Shopifyテーマのカスタマイズ方法|初心者向けから上級者向け(コード編集)まで

Shopifyテーマのカスタマイズ方法|初心者向けから上級者向け(コード編集)まで

Shopifyを使ってオンラインストアを運営する上で、テーマのカスタマイズは非常に重要です。デザインや機能を自社ブランドにあわせて最適化することが可能です。この記事では、Shopifyのテーマをより魅力的で機能的にするためのカスタマイズ方法について、具体的に解説します。テーマエディタでのカスタマイズから、コード編集、さらには便利なShopifyアプリの活用方法まで、初心者から上級者まで幅広く対応しています。

Shopifyテーマとは?

出典:Shopifyテーマストア

出典:Shopifyテーマストア

Shopifyテーマとは、ECサイトのデザインや機能が組み込まれたデザインテンプレートです。Shopifyテーマを利用することで、HTMLやCSSなどのプログラミング知識がなくても、画像や商品情報を入力したり、デザインパーツを追加や削除、ドラッグアンドドロップするだけで、デザイン性の高いECサイトを作ることができます。

下記のブログ記事ではShopifyテーマの種類や選び方を紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyテーマ10選 | デザインテンプレートの選び方、無料テーマやOS2.0テーマなどの種類も紹介

Shopifyテーマをカスタマイズする主な方法

テーマエディタでカスタマイズする

テーマエディタを開く方法
テーマエディタを開く方法

Shopifyのテーマエディタは、コードを書かずに直感的にデザインやコンテンツをカスタマイズできるツールです。このエディタを使用すると、初心者でも簡単にショップの外観を変更できます。まず、Shopify管理画面にログインし、「オンラインストア」から「テーマ」を選択します。次に、「カスタマイズ」をクリックすると、テーマエディタが開きます。

テーマエディタでカスタマイズしている様子
テーマエディタでカスタマイズしている様子

テーマエディタでは、ホームページや商品ページ、コレクションページなど各セクションを選んで編集できます。例えば、ヘッダーとフッターの設定では、ロゴの変更やナビゲーションメニューの設定、フッターリンクの追加が簡単に行えます。また、スライダー画像やバナーを追加して、視覚的に魅力的なトップページを作成することも可能です。フォントやカラーの選択も直感的で、ブランドイメージに合わせたカスタマイズができます。変更はリアルタイムでプレビューできるため、即座に結果を確認しながら作業を進められます。

コード編集でカスタマイズする

コード編集を開く方法
コード編集を開く方法

より高度なカスタマイズや独自の機能を追加したい場合は、テーマのコードを直接編集する方法があります。コード編集を始めるには、テーマの「…(三点リーダー)」をクリックし、「コードを編集」を選択します。

実際のコード編集画面
実際のコード編集画面

ShopifyのテンプレートファイルはLiquidというテンプレートエンジンを使用しています。これにより、ヘッダーやフッターなどの共通部分を効率よく管理できます。例えば、ヘッダーのレイアウトを変える場合、header.liquidファイルを編集します。また、ユニークなスタイルやインタラクティブな機能を追加したい場合は、assetsフォルダ内のCSSファイルやJavaScriptファイルを編集します。例えば、スタイルを変更するにはstyle.cssファイルを、動的な挙動を追加するにはscript.jsファイルを編集します。

Shopifyアプリでカスタマイズする

Shopifyアプリストア
出典:Shopifyアプリストア

Shopifyのアプリストアには、多くのテーマカスタマイズに役立つアプリが揃っています。これにより、コーディング知識がなくても高度なデザインや機能を追加できます。

下記のブログ記事では商品拡張やブログ記事拡張など様々なカスタマイズにおすすめのShopifyアプリを紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyアプリ おすすめ一覧:売上アップ・効率化・無料アプリまで徹底解説!

