Shopify Collabs導入ガイド!機能やメリット・使い方を解説【画像付き】

Shopify Collabs導入ガイド!機能やメリット・使い方を解説【画像付き】

ECストアの売上を伸ばすには、新しい顧客層へのアプローチが欠かせません。そこで注目されているのが、クリエイター(インフルエンサー)との協力です。

Shopify Collabsは、クリエイターとストアオーナーを結び付け、効果的なアフィリエイトプログラムを簡単に運営できるShopify公式アプリです。初期費用無料で始められ、売上が発生した時だけコストがかかる成果報酬型のため、リスクを抑えながら新規顧客の獲得が目指せます。

この記事では、Shopify Collabsの基本機能やメリット、注意点、使い方まで詳しく解説します。

Shopify Collabsとは?

Shopify Collabs|Shopifyアプリストア

画像出典:Shopify Collabs|Shopifyアプリストア

Shopify Collabsは、ストアオーナーとクリエイター(インフルエンサー)を結び付けることで、売上拡大を支援するShopify公式のアフィリエイトアプリです。アフィリエイトとは、クリエイターや個人に商品を紹介してもらい、その紹介経由で売上が発生した際に報酬を支払う成果報酬型の広告手法です。

オリジナルの募集ページを作成してクリエイターを集めたり、直接招待して商品ギフトや割引を提供することが可能。クリエイターには専用のアフィリエイトリンクや割引コードを発行し、それらを通じた売上に対して報酬を支払います。

注文はアフィリエイトリンクや割引コード経由で自動的に追跡されます。また、条件を満たす場合はコミッションの支払いも自動処理できます。

Shopify Collabsの主な機能・できること

Shopify Collabsの主な機能、できることを紹介します。

カスタム応募ページでクリエイターを募集

Shopify Collabsでは、ブランドに合わせたデザインの応募ページを簡単に作成できます。このページを通じてクリエイターが参加申請でき、自社の商品やイメージに合う人を選んで承認できます。

特定のクリエイターへ直接招待を送ることも可能。募集から選定まですべてShopify内で完結します。

アフィリエイトリンクと割引コードの発行

承認したクリエイターには、専用のアフィリエイトリンクや割引コードを発行できます。このリンクやコードを経由した購入は、クリエイターの成果として記録されます。

クリエイターごとに異なる設定ができるため、誰がどれだけ貢献したかを正確に把握することが可能。割引率や適用条件も自由にカスタマイズできます。

ギフトや商品サンプルの送付・追跡

クリエイターに商品を実際に使ってもらうため、ギフトやサンプルを送付できます。送付手続きはShopify内で完結し、配送状況もリアルタイムで追跡可能です。

商品を手にしたクリエイターがSNSでレビューや紹介をすることで、自然な形でブランド認知が広がります。

売上追跡と報酬の自動支払い

各クリエイターの貢献度は、ダッシュボードで一目で確認できます。売上データは自動集計され、手動計算は不要。報酬の支払いもShopify内で自動処理されるため、毎月の支払い作業が大幅に軽減されます。

報酬率は商品ごとやクリエイターごとに設定でき、柔軟な報酬体系を構築できます。

Shopify Collabsを導入するメリット

Shopify Collabsを導入することで得られるメリットを紹介します。

新規顧客の獲得と売上拡大

Shopify Collabsを導入すると、クリエイターが持つフォロワー層という新しい顧客にアプローチできます。自社の広告だけでは届かなかった潜在顧客に、クリエイターを通じてリーチできるため、顧客基盤が広がります。

特に、ブランドと親和性の高いクリエイターを選ぶことで、ターゲット層に効率的にアプローチでき、売上の拡大が期待できます。

成果報酬型で広告費を最適化

Shopify Collabsは成果報酬型のため、売上が発生した時だけクリエイターに報酬を支払う仕組みです。従来の広告のように、効果が不明なまま先に費用を払う必要がありません。

初期費用も無料で、売上に応じて手数料のみが発生します。費用対効果の高いマーケティング施策として活用でき、小規模なストアでもリスクを抑えて始められます。

管理業務の自動化で効率的な運営が可能

売上の追跡や報酬の計算、支払い処理といった面倒な作業が自動化されるため、手間をかけずにアフィリエイトプログラムを運営できます。複数のクリエイターと提携していても、一つのダッシュボードで全体を管理できるのも効率的。

