Shopifyの顧客管理について|セグメントや顧客タグの活用法やおすすめアプリも紹介

Shopifyの顧客管理について|セグメントや顧客タグの活用法やおすすめアプリも紹介

Shopifyストアの売上向上には、効果的な顧客管理は成功の鍵となります。適切な顧客管理により、顧客満足度の向上、リピート率の増加、そして売上の拡大が期待できます。

本記事では、Shopifyにおける顧客管理の基本から応用まで、具体的な方法や活用のコツを詳しく解説します。顧客セグメントや顧客タグの活用法、さらには顧客管理を強化するおすすめのShopifyアプリまで幅広くカバーしていますので、ぜひ最後までお読みください。

顧客管理とは

顧客管理とは、自社のストアの顧客に関する情報を取り扱い、管理をすることを指します。

顧客管理を行うことで、商品・サービスの品質向上や顧客ニーズに合わせた効果的なアプローチの実現、そして効率的な広告運用を可能にし、これらを通じて顧客満足度の向上、売上の増加、およびマーケティング効率の改善に役立ちます。

Shopifyでは、氏名や連絡先、住所など基本データから購買データまで顧客データをShopify上で一元管理することが可能です。

また、顧客タグや性別、購買データなどの情報をもとに顧客をセグメンテーションすることも可能です。顧客セグメントの機能については後述の「顧客セグメントとは」の章で解説します。

手動で顧客データの操作する方法

顧客管理画面から顧客データを追加する

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック  (2) 「お客様を追加」をクリック

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック

(2) 「お客様を追加」をクリック

(3) 姓・名などお客様の情報を入力  (4) 「保存」をクリック

(3) 姓・名などお客様の情報を入力

(4) 「保存」をクリック

顧客管理画面から顧客データを修正する

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック  (2) 修正したい顧客データをクリック

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック

(2) 修正したい顧客データをクリック

(3)お客様セクションの「…(三点リーダー)」をクリック  (4)修正したい情報を選択 ※今回は連絡先情報を選択

(3)お客様セクションの「…(三点リーダー)」をクリック

(4)修正したい情報を選択 ※今回は連絡先情報を選択

(5)修正したいデータを変更  (6)「保存する」をクリック

(5)修正したいデータを変更

(6)「保存する」をクリック

顧客管理画面から顧客データを削除する

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック  (2) 削除したい顧客データをクリック

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック

(2) 削除したい顧客データをクリック

(3)「その他の操作」をクリック  (4) 「顧客情報を削除する」をクリック

(3)「その他の操作」をクリック

(4) 「顧客情報を削除する」をクリック

(5)「顧客を削除」をクリック

(5)「顧客を削除」をクリック

一括で顧客データの操作する方法

顧客管理画面から一括で修正する

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック  (2)一括修正したい顧客データにチェックを付ける  (3)「一括編集」をクリック

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック

(2)一括修正したい顧客データにチェックを付ける

(3)「一括編集」をクリック

(4)一括編集画面の右上の「列」をクリック  (5)修正したいデータ項目にチェックをつける

(4)一括編集画面の右上の「列」をクリック

(5)修正したいデータ項目にチェックをつける

(6)データを修正し、「保存」をクリック

(6)データを修正し、「保存」をクリック

CSVから一括で修正する

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック  (2)「インポート」をクリック

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック

(2)「インポート」をクリック

(3)「サンプルCSVをダウンロードする」をクリック

(3)「サンプルCSVをダウンロードする」をクリック

(4)ダウンロードしたCSVを開く

(4)ダウンロードしたCSVを開く

※スプレッドシートやNumbers、Excelなど、ご自身がCSV操作に利用しているツールで開いてください。

(6)サンプルデータを参考に、顧客データを入力

(7)入力が完了したら、再度CSVをエクスポートする

(8)ファイルを追加より、7でエクスポートしたCSVを追加

(8)ファイルを追加より、(7)でエクスポートしたCSVを追加

(9)「顧客情報をインポートする」をクリック

(9)「顧客情報をインポートする」をクリック

※もし、既存の顧客データを更新する場合は、「同じメールアドレスまたは電話番号を持つ既存の顧客情報を上書きする」にチェックを付けてください。

自動で顧客データが作成されるケース

下記のShopify機能やShopifyアプリを利用することで顧客データが自動で作成されます。

Shopifyの認証機能

Shopifyストアの会員登録フォームにて、お客様が会員登録を行うことで、Shopifyへ自動で顧客データが追加されます。

顧客データのお客様セクションには「アカウントがあります」と表示されます。

この場合、顧客データのお客様セクションには「アカウントがあります」と表示されます。

Shopifyストアで購入

お客様がゲスト会員としてShopifyストア上の商品を購入した場合、Shopifyへ自動で顧客データが追加されます。

顧客データのお客様セクションには空欄になります。

この場合、顧客データのお客様セクションには空欄になります。

Shopify Forms

Shopify Formsを利用してメルマガ購読フォームなどを作成し、お客様がフォームへエントリーした場合、Shopifyへ自動で顧客データを追加することができます。

