Shopifyでテスト注文を行う方法 4選|ShopifyペイメントのテストモードやBogusゲートウェイなど

Shopifyでテスト注文を行う方法 4選|ShopifyペイメントのテストモードやBogusゲートウェイなど

Shopifyでオンラインストアを運営する際、新機能の実装やアプリの導入後にテスト注文を行うことは非常に重要です。テスト注文を通じて、実際の顧客が体験する購入プロセスを事前に確認し、潜在的な問題を発見・修正することができます。本記事では、Shopifyでテスト注文を行うさまざまな方法とそのメリット、デメリットについて詳しく解説します。

Shopifyでテスト注文を行うメリット

問題を事前に発見できる

新規機能を実装したり、Shopifyアプリを導入した場合など、実際に本番環境へ公開する前に、テスト注文を実施することで、事前に問題を発見し修正できます。

本番環境に近い状態でテストができる

特にShopifyペイメントのテストモードを使用すると、実際の購入フローに近い形でテストを行えます。

決済手数料が発生させずに購入フローを確認できる

ShopifyペイメントのテストモードやBogusゲートウェイを使用すると、実際の決済が発生しないため手数料がかかりません。決済手数料を発生させずに安心して実際の購入フローを確認することができます。

Shopifyでテスト注文を行う方法4選

Shopifyペイメントのテストモードを利用する

まずは、Shopifyペイメントの設定でテストモードに切り替えて注文テストを行う方法です。

この方法のメリットはテスト注文に対して決済手数料などが発生しない点や本番に近い環境でテストを行うことができる点、定期購入アプリや予約販売アプリを利用した購入オプション付きの商品に対してテスト注文を実施することができる点です。

一方で、デメリットとしてテストモード中はユーザーからの注文を受け付けることができず、テストモードを利用している間に機会損失が発生する場合があります。

制約としてテスト注文額は、どの通貨でも1米ドル相当よりも大きい額である必要があります。

下記のブログ記事ではShopifyペイメントについて詳しく紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyペイメントについて徹底解説 - 決済手数料・メリット・デメリットまで

Bogusゲートウェイを利用する

Bogusゲートウェイは、どのストアでもテスト注文を実施できる決済サービスです。この方法のメリットは無料でテスト注文を実施できる点やShopifyペイメントなどの決済サービスに契約する前からテスト注文を行える点です。

デメリットとしては、Bogusゲートウェイを設定中は、ユーザーからの注文を受け付けることができず、機会損失が発生する場合があります。また、定期購入アプリや予約販売アプリを利用した購入オプション付きの商品に対してテスト注文は実施できません。

制約としてテスト注文額は、どの通貨でも1米ドル相当よりも大きい額である必要があります。

銀行振込などの手動決済を利用する

銀行振込や代引き決済などの手動決済を利用する方法です。

この方法のメリットは、実際にクレジットカードなどの情報を入力する必要がなかったり、決済手数料無料でテスト注文を実施できたり、本番ストアの決済を止めることなく注文テストを実施できたりする点です。

デメリットとして、定期購入アプリや予約販売アプリを利用した購入オプション付きの商品に対して、テスト注文が実施できない点です。

注文金額が0円になるクーポンコードを利用する

Shopifyのディスカウント機能を利用して、注文金額が0円になるクーポンコード(または、自動ディスカウント)を作成し、テスト注文を行う方法です。

この方法のメリットは、実際にクレジットカードなどの情報を入力する必要がなかったり、決済手数料無料でテスト注文を実施できたり、本番ストアの決済を止めることなく注文テストを実施できたりする点です。

Shopifyペイメントでテスト注文を行う方法

ステップ1:Shopifyペイメントをテストモードへ切替える

(1)「設定 > 決済」の順にアクセス

(2)Shopifyペイメントセクションの「管理」をクリック

(3)テストモードセクションで、「テストモードを使用する」を選択

(3)テストモードセクションで、「テストモードを使用する」を選択

(4)「保存」をクリック

ステップ2:Shopifyペイメントでテスト注文を行う

(1)商品をカートに追加し、チェックアウトページへアクセス

(2)請求者情報等を入力

(3)支払方法にて、クレジットカードを選択

(4)クレジットカードの項目に下記の情報を入力

カード名 2文字以上の任意のテキスト
有効期限 将来の日付
セキュリティコード ・American Expressの場合は4桁の任意の数字
・その他のカードは3桁の任意の数字
カード番号 (テストカード番号一覧)の表のいずれかのテストカード番号

