Shopifyテーマ9選 | デザインテンプレートの選び方、無料テーマやOS2.0テーマなどの種類も紹介

Shopifyテーマ10選 | デザインテンプレートの選び方、無料テーマやOS2.0テーマなどの種類も紹介

「RuffRuff 予約販売」は在庫切れや新商品販売前、入荷待ちなどのタイミングで発生する機会損失の削減をサポートします。
自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。
他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。

引用元: RuffRuff 予約販売




Shopifyは、オンラインストアを簡単に構築・運営できるプラットフォームとして、多くの企業や個人に利用されています。特に、Shopifyテーマを活用することで、デザインや機能を手軽にカスタマイズできる点が大きな魅力です。

本記事では、Shopifyテーマの基本的な概念から、具体的なテーマの種類、選び方、そして人気のテーマについて詳しく解説します。これからShopifyを利用してECサイトを立ち上げようと考えている方や、既存のサイトをリニューアルしたい方にとって、役立つ情報を提供します。

Shopifyテーマとは

Shopifyテーマとは、ECサイトのデザインや機能が組み込まれたデザインテンプレートです。Shopifyテーマを利用することで、HTMLやCSSなどのプログラミング知識がなくても、画像や商品情報を入力したり、デザインパーツを追加や削除、ドラッグアンドドロップするだけで、デザイン性の高いECサイトを作ることができます。

Shopifyテーマを検索・インストールできる「Shopifyテーマストア」には2023年2月時点で、118件(無料テーマが11件、有料テーマが107件)のShopifyテーマが存在します。

Shopifyテーマの種類

Shopifyテーマの種類は、料金とバージョンで整理できます。

Shopifyテーマの種類

無料テーマ

無料で利用することができるShopifyテーマです。

Shopifyが提供していて、多くのShopifyストアが無料テーマを利用してECストアを構築しています。

代表的なShopifyテーマとして、DawnやDebutなどがあります。

有料テーマ

外部ベンダーが開発した有料のShopifyテーマです。

無料テーマに比べて、デザイン性がよく、機能も豊富なのが特徴です。

金額としては$180〜$350の範囲で購入することが出来ます。買い切りのため、一度購入すると最新バージョンも含めて永久に利用することが出来ます。

OS2.0(Online Store 2.0)対応テーマ

OS2.0とはOnline Store 2.0の略で、Shopify Unite 2021に発表された新しいテーマアーキテクチャです。OS2.0対応テーマは、アプリ(アプリブロック)をセクションまたは任意のセクション内に埋め込むことが可能です。

代表的なテーマとして、DawnやRefreshがOS2.0対応のShopifyテーマになります。

最近のShopifyアプリではOS2.0にしか対応していないアプリも増えてきました。

Vintageテーマ

OS2.0以前のテーマをVintageテーマ(ヴィンテージテーマ)と呼びます。

2023年2月時点ではVintageテーマをダウンロードする事ができず、OS2.0のShopifyテーマしか利用することが出来ません。

代表的なShopifyテーマとして、DebutやMinimal、Narrative、Supplyなどが該当します。

Shopifyテーマの選び方

求めるデザインか(求めるデザインに近いか)

Shopifyテーマを選ぶ上で一番大事なのが、求めるデザインかどうかです。

求める機能が足りない場合は、Shopifyアプリを導入することで解決できるケースが多いですが、デザインに関しては軌道修正が厳しいテーマも存在しますし、新たなテーマに変更するにも時間もお金も発生します。

Shopifyテーマストアでは、各Shopifyテーマのデモサイトを確認することが出来ます、一度デモサイトを確認し、求めるデザインに近いShopifyテーマを探しましょう。

求める機能が存在するか

次に大事なのが求める機能が存在するかどうかです。

例えば、「商品を比較出来る機能が欲しい場合」や「年齢制限が行いたい場合」、「商品に紐付いているタグを表示したい場合」など、テーマによって出来ることと出来ないことが異なります。

機能はShopifyテーマストアの各テーマの紹介ページに機能一覧が記載されていますので、そちらを確認したり、デモサイトで実際に確認してみましょう。

また、Shopifyテーマストアのフィルタで機能による絞り込みも可能です。

Shopifyアプリと干渉しないか

DawnやTasteなどShopify自身が提供してるShopifyテーマは、Shopifyアプリの導入を想定して構築されているのか比較的Shopifyアプリと干渉しにくいです。一方、Shopify以外が提供しているShopifyテーマは実装が特殊で、Shopifyアプリと干渉してしまうケースが多々発生します。Shopifyアプリの導入を前提に考えている場合は、導入予定のShopifyアプリのベンダーに干渉するShopifyテーマについて問い合わせてみるの1つの方法です。

