ecforceとは?主な機能や料金プラン、評判まで徹底解説

ecforceとは?主な機能や料金プラン、評判まで徹底解説

「ecforce」は、主に機能やサポートの充実度が高く評価されているECカートです。公式サイトには成功事例も多数掲載されており、導入を検討しているEC担当者もいるのではないでしょうか。

ecforceにはたくさんのメリットがある一方で、デメリットも存在しています。導入するときにはecforceの機能や料金などの基本的な情報から、口コミ評判までひととおり確認したうえで検討することが大切です。

本記事では、ecforceについて機能や料金プラン、メリット・デメリットなどを徹底解説します。口コミ評判、導入事例などもあわせて紹介するので、ぜひ最後までチェックしてみてください。

ecforceとは?

ecforce

画像出典:ecforce

ecforceは、株式会社SUPER STUDIOが提供するECカートです。毎月10~20個もの新機能をリリースしており、豊富な機能を利用できます。SSL対策により、安心して利用できるセキュリティ環境を整備しています。

これまで、1,500以上※1の企業が導入し99.7%※2が継続利用しています。ユーザーからは「CVR170%アップ」「定期購入の継続率平均80%以上」など、多数の成果報告が上がっています。

※1:2024年10月末日時点での契約総数

※2:2022年3月~2022年8月の集計

ecforceで利用できる主な機能

ここからは、ecforceで利用できる主な機能を解説します。

ECサイト構築に関する主な機能

ECサイト構築に関する機能には、以下のものがあります。

  • ノーコードサイト構築
  • マーケティング・販促機能
  • パーソナライズ販売
  • ギフト販売
  • 自動化機能 など

独自性のあるサイトをスピーディーかつ簡単に制作できる「ノーコードサイト構築」、顧客一人ひとりに最適な商品を提案する「パーソナライズ販売」、受取人の住所不要で贈り物ができる「eギフト/ソーシャルギフト販売」など、便利な機能が豊富です。

注文対応・顧客対応など、EC運営に必須のオペレーション業務を省力化できる「自動化機能」も搭載。商品開発やマーケティングなど、オペレーション以外の業務により多くのリソースを割けるようになります。

データ活用・分析に関する主な機能

ecforceには、事業拡大に向けた戦略立案・改善に欠かせないデータ分析・活用に関する機能も豊富に用意されています。

  • 受注分析
  • 顧客分析
  • LTV分析
  • 定期受注分析
  • ノーコードメールエディタ
  • シナリオテンプレート
  • 自動ログイン・ID連携

データ分析機能には、受注件数や売上・単価などを分析できる「受注分析」、広告URL・初回購入商品ごとの定期購入率を分析できる「定期受注分析」、年代・性別・累計購入金額ランクなど顧客セグメント別の分析ができる「顧客分析」など多彩な分析方法が用意されています。

CRM施策の成功テンプレートを使用してステップメッセージを配信できる「シナリオテンプレート」、テキストや画像を選択・設定するだけでHTMLを作成できる「ノーコードメールエディタ」など、業務効率向上につながる機能も豊富です。

新規顧客獲得に関する主な機能

新規顧客獲得に役立つ機能としては、以下のようなものが用意されています。

  • 広告管理機能
  • A/Bテスト機能
  • 離脱防止ポップアップ
  • カゴ落ちメール
  • クーポン・キャンペーン機能
  • サイト内オファー機能 など

「A/Bテスト機能」は、より高い成果を上げている広告がわかるもの。成果につながる広告のみに絞った出稿が可能となるため、新規顧客を効率よく獲得できるようになります。

サイトを閲覧しているユーザーの挙動に応じたポップアップを起動させることで離脱防止を図る「離脱防止ポップアップ」や、カゴ落ちした顧客へメールを配信する「カゴ落ちメール」を活用すれば購入率アップも期待できるでしょう。

リピート購入促進に関する主な機能

ecforceには、リピート購入促進に役立つ機能も搭載されています。

  • 会員向け販促機能
  • LINE連携
  • 定期・頒布会機能
  • セット販売 など

「会員向け販促機能」では、会員ランクや会員限定特典などをショップに反映できます。同一商品の定期販売、定期回数ごとに異なる商品を配送できる「定期・頒布会機能」の利用により、顧客の再購入手続きの手間を省くことが可能。これにより、自然なリピート率アップを望めます。

ecforceの料金プラン

ecforceの料金プランには、スタンダードプランとエキスパートプランの2種類があります。

プラン名 スタンダードプラン初期費用 エキスパートプラン
初期費用 148,000円 248,000円
月額費用 49,800円 99,800円
月額従量 30円/1件 30円/1件
可能受注件数 〜2000/月 制限なし
データ移行 ×
サーバー 共有クラウド 専用クラウド

