Shopifyアプリ「スマート配送先バリデーション」で住所エラーを自動チェック!配送ミスを削減

Shopifyアプリ「スマート配送先バリデーション」で住所エラーを自動チェック!配送ミスを削減

Shopifyアプリ「スマート配送先バリデーション」とは

Shopifyアプリ「スマート配送先バリデーション」

Shopifyアプリ「スマート配送先バリデーション」は、注文時に配送先住所をお客様自身により再確認いただくことで、日本国内の配送先の誤りを削減することができるアプリです。

サンキューページと、チェックアウト中の住所入力時(Shopify Plusストアのみ)にアプリが住所チェックを行い、入力に誤りがある場合はその場でお知らせし、お客様に再確認・修正していただけます。

番地の入力漏れなどの誤りはもちろん、環境依存文字やJIS第1・第2水準以外の漢字のチェックなど、配送システム連携時の住所エラーの削減も想定しており、運用負荷を上げることなく発送業務の効率化と購入体験を向上させることができます。

スマート配送先バリデーションの特徴

日本郵便の公式データによる高精度な住所チェック

日本郵便が提供する最新の郵便番号データベースを利用しており、正確なチェックが可能です。また、番地漏れや、郵便番号に対する住所表記の差異などだけでなく、住所・氏名のJIS第二水準までのチェックや環境依存文字(「Ⅱ」など)のチェックも可能です。

お客様自身で簡単に住所修正が可能

住所の誤りが見つかった場合、お客様がカスタマーサポートを経由することなく、表示されるフォームから直接修正できます。また、アプリが正しい住所を推測出来る場合は修正案として提示し、お客様はタップするだけで正しい住所の反映が可能です。

日本の配送サービスへの連携を想定したチェック項目

住所チェック項目として、番地漏れや郵便番号に対する住所表記の差異などだけでなく、配送サービス連携時のエラーが発生しがちな住所・氏名の入力の長さやJIS第1,2水準以外の漢字、環境依存文字(「Ⅱ」など)のチェックにも対応しています。

こんな企業・ストアにおすすめ

  • 配送先の誤りによる確認等の対応でお困りのストア様
  • 配送システム連携時のチェックにより住所エラーが多発しているストア様

スマート配送先バリデーションのおすすめ機能

サンキューページバリデーション

サンキューページバリデーション

ストアでの購入後に配送先住所をチェックし、誤りがあると判定されるとサンキューページに通知を表示します。お客様は入力した配送先住所とその誤りの内容を確認し、その場で住所を更新することが可能です。
チェック項目としては、番地漏れや郵便番号に対する住所表記の差異などだけでなく、住所・氏名のJIS第二水準までのチェックや環境依存文字(「Ⅱ」など)のチェックも可能です。

購入後の自動補正機能

正しい住所表記に対する軽微な表記揺れなどの差異の修正や、電話番号の国際表記の接頭詞「+81」の「0」への変換などを購入後に自動で行います。お客様に細かな指摘をすることなく、配送システムにスムーズに連携するための配送先の修正を行うことができます。

管理画面の履歴機能

アプリ管理画面では履歴として過去2ヶ月分の注文に対するチェック・修正の有無やその内容を確認することが可能です。また月ごとの発生件数をグラフで確認することもできます。

チェックアウトバリデーション(Shopify Plusストア向け)

チェックアウトバリデーション

Shopify Plus ストアでは、チェックアウト中の配送先住所入力中にリアルタイムで住所チェックをすることができます。
また表記揺れを自動修正する自動補正機能、表示される修正案をタップするだけで修正の反映ができるサジェスト機能も対応しております。
購入前に修正ができるため、購入者体験がより向上することや、配送システム側の注文確定後の住所変更への対応有無に関わらず利用できることが特徴です。

スマート配送先バリデーションの料金プラン

スマート配送先バリデーションの料金プラン

住所チェックを行う国内注文の件数に応じたプランになります。
(誤りが発生した件数ではなく、チェックした件数 = ストア経由の国内宛注文数 となります)

  • 無料:30件まで $0/月
  • スターター:200件まで $4/月
  • ライト:500件まで $10/月 
  • ベーシック:1000件まで $20/月
  • アドバンスト3000件まで $48/月
  • プロ:6000件まで $68/月
  • 無制限:$189/月

全てのプランで初回インストール後14日間のトライアル期間があります。

スマート配送先バリデーションのセットアップ方法

メイン機能であるサンキューページバリデーションのセットアップについて紹介します。

ステップ1:チェックアウトエディタを開く

アプリのインストール後、アプリのホーム画面から「チェックアウトエディターを開く」をクリックします。

アプリのインストール後、アプリのホーム画面から「チェックアウトエディターを開く」をクリックします。

ステップ2:サンキューページバリデーションのアプリブロックを追加する

サンキューページバリデーションのアプリブロックを追加する

チェックアウトエディタにて、アプリタブから当アプリのアプリブロックをストアに追加します。

ステップ3:アプリブロックの設定を行う

アプリブロックの設定を行う

表示のプレビューと設定項目が表示されるので、設定します、基本的にはデフォルトで問題なく動作しますが、ストアや配送システムの要件に応じたチェック項目などの設定が可能です。
設定が完了したら、右上の「保存」ボタンを押すとストアに反映されます。

ステップ4:自動補正機能を有効にする

自動補正機能を有効にする

自動補正機能を有効にする場合はホームから「有効にする」ボタンを押下します。

ステップ5:アプリ設定を行う

アプリ設定を行う

アプリ全体の設定は「設定」タブにて行えます。
注文タグの付与やShopify Flow連携などが可能です。

アプリ開発のストーリー・裏側 

アプリを開発したきっかけは?

