Shopifyは、EC初心者から大規模事業者まで幅広いユーザーに支持される世界的なECプラットフォームです。直感的な操作性や豊富な機能、カスタマイズ性により、多種多様なビジネスニーズに対応しています。
本記事では、Shopifyを使用している事業者の実際の評判を紹介。メリット・デメリットや他社プラットフォームとの違いを比較します。
Shopifyとは?
画像出典:Shopify
Shopifyは全世界で使われているカナダ発のECプラットフォームです。オンラインショップの構築から運営・分析まで一貫して行うことができ、プログラミング知識がなくてもコードを触ることなく直感的な操作でショップを制作できるため、初心者にもおすすめできます。
Shopifyの機能
ShopifyはECサイトの運営に必要な機能がすべて揃っています。
項目 | 説明 |
---|---|
ストア構築 | デザイン性の高いテーマがラインナップされていて、ブランドイメージに合ったストア構築が可能 |
商品の登録・管理 | 商品登録作業が簡単で在庫の追跡が可能 |
決済機能 | クレジットカードやデジタル決済など、多様な支払い方法に対応 |
分析機能 | 売上データや訪問者情報が確認でき、戦略的な運営に役立つ |
Shopifyの料金プラン
Shopifyは、利用者のニーズに応じた複数の料金プランを提供しています。(2024年11月時点)
料金プラン | Basic | Shopify | Advanced Shopify |
---|---|---|---|
初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
月額費用(年払) | 3,650円 | 10,100円 | 44,000円 |
特徴 | オンラインストアの構築と基本的な機能を備えた初心者向けプラン。 | 追加機能やレポート機能を求める中規模ビジネス向けプラン。 | 高度なレポートやカスタマイズ機能を必要とする大規模ビジネス向けプラン。 |
プランに応じて機能や決済手数料が異なるため、ショップの売上や運用予算に合ったプランを選択しましょう。詳しくは下記の記事をごらんください。
【徹底比較】Shopifyの料金プランの選び方|費用・手数料・決済方法の違いについて
実際のShopifyの良い評判は?
Shopifyの良い口コミとして、以下の点があげられます。(2024年Tsun所属ライターのヒアリング調査)
- 無料のテーマでもおしゃれなサイトができる(貿易関係)
- 管理画面が操作しやすい。初心者でも商品登録や注文確認ができた(食品関係)
- アプリでサブスク機能を簡単に追加できるのが便利(美容関係)
- プログラミングが必要だが、サイトを自由にカスタムできるのが良い。(アパレル関係)
- ショップの分析が簡単にできる。(食品関係)
ユーザーが感じるShopifyの不便な点
良い評判の一方で、以下のような意見も見受けられました。
- 細かいデザインの変更がしたい時に、プログラムの知識がないとできない。(アパレル関係)
- 納品書がインボイス対応していないので、カスタマイズが必要だった。(食品関係)
- 有料アプリをいくつか導入したら、月々の運用費用がかさむ。(雑貨関係)
ShopifyでECサイトを構築するメリットは?
ECサイトをShopifyで構築するときにあげられるメリットを紹介します。
デザインの自由度が高い
Shopifyは多様なテーマテンプレートが用意されています。ブランドイメージに合ったテンプレートを選択することで、コーディング不要でオシャレなサイトを作ることが可能です。
豊富なアプリでカスタマイズできる
SEOやマーケティング支援、レビュー管理などの機能を拡張できる公式アプリストアが用意されています。
SNSとの連携がしやすい
InstagramやFacebookと連携できます。投稿や広告から直接ストアへの誘導が可能となり、販売機会を拡大できます。
広告との連携がしやすい
Google広告やMeta広告との連携により、ターゲット顧客へのアプローチが可能です。広告の効果測定も管理画面上で行えます。
多言語対応(越境EC)している
Shopifyは多言語・多通貨対応機能を備え、国内外の市場に向けたビジネス展開をサポートしてくれます。
Shopifyのメリットについては下記の記事で詳しく紹介しています。
Shopifyでサイト構築するときの課題
簡単で使いやすいShopifyにもいくつか課題があります。Shopifyでサイトを構築する前に知っておきたい課題を紹介します。
ノーコードのカスタマイズに制限がある
標準仕様では対応しきれないデザインや機能を追加するには、HTMLやCSS、Liquidなどのプログラミング知識が求められます。独自のデザインやマーケティング施策に対応するには専門家などに依頼が必要になることもあります。
アプリ使用料がかかる
Shopifyは便利なアプリが多いですが、有料アプリを導入すると運用コストがかさむ場合があります。長期的な運営では、アプリ使用料を含めたコスト管理が重要です。
Shopifyと他のECプラットフォームとの比較
ECプラットフォームを選ぶ際には、初期費用やランニングコストだけでなく、ショップの成長に合わせて柔軟にカスタマイズできるかどうかさまざまな方向から検討する必要があります。Shopifyと他のECプラットフォームを比較しShopifyが優れているところを紹介します。
デザインや機能のカスタマイズ性が高い
Shopifyは、豊富なテーマやアプリを活用してショップのデザインや機能を自由にカスタマイズできます。さらに、多言語対応や複数の通貨対応といった越境ECに必須の機能も充実しており、国内外問わずビジネスを展開したい事業者にも向いています。
BASEやSTORESなどのASP型のプラットフォームは、デザインやSEO施策などカスタマイズできる範囲に制限があります。
売上を伸ばす機能が豊富にある
Shopifyは月額費用やアプリ使用料が発生するため、BASEやSTORESと比べるとコストが若干高く感じられることがあります。しかし、広告やSNSとの連携など、売上向上につながる機能が豊富にあり、しっかりと運用することで売上につなげることが可能です。
Shopifyと他のECプラットフォームとの比較について詳しくは下記の記事をごらんください。
【徹底比較】Shopify・BASE・STORESの違い|料金・手数料・決済方法・海外対応など
Shopifyを使えば商品が売れるのか?
「Shopifyを使えば商品が売れるのか」という疑問を抱く方も多いはずです。ここでは、それぞれの疑問に対して回答していきます。
Shopifyを使えば商品が売れるのか?
Shopifyを使ったからといって必ずしも商品が売れるわけではありません。オンラインショップでは、認知拡大や集客、商品PRに対する戦略的アプローチが必要になります。どのプラットフォームを選んでも、ショップ運用者の努力が必要不可欠です。
Shopifyを使えば売上が伸びるのか?
Shopifyはカスタマイズ性やアプリの多様性が特徴で、売上を伸ばす鍵となる機能が備わっています。売上向上には以下の3つの要素を強化しましょう。
- 集客数を増やす
- 顧客単価を引き上げる
- 成約率を向上させる
Shopifyは、コード編集やアプリを活用しながら試行錯誤していくことで、最適なショップに成長させることができるでしょう。
Shopifyの評判も知り構築
Shopifyは、初心者でも使いやすく、ビジネスに合わせた拡張性を備えたプラットフォームです。特にマーケティングや越境ECを考える事業者にとっては、非常に有用な選択肢となるでしょう。
一方で、運用コストやカスタマイズの難易度が課題となることもあるため、事前にしっかり計画を立てて、ECサイト構築にすすみましょう。