メールマーケティングを成功させるためには、質の高いメールリストの構築が欠かせません。しかし、フォーム作成ツールの選択や設置方法で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
Shopify Formsは、そんな課題を解決するShopify純正のフォームアプリです。完全無料で使用でき、プログラミング知識がなくても直感的にメルマガフォームを作成・設置できます。
本記事では、Shopify Formsの基本機能から具体的な設置方法、他のShopifyアプリとの連携活用まで、実際のスクリーンショットを交えながら詳しく解説します。メルマガ登録フォームの設置を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
Shopify Formsとは

出典:Shopify Forms|Shopifyアプリストア
メールアドレスを収集するためのメルマガフォームを簡単に生成・表示することができるShopify純正のフォームアプリです。
ライブプレビュー機能で、文言や色の変更をリアルタイムで確認しながらフォームをカスタマイズできたり、Shopifyメールやディスカウント機能との連携が容易にできます。
メールマーケティングの効果を高めるためには、配信対象のメールアドレス数を増やすことは重要です。
下記の記事ではメールマーケティングについて詳しく解説しています。参考にしてください。
Shopify Formsの料金プラン
無料
Shopify Formsは無料で利用することが出来ます。
Shopify Formsでできること
- フォームの作成・編集・削除・複製
- フォームの公開・非公開
- フォームの翻訳
- フォームのデザインカスタマイズ
- フォームの表示位置の調整
- フォームの表示条件の設定(特定ページや待機時間など)
- ディスカウントコードの表示
- メールの自動配信(Flowと併用必須)
- 顧客タグの自動付与
- ダッシュボードの確認(ビュー数、送信数、コンバージョン率の確認)📍
- 色のコントラストのチェック 📍
📍参考画像
フォームアプリのダッシュボードの様子
色のコントラストのチェックでエラーが出た様子
Shopify Formsでできないこと
- お客様が入力した内容に応じて項目の出し分け(条件つきロジック)
- 26個以上のフォーム作成
- 1つのフォームに32個以上の入力フィールドの設定
- ビュー数、送信数、コンバージョン率以外のデータ確認
Shopify Formsはこんな人におすすめ
- メールフォームを無料で出したい
- メールフォームをノーコードで出したい
- 凝ったデザインは必要ない
- メルマガ配信にShopifyメールを利用している
Shopify Formsの基本説明
作成できるフォームタイプ(フォームの種類)は2つ

ポップアップフォーム(Popup form)

ポップアップフォームでは、オンラインストアの全ページで表示するフォームを作成できます。お客様がアクセス時にオーバレイで表示させたり、追従形式で表示させたりできます。
フォームを全ユーザーや全ページに表示させたい時に役立ちます。ポップアップフォームを表示する場合は、ご利用中のテーマで、Shopify Formの埋め込みアプリを有効化する必要があります。
インラインフォーム(Inline form)

インラインフォームは、特定ページや特定セクションに表示できるフォームです。
特定の商品ページだけに表示させたり、特定のキャンペーンページだけに表示させたりと、フォームの表示場所を限定させることができます。
フォームの基本項目
フォームタイプによって設定できる項目と設定できない項目が分かれます。下記の表はフォームタイプ別で項目の設定可否を整理したものです。
項目 | ポップアップフォーム | インラインフォーム |
---|---|---|
ポップアップ表示 | ◯ 設定可能 | ✕ 設定不可 |
ティザー | ◯ 設定可能 | ✕ 設定不可 |
フォーム | ◯ 設定可能 | ◯ 設定可能 |
成功 | ◯ 設定可能 | ◯ 設定可能 |
スタイル | ◯ 設定可能 | ◯ 設定可能 |
画像 | ◯ 設定可能 | ✕ 設定不可 |
配置 | ✕ 設定不可 | ◯ 設定可能 |
言語 | ◯ 設定可能 | ◯ 設定可能 |
タグ | ◯ 設定可能 | ◯ 設定可能 |
メール通知 | ◯ 設定可能 | ◯ 設定可能 |
オートメーションとワークフロー | ◯ 設定可能 | ◯ 設定可能 |
フォームタイプ別に設定できる項目を把握したうえで、それぞれ詳しく解説します。
ポップアップ表示(ポップアップフォーム限定)