2025年2月時点

料金プランについて、より詳しい内容は「ecforce 料金」をご覧ください。

ecforceを利用するメリット

ecforceよりも安い料金で利用できるECカートも多いため、ecforceの利用を迷う人もいるはず。そこで、ここからはecforceを利用するメリットを詳しく解説します。

豊富な機能と外部・API連携により自社に最適なサイトを構築できる

ecforceには、多彩な決済機能やコメント機能、パーソナライズ販売など豊富な機能が標準搭載されています。さまざまな外部システム・API連携を可能としており、自由に機能を拡張できます。ecforceを利用すれば、誰でも理想的なECサイトを構築できるでしょう。

高度なデータ分析機能でマーケティング施策を最適化しやすい

豊富なデータ分析機能を活用できるのも、ecforceの大きなメリットのひとつ。ecforceでは、以下のように幅広い分析機能を利用できます。

  • 受注分析
  • LTV分析
  • 顧客分析
  • 商品分析
  • 定期受注分析
  • キャンペーン分析広告管理機能
  • A/Bテスト機能 など

どの広告がより高い成果を上げているのかがわかる「A/Bテスト機能」や、定期購入率や定期回転数を分析できる「定期受注分析」など、高度な分析機能を活用できます。

そのため、ecforceを利用すれば自社ECサイトの課題解決に向けた最適なマーケティング施策を打ち出しやすいでしょう。

自動化機能により事業成長に必要な業務に集中できる

ecforceには受注メールの送信や問い合わせ対応など、ECサイト運営において必要な業務を自動化できる機能もあります。自動化機能を利用すれば、事業拡大のためにより重要なマーケティングや商品開発などに注力できるようになります。

そのため、人的リソースの少ない企業にもecforceはおすすめなECカートといえるでしょう。

各ショップにサポートチームを用意してくれる

ecforceは、手厚いサポートを受けられるのもメリット。ecforceでは、1つのショップに3名程度のスタッフで構成されたサポートチームが付きます。

サポートチームにはECサイトのカスタマイズから、サイト運営に必要な新規顧客獲得やリピーター獲得などのマーケティング施策まで相談可能。そのため、初心者でも安心してECサイトを運営できます。

さまざまな販売方法を実施できる

ecforceでは、以下のようにさまざまな販売方法を導入できます。

  • 定期販売
  • ギフト販売
  • 越境EC など

海外市場に向けてアプローチしたい、ギフト対応できるようにしたいと思ったときにもほかのサービスを使うことなく実現可能です。

ecforceのデメリット

ecforceは、豊富な機能や手厚いサポート体制が魅力的なECカート。しかし、デメリットもいくつか存在します。ここからは、ecforceのデメリットを詳しく解説します。

利用料金が高め

ecforceは機能面やサポート体制が充実している反面、初期費用や月額費用など利用にかかる料金がほかのECカートに比べて高めな設定になっています。

最もグレードの低いスタンダードプランでも初期費用は148,000円、月額費用は49,800円です。そのため、ブランドを立ち上げたばかりで売上が少なかったり、これからショップの立ち上げを考えていたりする段階では利用しにくいサービスといえます。

決済代行システムとの連携が必要なケースもある

ecforceでは、以下のようにさまざまな決済方法に対応しています。

  • 銀行振込
  • 後払い
  • LINE Pay
  • PayPal
  • Apple Pay
  • ecforce Payments(クレジットカード決済) など

しかし、利用する決済方法によっては決済代行システムとの連携が必要になります。ecforceに登録しただけで、幅広い決済方法を用意できるわけではない点に注意が必要です。

独自性の高いサイトカスタマイズには専門知識が必須

ecforceは、テーマテンプレートをカスタマイズして、より自社のブランドイメージに合ったサイトに仕上げることもできます。しかし、テンプレートのカスタマイズにはコード編集などの専門知識が必要です。

デザインにこだわりたいけれど自社に専門知識を持つスタッフがいないという場合には、外部への依頼が必要になる点に注意しましょう。

ecforceのリアルな評判口コミ

ここで、ecforceのリアルな評判口コミを紹介します。

良い評判

  • 外部システムとの連携が必要ないほどに機能が充実している
  • 管理画面のUIが直感的でわかりやすい
  • サポートが手厚い
  • ブランド公式サイトとLPの両方を制作・管理できて良い

悪い評判

  • コードカスタマイズに関する情報が少ない
  • 料金が高いため事業がスケールしていないうちは利用が難しい

ecforceに対しては機能面やサポートの充実度、管理画面のUIのわかりやすさなどを評価する声が多く挙がっています。しかし、コードカスタマイズに関する情報が少なく理想のサイト構築が難しいと感じている人や、料金の高い点をネックに感じている人もいるようです。

