Shopifyで1人1個までの個数制限を実施する方法｜1人1回かつ1人1個までの購入制限

Shopifyで1人1個までの個数制限を実施する方法｜お一人様１個までの購入制限

本記事では、1注文につき1個までの個数制限ではなく、1人1回かつ1人1個までしか購入でいないように制限する方法をご紹介します。

今回ではShopifyアプリ「RuffRuff 予約販売」を利用した設定方法になりますが、下記のブログ記事は「RuffRuff 注文制限」を利用した「お一人様１個まで」の設定方法紹介しています。ご参考にしてください。

【Shopify】おひとり様一点限りの実施方法｜購入制限アプリも紹介

アウトプット

1人1個まで予約販売｜1人1回かつ1人1個までしか購入でいないように制限

本設定を行うことで、ログインしていないユーザー（以降、ゲスト会員）やログイン済みですがまだ商品を購入していないユーザー（以降、未購入会員）、ログイン済みで購入済みのユーザー（以降、購入済み会員）など会員の状態で商品は下記の状態となります。

未購入会員

  • カートボタンは押せる状態（購入できる状態）
  • カートボタンの文言は「予約販売」

ゲスト会員または購入済み会員

  • カートボタンは押せない状態（購入できない状態）
  • カートボタンの文言は「ご購入いただけません」
  • カートボタンの下に未購入会員しか購入できない旨のメッセージを表示

本記事の設定を行ったデモ商品もございますので、ご参考にしてください。


[デモ] 1人1個まで販売｜個数制限
RuffRuff 予約販売では、予約商品に対してお一人様１個までなど個数制限をかけることが可能です。
 

事前準備

本設定を進めるにあたり「RuffRuff 予約販売」と「Shopify Flow」の2つのShopifyアプリを利用します。そのため、まだインストールされていない方はインストールをお願いします。

RuffRuff 予約販売

RuffRuff 予約販売は、簡単セットアップで予約販売を可能にするShopifyアプリです。予約販売だけでなく、期間限定販売やVIP会員限定販売、繰り返し販売、後払いなど様々な販売を実施できるのが特徴です。

スピード、使いやすさ、安心性などの基準を満たしたShopify公式の最高品質アプリの証「Built for Shopify」も獲得している国内唯一の予約販売アプリです。



Shopify Flow

Shopify Flow | Shopifyアプリストア
出典：Shopify Flow｜Shopifyアプリストア

ShopifyフローはShopifyストアの運営において発生するあらゆるタスクや処理を自動化してくれるShopify純正のアプリです。下記の記事ではShopify Flowについて詳しく説明しています。ご参考にしてください。

Shopify Flowとは？｜メリットやデメリット設定方法を紹介


設定方法

RuffRuff 予約販売側の設定

「購入済み」タグがついていない会員のみ1個まで購入できるように設定します。

ステップ1 予約販売ルールを作成する

左メニューの「予約販売ルール一覧」をクリック 予約販売ルール一覧ページより「ルールを作成」をクリック

1. 左メニューの「予約販売ルール一覧」をクリック

2. 予約販売ルール一覧ページより「ルールを作成」をクリック

    表示されたポップアップより「シンプルな予約販売」を選択

    3. 表示されたポップアップより「シンプルな予約販売」を選択

    4. 予約販売ルールの各種項目を設定する

      ルール名：任意のテキスト

      条件設定

      条件設定｜RuffRuff予約販売
      • 在庫：空欄
      • 開始日時：過去日付
      • 繰り返し：「毎日」を選択
      • 「アカウントを登録している人のみに販売する」にチェックを付ける
      • 除外する顧客タグ：「購入済み」を追記

      アクション

      アクション｜RuffRuff予約販売
      • カートボタンテキスト：予約販売
      • 商品メッセージ：この商品は1人1個までしか購入できない商品です。

      アクション（条件外）

      アクション（条件外）｜RuffRuff予約販売
      • カートボタンの状態：カートボタンを無効にする
      • カートボタンのテキスト：ご購入いただけません
      • 商品メッセージ：この商品は1人1個までしか購入できます。お買い求めの場合は「会員登録」または「ログイン」をお願いします。また、すでに購入済みのお客様はご購入いただけませんのでご理解ください。

       ステップ2 商品に予約販売ルールを適用する

      商品にルールを適用する｜RuffRuff予約販売
      1. 左メニューの「商品一覧」をクリック
      2. 予約販売ルールを適用したい商品にチェックを付ける
      3. 「ルールを適用」をクリック
      4. 適用したいルールを選択
      5. 「適用」をクリック

        Shopify Flow側の設定

        対象商品を購入した会員に「購入済み」タグを自動でつける設定｜Shopify Flow

        対象商品を購入した会員に「購入済み」タグを自動でつける設定をします。

        1. Flowアプリを開き、「ワークフローを作成」をクリック
        2. トリガー（開始時）にOrder createdを選択
        3. Condition（条件）にて、order > LineItems > Nameの順に選択し、Nameに「商品名」を入力
        4. Action（アクション）にて、Add customer tagsを選択し、Tagsに「購入済み」を入力
        5. 画面右上の「ワークフローオン」をクリック

        最後に

        今回はRuffRuff 予約販売とShopify Flowを併用して「1人1回かつ1人1個までの購入」を実施する方法をご紹介しました。他にもLINE連携アプリ「Lipify」と併用することでLINE連携会員限定販売や会員ランクアプリと併用することで「VIP会員限定販売」などを実現できます。下記に関連記事を記載していますので、ご興味ありましたらご一読いただけると嬉しいです！

        ShopifyでLINE連携会員限定販売を実施する方法｜おすすめアプリも紹介

        Shopifyで会員限定販売やVIP会員限定セールを設定する方法｜アプリも紹介

        Shopifyで会員ランク（顧客ランク）制度を導入する方法｜おすすめアプリも紹介

        また、今回はRuffRuff予約販売の個数制限機能を紹介しましたが、より堅牢な個数制限の実施には「RuffRuff 注文制限」もおすすめです。下記に関連記事を記載していますので、ご興味ありましたらご一読いただけると嬉しいです！

        Shopifyで購入制限（販売制限）を実施する方法｜年齢や個数

        個数制限（数量制限）を可能にするShopifyアプリ 7選

        最後に、下記のブログ記事ではRuffRuff予約販売やShopify Flow以外にも「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なおすすめアプリをジャンル別に紹介しています。ご参考にしてください。

        おすすめのShopifyアプリ｜ジャンル別に紹介

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          今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか？レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください！ Webhooksとは？ Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは？ 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは？ GDPR（General Data Protection Regulation：一般データ保護規則）は、ヨーロッパ連合（EU）の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利（データ削除の権利）、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

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        EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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