本来の業務である商品開発や顧客対応に集中できる環境が整うでしょう。

クリエイターの信頼性を活かした販売促進

クリエイターによる商品紹介は、企業が出す広告よりも信頼されやすい傾向があります。フォロワーはクリエイターの意見を参考にして購入を決めることが多く、自然な形で購買につながります。

特に、クリエイターが実際に商品を使った感想やレビューを発信することで、リアルな声として受け取られ、説得力が増すでしょう。

Shopify Collabsを使用する際の注意点

Shopify Collabsを使用する際の注意点も解説します。

設定は英語のみ

Shopify Collabsの管理画面や設定項目は英語表記のみとなっており、これらはブラウザの翻訳機能の対象外です。そのため、英語に不慣れな方は、本記事を参考にしたり、翻訳ツールを併用したりしながら慎重に設定を進めましょう。

利用可能なプランに制限がある

Shopify CollabsはStarterプランおよびRetailプランでは利用できません。それ以外のShopifyプランで利用可能です。契約しているプランで利用可能か事前に確認しましょう。

日本はオープンアクセスプログラムの対象外

多数のクリエイターに自動的にオファーできる「オープンアクセスプログラム」は、2026年2月時点で現時点でオープンアクセスで参加できるクリエイターは米国・英国・カナダ在住者に限られます。日本のクリエイターを想定する場合は、招待プログラムや応募制での運用が現実的です。

クリエイター選定は慎重に行う

応募者の中には、フォロワー数や活動分野がブランドに合わない人も含まれます。自動フィルタリング機能が十分ではないため、プロフィールやSNSアカウント、投稿内容などを一人ひとり確認しましょう。

安易な承認はブランドイメージに悪影響を与える可能性があるため、質を重視した選定が重要です。

Shopify Collabsの料金

Shopify Collabsの導入は無料です。クリエイターの募集や管理機能も無料で使えます。費用が発生するのは、クリエイター経由で実際に売上が発生し、報酬を自動支払いする際のみです。自動支払い機能を利用してクリエイターへコミッションを支払う場合、そのコミッション金額に対して2.9%の処理手数料が発生します。

Shopify Collabsの導入は無料です。クリエイターの募集や管理機能も無料で使えます。費用が発生するのは、クリエイター経由で実際に売上が発生し、報酬を自動支払いする際のみです。自動支払い機能を利用してクリエイターへコミッションを支払う場合、そのコミッション金額に対して2.9%の処理手数料が発生します。

つまり、売上が発生しない限りコストはかからない完全な成果報酬型の料金体系です。

ただし、クリエイターへの報酬率は自分で設定する必要があり、この報酬は別途支払いが必要です。例えば、報酬率を10%に設定し、10,000円の売上が発生した場合、コミッションは1,000円です。この1,000円の支払いに対して2.9%(29円)の処理手数料が加算されます。

※本記載は2026年2月時点の情報を元にしています。

Shopify Collabsの導入方法と具体的な使い方

Shopify Collabsの導入方法と具体的な使い方について解説します。

導入と初期設定

はじめにShopifyアプリストアより、「Shopify Collabs」をインストールしましょう。

Shopify Collabs|Shopifyアプリストア

画像出典:Shopify Collabs|Shopifyアプリストア

Shopifyストアで再度インストールの確認が表示されますので、「インストール」をクリックします。

インストールのポップアップ

アプリがインストールされたら、設定画面が表示されますので、「Get Started(始めましょう)」をクリックします。

Collabs 管理画面

初めに基本情報を入力します。

  • Collabsからの通知を受け取るアドレス
  • 商品カテゴリー
  • 主なターゲット顧客(性別)
  • 商品を紹介したい国

最後に「利用規約に同意」のチェックを入れて、「Finish setup(セットアップを終える)」をクリックします。

Collabsの基本情報入力フォーム

その他の設定については、メニューの「Settings(設定)」より可能です。メールや通知、プロフィール、支払保留期間などを設定できます。

アフィリエイトプログラムの作成と招待

ここからはアフィリエイトプログラムの作成手順を紹介します。メニューの「Program(プログラム)」 > 「Create invite program(招待プログラムを作成する)」の順にクリックしましょう。