例えば、PageFlyやGempageなどのページビルダーアプリを使用すると、ドラッグ&ドロップで複雑なページレイアウトを作成できます。このようなツールを利用することで、自社ブランドに合った独自のデザインを容易に実現できます。また、これらのアプリは豊富なテンプレートや直感的なインターフェースを提供しており、時間をかけずにプロフェッショナルなオンラインストアを構築できます。

下記のブログ記事では、おすすめのページビルダーアプリについて紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyのページビルダーアプリ 3選|PageFlyやGempageなどの特徴や料金も紹介

その他のテーマカスタマイズ方法

テーマの文言を変更する方法

デフォルトテーマのコンテンツ編集を開く方法

Shopifyテーマのテキストをカスタマイズすることで、ブランドイメージを強化できます。これを行うには、テーマの「…(三点リーダー)」をクリックし、デフォルトテーマのコンテンツ編集」を選択します。次に、「一般」、「連絡先」、「カート」などの各セクションで表示されるテキストをカスタマイズします。

実際のデフォルトテーマのコンテンツ編集画面
実際のデフォルトテーマのコンテンツ編集画面

例えば、特定の商品カテゴリやキャンペーンに合わせて表示テキストを変更することが可能です。編集を終えたら、変更を保存してサイト上で結果を確認します。これにより、お客様に対して一貫したブランドメッセージを提供できます。

テーマに告知バーを追加する方法

テーマエディタで告知バーを追加する方法
テーマエディタで告知バーを追加する方法

重要な情報を訪問者に迅速に伝えるために、テーマに告知バーを追加する方法もあります。テーマエディタを開き、告知バーのセクションを探します。次に、告知バーのテキスト、リンク、背景色などを設定します。

例えば、セール情報や送料の無料キャンペーンなどを簡単に告知することができます。設定が完了したら、プレビューで正しく表示されているか確認します。この手順を経て、ショップの重要な情報を効果的に伝えることが可能です。

テーマにニュースレターの登録を追加する

テーマエディタでニュースレターを追加する方法
テーマエディタでニュースレターの登録を追加する方法

ニュースレターの登録フォームを追加することで、お客様とのコミュニケーションを強化できます。テーマエディタでセクションを追加し、「メールオプション(または、ニュースレターなど)」オプションを選択します。次に、メールアドレスの取得フォームや登録ボタンのデザインをカスタマイズします。

このフォームを使って、メールマーケティングツールとも簡単に連携できます。例えば、MailchimpやKlaviyoなどと連携して、購読者に対して自動的にメールを送信することが可能です。このようにして、顧客との関係を深め、リピーターを増やすことができます。

テーマに新規テンプレートを追加する方法

テーマエディタで新規テンプレートを追加する方法
テーマエディタで新規テンプレートを追加する方法

特定のページに独自のデザインやレイアウトを適用するために、新しいテンプレートを作成することもできます。まず、テーマエディタを開き、画面中央上部のセレクトボックスから作成したいページを選択します。選択した後に表示されるテンプレート一覧の最下部にある「テンプレートを作成する」をクリックし、テンプレート名を入力します。

この新しいテンプレート内で、特定のセクション追加したり、特定のShopifyアプリを追加して独自にデザインや機能をカスタマイズします。編集を終えたら、商品やコレクションの設定画面でこの新しいテンプレートを適用します。これにより、特定のページにだけ独自のスタイルや機能を持たせることができます。

テーマのPowerd by Shopifyを削除する方法

Powerd by Shopify
Powerd by Shopifyの例

ショップのフッターに表示される「Powered by Shopify」リンクを削除すると、よりプロフェッショナルな外観になります。まず、コードエディタを開きます。次に、footer.liquidファイルを検索し、「Powered by Shopify」に関連するコードを削除します。

詳しくは下記のブログ記事を参考にしてください。

【Shopify Tips】フッターにある「Powered by Shopify」を非表示にする方法 | 対象テーマ:Dawn

最後に

以上で、Shopifyテーマのカスタマイズ方法についての解説を終えます。テーマエディタを使えば、直感的な操作で簡単にデザインを変更できますし、コード編集やShopifyアプリを活用することで、さらに高度なカスタマイズも可能です。お客様にとって魅力的なオンラインストアを構築するために、ぜひこれらの方法を試してみてください。Shopifyの豊富な機能とツールを最大限に活用して、成功するECサイトを作り上げましょう。

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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