パフォーマンスは良いか

ページ速度などのパフォーマンスは、注文率やSEOに大きく影響を与えます。
導入を検討しているShopifyテーマのパフォーマンスが良いのか確認しましょう。

How fast is your Shopify Theme
出典:How fast is your Shopify Theme|Shopify

Shopifyテーマごとのパフォーマンスに関しては、Shopify自体が調査していますので、下記の参考ページより確認してみてください。

参考ページ:How fast is your Shopify Theme|Shopify

コストはいくらか

最後にコストです。

前述の通り、Shopifyテーマは無料で使えるテーマから有料のテーマまで存在します。求めるデザインや機能に対して、いくらまでなら払えるのかを検討しましょう。

人気の無料Shopifyテーマ 3選

2023年2月時点のShopifyストアの人気順を参考にしています。

Dawn【人気1位 無料テーマ】

Dawn | Shopifyテーマストア
出典:Dawn | Shopifyテーマストア

Dawnの特徴

● シックでミニマルなデザイン

    大きな画像、くっきりとした線、簡素化されたフォントを使用して、商品が注目を集めるようにし、購入者の注意を重要なものに集中させます。

    ● メディアフォワード製品ページ

    顧客が製品の外観を見て、どのように感じているかを理解するのに役立つ大きなメディア

    ● 高度なカスタマイズ オプション

    コードに一切手を加えることなく、希望するビジョンを実現するための柔軟な設計とカスタマイズ設定。

    引用元:Dawn | Shopifyテーマストア

    Dawnの金額

    $0(無料)

    Refresh【人気2位 無料テーマ】

    Refresh | Shopifyテーマストア

    出典:Refresh | Shopifyテーマストア


    Refreshの特徴

    ●クリーンでモダンなデザイン

      主張の強い見出しと、商品に焦点を当てた最小限のカラー パレットで、大胆なブランド ステートメントを作成します。

      商品の詳細を強調する

      アダプティブ セクション レイアウトを使用して、お客様の声、成分、品質情報、特別な証明書などを共有します。

      高度なカスタマイズ オプション

      柔軟なデザインとカスタマイズ設定により、ブランドのビジョンに合わせてエクスペリエンスを更新できます。

      引用元:Refresh | Shopifyテーマストア


      Refreshの金額

      $0(無料)

      Craft【人気3位 無料テーマ】

      Craft | Shopifyテーマストア
      出典:Craft | Shopifyテーマストア

      Craftの特徴

      ●正直で本物のデザイン

        ゆったりとしたスペースとエレガントなタイポグラフィを含む、さりげなく洗練されたデザインでコンテンツを際立たせます。

        高揚したストーリーテリング

        豊富で説得力のある物語用に設計されたセクションとテンプレートを使用して、ブランドとその意味を紹介します。

        高度なカスタマイズ オプション

        コードに一切手を加えることなく、希望するビジョンを実現するための柔軟な設計とカスタマイズ設定。

        引用元: Craft | Shopifyテーマストア


        Craftの金額

        $0(無料)

        人気の有料Shopifyテーマ 3選

        2023年2月時点のShopifyストアの人気順を参考にしています。

        Impulse【人気1位 有料テーマ】

        Impulse | Shopifyテーマストア
        出典:Impulse | Shopifyテーマストア

        Impulseの特徴

        ●成功するために必要なすべて

          20 以上のセクション、製品の販売ポイントとメタフィールド、複数のランディング、製品、およびコレクションのテンプレートなどをどこでも利用できるようになりました。

          強力なプロモーション

          すべてのテンプレートで利用できるようになった汎用性の高いカスタム プロモーション デザイナーを使用して、顧客の買い物を維持し、製品の認知度を最大化します。

          巨人と競う

          クイック ビュー、セールス ポイント、メタフィールド、サイズと価格のサイドバー フィルター、サブコレクション、魅力的なビデオ、製品ページ タブ、および最新のデザイン。