以下の画像のようなページが表示されます。

招待プログラムの作成画面

ここで設定できる項目は以下の通りです。

  • Program name(プログラム名)
  • Affiliate link(アフィリエイトリンク)
    • Link destination(リンク先)
    • URL parameters(URLパラメータ)
  • Customer discount(お客様向け割引)
    • Discount value(割引額)
    • Minimum requirements(最低条件)
    • Usage limits(利用制限)
    • Apply discount to(割引を適用する対象)
    • Purchase type(購入タイプ)
  • Customer segment(顧客セグメント)
  • Affiliate commission( アフィリエイト報酬)
    • Commission type(報酬タイプ)
    • Commission amount(報酬額 or 率)
    • Subscription product commission rules(サブスクリプション商品の報酬ルール)

Customer segmentでは、「新規顧客」「リピーター顧客」で報酬率を変えるような設定ができます。また、報酬タイプで「Percentage per products(商品ごとのパーセンテージ報酬)」を選択すると、商品やコレクション毎に報酬率を変更することも可能です。

「Create(作成する)」をクリックするとアフィリエイトプログラムが作成されます。プログラムは複数作成することも可能です。

プログラム作成後の画面

上の画像の上部に表示されている「Invite creators(クリエイターを招待する)」をクリックすると、クリエイター宛にプログラムの招待メールを配信することができます。

プログラムの招待メール作成画面

「Add creator emails」の箇所に招待したいクリエイターのアドレスを登録します。クリエイターのアドレスの確認方法は、次項で解説します。

クリエイターの検索

ここからはクリエイターの検索方法を紹介します。メニューの「Recruiting(募集)」を選択します。すると、Collabsで申請できるクリエイター一覧が表示されます。

クリエイター一覧

一覧では検索をかけたり、ソートしたりができます。ソートできる項目は以下の通りです。

  • Social account:SNS(Facebook、Instagram、TikTok、Youtubeなど)
  • Location:活動している国
  • Audience:フォロワー数

例えば、「日本人でTikTokフォロワー数が1万人以上のクリエイター」という風に絞り込むことができます。

クリエイターを選択すると、クリエイターのSNSアカウントやクリエイターの詳細情報、活動国、アドレス、ジャンル、SNSのフォロワー数などが確認できます。「Start a collab(コラボを開始する)」の「Invite creator(クリエイターを招待する)」をクリックして、直接招待することも可能です。

クリエイターの詳細ページ

使い方の解説は以上です。

Shopify Collabsで新しい顧客を開拓しよう

Shopify Collabsは、クリエイターとの協力を通じて新規顧客を獲得できる強力なツールです。成果報酬型で初期費用も無料なため、リスクを抑えて始められます。

ただし、利用可能なプランや日本での機能制限、クリエイター選定の注意点など、事前に確認すべきポイントがあります。これらを理解した上で、明確なルールを設定すれば、効果的なアフィリエイトプログラムを構築できるでしょう。

ブログに戻る
1 6
  • Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Tsunライターチーム

    Shopify Liquidは、Shopifyが開発したオープンソースのテンプレート言語です。本記事では、Shopify Liquidの基本概念、主な特徴、そしてその学習に役立つリソースについて解説します。

    Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Tsunライターチーム

    Shopify Liquidは、Shopifyが開発したオープンソースのテンプレート言語です。本記事では、Shopify Liquidの基本概念、主な特徴、そしてその学習に役立つリソースについて解説します。

  • Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Tsunライターチーム

    Shopify Polarisは、Shopifyのエコシステムにおいて重要な役割を果たす包括的なデザインシステムです。本記事では、Shopify Polarisの概要やメリット、デメリット、Polarisを活用したShopifyアプリの事例、Shopify Polarisを使用する際のヒントとコツを紹介します。

    Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Tsunライターチーム

    Shopify Polarisは、Shopifyのエコシステムにおいて重要な役割を果たす包括的なデザインシステムです。本記事では、Shopify Polarisの概要やメリット、デメリット、Polarisを活用したShopifyアプリの事例、Shopify Polarisを使用する際のヒントとコツを紹介します。

  • 【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    ShopifyのGraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

    ShopifyのGraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

  • Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

  • Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

  • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

1 6

編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

掲載情報に関して

掲載している各種情報は、株式会社Tsunが経験および、調査した情報をもとにしています。できるだけ“最新“かつ“正確“な情報の掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。当サイトによって生じた損害について、株式会社Tsunではその賠償の責任を一切負わないものとします。掲載情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社Tsunまでご連絡をいただけますようお願いいたします。