Shopifyの人気テーマの一つであるPalo Altoには、予約販売機能が標準で搭載されています。この機能を活用することで、追加費用なしで予約販売を実施することができます。本記事では、Palo Altoテーマでの予約販売機能の設定方法と、その特徴や制限事項について詳しく解説します。
下記のブログ記事では、Palo Altoを含め有名なShopifyテーマの予約販売機能の有無に関して紹介しています。ご参考にしてください。
Palo Altoテーマとは
Palo Altoテーマは、Presidioという開発元が提供するShopifyテーマです。セットアップのしやすく、無料テーマに比べデザインパーツが豊富で、柔軟にデザインをカスタマイズできます。一方で、ドキュメント等が英語である点と買い切りですが360ドル費用が必要になる点です。
下記のブログ記事では、Shopifyテーマの種類やおすすめテーマを紹介しています。ご参考にしてください。
Shopifyテーマ10選 | デザインテンプレートの選び方、無料テーマやOS2.0テーマなどの種類も紹介
Palo Altoテーマで予約販売を実施する方法
本章ではPalo Altoテーマに備わっている予約販売機能を利用する方法を紹介します。
アウトプット
この記事で紹介する方法を実施することで、下記の添付画像のようにカートボタンが「PRE-ORDER」のテキストに変化します。
Palo Altoテーマの予約販売時
Palo Altoテーマの通常販売時
予約販売の設定方法
(1)Shopifyの管理画面から商品管理にアクセス
(2)予約販売を実施したい商品を選択
(3)タグセクションにて「_preorder」タグを追加
(4)「保存」をクリック
以上で、予約販売の設定は完了です。
Palo Altoテーマの予約販売機能のメリット
設定が簡単
予約販売を実施したい商品に「_preorder」の商品タグを追加するだけで、設定がとても簡単です。
追加費用が発生しない
Palo Altoテーマ自体に予約販売機能が組み込まれているため、予約販売を実施するために追加で費用が発生することはありません。
Palo Altoテーマの予約販売機能のデメリット
バリエーション単位で予約販売できない
商品にサイズS、M、Lが存在し、サイズSだけ予約販売を実施することは出来ません。
在庫切れなどの条件下で予約販売できない
Palo Altoテーマの予約販売機能は、商品タグを付けたら予約販売が実施されますので、在庫が切れた場合に予約販売を実施したい場合や期間限定で予約販売を実施したい場合に実現できません。
後払いやメッセージ機能が存在しない
予約商品は通常商品と比べて出荷が遅れる可能性が高いです。そのため、出荷タイミングがどのくらいになるのかをメッセージとしてお客様に表示する機能はありません。また、支払回収タイミングを遅らせる後払い機能などもありません。
マニュアルなどが英語
Palo Altoのマニュアルやサポートセンター、初期設定値は全て英語になります。そのため、英語が苦手な方は、初期設定や問題が発生時の対応に時間がかかる可能性があります。
Shopifyでおすすめの予約販売アプリ
RuffRuff予約販売
RuffRuff予約販売は日本企業が開発したShopifyアプリです。Palo Altoテーマの純正機能で課題だった「バリエーション単位で予約販売ができない」や「様々な条件での予約販売ができない」、「後払いやメッセージ機能がない」、「マニュアルなどが英語」のすべての課題を解決することが出来ます。また、予約販売だけでなく、期間限定販売や会員限定セール、同梱制御、繰り返し販売などアプリ1つで様々なことを実現できます。
最後に
Palo Altoテーマの予約販売機能は、商品タグを追加するだけという簡単な設定で利用できる反面、いくつかの制限があります。
具体的な制限は以下の通りです。
- バリエーション単位での予約販売ができない
- 在庫切れ時や期間限定での予約販売設定ができない
- 出荷時期の表示や後払い機能がない
- マニュアルが英語のみ
より柔軟な予約販売機能が必要な場合は、RuffRuff予約販売などの専用アプリの導入を検討することをお勧めします。これにより、上記の制限を解消し、より細かな予約販売の管理が可能になります。
最後に、下記のブログ記事では、Shopifyで人気の予約販売アプリの機能や料金を徹底比較しています。予約販売アプリの導入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。