顧客セグメントとは

顧客セグメントは、特定の条件に基づいて顧客をグループ化する機能です。購買履歴、地域、年齢層などの様々な条件を組み合わせて、ターゲットを絞ったマーケティング施策を実施できます。

顧客セグメントの作成方法

(1) Shopify管理画面の「顧客管理 >セグメント」の順に移動  (2)「セグメントを作成」をクリック

(1) Shopify管理画面の「顧客管理 >セグメント」の順に移動

(2)「セグメントを作成」をクリック

(3) 絞り込み条件を入力し、適用をクリック  (4) 意図した通りに絞り込みができたら、「セグメントを保存する」をクリック

(3) 絞り込み条件を入力し、適用をクリック

(4) 意図した通りに絞り込みができたら、「セグメントを保存する」をクリック

(5) セグメント名を入力  (6)「保存」をクリック

(5) セグメント名を入力

(6)「保存」をクリック

顧客セグメントの活用方法

キャンペーンメールを配信する

Shopifyメールを利用することで、作成した顧客セグメントを対象にキャンペーンメールを配信することが可能です。

Shopifyメールを利用することで、作成した顧客セグメントを対象にキャンペーンメールを配信することが可能です。

下記のブログ記事では、Shopifyメール以外にもおすすめのメルマガ配信アプリを紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyでメールマーケティングを行うメリットは?メール配信(メルマガ配信)アプリも紹介

顧客タグを一括で付与する

顧客タグを一括で付与する

特定条件で抽出した顧客データに対して、任意の顧客タグを一括で追加(または、削除)することができます。例えば、1年間で10回以上購入したい顧客に対して、VIPタグを付けるなども可能になります。

マーケティングオートメーションに活用する

顧客セグメントとFlowを併用してバースデークーポンを配布

本日が誕生日の顧客を自動抽出する顧客セグメントを作成し、Shopify Flowと連携することで、そのセグメントにお客さまが追加された時をトリガーにバースデークーポンを自動で配布する事ができます。

顧客タグとは

顧客タグは、個々の顧客に付与できるラベルのようなものです。VIP顧客、ブラックリスト顧客、特定の興味を持つ顧客など、様々な目的で活用できます。

手動で顧客タグを追加(または削除)する方法

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック  (2) 顧客タグを追加(または、削除)したい顧客データをクリック

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック

(2) 顧客タグを追加(または、削除)したい顧客データをクリック

(3)タグセクションにて、タグを追加(または、削除)する  (4)保存をクリックする

(3)タグセクションにて、タグを追加(または、削除)する

(4)保存をクリックする

一括で顧客タグを追加(または削除)する方法

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック  (2)顧客タグを追加(または、削除)したい顧客データにチェックを付ける  (3)「…(三点リーダー)」をクリック  (4)「タグを追加(または、タグを削除)」をクリック

(1) Shopifyの管理画面より「顧客管理」をクリック

(2)顧客タグを追加(または、削除)したい顧客データにチェックを付ける

(3)「…(三点リーダー)」をクリック

(4)「タグを追加(または、タグを削除)」をクリック

(5)追加(または、削除)したい顧客タグを入力および選択  (6)「保存」をクリック

(5)追加(または、削除)したい顧客タグを入力および選択

(6)「保存」をクリック

自動で顧客タグを追加(または削除)する方法

自動で顧客タグを追加(または削除)する方法は以下4種類あります。

Shopify Flowを利用する

Shopify Flowの「Add customer tags(顧客タグの追加)」や「Remove customer tags(顧客タグの削除)」アクションを活用することで、特定条件下で顧客タグの自動追加や削除が可能です。

Shopify Formを利用する

Shopify Formを利用することで、Shopify Formで作成したフォームにお客様がエントリーしたタイミングで、任意の顧客タグを自動で付与することが可能です。

ソースコードをカスタマイズする

Shopifyのコード編集画面より、会員登録フォームの部分をカスタマイズすることで、新規会員登録時に任意の顧客タグを自動で付与することができます。

下記のブログ記事では、新規会員登録時に顧客タグを自動で付与する方法を紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyで新規会員登録時に顧客タグを自動で付ける方法 3選

Shopify アプリを利用する

Easy Taggingなどのタグ付けアプリやVIPなどの会員ランクアプリを利用することで、特定条件下で任意の顧客タグを自動で付与することができます。

下記のブログ記事では、Shoipfyでおすすめの会員ランクアプリを紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyの会員ランクアプリ4選|「VIP」や「らんキィ ‑ シンプル会員ランク&会員証」など紹介

