Shopifyは、EC初心者から大規模事業者まで幅広いユーザーに支持される世界的なECプラットフォームです。直感的な操作性や豊富な機能、カスタマイズ性により、多種多様なビジネスニーズに対応しています。
本記事では、Shopifyの基本情報、ユーザーの実際の評判、メリット・課題、他社プラットフォームとの比較を順に紹介します。
Shopifyとは?
画像出典:Shopify
Shopifyは、世界中で使われているカナダ発のECプラットフォームです。オンラインショップの構築から運営・分析まで一貫して行うことができ、プログラミング知識がなくても直感的な操作でショップを制作できるため、初心者にもおすすめできます。
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実際のShopifyユーザーの評判・口コミ
良い評判
株式会社Tsunが実施した12社のShopifyユーザーへのストアインタビュー調査では、以下のようなポジティブな評価が寄せられました。
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SEOが強く、検索順位で有利
「Shopifyで数年しっかり運営していると、Googleからの信用が自然と高まってくる」という声が上がっています。実際、独自性のある商品を扱う企業では、特定のキーワードで検索上位に表示されやすくなる傾向が見られます。
ノーコードで運用できるため、エンジニア不要
「最初の設計やこだわる部分はしっかり作り込む必要があるが、日々の運用で『文言を変えたい』『バナーを差し替えたい』といった作業がスムーズにできる」という評価や、「ChatGPTやShopifyのSidekickを使ってコードを少し触ったら結局できちゃった」といった声があり、テクニカルスキルがなくても実運用が可能な点が好評です。
拡張性と柔軟性が高く、カスタマイズ可能
「アプリが豊富に展開されていて、必要に応じて自分たちでコーディングできる柔軟性がある」という評価が複数の企業から寄せられています。Judge.meなどのレビュー管理アプリ、RuffRuff 予約販売などの販促アプリ、RuffRuff 注文制限などの購入制限アプリ、必要な機能を公式アプリストアから柔軟に拡張できます。
グローバルなプラットフォームで、継続的にアップデート
「グローバルなプラットフォームだからこそ、開発スピードや改善の速さ、エコシステムが違う。世界中にユーザーがいるから、ナレッジが蓄積される」という声が聞かれており、継続的な機能改善が期待できる点が魅力となっています。
Meta広告・Google広告との相性が良い
「Shopifyに移行してMeta広告をもう1回やろうと思ったら、すごく効果が良くて、3ヶ月で売り上げが3倍になった」という声もあり、ピクセル埋め込みやデータ連携の容易さが運用効率を高めています。
オンライン・オフライン統合で、顧客データが一元化
「スマレジを通してShopifyに購入データや履歴が全部入ってくるようになって、オムニチャネルが実現できた」という声もあり、POS連携により店舗とECの顧客情報をシームレスに管理できる点が評価されています。
ユーザーが感じる不便な点
当社の同インタビュー調査では、以下のような課題も浮き彫りになりました。
日本語サポートが弱く、電話対応がない
「国産カートの担当者は個別対応できるが、Shopifyは中の人がいなくて、カスタマーサポートも平日9時から18時で電話対応がない」という意見や、「海外のアプリだと、問い合わせが英語ベースだったり返信に時差があったりで、慣れていないメンバーには使いづらい」という課題が指摘されています。初期段階でのサポート体制が重要な企業にとっては、大きなハードルになるケースもあります。
デフォルト機能では対応しきれない場合が多い
「Shopifyのデフォルトだと、事前に在庫設計をして公開することができなかった」や「複数の条件を組み合わせた購入制限やオプション管理が、デフォルト機能では難しい」という報告があり、高度なカスタマイズが必要になることが少なくありません。結果として外部エンジニアへの依頼費用がかかるケースも多いです。
Shopify POSの完成度が不十分
「Shopify POSとSquareを併用したレジ運用をしている。Shopify POSだけでいいかというと現状そうではなく、二重オペレーションが必要」や「クレジットカード決済端末がなく、番号を手入力する運用になっている」という声があり、実運用レベルではまだ改善が必要な段階です。オンライン・オフライン統合を目指す企業は、追加システムを検討する必要があります。
アプリの選択肢が多すぎて、判断が難しい
「アプリを増やしすぎると管理が煩雑になるという課題があり、今は厳選して10〜15個程度に絞っている」という指摘があり、豊富な一方で、有料アプリを複数導入すると月々の運用費用がかさむという懸念もあります。多くの企業が、どのアプリを選ぶべきかの判断に試行錯誤しているのが実情です。
ギフト機能やデジタルギフト系の完成度が低い
「UIが複雑になって情報を打ち込む要素が増えると利用率が下がってしまう。ギフト系がうまくいっていない」という課題が報告されており、ソーシャルギフト等、デジタル完結型施策の強化が求められています。
ShopifyでECサイトを構築するメリットは?
