日本でのShopifyの導入数や国内企業事例!日本向けのおすすめアプリも紹介

日本でのShopifyの導入数や国内企業事例!日本向けのおすすめアプリも紹介

eコマース市場が急速に成長する中、Shopifyは日本でも注目を集めているECプラットフォームです。本記事では、Shopifyの日本での導入状況、その魅力、代表的な導入事例、そして日本向けの便利なアプリやテーマについて詳しく解説します。Shopifyを検討している事業者の方々にとって、有益な情報となるでしょう。

日本市場でのShopifyの状況

Shopifyとは?

Shopify公式HP

出典:Shopify公式サイト

「Shopify」は世界175カ国、数百万店舗で使用されている世界シェア最大級の大手ASPです。

自社のビジネス規模に合わせて複数のプランから選択できるため、小規模事業者から大規模事業者まで幅広く対応ができるサービスになっています。

外部アプリケーションと連携できる拡張機能も非常に豊富で、在庫連携や実店舗とのデータ連携など、自社が使いやすいようにカスタマイズをすることが可能です。

Shopifyに関して詳しく知りたい方は、下記のブログ記事も参考にしてください。

Shopifyとは?ショッピファイのメリットやデメリット|Shopifyについて徹底解説

日本のEC市場

電子商取引に関する市場調査|経済産業省

出典:電子商取引に関する市場調査|経済産業省

令和4年の日本国内のBtoC-EC(消費者向け電子商取引)市場規模は、22.7兆円(前年20.7兆円、前々年19.3兆円、前年比9.91%増)に拡大し、その成長は留まるところを知りません。

日本でのShopifyの導入店舗数

出典:Shopify Stores in Japan|Store Leads

出典:Shopify Stores in Japan|Store Leads

この急成長市場において、Shopifyは2023年末時点で、約32,000店舗以上(Store Leadsの調査結果を参照)の導入実績を誇り、2022年末(約26,000店舗)時点と比較して約23%も成長しています。

日本でShopifyが選ばれる理由

Shopifyが日本市場で急速に支持を集めている主な理由は以下の通りです。

  • 使いやすいインターフェース
  • 低コストでの開始が可能
  • 豊富なテーマとアプリによるカスタマイズ性
  • 24時間365日の日本語サポート
  • セキュリティの高さ
  • 多言語・多通貨対応

それぞれ、詳しく説明します。

使いやすいインターフェース

Shopifyの直感的なユーザーインターフェースは、技術的な知識が少ない事業者でも簡単に操作できるよう設計されています。管理画面やヘルプページなどの日本語対応も充実しており、言語の壁を感じることなく利用できます。

低コストでの開始が可能

初期投資を抑えたい小規模事業者にとって、Shopifyの月額制料金プランは魅力的です。高額なシステム開発費用を避け、低コストで本格的なオンラインストアを立ち上げることができます。

無料期間後は1ヶ月間150円|Shopify 料金ページ

今なら、無料期間に加えて、無料期間後は1ヶ月間150円で利用できるキャンペーンを実施中です。(2024年7月13日時点)

Shopifyの料金プランに関しては下記のブログ記事も参考にしてください。

【徹底比較】Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて

豊富なテーマとアプリによるカスタマイズ性

日本市場向けに最適化されたテーマや、機能を拡張するアプリが豊富に用意されています。これにより、各事業者のニーズに合わせた柔軟なカスタマイズが可能となっています。

おすすめのShopifyアプリやShopifyテーマに関しては下記のブログ記事も参考にしてください。

Shopifyアプリ おすすめ一覧:売上アップ・効率化・無料アプリまで徹底解説!

Shopifyテーマ9選 | テーマの選び方や人気の無料テーマ、おすすめのテーマも紹介

24時間365日の日本語サポート

Shopifyは日本語による充実したカスタマーサポートを提供しています。技術的な問題や運用上の疑問にいつでも対応してもらえるため、安心してビジネスに集中できます。

下記のリンクよりShopifyサポートへの問い合わせができます。

Shopifyサポート

セキュリティの高さ

Shopifyは世界的に認められた高いセキュリティ基準を満たしています。日本の消費者が重視する安全性と信頼性を確保できるため、事業者は安心してプラットフォームを利用できます。

参考情報:Shopifyのセキュリティ対策:安全性の確認と強化方法

多言語・多通貨対応

グローバル展開を視野に入れている日本の事業者にとって、Shopifyの多言語・多通貨対応は大きな利点です。国内市場だけでなく、海外市場へのスムーズな進出をサポートします。