ポップアップ表示では、フォームを表示する際の方法を選択できます。
フロートは、ページ上を追従させる形式で、フォームを表示させることができます。
オーバーレイは、ページ全体をグレーアウトさせる形式で、フォームを表示させることができます。
ティザー(ポップアップフォーム限定)

ティザーは、ポップアップフォームを閉じている場合に、お客様に表示されるウィジェットです。
ここでは、ポップアップフォームを閉じた際の、ティザーの表示位置やメッセージを設定できます。
フォーム

フォームでは、実際にフォーム上で表示させる文言や入力フィールド、免責情報などをカスタマイズできます。
設定可能な入力フィールドは以下になります。
- 姓
- 名
- メールアドレス
- 電話番号
- 誕生日
- お客様メタフィールド
(お客様メタフィールドで設定できるコンテンツタイプ)

- 単一行のテキスト
- ドロップダウンリスト
- ラジオボタン
- 複数行のテキスト
- 複数の選択肢
- 日付
- 数値
- ファイルアップロード
下記のブログ記事では、メタフィールドについて詳しく解説しています。コンテンツタイプについてやメタフィールドの使い方について解説していますので、ご参考にしてください。
成功

成功では、フォームにエントリーした際に、お客様へアクションを設定できます。
「メッセージを表示」では、エントリー後に「任意のメッセージ」や「ディスカウントコード」を表示できます。
「別のページにリダイレクト」では、エントリー後に特定ページへ自動でリダイレクトさせることができます。
スタイル

スタイルでは、フォームのデザインをカスタマイズできます。
色とフォームフィールドに関しては、ポップアップフォームのみ設定可能で、インラインフォームはアプリブロック上で設定する必要があります。
画像(ポップアップフォーム限定)

画像では、フォームに表示する画像を設定できます。
画像のオプションとして、下記を選択可能です。
- 画像なし
- 左に画像
- 右に画像
- 背景画像
行動(ポップアップフォーム限定)

行動では、ポップアップフォームの表示する条件を設定できます。
どのデバイスに表示するか、どのページに表示するか、どのようなタイミングで表示するかなど、細かく設定できます。
配置(インラインフォーム限定)

配置では、インラインフォームをページのどこに設置するかを設定できます。新しくページを作成したり、既存のページに設置したりできます。
言語

言語では、フォームで設定したテキストデータの翻訳設定ができます。日本語のお客様に日本語のフォームを表示したり、英語のお客様に英語のフォームを表示したり出来ます。
タグ

タグでは、フォームへエントリーしたお客様に対して任意のお客様タグを付与することが出来ます。「shopify-forms-XXXXXX」の形式のお客様タグに加えて、任意のお客様タグを設定することが出来ます。
「shopify-forms-XXXXXX」の形式のお客様タグは、設定から削除することは出来ません。
メール通知

メール通知では、お客様がフォームへエントリーするたびに通知を受けるかどうかの設定ができます。通知を受けたい場合は、「このフォームが送信されるたびにメールを送信する」にチェックをつけてください。
オートメーションとワークフロー

オートメーションとワークフローでは、フォームへエントリーしたお客様に対してメールを自動配信するためのワークフローを作成できます。
ただし、実際にはShopify Flowのテンプレートページへ遷移できるだけです。
Shopify Formsの使い方
新規でフォームを作成する方法
今回はポップアップフォームを作成する方法を紹介します。
事前準備:アプリのセットアップ

(1) ShopifyアプリストアのShopify Formsのページにアクセス
(2) インストールをクリック

(3) オンラインストア > テーマに順に遷移
(4) フォームを表示したいテーマの「カスタマイズ」をクリック

(5) 画面左の埋め込みアプリのアイコンをクリック
(6) Formsという名称の埋め込みアプリを有効化
(7) 「保存」をクリック
ステップ1:フォームを作成

(1) アプリを開き、「フォームを作成する」をクリック

(2) タイプを選択から「Popup form」を選択
(3) フォーム名に任意の名称を入力
(4) 「作成」をクリック

(5) 右のプレビューを確認しながら、各種項目をカスタマイズ
各種項目の内容に関しては、前章の「Shopify Formsの基本説明」の内容もご確認ください
(6) カスタマイズが完了したら、「保存」をクリック
ステップ2:ステータスを有効化

