Shopifyストアの決済方法、何を利用されていますか?この記事では、ShopifyストアにApple Payを導入するメリット・デメリット、そして具体的な設定方法について解説します。
Apple Pay(アップル ペイ)とは
Apple Pay(アップル ペイ)は、Apple Inc.が提供するモバイル決済サービスです。Shopify Paymentを利用しているストアなら、簡単に導入でき、初期費用や月額費用、取引手数料なども無料で利用することができます。また、お客様はApple Payを利用することで、Apple アカウントに登録しているクレジットカード情報や配送情報を利用して、商品を購入できるため、商品購入時の入力の手間を削減できます。入力の手間が削減されることにより、カゴ落ち率の低下やCVRの向上を期待できます。
Apple Payを導入するメリット
カゴ落ち対策になる
前述の通り、Apple Payを利用することで、お客様の購入時の手間をできるだけ削減できるため、カゴ落ち率の低下を期待することができます。

また、Baymard Institute社の調査では、カゴ落ちの理由として9番目に多いのが、決済の選択肢が少ないということです。自社のShopifyストアでしか購入できずどうしても買いたいと思っている商品であれば、お客様が普段利用している決済種別が使えなくてもそこまで問題ないかもしれません。しかし、どこでも購入できる商品やそこまで購入意欲が高まりきれていない場合は、他のストアや他の商品へ流れてしまう原因になります。
カゴ落ち対策として、決済の選択肢を増やせるなら増やしておくのに越したことはないでしょう。
下記のブログ記事では決済種別を増やす以外にもShopifyで出来るカゴ落ち対策を紹介しています。
導入が簡単
Shopify Paymentを利用している場合、Apple Payを導入するのはとても簡単です。設定方法はShopify Paymentの設定画面にて、Apple Payのチェックボックスにチェックを入れるだけとなります。詳しい設定方法は後述しますので、参考にしてください。
コストが安価
Shopify Paymentを利用しているストアなら簡単に導入でき、初期費用・月額費用・取引手数料などは無料です。発生するのは決済手数料のみとなり、安価にはじめられることもメリットの1つと言えます。
Apple Payを導入するデメリット
動的チェックアウトボタンにApple Payが表示される場合がある
Shopifyストアの商品ページにはカートボタンと動的チェックアウトボタンの2種類のボタンが表示されるかと思います。エクスプレスチェックアウトはShop PayやApple Pay、Google Pay、PayPalの中からアクセスしたお客様が使いそうな決済手段をShopify側が自動で表示します。
そのため、Apple Payを導入すると「Shop Payだけを表示させたい」ケースなどで、意図せずApple Payが表示されてしまう場合があります。
Apple Payを導入する方法
ShopifyストアにApple Payを導入する方法は下記になります。
(1) Shopify管理画面より「設定 > 決済 > 管理」の順にアクセス

(2) 「決済方法を管理する」をクリック

(3) Apple Payを有効化する
特定条件下でApple Payを非表示にできるShopifyアプリ
RuffRuff 注文制限
「RuffRuff 注文制限」は完全日本語対応で、日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリです。
「Cart and Checkout Validation API」を利用することにより、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。
アプリ1つで個数制限や金額制限、同梱制限、顧客制限、決済非表示を実施できます。
下記のブログ記事では、RuffRuff 注文制限を利用して、Apple Payを非表示にする方法を紹介しています。ご参考にしてください。
最後に
本記事では、ShopifyストアへApple Payを導入する際のメリット・デメリット、そして設定手順を解説しました。
Shopifyでは、Apple Pay以外にも多様な決済方法が利用可能です。ストアの特性や顧客層に合わせて決済方法を充実させ、より利用しやすいストアを目指しましょう。
下記のブログ記事では、Apple Pay以外にShopifyで利用できる決済方法をまとめています。ご自身のShopifyストアに決済方法を増やす際の参考にしてください。