Shopifyストアを多言語対応したい場合は、下記のブログ記事も参考にしてください。

Shopifyを自動翻訳・多言語化する「Translate & Adapt」とは?設定方法も解説

日本のShopifyストア事例

日本のShopifyストア事例:ヤクルトの化粧品公式通販

出典:ヤクルト化粧品 公式通販

出典:ヤクルト化粧品 公式通販

ヤクルト化粧品は、約70年前にヤクルトが開発を始めた化粧品ブランドです。ヤクルトの創始者である代田稔が「おなかに良い乳酸菌はお肌にもよいのではないか?」という着想から研究が始まりました。ヤクルトの研究に裏打ちされた高品質な化粧品を提供しています。

ヤクルト化粧品の公式通販サイトはShopifyで構築されており、新商品の先行予約販売やプレゼントキャンペーンなどを様々なプロモーション施策を実施しています。ShopifyテーマはPrestigeを利用しています。

日本のShopifyストア事例:ゴーゴーカレー公式通販

出典:ゴーゴーカレー公式通販

出典:ゴーゴーカレー公式通販

ゴーゴーカレーは、金沢カレーの代表的なブランドとして知られています。その特徴は、55の工程を5時間かけて煮込み、55時間寝かせて熟成させた特製オリジナル・ルーにあります。これがゴーゴーカレーの「クセになる味」の秘密の一つです。また、お米や野菜、お肉など、カレーに最適な食材を厳選し、安心・安全なカレーを提供しています。

ゴーゴーカレーの公式通販サイトはShopifyで構築されており、通常販売だけでなく、まとめ買いや定期販売などを様々な販売を実施しています。ShopifyテーマはMotionを利用しています。

日本のShopifyストア事例:MOOMIN SHOP ONLINE

出典:MOOMIN SHOP ONLINE

出典:MOOMIN SHOP ONLINE

MOOMIN SHOP ONLINEは、フィンランドの人気キャラクター「ムーミン」の公式オンラインストアです。このショップは、日本のムーミンファンに向けて、高品質な正規品のみを取り扱っています。商品ラインナップは非常に豊富で、ムーミンキャラクターをあしらったマグカップ、衣類、アクセサリー、ホームデコレーション用品、おもちゃなど、幅広い品揃えが特徴です。

MOOMIN SHOP ONLINEはShopifyで構築されており、ShopifyテーマはFlexを利用しています。

日本のShopifyストア事例:手芸のまきの

出典:手芸のまきの

出典:手芸のまきの

手芸のまきのは、鹿児島の天文館に本店を構える老舗の手芸専門店です。株式会社まきの商店が運営するこの店舗は、生地やソーイング用品、各種手芸材料を幅広く取り扱っています。実店舗での販売に加え、オンラインストアも展開しており、全国の手芸愛好家に商品を提供しています。

店内では、豊富な品揃えだけでなく、ハンドメイド教室やレンタルスペースも用意されており、初心者から上級者まで様々な顧客のニーズに対応しています。公式ウェブサイトでは、商品情報やセール情報、お知らせなどを掲載し、さらに生地を活用したレシピ情報も提供するなど、顧客サービスの充実に努めています。

手芸のまきのの公式ウェブサイトはShopifyで構築されており、「生地は50cm以上から」などの購入制限やカラーピッカーでの生地選びなどを実現しています。ShopifyテーマはBe Yoursを利用しています。

日本のShopifyストア事例:AniCure オンラインショップ

AniCure オンラインショップ

出典:AniCure オンラインショップ

AniCure オンラインショップは、AniCure動物病院の来院者専用のオンラインショップになります。療法食を含むペット用品を販売しており、AniCure動物病院へ来院したことがあるお客様のみ商品を購入することができます。ペット種別や商品種別、ブランド、疾患・目的などあらゆる切り口で商品を探すことができます。

AniCure オンラインショップはShopifyで構築されており、来院者しか商品を購入できないようにアクセス制限を実施しています。ShopifyテーマはExpanseを利用しています。

日本向けのShopifyアプリ

日本向けの便利なアプリ
出典:日本向けの便利なアプリ|Shoifyアプリストア

日本向けのShopifyアプリは約200件ほど存在します。Shopifyアプリストアの「日本向けの便利なアプリ」カテゴリより日本向けのShopifyアプリを探すことができます。

その中でも特におすすめの日本向けShopifyアプリが以下になります。

日本向けのShopifyアプリ:RuffRuff 予約販売

RuffRuff 予約販売は日本企業が開発した予約販売アプリで、最高品質アプリの証である「Built for Shopify」を獲得しています。管理画面やヘルプセンター、問い合わせサポートも全てが日本語対応しており、日本のストアも安心して利用できます。