          引用元:Impulse | Shopifyテーマストア


          Impulseの金額

          $350

          Prestige【人気2位 有料テーマ】

          Prestige | Shopifyテーマストア
          出典:Prestige | Shopifyテーマストア

          Prestigeの特徴

          ダイアモンドの様に輝く

          究極の贅沢なハイエンドの美学を提供するために巧みに作られています。製品とブランドのアイデンティティを際立たせるエレガントなデザインの機能。

          ホットスポット製品

          美しい「ショップ・ザ・ルック」セクションで、顧客のショッピング体験を向上させます。使いやすく、真に強力なアップセル機能です。

          ●メディア向け商品ページ

          汎用性の高い製品メディア表示オプション。画像スタッキング、カルーセル、ビデオなど、すべて製品を最大限にアピールするために構築されています。

          引用元:Prestige | Shopifyテーマストア


          Prestigeの金額

          $320

          Impact【人気3位 有料テーマ】

          Impact | Shopifyテーマストア
          出典:Impact | Shopifyテーマストア

          Impactの特徴

          ●モダンでインパクトのある

            グラデーション、オーディエンスを引き付ける大きな見出し、ブランドに命を吹き込む微妙なアニメーションを使用して、ユニークな外観のストアを作成します。

            セクションが満載

            35 を超えるセクションで、パフォーマンス、SEO、アクセシビリティを犠牲にすることなく、他に類を見ないユニークなストアを作成します。

            変換用に最適化

            コレクションページでのクイック購入、カートへのスティッキー追加、製品ページでの補足製品を使用して、販売を失うことはありません。

            引用元:Impact | Shopifyテーマストア


            Impactの金額

            $350

            その他おすすめのShopifyテーマ 4選

            Rise【おすすめ Shopifyテーマ】

            Rise|Shopifyテーマストア

            出典:Rise|Shopifyテーマストア

            Riseテーマは、Shopify公式が提供する無料のShopifyテーマで、日本で販売するストア向けに設計・最適化され、コンテンツ構造が日本語テキストに最適化されており、デフォルト値が日本語だったり、人気のある日本語のフォントがデフォルトで含まれていたりします。

            下記のブログ記事では、Riseテーマ含め日本に特化したShopifyアプリや日本企業の事例などを紹介しています。ご参考にしてください。

            日本でのShopifyの導入数や国内企業事例!日本向けのおすすめアプリも紹介

            Riseの特徴

            ●スケーラブルなクリーンなデザイン
            商品を多数販売する場合でも、少数販売する場合でも、スタイリッシュに見える合理化された多用途のレイアウト。

            Lightboxでスクリーンショットを拡大する
            購入者の信頼を得るためのストーリーテリング
            情報豊富なセクション、スライドショー、製品ページを使用して、主要な製品の詳細とブランドストーリーを紹介します。

            Lightboxでスクリーンショットを拡大する
            高度なカスタマイズオプション
            柔軟なデザインとカスタマイズ設定により、コードに触れることなく希望のビジョンを実現できます。

            引用元:Rise:Shopifyテーマストア

            Riseの金額

            無料

            Empire【おすすめ Shopifyテーマ】

            Empire | Shopifyテーマストア
            出典:Empire | Shopifyテーマストア

            Empireは商品点数が多い大規模ECサイトを構築したいストアにおすすめです。

            大きな特徴は商品比較機能があることです。同じジャンルで機能が異なる商品をいくつも出品している場合、お客様にとってどの商品を選べば良いのかわからなくなってしまいます。

            商品比較機能があることで、お客様が自分に最適な商品を選びやすくなるため、購入にも結びつけやすくなります。


            Empireの特徴

            ●大きなカタログに最適

            大規模なカタログに対応する完全装備の Empire は、市場にインスパイアされたデザインと優れた機能、構成、およびパフォーマンスを兼ね備えています。

            お客様が商品を比較

            製品比較機能で顧客の信頼を高め、返品を減らす

            コンバージョンを促進するナビゲーション

            メガ メニュー、タグ フィルター、カテゴリによる検索 - エンパイアは、顧客を導き、コンバージョンを促進するための優れたナビゲーションとフィルター機能を提供します