口コミ評判も把握したうえで、自社に取り入れるべきかどうか検討しましょう。

ecforceの導入事例

ここからは、実際にecforceを導入したショップの事例を紹介します。

Herz skin(ヘルツスキン)

Herz skin(ヘルツスキン)

画像引用:Herz skin

株式会社LIENAが展開するスキンケアブランド「Herz skin(ヘルツスキン)」。ヘルツスキンでは、導入美容水などを販売しています。当初は別のECカートシステムでショップ運営をしていましたが、ブランドの世界観を表現するのが難しくデザイン自由度の高いecforceへ移行。

ecforceが三井不動産と共同で開発したOMOソリューション「THE []STORE」でのイベント出店で、ECサイトでの単品購入者数が180%増、定期購入者数130%増など高い成果を上げています。

Cycle.me

Cycle.me

画像引用:Cycle.me

「時間で選ぶ、おいしい栄養。」をコンセプトに健康食品を提供しているウェルビーイングブランド「Cycle.me」。手厚いサポートを提供しているカートシステムを探していたところ、取引先からecforceはサポートが手厚いという話があり導入を決定しました。実際、自社ECサイトの大幅なリニューアル時にはecforceの設定からUI/UX改修に伴う導線の確認に至るまで丁寧なサポートを受けることができ、無事にリニューアルまで漕ぎつけています。

タマチャンショップ

タマチャンショップ

画像引用:タマチャンショップ

タマチャンショップは、食品や化粧品など幅広い商材を取り扱うネットショップです。ecforce導入前は、LPやブランドの世界観が統一されていないことが原因で、LP経由でアクセスしたユーザーの約6割がカゴ落ちしていました。そこで、カスタマイズ自由度の高いecforceを導入し、理想的なUI/UXのECサイトを実現。LP作成機能でLPの購入導線・操作性も改善したことで、コンバージョン率20%アップを実現しています。

ecforceとShopifyはどちらがおすすめ?

ecforceの機能面やサポート面の充実度は魅力的だけれど、ECカートとして有名なShopifyと迷っている人もいるでしょう。ecforceとShopifyそれぞれの利用がおすすめな人は、以下の通りです。

ecforce Shopify
• 規模の大きいECサイトを運営している人
• 手厚いサポート体制を求めている人
• できる限り低コストで本格的なショップ運営を始めたい人
• 越境ECに取り組みたい人

ecforceとShopifyは、料金や機能面、サポート面などさまざまな点に違いがあります。そのため、事業規模や課題などに合わせて選ぶことが大切です。

ecforceとShopifyの違いに関しては別の記事で詳しく解説していきます。

ecforceは高機能で、サポートが手厚いECカート!

ecforceは、豊富な機能が標準搭載されている点やサポートが手厚い点で、多くのユーザーから評価されています。導入企業の99.7%が継続利用しており、顧客満足度の高さもうかがえます。

ただ、ほかのECカートに比べて高めな料金設定であるうえ、決済代行システムの連携が必要になる可能性がある点に注意が必要です。

ecforceのメリット・デメリットをもとに、自社ECサイトへの導入を検討してみてください。

ブログに戻る
1 6
  • Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Tsunライターチーム

    Shopify Liquidは、Shopifyが開発したオープンソースのテンプレート言語です。本記事では、Shopify Liquidの基本概念、主な特徴、そしてその学習に役立つリソースについて解説します。

    Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Tsunライターチーム

    Shopify Liquidは、Shopifyが開発したオープンソースのテンプレート言語です。本記事では、Shopify Liquidの基本概念、主な特徴、そしてその学習に役立つリソースについて解説します。

  • Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Tsunライターチーム

    Shopify Polarisは、Shopifyのエコシステムにおいて重要な役割を果たす包括的なデザインシステムです。本記事では、Shopify Polarisの概要やメリット、デメリット、Polarisを活用したShopifyアプリの事例、Shopify Polarisを使用する際のヒントとコツを紹介します。

    Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Tsunライターチーム

    Shopify Polarisは、Shopifyのエコシステムにおいて重要な役割を果たす包括的なデザインシステムです。本記事では、Shopify Polarisの概要やメリット、デメリット、Polarisを活用したShopifyアプリの事例、Shopify Polarisを使用する際のヒントとコツを紹介します。

  • 【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

    【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

  • Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

  • Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

  • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

1 6

編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

掲載情報に関して

掲載している各種情報は、株式会社Tsunが経験および、調査した情報をもとにしています。できるだけ“最新“かつ“正確“な情報の掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。当サイトによって生じた損害について、株式会社Tsunではその賠償の責任を一切負わないものとします。掲載情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社Tsunまでご連絡をいただけますようお願いいたします。