当アプリを利用することで、自身のShopifyストアに驚くほど簡単に予約販売を実現し、無制限での予約商品を登録および無制限で予約注文を受け付けることが可能です。また、予約商品と通常商品を同時に注文させないように制限したり、入荷時期が未定な場合は再入荷通知も可能です。 他の予約販売アプリにはない商品出荷前に支払回収できる「後払い」機能などのユニークな機能もたくさん存在します。

日本向けのShopifyアプリ:fuji3 お気に入り



「fuji3 お気に入り」はノーコードで簡単にお気に入り機能を導入できるShopifyアプリです。

無料から利用でき、前述のRuffRuff 予約販売と連携することで、ウィッシュリスト内で予約販売や会員限定販売、購入制限なども実現できます。

バリエーション単位でのお気に入り追加や割引前価格、言語切替、通貨切り替えに対応しており、在庫状況にも連動しています。

日本向けのShopifyアプリ:プラスシッピング

プラスシッピング|Shoifyアプリストア
出典:プラスシッピング|Shoifyアプリストア

プラスシッピングは日本の事業者向けのShopify Shippingとして開発された配送注文アプリです。プラスシッピングをインストールして申込するだけで、ヤマト運輸、日本郵便、佐川急便の日本の三大配送会社との契約が完了し、割引された特別配送料を使って、送り状を購入することができます。

通常、配送会社との個別契約は、一定以上の荷量がないと受けることができません。しかし、プラスシッピングでは、月間の配送個数が1個の小規模事業者でも、アプリをインストールするだけで各配送会社と契約できる上に、特別配送料金を使うことができるようになります。

さらに、手書きでは面倒な送り状作成でも、プラスシッピングならかんたん・スピーディーに印刷できます。最大20件までの送り状を一括で印刷できるので、配送業務の効率化が期待できます!

プラスシッピングに関して詳しく知りたい方は、下記のブログ記事も参考にしてください。

配送業務を効率化するShopifyアプリ「プラスシッピング」とは?

日本向けのShopifyアプリ:Go Sub

Go Sub|Shopifyアプリストア
出典:Go Sub|Shopifyアプリストア

Go SubはShopifyでインストールできる完全日本語対応の定期購入(サブスク)アプリです。お客様にとって快適なサブスク購入体験と、継続的な売上を実現する豊富な機能を提供します。 また、使い方はとてもシンプルです。アプリ管理画面から既存商品に定期購入(サブスク)オプションを設定するだけで、お客様が定期購入を選択することができます。

Go Subに関して詳しく知りたい方は、下記のブログ記事も参考にしてください。

定期購入を可能にするShopifyアプリ「Go Sub」とは?

日本向けのShopifyアプリ:RuffRuff 注文制限

「RuffRuff 注文制限」は完全日本語対応で、日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリです。

「Cart and Checkout Validation API」を利用することにより、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。

アプリ1つで「1回の注文あたり1個まで」「1回の注文あたり3個から」などの個数制限や「合計金額3,000円まで購入を可能にする」「合計金額1,000円以上から購入を可能にする」などの金額制限、「他商品とは同時購入不可」や「特定カテゴリの商品のみ同時購入可能」などの同梱制限を実施できます。

日本向けのShopifyテーマ

Rise

Rise|Shopifyテーマストア

出典:Rise|Shopifyテーマストア

Riseテーマは、Shopify公式が提供する無料のShopifyテーマで、日本で販売するストア向けに設計・最適化され、コンテンツ構造が日本語テキストに最適化されており、デフォルト値が日本語だったり、人気のある日本語のフォントがデフォルトで含まれていたりします。

最後に

Shopifyは、その使いやすさ、柔軟性、そして充実したサポート体制により、日本のeコマース市場で急速に普及しています。2023年末時点で約32,000店舗以上の導入実績があり、成長を続けています。

大手企業から小規模事業者まで、様々な規模の事業者がShopifyを活用しており、ゴーゴーカレー、ヤクルト化粧品、MOOMIN SHOP ONLINEなどの導入事例からその汎用性が伺えます。

さらに、日本市場向けに最適化されたアプリやテーマの充実も、Shopifyの魅力を高めています。RuffRuff予約販売、プラスシッピング、Go Sub、RuffRuff注文制限などのアプリや、日本語に最適化されたRiseテーマは、日本の事業者のニーズに応えるものとなっています。

Shopifyは単なるECプラットフォームではなく、事業の成長と効率化を支援するパートナーとして機能しています。今後も日本市場でのさらなる普及が期待される中、各事業者がShopifyの特徴を理解し、自社のビジネスに最適な形で活用していくことが重要です。

最後に、Shopifyでストアを開設してみたいと思った方は下記のブログ記事を参考にしてください。

Shopifyの始め方(立ち上げ方)|ストア開設までの流れ|アカウントや商品の作り方

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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