「もっと自由にデザインしたい」「販売チャネルを広げたい」「越境ECを始めたい」
そんなお悩みをお持ちではありませんか?
Shopifyは多彩な機能を備えたプラットフォームとして、さまざまな事業者に選ばれています。本記事では、カラーミーショップとShopifyの違いを比較、Shopifyへの具体的な移行手順をわかりやすく解説します。移行に迷っている方はぜひ参考にしてください。
Shopify移行のメリットとは?
カラーミーショップからShopifyに移行するメリットを4つ紹介します。より詳細な比較は下記のブログ記事をご参考にしてください。
豊富なテンプレートで理想のショップを実現
Shopifyはドラッグ&ドロップ操作で簡単にカスタマイズでき、初心者でもオリジナル性の高いショップを作れます。無料・有料テーマの選択肢も豊富で、ブランドイメージに合ったデザインで簡単にサイトを作ることができます。
多彩な販売チャネルで販路を拡大
InstagramやFacebookなどのSNS、Amazonや楽天市場といったマーケットプレイス、Googleショッピング広告など、さまざまな機能や販売チャネルと連携して販路拡大につなげることができます。
越境ECをスムーズに始められる
多言語・多通貨機能が標準搭載されており、海外顧客向けに商品ページや価格を設定できます。アプリなどを導入することで、配送や関税計算も自動でされ、越境ECがスムーズにスタートできます。
必要な機能を自由に追加できる柔軟性
Shopify専用のアプリストアには8,000種類以上のアプリが揃っており、ポイント管理やSEO対策、メールマーケティングなど、必要な機能を簡単に追加できます。
カラーミーショップとShopifyの機能を徹底比較
カラーミーショップとShopifyは、それぞれ強みが異なります。
運用コストの違い
カラーミーショップとShopifyの基本の料金差はほとんどないといえるでしょう。
カラーミーショップは無料でショップを開設できるプランがあり、初心者でも始めやすいのが魅力です。Shopifyは小規模事業者だけでなく、大規模事業者向けのプランを用意しているなど、幅広いニーズに応えられるプランと料金体系です。
画像出典:Shopify
画像出典:カラーミーショップ
Shopifyはデザインの自由度が高い
画像出典:Shopify
カラーミーショップには80種類以上のテンプレートがあり、HTML・CSSでのカスタマイズができます。
対してShopifyは、無料テーマは14種類、有料テーマは215種類以上あり、業種やブランドに合わせたテーマが選択できます。欲しい機能や見た目の好みにあわせてテンプレートを選ぶことで、理想的なデザインを実現できるのです。また、デザインはドラッグ&ドロップで直感的にカスタマイズできるため、専門的な知識がなくてもオリジナリティのあるショップを作成できます。全テーマがレスポンシブデザインに対応しており、スマートフォンやタブレットでも美しい表示が保証されるのも魅力的なポイントです。
豊富なアプリで運営の自由度が広がる
画像出典:Shopify
カラーミーショップは、80種類以上のアプリが利用できますが、選択肢が限られており、特定のニーズに応じたカスタマイズには対応が難しい場合もあります。
一方で、Shopifyには便利なアプリが8,000種類以上用意されています。Shopifyアプリを使えば、予約販売や商品の注文制限機能など、ショップ運営に必要な機能を簡単に追加できます。
販売チャネルの違い
カラーミーショップは国内市場での販売に特化しているため、SNSや海外のマーケットプレイスとの連携には制限があります。一方、Shopifyは国内外問わず幅広い販売チャネルに対応しているプラットフォームです。
項目 | カラーミーショップ | Shopify |
---|---|---|
SNS連携 | InstagramやFacebookは有料で連携できる | Instagram、Facebook、Pinterestなどとの連携が可能。SNS上での直接販売が簡単にできる。 |
ECモール連携 | Amazon、楽天、Yahoo!ショッピングと連携可能 | Amazon、eBay、楽天など国内外を問わず複数のモールに対応 |
広告チャネル | Googleショッピング広告やSNS広告はアプリを追加する | GoogleショッピングやTikTok広告と直接連携可能 |
実店舗連携 | スマレジ在庫連携で実店舗との在庫を一元管理できる | Shopify Posで実店舗とオンラインショップを一元管理できる |
多言語・多通貨対応で越境ECもスムーズ
画像出典:Shopify
