Shopifyストアの販売促進において、割引クーポンの発行はとても効果的です。しかし、クーポン活用を検討する中で以下のような悩みを抱えている方もいるのではないでしょうか。
「クーポンコードの入力欄が見つからない」
「カートページにクーポンコードを表示させたいのにやり方がわからない」
このような悩みを解決するために、本記事ではShopifyのクーポンコード入力欄の表示場所や、表示されない場合の原因と対処法、カートページに入力欄を表示させる3つの方法について、わかりやすく解説します。
クーポン活用による購買率向上を目指す方は、ぜひ最後までご覧ください。
Shopifyのクーポンコード入力欄はチェックアウトページにある
Shopifyストアには割引クーポンの発行機能がデフォルトで備わっています。ユーザーは取得した割引コードを「チェックアウトページ」のクーポンコード入力欄に入力することで、割引が適用されます。
チェックアウトページとは、連絡先や届け先住所、支払い方法などをユーザーが入力する画面です。
実際の画面で確認してみましょう。画面右上の小計の上にクーポンコード入力欄が表示されます。

ユーザーはこのクーポンコード入力欄にクーポンコードを入力後、「適用」をクリックすることで、割引が適用されます。

クーポンコードの発行方法については、以下の記事も参考にしてください。
このチェックアウトページのクーポンコード入力欄は、Shopifyの全てのプランに含まれており、特別な設定をしなくても利用できます。ただし、チェックアウトページ自体のデザインや項目の編集はShopify Plusプランでのみ可能なため、Shopify Plus以外のプランでは位置や表示文言の変更はできません。
チェックアウトページにクーポンコード入力欄が表示されない場合の原因と対処法
チェックアウトページでクーポンコードの入力欄が表示されない場合、原因がいくつか考えられます。

原因1. ストアで有効なクーポンコードを発行していない
対処法:有効なクーポンコードを発行する
ストアで有効なクーポンを発行していない場合には、クーポンコードの入力欄は表示されません。有効なクーポンコードを発行して、再度確認してみましょう。
クーポンコードの発行方法は以下の記事を参考にしてください。
原因2. 下書き注文の請求書またはリンクからチェックアウトが行われる場合において、クーポンコードの入力を許可していない
対処法:下書き注文作成時にクーポンコードの入力を許可する
下書き注文の請求書を送信する際に、「クーポンコード」のスイッチをオンにしてから、「請求書を確認」をクリックしましょう。

画像出典:Shopify管理画面
原因3. 顧客がチェックアウト時にShop Payを使用している場合において、Shop Payにログインしていない
対処法:Shop Payにログインをしてもらう
ログインのアナウンスをする場合、Shopify Plusプラン以外ではチェックアウトページをカスタマイズできないため、チェックアウトページ以前のページでアナウンスしましょう。
原因4. 商品価格設定に影響を与えたり、チェックアウトの動作を変更したりする外部アプリがストアにインストールされている場合、そのアプリの影響でクーポンコード入力欄が表示されない
対処法:アプリの提供元に問い合わせる
多くのShopifyアプリは、Shopify管理画面より、提供元に連絡が取れます。「設定」 > 「アプリと販売チャネル」から該当のアプリを選択し、対処法について問い合わせてみましょう。
Shopifyのカートページにクーポンコード入力欄を表示する3つの方法
クーポンコード入力欄は、デフォルトではカートページに表示されません。しかし、ユーザーの中には購入前のタイミングでクーポンコードを入力し、「いくらになるか正確に把握しておきたい」というニーズを抱える方もいます。そこでカートページにクーポンコードの入力欄を表示して、顧客のショッピング体験を向上させることも可能です。
この章では、カートページにクーポンコード入力欄を表示する方法を3つ紹介します。
方法1. 表示機能を実装しているテーマを使用
クーポンコード入力欄を表示する機能がデフォルトで実装されているテーマを使用する方法です。例えば、2025年5月にリリースされた公式無料テーマの「Horizon」や「Vessel」などは、この機能が始めから備わっています。
テーマ編集画面にて「テーマ設定」 > 「カート」にある「カートでのディスカウントを許可する」のスイッチをオンにすれば、カートページにクーポンコード入力欄が表示されます。

画像出典:Shopify管理画面
なお、テーマのカートページに”クーポンコード入力欄を表示する機能”があるかどうかは、選んだテーマによって異なります。また、テーマにこの機能があった場合にも、設定箇所が異なる場合があります。それぞれのテーマをよく確認してみてください。
方法2. コードを編集して実装
使用しているテーマに“カートページにクーポン入力欄を表示する機能”がない場合、テーマのコードを編集することで対応可能です。
ただしこの方法はプログラミングのスキル(HTML・CSS・JavaScript・Liquidなど)が必要です。誤った記述をするとカートページが機能しなくなる恐れがあります。
自信のない方はプロに委託をするか、Shopifyアプリを活用する方法がオススメです。
方法3. Shopifyアプリで実装
Shopifyアプリを使って、カートページにクーポンコード入力欄を表示させることが可能です。たとえばShopifyのカートカスタマイズアプリ「UpCart」では、この機能を簡単に実装できます。

画像出典:UpCart|Shopifyアプリストア
このアプリは月額29.99ドルから利用可能です。「UpCart」については以下の記事で紹介しているので、参考にしてください。
ただし、UpCartをはじめ、日本語には対応していないアプリが多いため、英語に不慣れな方は注意が必要です。 ※本記載は2025年7月時点の情報を元にしています
割引施策を実施するなら「RuffRuff購入特典」がおすすめ
クーポンコードによる割引施策を実施する際、いくつか課題があります。
例えば、さまざまな対象顧客ごとにクーポンコードを発行すると、管理が煩雑になってしまいます。また、クーポンコードを所有していない顧客の中には「損している気がする」と感じ、購入をためらう方もいるでしょう。なかには、クーポンコードをSNSなどで不特定多数に向けて配布されてしまうことも。
そこでおすすめなのが、「RuffRuff購入特典」です。
このアプリは、「数量割引」「小計金額による割引」「VIP会員限定割引」「期間限定セール」などあらゆる割引施策を実施できます。これらの施策はクーポンコードの発行不要で実施できるため、クーポンコードの管理の手間が大幅に削減できるでしょう。また、ユーザーが割引対象になった場合に、自動適用されるため、顧客はクーポンコードを入力する手間が減り、快適なショッピング体験を得られます。
このアプリは月額9ドルで利用でき、3日間の無料体験期間があります。日本語にも対応しているため、割引施策を検討している方はぜひお試しください。
クーポンコード入力欄を活用して、Shopifyストアの利便性を高めよう
この記事では、クーポンコードの入力欄の場所、クーポンコードの入力欄が表示されない場合の原因と対処法、そしてカートページにクーポンコード入力欄を表示する方法について解説しました。
割引クーポンは、コンバージョン率にも影響を与える重要な施策です。クーポンコード入力欄はチェックアウトページにのみ表示されますが、カートページにも表示させたい場合には、対応テーマの利用やアプリの導入で表示可能です。
本記事の内容を参考に、適切にクーポンコード入力欄を表示して、快適なショッピング体験を提供していきましょう。