ネクストエンジンとShopify連携するべき?連携方法、メリット、設定手順、注意点まで徹底解説

ネクストエンジンとShopify連携するべき?連携方法、メリット、設定手順、注意点まで徹底解説

ネクストエンジンは、ECサイト運営に必要な業務の効率化に役立つサービスです。Shopifyと連携させることで、店舗数が多くなってきても運営に必要な業務を無理なく遂行できるようになります。

本記事では、ネクストエンジンとShopifyの連携で得られるメリットから連携方法、注意点まで詳しく解説します。

ネクストエンジンとは?

ネクストエンジン

画像引用:ネクストエンジン

ネクストエンジンとは、複数のEC店舗運営に必要な業務の一元管理や自動化に役立つサービスです。商品登録・受注管理・発注管理・POS連携など、EC運営に必要な細かい業務をサポートする200以上の機能が用意されています。

ECモールやカートとの連携はもちろん、倉庫・販促システム・基幹システムなど、さまざまなシステムとの連携も可能です。

2018年7月には、導入実績業界No.1を獲得しています。2024年現在では6,000以上の企業が契約し、50,000店舗以上に導入されています。

ネクストエンジン導入が向いているサイト

ネクストエンジンの導入は、以下のような課題を抱えているECサイトに向いています。

  • 現場の作業負担や人的ミスが多くなっている
  • EC運営の完全自動化を目指している
  • 複数の店舗運営がうまくいかず悩んでいる

ネクストエンジンの導入では、EC運営のなかで「誰がやっても成果が変化しない作業」を自動化できます。そのため、作業負担の軽減やECサイト完全自動化に近づきます。

また、ネクストエンジンならECサイトだけでなく卸の注文や実店舗の在庫も統合可能。複数のEC店舗運営にくわえて実店舗・オフライン注文も並行している場合は、とくにネクストエンジンの導入がおすすめです。

ネクストエンジンとShopify連携のメリット

ECサイト運営では、今成長中のECプラットフォームである「Shopify」を活用している人も多いでしょう。ShopifyでECサイトを運営している場合でも、ネクストエンジンの連携により、業務の効率化や時間的なコスト削減などを期待できます。

ここからは、Shopifyとネクストエンジン連携のメリットを紹介します。

受注・在庫・出荷業務の一括管理ができる

Shopifyとネクストエンジンの連携することで、受注・在庫・出荷業務の一括管理に役立ちます。

ネクストエンジンを連携させると、注文の取り込みからサンクスメールや発注連絡メールの送信まで自動化することが可能です。倉庫・実店舗・基幹システムの在庫と連携させることでリアルタイムの数量が更新される仕組みになっており、ネットショップに多い売り越しリスクも軽減できます。キャンセルや返品などイレギュラーな変動も反映されるため、確度の高い在庫管理が可能です。

送り状発行システムと連携させれば、送り状の作成・送信といった出荷に必要な業務の効率化も実現できます。

複数ストア運営が効率化する

ネクストエンジンでは、複数ストアが一元管理できることが最大のメリットです。Shopifyで開設した自社サイトに加え、ECモールに出店した店舗や実店舗など複数の店舗を持つ場合、各プラットフォームで受注・在庫・出荷の管理をしなければなりません。しかし、ネクストエンジンの連携により各店舗を見回らなくても受注・在庫・出荷の管理ができるようになります。

ECサイト運営にかかわる業務負担が減少するため、複数のストアも少人数での運営が可能になります。

業務時間が削減できる

ネクストエンジンとShopifyを連携させるメリットには、業務時間の削減効果も挙げられます。

ネクストエンジンには、在庫管理・商品登録・決済サービス連携・発注・仕入れなどECサイト運営が楽になるサポート機能がたくさん用意されています。ネクストエンジン上での直接入力やCSVデータの取り込みにより、オフライン注文を伝票に書き起こすことも可能です。

そのため、ECサイト運営業務にかかる時間を大幅に削減し、その分をマーケティングなど別の施策に注力することも可能になります。

ネクストエンジンとShopify連携する際の注意点

ネクストエンジンとShopifyの連携でECサイト運営の効率化が期待できますが、連携時にはいくつか注意点もあります。

ここからは、ネクストエンジンとShopifyの連携における注意点を紹介します。

コストがかかる

ネクストエンジンとの連携は、無料ではできません。ネクストエンジンの利用料金は、基本料金+従量課金制です。

基本料金は3,000円(2024年現在)ですが、月間の受注件数が増加するにつれて料金が加算されていきます。そのため、注文件数が膨大になるにつれて、かかるコストも高額になります。

ネクストエンジンと連携するときには、今後変動が予想されるコスト面も十分に考慮することが大切です。

連携制限がある

ネクストエンジンとShopifyの連携では、一部ECモールとの間で可能となっている商品情報の連携ができません。商品情報の連携には、ネクストエンジン側に登録した商品情報をCSVデータにし、Shopify側に取り込む必要があります。