国内向けプラットフォームで海外販売を始めようとすると、言語対応や通貨表示、配送設定などの手間やコストが大きな障壁となりがちです。Shopifyは以下のような機能が無料で備わっています。
- 多言語対応:商品ページを複数の言語で作成し、顧客の所在地に応じて自動表示ができます
- 多通貨対応:現地通貨での価格表示が標準機能として備わり、Shopify Paymentsを利用すれば為替レートの自動計算も可能です
- 配送・関税計算:アプリを導入し、配送ラベルの作成、目的地ごとに正確な送料や関税を計算することも可能です。料金体系はアプリにより異なります。
カラーミーショップは、「WorldShopping BIZ for カラーミーショップ」などの有料アプリを追加することで海外販売に対応できるようになります。
カラーミーショップからShopifyへ移行する手順
カラーミーショップからShopifyへの移行は、データ移行と移行後の設定という2つのステップに分けられます。ここからは、スムーズに移行を進めるための具体的な手順をわかりやすくご紹介します。
1.カラーミーからShopifyに移行できるデータ
データ項目 | 移行方法 | 注意点 |
---|---|---|
商品データ | CSVファイル、アプリ | フォーマット整備が必要 |
顧客データ | アプリ | パスワードは移行不可、再設定が必要 |
受注データ | アプリ | Shopifyにインポートはできないため、移行するにはアプリが必要 |
コンテンツ(商品名・ブログなど) | アプリ、手動コピー | 一括移行はアプリが必要、手動で整理も可能 |
ポイントデータ | ポイント管理アプリ | Shopify対応のアプリ導入が必要 |
アカウントのパスワードやクレジットカード情報は移行できません。
2. データ移行の方法
カラーミーショップのデータをShopifyへ移行する方法は、主に以下の2種類です。
- Shopifyインポート用のCSVを作成する方法
- 移行用アプリ「Matrixify」を使用する方法
Matrixifyを使えば、商品データや顧客情報、受注データを一括で移行でき、複雑なCSV編集の手間を削減できるため、データを移行する際はアプリの利用がおすすめです。
なお、Matrixifyについては下記のブログで詳しく解説していますのでぜひ参考にしてください。
Shopifyデータをインポート&エクスポートする「Matrixify」とは?
ここからは、CSVデータを使用した移行方法をご紹介します。
ステップ1.カラーミーショップからデータをダウンロード
まず、カラーミーショップから移行したいデータを選び、CSVをダウンロードします。商品データや顧客情報、受注データなど、必要な情報を漏れなく準備しましょう。
画像出典:カラーミーショップ
ステップ2:ShopifyのサンプルCSVをダウンロード
Shopifyの商品管理ページや顧客管理ページから、サンプルCSVをダウンロードします。このサンプルCSVをカラーミーショップのデータ移行用に整えます。
画像出典:Shopify
ステップ3:CSVデータを整える
カラーミーショップのCSVデータを、Shopifyのフォーマットに合わせて編集します。項目が英語表記で分かりにくい場合は、以下の公式ガイドを参考にしてください。
ステップ4:ShopifyへCSVをインポートする
Shopify管理画面で「CSVファイルをインポート」をクリックし、編集したデータをアップロードします。プレビュー画面で内容を確認後、インポートを完了させます。
3. 移行後の設定
データ移行が完了したら、次の設定を行いましょう。
リダイレクト設定をする
検索順位の低下やユーザーの迷子を防ぐため、ShopifyのURLリダイレクト機能を活用して、旧URLから新URLへリダイレクトを設定します。
ページタイトルとメタディスクリプションを最適化
ShopifyのSEO設定を活用して、各ページのタイトルと説明文をカスタマイズしましょう。
- ページタイトル:60文字以内で、キーワードを含む魅力的な表現にする
- メタディスクリプション:150文字以内で簡潔かつクリックを促す内容にする
新しいサイトの告知をする
移行完了後、新しいショップURLをSNSやメールで顧客に告知します。キャンペーンやクーポンを併用することで、移行後の集客もスムーズに行えます。
まとめ|Shopifyへの移行をスムーズに進めて新たなビジネスチャンスをつかもう
カラーミーショップからShopifyへ移行すれば、デザインの自由度を高め、多彩な販売チャネルを活用し、越境ECにも対応できるようになります。国内外の市場をターゲットにした運営ができ、新たな顧客層の獲得につながるでしょう。 Shopifyに移行し効率的で魅力的なショップ運営を実現し、新たなビジネスチャンスをつかみましょう!