SBペイメントサービスとは?特徴や強み、決済手数料、利用がおすすめな方など完全解説

SBペイメントサービスとは?特徴や強み、決済手数料、利用がおすすめな方など完全解説

「できる限り多くの決済手段をまとめて導入したい」と考える方のなかには、SBペイメントサービスが気になっている方もいるでしょう。

SBペイメントサービスは、幅広い決済手段に対応している決済代行会社です。豊富な決済手段の導入はもちろん、サポートの質やセキュリティの高さが評価されています。

本記事では、SBペイメントサービスについて詳しく解説します。利用がおすすめな方の特徴もあわせて紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。

SBペイメントサービス(ソフトバンクペイメントサービス)とは?

sbpayment

画像出典:SBペイメントサービス

SBペイメントサービスは、ソフトバンクグループの一員であるSBペイメント株式会社が運営する決済代行会社です。提供している主なサービスは以下の通りです。

オンライン決済サービス 40ブランド以上の決済手段を提供
店舗向け決済サービス クレジットカード決済端末・マルチ決済端末などを提供
AI不正検知 AIが過去の不正パターンの機械学習を行い、顧客が決済するタイミングで不正利用のリスクをスコアにして算出
マーケティング支援プラン ニュースリリース配信サービス「NEWSCAST」を3か月無料で利用できるプラン

豊富な決済手段の導入にくわえ、売上拡大に向けたマーケティング支援や万全なセキュリティを整えているのはSBペイメントならではです。

※本記載は2025年8月時点の情報を元にしています

SBペイメントサービスの特徴

SBペイメントサービスの特徴を詳しく解説します。

40ブランド以上の決済手段に対応

SBペイメントサービス 決済手段

画像出典:SBペイメントサービス

SBペイメントサービスでは、クレジットカード決済はもちろん、キャリア決済、コンビニ決済、ウォレット決済、後払い決済など40ブランド以上の決済手段に対応しています。そのため、SBペイメントサービスを利用すれば、幅広い顧客のニーズに合わせた決済手段をまとめて導入できます。

※本記載は2025年8月時点の情報を元にしています

業界で唯一、国際ブランドライセンスを取得

SBペイメントサービス 国際ブランドライセンス

画像出典:SBペイメントサービス

SBペイメントサービスは決済業界で唯一、Visa・Mastercard・UnionPayの国際ブランドライセンスを取得しています。クレジットカード決済の導入時にはクレジットカード会社の立場にもなり、加盟店の審査から決済サービスの提供まで一貫して対応します。

※本記載は2025年8月時点の情報を元にしています

クレジット取引セキュリティ対策協議会が発表している不正使用対策を提供

SBペイメントサービスでは、クレジット取引セキュリティ対策協議会が発表している、ECにおける不正使用対策を実施しています。

本人認証サービス 高リスクな取引にのみワンタイムパスワードといった追加認証を実施 セキュリティコード 決済時にカード裏面・表面に記載されているセキュリティコードの入力を要求 AI不正検知 決済ビッグデータを活用したAIによる不正検知サービス 不正傾向アラート 不正取引の傾向がある決済を発券した場合にメールで通知 属性確認 不正の疑いがある顧客の属性情報をクレジットカード会社に確認

クレジットカードの不正利用対策が徹底されているため、クレジットカード決済を安心して利用できる環境を顧客に提供できます。

※本記載は2025年8月時点の情報を元にしています

マーケティング支援をセットにしたプランも提供

SBペイメントサービス マーケティング支援プラン

画像出典:SBペイメントサービス

SBペイメントサービスには、決済サービスとマーケティング支援をセットにしたプランもあります。マーケティング支援プランでは、ニュースリリース配信サービス「NEWSCAST」を3か月間無料で利用可能です。

NEWSCASTはSEOに強いニュースを簡単に作成できるうえに、好きなジャンルのメディアで配信できます。配信したニュースリリースは80以上のWebメディアに必ず掲載されるため、認知拡大につながります。

※本記載は2025年8月時点の情報を元にしています

「加盟店サポート」は最高ランクの三つ星を獲得

SBペイメントサービス サポート体制

画像出典:SBペイメントサービス

SBペイメントサービスは、経験豊富なスタッフがサポートスタッフとして在籍し、サービス仕様・システム調査・申し込み・不正利用など、顧客からのさまざまな問い合わせに電話やメールで丁寧に対応しています。