ネクストエンジンとShopifyの連携では、自動連携できない業務もある点に注意してください。

Shopifyとネクストエンジンの連携設定手順

ここで、Shopifyとネクストエンジンの連携手順を紹介します。

1.ネクストエンジン公式サイトにアクセスする

まず、ネクストエンジン公式サイトにアクセスします。

ネクストエンジン

画像引用:ネクストエンジン

2.右上の「無料体験する」から、ネクストエンジンのアカウントを発行する

右上の「無料体験する」から、ネクストエンジンID無料発行フォームを開きます。

右上の「無料体験する」から、ネクストエンジンID無料発行フォームを開きます。

企業名・代表者名・生年月日・住所・電話番号など、必要事項を1つずつ入力しましょう。

ネクストエンジンID無料発行フォーム

画像引用:ネクストエンジンID無料発行フォーム

ネクストエンジンID無料発行ボタンをタップすれば、アカウントが発行されます。

3.ネクストエンジンにログイン後、「Shopify用自動連携」をダウンロードする

IDとパスワードを入力し、ネクストエンジンにログインします。

ネクストエンジンログイン画面

画像引用:ネクストエンジンログイン画面

「アプリを探す」から「Shopify用自動連携」を検索し、ダウンロードしましょう。

「アプリを探す」から「Shopify用自動連携」を検索し、ダウンロードしましょう。

画像引用:ネクストエンジン

ダウンロードが完了したら、アプリを起動します。

4.Shopify app storeより「ネクストエンジン自動連携」をインストールする

Shopifyのapp atoreから「ネクストエンジン自動連携」を検索し、インストールします。

Shopifyのapp atoreから「ネクストエンジン自動連携」を検索し、インストールします。

画像引用:Shopify app store

アプリ起動後、必要事項を入力すれば設定完了です。

ネクストエンジンとShopify連携の料金プランとコスト比較

最後に、ネクストエンジンとShopify連携でかかる料金とコストを抑える運用方法について説明します。

無料機能と有料オプションの違い

Shopifyにネクストエンジンを連携するには、Shopify用自動連携アプリとネクストエンジン自動連携アプリのインストールが必須です。

どちらのアプリも利用料は無料ですが、ネクストエンジン自体の利用には料金が発生します。ネクストエンジンの利用にかかる料金は、以下の通りです。

基本料金 3,000円
従量課金 201~400件:35円/件
401~1,000件:30円/件
1,001~3,000件:25円/件
3,001~5,000件:20円/件
5,001~7,000件:15円/件
7,001~10,000件:10円/件
10,001件~:5円/件

参照:ネクストエンジン

従量課金は、月間受注件数が201件を超えた段階から発生します。ネクストエンジンの連携で活用できる機能は、以下の通りです。

受注管理 受注取り込み・ステータス管理・受注分類タグ・受注伝票検索・入金処理・伝票編集・ギフト対応・同梱対応・ピッキング指示・倉庫連携・出荷指示・送り状の発行・各種メール送信 など
在庫管理 在庫自動連携・セット商品管理・指定在庫数の設定・上限在庫数の設定・割合在庫数の設定・無限売り・予約商品の在庫管理・在庫数の一括登録・在庫数の手動登録・特定商品の在庫連携解除・ヒット商品のお知らせ・不良品の入出庫履歴・棚卸し など
商品登録 バリエーション商品の登録・オプション情報の登録・商品画像登録・商品分類タグ・カテゴリの変換
各種システム連携 決済サービス連携・送り状発行システム連携・倉庫連携・POS連携・基幹システム連携
メール送信 サンクスメール・発送予定メール・発送連絡メール・フォローメール
発注・仕入れ 発注自動計算・発注書作成・発注残数の確認・仕入れ先の管理・入庫処理 など
アプリによるカスタマイズ メイン機能への機能追加・オリジナルアプリの開発
メールマーケティング

店舗数や登録商品数が増えても、追加費用は一切かかりません。

コストを抑える運用方法

Shopifyにネクストエンジンを連携させる場合、Shopifyのみの利用よりも金銭的コストは高くなります。しかしネクストエンジンの連携でサイト運用を効率化できれば、これまでにかかっていた人件費や時間的なコストの大幅な削減が期待できます。

導入事例:合同会社わらいみらい

「合同会社わらいみらい」では、ネクストエンジンの導入により受注管理・在庫管理の半自動化に成功しました。これにより、ECサイト運営の作業時間が大幅に減少し、新商品の開発・商品ページや商品バナー作成など売上拡大につながる大切な行動がとれるようになったようです。

参照:ネクストエンジン

導入事例:丸久株式会社

当初から多店舗展開を視野に入れてECサイト運営していた丸久株式会社は、ネクストエンジンの導入で少人数でも多店舗運営できる仕組みの構築に成功。店舗数を増やしても運用コストが変動しないため新たな店舗の売り上げが利益に直結し、利益拡大につながったという報告が上がっています。

参考情報:ネクストエンジン

まとめ:Shopifyとネクストエンジン連携で業務改善につなげる

Shopifyとネクストエンジンの連携では、在庫管理・受注管理・出荷管理などECサイト運営に必要な業務を自動化できます。

そのため、ネクストエンジンを連携させれば少人数で複数のECサイトも効率よく運営できるようになります。

ECサイト運営で作業時間不足やミスの増加などに悩んでいる人は、この機会にShopifyとネクストエンジンを連携させてみましょう。

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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