原点としてはECストア担当者とお話する機会があり「毎日の発送業務の中で住所確認作業が負担になっている。注文で何かしらの住所ミスがあることが多く、その確認に多くの時間を費やしている」という相談を受けたことです。

ECストアにおいて、お客様による住所入力ミスはどうしても一定発生してしまう課題です。誤った住所が入力されると、ストアでの発送作業や到着までのトラブルにより、お客様、ストア、配送会社の誰にとってもメリットのない状況が生まれてしまいます。
従来ではこのような課題に対するソリューションはあまりなく、ストア側で労力をかけて確認するという方法になっていました。

正しい住所で配送されるためにはどうするべきか考えた結果、お客様側で再確認していただき、正しい住所を入力してもらうのがベストだと考え、それをサポートする本アプリを開発するに至りました。

アプリ開発で一番印象に残ったこと

アプリストア経由で導入いただくため、ストア様とはコミュニケーションを取ることがあまり多くないのですが、お問い合わせ時などに効果があったとご評価いただけることがとても励みになっています。

アプリ開発で苦労したこと

負荷対策です。大規模ストアにも導入いただくことが多いため、新商品の発売などで注文が集中し非常に負荷が高くなることがあります。
負荷に対して安定したアクセスを提供するのは勿論ですが、購入が完了しても内部の注文作成が遅延して作成されていないなどのケースでも迅速にバリデーション・修正を行う必要があるなど、Shopifyの仕様を踏まえた実装に苦労しました。

アプリ開発で最も力を入れていること

ユーザー体験の向上です。住所の誤りを検知して通知したとしても、どこがどう間違っているか分からなかったり、修正が面倒などでそのままにされてしまっては意味がありませんし、購入体験が悪化してしまいます。
そのため、正しい住所を推測して提案し、更にそれをタップするだけで反映できるといったサポート機能を追加しています。
修正率を上げるために、お客様側の対応コストを下げ、修正のメリットを感じてもらうためのユーザー体験上の工夫を行っています。

アプリの今後の展開や挑戦したいこと

国内注文の配送先入力の精度を上げるための総合的なアプリを目指しており、そのための様々なアップデートを予定しております。例えば下記の対応を考えています。

  • デジタルアドレス対応を含む、より優れた autocomplete 機能
  • チェック項目やUIの強化
  • 管理画面でのエラー内容等による分析機能、履歴機能の強化
  • アーキテクチャの刷新による可用性の向上

その他、よくある質問

問い合わせや導入サポートはありますか?

はい、ヘルプセンターやアプリの管理画面のチャットボタンからチャットサポートを受け付けております。
有人サポートの他、仕様の不明点等はAIチャットにて迅速に確認が可能です。

途中でプランの変更はできますか?

はい、いつでもプラン変更が可能です。詳細はこちらをご確認ください。

連携可能なShopifyアプリやサービスはありますか?

サンキューページバリデーションをご利用の場合、注文確定後の配送先住所の変更が発生します。そのため、配送システムへの自動連携がある場合、購入後の注文住所変更に対応している必要があります。

導入事例などありますか?

Her lip to様のShopify Plus 導入事例の中でご紹介いただきました。

Checkout Extensibility:購入者が入力した配送先住所が正しいかどうかを自動的に確認する「配送先バリデーション機能」や、(中略)この機能により、お客様が求めるチェックアウト体験を提供することはもちろん、お客様の入力ミスによるトラブルを削減し、カスタマーサポートチームの負担を軽減しました。

最後に 

「スマート配送先バリデーション」は配送先住所チェックを行い精度を上げるアプリですが、まだまだ不足している機能もあり、マーチャント様からご要望をいただくことも多いです。弊社では今後も本アプリの開発に注力し、積極的にアップデートしたいと考えておりますので、ぜひご期待ください。またご要望等がございましたらお気軽にご連絡いただけますと幸いです。

ブログに戻る
1 6
  • Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Tsunライターチーム

    Shopify Liquidは、Shopifyが開発したオープンソースのテンプレート言語です。本記事では、Shopify Liquidの基本概念、主な特徴、そしてその学習に役立つリソースについて解説します。

    Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Tsunライターチーム

    Shopify Liquidは、Shopifyが開発したオープンソースのテンプレート言語です。本記事では、Shopify Liquidの基本概念、主な特徴、そしてその学習に役立つリソースについて解説します。

  • Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Tsunライターチーム

    Shopify Polarisは、Shopifyのエコシステムにおいて重要な役割を果たす包括的なデザインシステムです。本記事では、Shopify Polarisの概要やメリット、デメリット、Polarisを活用したShopifyアプリの事例、Shopify Polarisを使用する際のヒントとコツを紹介します。

    Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Tsunライターチーム

    Shopify Polarisは、Shopifyのエコシステムにおいて重要な役割を果たす包括的なデザインシステムです。本記事では、Shopify Polarisの概要やメリット、デメリット、Polarisを活用したShopifyアプリの事例、Shopify Polarisを使用する際のヒントとコツを紹介します。

  • 【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    ShopifyのGraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

    ShopifyのGraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

  • Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

  • Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

  • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

1 6

編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

掲載情報に関して

掲載している各種情報は、株式会社Tsunが経験および、調査した情報をもとにしています。できるだけ“最新“かつ“正確“な情報の掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。当サイトによって生じた損害について、株式会社Tsunではその賠償の責任を一切負わないものとします。掲載情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社Tsunまでご連絡をいただけますようお願いいたします。