプシロン、SBペイメントなどの決済事業者を通じて設定が可能です。それぞれの特徴や手数料を比較し、自社に最適な選択をすることが重要です。

さらに、「RuffRuff 注文制限」のようなアプリを活用することで、特定の条件下でPayPayを非表示にするなど、柔軟な運用も可能です。

最終的に、PayPayの導入はそれぞれのShopifyストアの状況や目標に応じて判断すべきです。本記事の情報を参考に、慎重に検討し、最適な決済方法を選択してください。適切な決済方法の提供は、顧客満足度の向上と売上の増加につながる重要な要素となるでしょう。

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