サービスの格付けを行うHDI格付けベンチマークの「クオリティ格付け」では、最高ランクの三つ星を2年連続で獲得しており、サポートの質に関して多くの顧客から評価されています。

※本記載は2025年8月時点の情報を元にしています

SBペイメントサービスのメリット

SBペイメントサービスのメリットを詳しく解説します。

多彩な決済手段で幅広い顧客に対応できる

SBペイメントではクレジットカード決済から、PayPayやコンビニ決済、キャリア決済、後払いなど40ブランド以上の決済手段を導入できます。幅広い顧客のニーズに対応できるため、利用できる決済手段がないことによるカゴ落ちの心配は不要になるでしょう。

決済サービスをスムーズに導入できる

通常、クレジットカード決済を導入する場合、決済代行会社は仲介会社に加盟店審査を依頼する形になります。しかし、SBペイメントサービスは、Visa・Mastercard・UnionPayの国際ブランドライセンスを取得しているため、加盟店審査から決済サービスの提供まで一貫して対応可能。そのため、時間のかかるクレジットカード決済もスムーズに導入できます。

売上拡大の支援もあわせて受けられる

SBペイメントサービスには決済サービスの提供だけでなく、ECサイトの売上拡大につながるマーケティング支援をセットで提供するプランもあります。マーケティング支援プランを利用すれば、選定したジャンルのメディアにニュースを配信したり、SNSで顧客に情報を届けたりなど、より効果的な告知ができるようになります。

興味関心の高い顧客に認知してもらいやすくなるため、決済サービスを導入できるだけでなく売上拡大も期待できるでしょう。

万全なセキュリティとサポートで安心して利用できる

SBペイメントは、万全なセキュリティ対策が整備されているのも魅力です。SBペイメントサービスは、「PCI DSS」「ISMS」「プライバシーマーク」などの各種認証規格を取得しており、これまで情報漏えい事故は1件も発生していません。

また、経験豊富なスタッフによるサポート体制も整っているため、契約後に困りごとが出てきたときにも電話やメールで相談できます。そのため、いつでも安心して利用できます。

SBペイメントサービスのデメリット

SBペイメントサービスのデメリットを紹介します。

オンラインと実店舗で契約手続きが異なる

SBペイメントサービスではオンライン決済代行サービスと店舗向け決済サービスのどちらも取り扱っています。しかし、ネットショップと実店舗の両方に決済サービスを導入する場合、それぞれで契約手続きを行わなければなりません。

実店舗向けの決済サービスの契約手続きを済ませたとしても、ネットショップで利用できるようにはならない点に注意が必要です。

SBペイメントサービスの料金体系がわかりづらい

SBペイメントサービスの利用には、初期費用・月額費用・決済手数料・決済サービス利用料・トランザクション費がかかります。ただし、具体的な料金は利用する決済手段、販売する商品・サービス、取り扱い規模によって異なるため、非公開となっています。利用を検討している方は、SBペイメントサービスに直接問い合わせましょう。

※本記載は2025年8月時点の情報を元にしています

SBペイメントサービスの利用がおすすめな方

SBペイメントサービスの利用が最適なのかどうかわからない方に向け、ここからはSBペイメントサービスの利用がおすすめな方の特徴を紹介します。

国内外問わず幅広い決済手段に対応したい方

SBペイメントサービスは、40ブランド以上の幅広い決済手段に対応しています。国内だけでなく海外の決済手段も導入できるため、海外の顧客も利用しやすい決済環境を構築したい方におすすめです。

安全性の高さを重視している方

SBペイメントサービスは、高度なセキュリティ体制が整っています。クレジットカードの不正利用対策も万全で、これまで情報漏えいが発生したことはありません。そのため、安全性を重視している方にもおすすめといえます。

SBペイメントサービスは豊富な決済手段と高度なセキュリティが魅力

SBペイメントサービスは、豊富な決済手段と高度なセキュリティ対策が魅力の決済代行会社です。40ブランド以上の幅広い決済手段を導入できるため、利用したい決済手段がないことによるカゴ落ちリスクの軽減につながります。

国際水準のセキュリティ体制が整っているため、安全性を重視する方にも最適です。

ECサイトへの決済サービスの導入を考えている方は、SBペイメントサービスの利用を検討してみてはいかがでしょうか。

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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