(1) ステップ1で作成したフォームを開く
(2)「フォームを有効にする」をクリック
ステップ3:動作確認

(1) オンラインストアに実際にアクセスする
(2) 設定どおりにポップアップフォームが表示されていることを確認
エントリー後にクーポンコードを表示する方法

(1) 作成したフォームにアクセス
(2) 成功セクションの「ディスカウントを選択」をクリック

(3) エントリー後に表示したいクーポンコードを選択(またはディスカウントを作成)

(4) プレビューにて成功時にクーポンコードが表示されていることを確認
(5) 保存をクリック
フォームを翻訳する方法

(1) 作成したフォームにアクセス
(2) 言語セクションの「翻訳する」をクリック

(3) 各テキストデータに翻訳後のテキストを入力
(4) 「保存」をクリック

(5) プレビューより言語を切り替え、意図通りに翻訳されているか確認
(6) 「保存」をクリック
Shopify Formsの効果を最大化するアプリ
Shopify メール

出典:Shopifyメール|Shopifyアプリストア
Shopifyメールは、Shopify純正のメール配信アプリです。このアプリを使用することで、Shopifyストア運営者はメルマガ作成から送信、データ分析、テンプレート管理までをShopify管理画面内で行うことができます。また、毎月最大10,000通まで無料でメールを送信でき、メール配信アプリの中ではとても費用が安いです。
Shopifyメールを利用することで、Shopify Formsでメルマガ購読したユーザーに向けて、メルマガを一斉配信することが出来ます。
下記のブログ記事ではShopifyメールに関して詳しく解説しています。ご参考にしてください。
Shopify Flow

出典:Shopify Flow|Shopifyアプリストア
Shopify Flowとはストア運営において発生するあらゆるタスクや処理を自動化してくれるShopify純正のアプリです。
Shopify Formsと併用することで、フォームにエントリーした人に対して様々な施策を実施することが出来ます。たとえば、フォームへエントリーしたユーザーに対して、Shopfiyメールを利用してメールを自動配信するワークフローをShopify Flowで作成することが出来ます。
下記のブログ記事ではShopify Flowに関して詳しく解説しています。ご参考にしてください。
RuffRuff 予約販売
「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。
自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。
他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。
Shopify Formsと併用することで、フォームにエントリーした人だけに、限定販売や限定セールを実施することが出来ます。
RuffRuff 注文制限
「RuffRuff 注文制限」は完全日本語対応で、日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリです。
「Cart and Checkout Validation API」を利用することにより、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。
個数制限や金額制限、同梱制限、決済制限、顧客制限などあらゆる購入制限をアプリ1つで実施できます。
Shopify Formsと併用することで、フォームにエントリーした人だけに、限定販売を実施することが出来ます。
RuffRuff 購入特典
RuffRuff 購入特典は、あらゆる条件でディスカウント施策や特典配布施策を実施できるShopifyアプリです。アイディア次第で、VIP会員限定割引やボリュームディスカウント、先着順で割引、初回送料無料、バースデー割引、期間限定割引、3個以上購入でサンプル配布、特定商品購入でノベルティプレゼント、1万円以上購入でギフト配布 など様々な特典施策を実施できます。
Shopify Formsと併用することで、フォームにエントリーした人だけに、割引やノベルティ配布を実施することが出来ます。
最後に
Shopify Formsは、メルマガフォームの作成・設置に必要な機能を網羅した優秀なアプリです。完全無料で利用でき、Shopify純正アプリならではの安定性と他のShopifyアプリとの連携力が大きな魅力です。
Shopify Formsの主なメリット
- 完全無料で利用可能
- ノーコードで簡単にフォーム作成
- リアルタイムプレビューでデザインを確認しながら編集
- ShopifyメールやShopify Flowとの連携
- 多言語対応でグローバル展開にも対応
- 詳細な表示条件設定で最適なタイミングでフォーム表示
メールマーケティングを始めたい、既存のフォームツールのコストを削減したい、Shopifyの機能を最大限活用したいという方にとって、Shopify Formsは最適な選択肢の一つです。
本記事で紹介した設定方法を参考に、ぜひあなたのストアにも効果的なメルマガフォームを設置してみてください。メールリストの構築を通じて、顧客との長期的な関係性を築き、売上向上につなげていきましょう。