顧客タグの活用方法

VIP会員限定販売を実施する

顧客タグを利用しお客様にランク付けを実施している場合、「VIP」タグが付いた顧客のみが、購入できる限定商品の販売や早期アクセスなどの特典を提供できます。

下記のブログ記事ではVIP会員限定販売やVIP会員限定セールを実施する方法を紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyで会員限定販売やVIP会員限定セールを設定する方法|アプリも紹介

ブラックリスト会員からの購入を制御する

連続でキャンセルしたり、転売したりなどの理由で特定のお客様からの購入を受け付けたくない場合も顧客タグを役に立ちます。

下記のブログ記事ではShopifyでブラックリスト会員に購入制限をかける方法を紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyでブラックリスト会員に購入制限をかける方法|アプリも紹介

おひとり様一点限りの購入制限の行う

限定商品や人気商品の販売時に「おひとり様一点限り」の購入制限を設けたいケースでも顧客タグは役に立ちます。

下記のブログ記事では、Shopifyでおひとり様一点限りの販売を実施する方法を紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyでおひとり様一点限りの設定方法|購入制限アプリも紹介

顧客管理機能を更に便利にするShopifyアプリ

らんきぃ - 購買データを基にした会員ランク付けに

らんキィ ‑ シンプル会員ランク&会員証
出典:らんキィ ‑ シンプル会員ランク&会員証|Shopify アプリストア

らんキィはShopifyのストアで「簡単に」会員ランク制度の運用を開始できるアプリです。過去1ヶ月や1年間など指定した期間の累計購入金額・回数、また、特定の顧客タグでランクを振り分けることが可能です。ランクは顧客のメタフィールドに保存されるので、ストアフロントや外部アプリとの連携でも活用できます。

下記のブログ記事ではらんキィの特徴や料金プラン、セットアップ方法などを詳しく紹介しています。ご参考にしてください。

顧客ロイヤリティを高める!Shopifyアプリ『らんキィ』の特徴と使い方

Shopify Flow - 顧客セグメントの活用に

Shopify Flow |Shopify アプリストア
出典:Shopify Flow |Shopify アプリストア

Shopify FlowとはShopifyストアの運営において発生するあらゆるタスクや処理を自動化してくれるShopify純正のアプリです。Shopify Flowを利用することで、作成した顧客セグメントにお客様が追加されたのをトリガーにキャンペーンメールを配信したり、特定条件下で自動で顧客タグの追加・削除することが可能です。

下記のブログ記事ではShopify Flowについて解説しています。ご参考にしてください。

Shopify Flowとは?|メリットやデメリット、設定方法を紹介

Easy Tagging by DevCloud ‐ 顧客タグの自動付与に

Easy Tagging by DevCloud|Shopify アプリストア
出典:Easy Tagging by DevCloud|Shopify アプリストア

Easy Taggingは、自動で顧客タグを追加・削除ができるShopifyアプリです。顧客タグだけでなく、商品や注文などにも自動でタグ付けすることが可能です。

Shopify Flowでは実現できない高度な条件でタグ付けを実施したい場合に役立ちます。

RuffRuff 予約販売 ‐ 顧客タグを利用した限定販売に



「RuffRuff 予約販売」はShopifyストアで簡単に予約販売を実現できるShopifyアプリです。顧客タグのついたお客様を対象に「VIP会員限定セール」、「VIP限定販売」などの様々な販売も可能です。

スピード、使いやすさ、安心性などの基準を満たしたShopify公式の最高品質アプリの証「Built for Shopify」も獲得しています。

下記の商品は、実際にRuffRuff 予約販売を利用してVIP会員限定販売を実施ているデモ商品になります。ぜひ一度お試しください。

[デモ] VIP会員限定販売

RuffRuff 注文制限 ‐ 顧客タグや顧客メタフィールドを利用した購入制限に

「RuffRuff 注文制限」はアプリ1つで個数制限や金額制限、同梱制限、会員制限を実施できるShopifyアプリです。

日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリで、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。

RuffRuff 予約販売では顧客タグを利用した会員限定販売のみ実施できますが、顧客メタフィールを利用した会員限定販売は実施できません。一方で、RuffRuff注文制限では顧客タグだけでなく、顧客メタフィールドを利用した会員限定販売を実施できます。



最後に

Shopifyの顧客管理機能を効果的に活用することは、ビジネスの成長と顧客満足度の向上に大きく貢献します。本記事で紹介した基本的な顧客データの管理から、セグメントやタグを使った高度な顧客分類、そして各種アプリを活用した自動化まで、段階的に導入していくことをおすすめします。

最後に、下記のブログ記事では顧客タグを活用した様々な販売方法や購入制限を紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyで顧客タグを活用しよう!顧客タグの設定方法や活用方法をご紹介

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    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

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  • Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

    Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

    小笠原 京平

    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

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    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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