ShopifyにAmazon Payを導入するメリットや決済手数料

ShopifyにAmazon Payを導入するメリットや決済手数料

Amaozn Pay(アマゾン ペイ)とは? 

Amazon Pay(アマゾン ペイ)は、Amazonアカウントに登録されたお届け先住所やクレジットカード情報を使って、商品やサービスの支払いができる決済サービスです。Amazon Payを導入することでお客様は会員登録や住所・クレジットカード情報を入力する手間を省くことができ、ストア側はCVRを向上するメリットがあります。

Amazon Payの手数料

項目 手数料率
決済手数料 3.9%(デジタルコンテンツ以外)
4.5%(デジタルコンテンツ)
取引手数料 0.5%〜2.0%

取引手数料はShopifyプランにより0.5%〜2.0%の間で変動します。下記の記事で取引手数料を含めShopifyプランごとの違いを解説しています。

Shopifyのプランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて

ShopifyでAmazon Payを導入するメリット

購入率が向上する(ストア側)

Amazon Payの導入事例によるとAmazon Payを導入するだけでCVRが20%増えたという事例もあります。

エビデンス:CVR+20%、新規客+13%の老舗靴店に学ぶECシステム選び&決済拡充施策

カゴ落ち対策になる(ストア側)

引用元データ:46 Cart Abandonment Rate Statistics|Baymard Institute
出典:Baymard Institute

Baymard Institute社の調査では、カゴ落ちの理由として9番目に多いのが、決済の選択肢が少ないということです。自社のShopifyストアでしか購入できずどうしても買いたいと思っている商品であれば、お客様が普段利用している決済種別が使えなくてもそこまで問題ないかもしれません。しかし、どこでも購入できる商品やそこまで購入意欲が高まりきれていない場合は、他のストアや他の商品へ流れてしまう原因になります。

カゴ落ち対策として、決済の選択肢を増やせるなら増やしておくのに越したことはないでしょう。

下記の記事では決済種別を増やす以外にもShopifyで出来るカゴ落ち対策を紹介しています。

Shopifyで出来るカゴ落ち対策|原因やShopifyアプリも紹介

簡単に導入できる(ストア側)

ShopifyストアにAmazon Payを導入するのはたった数ステップだけなため、とても簡単です。そこまで導入工数がかからないのもAmazon Payの良い点です。

不正な注文を防げる(ストア側)

Amazonの公式ページでも紹介されている通り、Amazonが取り組む世界水準のセキュリティで保護されているため、不正注文の対策としても期待できます。

会員登録や情報入力の手間を省ける(購入者側)

Amazon Payを導入することで、お客様は会員登録や住所・クレジットカード情報を入力する手間を省くことができます。

ShopifyにAmazon Payを導入する方法

(Step1) Amazon Payアカウントを作成

ShopifyストアでAmazon Payを使用するには、Amazon Payアカウントを事前に申請し、導入前審査が完了している必要があります。

アカウント登録がまだお済みでない方は、下記の「Amazon Pay | お申し込みフォーム」よりアカウントの登録をしましょう。

Amazon Pay | お申し込みフォーム

Amazon Payからアカウントメールアドレス宛に審査完了のメールが届きます

(Step2) 管理画面よりAmazon Payを有効化

詳しい手順は、Shopifyの公式ブログにてスクリーンショット付きで紹介してありますので、ご参考になさってください。

アマゾンペイ(Amazon Pay)のShopifyストアでの使い方|Shopify ブログ

Amazon Payに関するよくあるQ&A

Amazon Payは個人のShopifyストアでも導入できますか?

Amazon Payは、日本に拠点があり、登記謄本がある法人のみが利用可能です。

Amazon Payで販売禁止の商品・サービスはありますか?

Amazon Pay のサービス利用規定に記載のある「禁止ビジネスカテゴリー・禁止商品」に含まれる商品やサービスは販売禁止されています。

下記の「サービス利用規定」より、自身の取り扱い商品・サービスが「禁止ビジネスカテゴリー・禁止商品」に含まれていないか確認しましょう。

サービス利用規定|Amazon Pay

Amazon Payは事前申請が必要ですか?

ShopifyストアでAmazon Payを使用するには、Amazon Payアカウントを事前に申請し、審査が完了している必要があります。

下記の「Amazon Pay | お申し込みフォーム」よりアカウントの申請が可能です。

Amazon Pay | お申し込みフォーム

Amazon Payはクレジットカード以外の支払い方法も利用できますか?

Amazon Payはクレジットカードだけでなく、Amazonギフトカードやあと払い(ペイディ)による支払いも利用可能になります。

下記の記事でPaidyについて紹介しています。またPaidy以外の後払いサービスも紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyストアに後払いを導入するメリット|Paidyなどのあと払いサービスも紹介

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    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

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  • Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

    Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

    小笠原 京平

    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

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編集プロセス

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