ECサイトをShopifyで構築する際の主なメリットを紹介します。
デザインの自由度が高い
Shopifyは多様なテーマテンプレートが用意されています。ブランドイメージに合ったテンプレートを選択することで、コーディング不要でおしゃれなサイトを制作できます。
豊富なアプリでカスタマイズできる
SEOやメールマーケティング、レビュー管理など、必要な機能を公式アプリストアから柔軟に拡張できます。ビジネス成長に合わせた段階的なカスタマイズが可能です。
おすすめのShopifyアプリは、下記で紹介しています。
SNSとの連携がしやすい
InstagramやFacebookと連携でき、投稿や広告から直接ストアへ誘導できます。これにより販売機会を拡大できます。
広告との連携がしやすい
Google広告やMeta広告との連携により、ターゲット顧客へのアプローチが可能です。広告の効果測定も管理画面上で行えます。
最適な料金プランを選べる
Shopifyは、ストアの規模や必要な機能に応じた複数の料金プランを提供しています。(2026年5月時点)
| プラン名 | スターター | Basic |
Grow |
Advanced |
プラス |
|---|---|---|---|---|---|
| 初期費用 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 |
| 月額費用 | 750円 | 4,850円 | 13,500円 | 58,500円 |
1年契約 398,000円 3年契約 368,000円 |
| カード決済手数料 | - | 3.55〜3.9% | 3.4〜3.85% | 3.25〜3.8% | 2.9〜3.75% |
| 取引手数料 | 5% | 2% | 1% | 0.6% | 0.20% |
| スタッフアカウント数 | 1 | 1 | 5 | 15 | 無制限 |
プランに応じて機能や決済手数料が異なるため、ショップの売上や運用予算に合ったプランを選択しましょう。詳しくは公式の料金比較ページをご覧ください。
多言語対応(越境EC)している
多言語・多通貨対応機能を備え、国内外の市場に向けたビジネス展開をサポートしています。
Shopifyを利用した越境対策は、下記もご参考にしてください。
Shopifyでサイト構築するときの課題
簡単で使いやすいShopifyにも、いくつかの課題があります。
ノーコードのカスタマイズに制限がある
標準仕様では対応しきれない独自のデザインや機能を追加するには、HTMLやCSS、Liquidなどのプログラミング知識が求められます。専門家への依頼が必要になることもあります。
アプリ使用料がかかる
Shopifyは便利なアプリが多いですが、有料アプリを導入すると運用コストが増加します。長期運営では、アプリ使用料を含めたコスト管理が重要です。
Shopifyと他のECプラットフォームとの比較
ECプラットフォームを選ぶ際には、初期費用やランニングコストだけでなく、ショップの成長に合わせて柔軟にカスタマイズできるかどうかを検討する必要があります。Shopifyの強みを紹介します。
デザインや機能のカスタマイズ性が高い
Shopifyは、豊富なテーマやアプリを活用してデザインや機能を自由にカスタマイズできます。さらに、多言語対応や複数通貨対応といった越境EC機能も充実しており、国内外でビジネスを展開したい事業者に向いています。
これに対し、BASEやSTORESなどのASP型プラットフォームは、デザインやSEO施策のカスタマイズ範囲に制限があります。
売上を伸ばす機能が豊富にある
Shopifyは月額費用やアプリ使用料が発生するため、BASEやSTORESと比べるとコストが若干高く感じられることがあります。しかし、広告やSNSとの連携など、売上向上につながる機能が豊富であり、しっかりと運用することで売上を伸ばせます。
Shopifyと他のECプラットフォームとの比較について詳しくは下記の記事をごらんください。
Shopifyを使えば商品が売れるのか?
Shopifyを使えば商品が売れるのか?
Shopifyを使ったからといって、必ずしも商品が売れるわけではありません。オンラインショップでは、認知拡大や集客、商品PRに対する戦略的なアプローチが必須です。どのプラットフォームを選んでも、ショップ運用者の努力が必要不可欠です。
Shopifyを使えば売上が伸びるのか?
Shopifyはカスタマイズ性とアプリの多様性が特徴で、売上を伸ばすための機能が備わっています。以下の3つの要素を強化しましょう。
- 集客数を増やす
- 顧客単価を引き上げる
- 成約率を向上させる
Shopifyは、コード編集やアプリを活用しながら試行錯誤することで、最適なショップに成長させることができます。
下記のブログ記事では、Shopifyストアで売れない原因を分析し、具体的な対策をご紹介します。ご参考にしてください。
まとめ
Shopifyは、初心者でも使いやすく、ビジネス成長に合わせた拡張性を備えたプラットフォームです。特にマーケティングや越境ECを検討する事業者にとって、非常に有用な選択肢となるでしょう。
12社のユーザーインタビュー調査からは、「SEOが強い」「ノーコードで運用できる」といった強みと、「日本語サポートが弱い」「デフォルト機能では不足」といった課題が明確に見えてきました。事前にこれらの点を理解した上で、自社の経営体制やニーズに合わせてプラットフォームを選択することが成功の鍵となります。
しかし、運用コストやカスタマイズの難易度が課題となることもあるため、事前にしっかりと計画を立てて、ECサイト構築を進めることをお勧めします。