(テストカード番号一覧)

カードタイプ テストカード番号
Visa 4242424242424242
Mastercard 5555555555554444
アメリカンエキスプレス 378282246310005
Discover 6011111111111117
Diners Club 30569309025904
JCB 3566002020360505
BCcardとDinaCard 6555900000604105
UnionPay 6200000000000005
Cartes Bancaires/Visa 4000002500001001
Cartes Bancaires/Mastercard 5555552500001001
EFTOPS (オーストラリア)/Visa 4000050360000001
EFTOPS (オーストラリア)/Mastercard 5.55505E+15

Bogusゲートウェイでテスト注文を行う方法

ステップ1:Bogusゲートウェイの設定を行う

(1)「設定 > 決済」の順にアクセス

(2) (クレジットカード決済サービスを利用してる場合)クレジットカード決済の「管理する」

(3) (クレジットカード決済サービスを利用してる場合) 「無効にする」 をクリック

(4)リストから 「(for testing) Bogus Gateway」を選択

(5)「(for testing) Bogus Gatewayを有効化する」をクリック

(5)「(for testing) Bogus Gatewayを有効化する」をクリック

(6)「保存」をクリック

ステップ2:Bogusゲートウェイでテスト注文を行う

(1)商品をカートに追加し、チェックアウトページへアクセス

(2)請求者情報等を入力

(3)支払方法にて、クレジットカードを選択

(4)クレジットカードの項目に下記の情報を入力

(4)クレジットカードの項目に下記の情報を入力

カード名 Bogus Gateway
有効期限 将来の日付
セキュリティコード 3桁の任意の数字
カード番号 1

銀行振込(手動の決済方法)でテスト注文を行う方法

ステップ1:銀行振込(手動の決済方法)を登録する

(1) 設定>決済の順に遷移

(2)「手動の決済方法を追加」をクリック

(3)「銀行振込」をクリック

(4) 表示されたポップアップの「詳細」と「支払の手順」を入力

(5)「銀行振込を有効化する」をクリック

下記のブログ記事では画像付きで銀行振込の設定方法を紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyに銀行振込を設定する方法|銀行振込を導入するメリット・デメリット

ステップ2:銀行振込(手動の決済方法)でテスト注文を行う

(1)商品をカートに追加し、チェックアウトページへアクセス

(2)請求者情報等を入力

(3)支払方法にて、銀行振込を選択

(3)支払方法にて、銀行振込を選択

クーポンコードを利用してテスト注文を行う方法

ステップ1:クーポンコードを発行する

(1)管理画面から「ディスカウントを作成」をクリック

(2)クーポンの種類(商品の割引や注文の割引など)を選ぶ

(3)クーポンコードを決める

(4)注文金額が0円になる割引額(または、割引率を)設定

(5)クーポンの利用条件を設定し、保存

下記のブログ記事では、上記のクーポンコードを発行手順の詳細について解説しています。ご参考にしてください。

Shopifyのクーポン機能(ディスカウント機能)とは?クーポンの種類や発行方法も紹介

ステップ2:クーポンコードを利用してテスト注文を行う

(1)商品をカートに追加し、チェックアウトページへアクセス

(2) 「クーポンコードまたはギフトコード」にステップ1で発行したクーポンコードを入力

(2) 「クーポンコードまたはギフトコード」にステップ1で発行したクーポンコードを入力

(3)「適用する」をクリック

最後に

Shopifyでのテスト注文には、Shopifyペイメントのテストモード、Bogusゲートウェイ、手動決済方法、ディスカウント機能を利用した方法など、複数のオプションがあります。各方法にはそれぞれ長所と短所があり、ストアの状況や目的に応じて最適な方法を選択することが重要です。

テスト注文を行うことで、実際の購入フローの確認、決済システムの検証、新機能やアプリの動作確認などが可能となり、顧客体験の向上につながります。また、多くの方法で実際の決済を発生させずにテストができるため、コストを抑えながら安全にストアの機能を検証できます。

ただし、テストモード使用中は実際の注文を受け付けられなくなる場合があるなど、各方法にはデメリットもあります。そのため、テスト注文を行う際は、ビジネスへの影響を最小限に抑えつつ、効果的にテストを実施するための計画を立てることが大切です。

定期的なテスト注文の実施により、ストアの品質と信頼性を維持し、顧客満足度の向上につなげることができるでしょう。

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    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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