本記事では、Shopifyアプリ「Notify! Back in Stock|PreOrder」の導入方法と注意点について解説します。本アプリのセットアップを行うことで、在庫切れ商品の再入荷通知や予約販売機能を簡単に導入することができます。ただし、利用する上でいくつかの注意点もあるため、これらを理解した上で導入を検討することをおすすめします。
Notify! Back in Stock|PreOrderとは?
Notify! Back in Stock|PreOrderは、再入荷通知機能と予約販売機能の2つの機能を導入できるShopifyアプリです。無料から利用することができ、商品が在庫切れになったタイミングで自動で再入荷通知の受付や予約販売を実施できます。管理画面は日本語に対応していますが、初期値として設定されている日本語は少しおかしい部分がありますので、各テキストデータの修正は必要です。
Notify! Back in Stock|PreOrderの主な機能
再入荷通知機能
商品が在庫切れになったタイミングでお客様から再入荷通知を受付けることができます。無料では10件の再入荷通知を送信することが可能です。
下記のブログ記事ではNotify! Back in Stock|PreOrder以外の再入荷通知アプリも紹介しています。
ご参考にしてください。
予約販売機能
商品が在庫切れになったタイミングで、自動で予約販売に切り替えることができます。無料では5件の予約注文を受付けることが可能です。
下記のブログ記事ではNotify! Back in Stock|PreOrder以外の予約販売アプリも紹介しています。
ご参考にしてください。
Notify! Back in Stock|PreOrderの料金プラン
プラン名 | Lite | Essentials | Pro | Premium |
---|---|---|---|---|
価格 | 無料 | $19.90/月 | $39.90/月 | $69.90/月 |
手数料 | - | 予約注文売上の3% | 予約注文売上の2% | 予約注文売上の1% |
再入荷通知の送信数 | 10通知 | 100通知/月 | 1,000通知/月 | 5,000通知/月 |
予約注文数 | 5件 | 無制限 | 無制限 | 無制限 |
機能 | ・全ての通知タイプ ・テーマに合わせたスタイル ・インライン/フロートボタン ・1:1オンラインオンボーディング |
・部分払い ・プレオーダー確認メール/SMS ・プレオーダー割引 ・ブランディング削除 ・ウィジェットのカスタマイズ |
・最小在庫数 ・コレクションページ ・メールドメイン設定 ・定期的な分析レポート ・高度なテンプレート ・優先サポート |
・リマインダー/再送信 ・サンクスメッセージ ・GDPR準拠 ・配送ポリシー ・ホームページ統合 ・プレオーダー制限 ・アプリ内の追加機能 |
Notify! Back in Stock|PreOrderのセットアップ方法
アウトプット
本章のセットアップをを行うことで、商品が下記の状態で自動で予約販売や再入荷通知に切り替わります。
- 「在庫切れ」かつ「在庫切れでも販売し続ける」状態の場合、予約販売に切り替わる
- 「在庫切れ」かつ「在庫切れでも販売し続けない」状態の場合、再入荷通知に切り替わる
セットアップ方法
本セットアップは、Notify! Back in Stock|PreOrderのアプリをインストールが完了していることを前提としています。まだインストールが完了していない方は下記のリンクよりインストールをお願いします。
Notify! Back in Stock|PreOrderのインストールはこちら
インストール後、すぐにオンボーディングが開始されます。「始めましょう」をクリックし、オンボーディングを進めてください。
利用したい機能にチェックを付けて、「続く」をクリックしてください。
「アプリの埋込を有効にする」をクリックしてください。
「Restock Alerts」という名称の埋込アプリを有効化し、画面右上の「保存する」をクリックしてください。
以上でセットアップは完了です。
Notify! Back in Stock|PreOrderの注意点
初期値の日本語がおかしい
再入荷通知ボタンの文言(初期値は「私に通知する」)など、初期値で設定されている日本語がおかしい部分が多々あります。上記のセットアップだけでなく、再入荷通知や予約販売のカスタムページにて文言の変更は行ったほうが良いでしょう。
予約販売の条件を設定できない
Notify! Back in Stock|PreOrderの予約販売は、商品が在庫切れの場合にしか利用できません。期間限定の予約販売を行う場合、まず在庫数を0にして予約販売状態にし、予約期間終了後に在庫数を戻す必要があります。また、新商品の発売前予約の場合も同様に、一旦在庫数を0にしてから予約を受け付け、発売日に在庫数を変更する必要があります。このような運用は手間がかかり、ミスも起こりやすいため、予約販売の条件設定ができないことで運用が面倒になる可能性があります。
同梱制御はできない
予約商品と通常商品は発送タイミングが異なるため、一緒に購入されたくないケースがあるかと思います。Notify! Back in Stock|PreOrderには同梱制御機能がないため、予約商品と通常商品との同時注文を避けることができません。
翻訳できない
Notify! Back in Stock|PreOrderのテキストデータは1言語にしか対応しておらず、翻訳できません。そのため、Shopifyで越境ストアを運営されている場合は、注意が必要になります。
最後に
Notify! Back in Stock|PreOrderは、在庫切れ商品の再入荷通知や予約販売機能を提供するShopifyアプリです。セットアップ方法は比較的シンプルですが、初期値の日本語の不自然さや予約販売の条件設定ができないなどの注意点もあります。特に、予約販売の運用には手間がかかる可能性があるため、導入前に十分に検討することが大切です。また、越境ECストアを運営している場合は、翻訳機能がないことにも留意が必要でしょう。
以上の点を踏まえつつ、自店舗の運用形態やニーズに合わせてNotify! Back in Stock|PreOrderの導入を検討してみてください。適切に活用することで、在庫管理の効率化やユーザー満足度の向上につながるでしょう。
下記のブログ記事では再入荷通知や予約販売を実施できるShopifyアプリ以外にも「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なおすすめアプリをジャンル別に紹介しています。ご参考にしてください。