            引用元:Empire | Shopifyテーマストア


            Empireの金額

            $340

            Expanse【おすすめ Shopifyテーマ】

            Expanse | Shopifyテーマストア
            出典:Expanse | Shopifyテーマストア

            Expanseはマーケティングをしっかり行いたいECストアにおすすめです。

            商品をプロモーションするためのブロック(ウィジェット)が豊富で、様々な表現で商品認知の最大化を計ることが出来ます。また、デフォルトでブログ記事にタグ一覧を出す機能も存在します。タグ一覧を利用することで、お客様が必要な情報を見つけやすくなったり、回遊率が高まりSEOへのポジティブな効果を得られたりします。コンテンツマーケティングを行う予定のECストアにとってはありがたい機能です。


            Expanseの特徴

            ●成功するために必要なすべて

              20 以上のセクション、製品の販売ポイントとメタフィールド、複数のランディング、製品、およびコレクションのテンプレートなどをどこでも利用できるようになりました。

              プロのようなクロスセル

              現在のブランド、現在のコレクション、およびカートのアップセルからの推奨製品を並べて、顧客の買い物を維持します。

              強力なプロモーション

              すべてのテンプレートで利用できるようになった汎用性の高いカスタム プロモーション デザイナーを使用して、顧客の買い物を維持し、製品の認知度を最大化します。

              引用元:Expanse | Shopifyテーマストア


              Expanseの金額

              $350

              Shopifyテーマにタグ一覧を表示する機能が存在しない場合は、アプリを利用してタグ一覧を表示することも可能です。

              下記の記事では、Shopifyのブログ記事にタグ一覧を出すメリットやタグ一覧を出すおすすめアプリも紹介しています。ご参考にしてください。

              Shopifyのブログ記事にタグ一覧を出すメリットと表示方法

              Warehouse【おすすめ Shopifyテーマ】

              Warehouse | Shopifyテーマストア
              出典:Warehouse | Shopifyテーマストア

              Warehouseも商品点数が多い大規模ECサイトを構築したいストアにおすすめです。

              Warehouseは絞り込み機能が優秀です。金額や在庫数などでの絞り込みはもちろん備わっていますが、カテゴリからドリルダウンして特定の商品を絞り込めたり、色を選択して絞り込めたりもします。

              Warehouseの特徴

              ● 大規模なカタログ用に調整

                商品が多い?問題ない。当社の強力なコレクション ページは、何千もの製品を含むカタログを整理、表示、およびフィルター処理するように構築されています。

                ● 適応可能なレイアウト

                非常に用途の広いカスタム設定により、製品、コンテンツ、メタフィールドなどの真にユニークな表示を作成することができます!

                ● パフォーマンスのために最適化

                私たちのテーマは、強力で最先端の専門的に書かれた高品質のコードを使用して開発されており、箱から出してすぐに高速になります!

                引用元:Warehouse | Shopifyテーマストア

                Warehouseの金額

                $320

                Shopifyテーマに関するよくある質問

                Shopifyのスマホ対応テーマは?

                基本的にはほとんどのShopifyテーマがスマホに対応しています。

                対応しているか確認する方法として、一度デモサイトにアクセスし、スマホビューの状態でスマホ対応しているか確認すると良いでしょう。

                Vintageテーマはインストールできますか?

                2023年2月時点では、Shopifyストア上でVintageテーマ(ヴィンテージテーマ)をインストールすることが出来ません。

                OS2.0テーマに移行すべきですか?

                すぐに移行する必要はないと考えています。

                ただし、Shopifyが今後のアップデートの恩恵をうけられたり、今後リリースされるShopifyアプリもOS2.0前提で実装されると思いますので、移行前提に少しずつ移行準備をしていくと良いでしょう。

                最後に

                Shopifyテーマを選ぶ際には、求めるデザインや機能、パフォーマンス、コストなど、さまざまな要素を考慮する必要があります。無料テーマから有料テーマまで、多くの選択肢が存在し、それぞれに特徴やメリットがあります。また、OS2.0対応のテーマを選ぶことで、最新のShopifyアプリや機能を最大限に活用することができます。自分のビジネスに最適なテーマを見つけるために、デモサイトや機能一覧をしっかりと確認し、慎重に選定しましょう。この記事が、あなたのShopifyテーマ選びの一助となれば幸いです。

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                  Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

                  小笠原 京平

                  今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

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                  Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

                  小笠原 京平

                  ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

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                  Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

                  小笠原 京平

                  今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

                  Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

                  小笠原 京平

                  今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

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                編集プロセス

                EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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