Shopifyで購入回数を毎月3回までに制限する方法

Shopifyで購入回数を毎月3回までに制限する方法|Shopifyアプリも紹介

本記事では、1会員あたり毎月3回までしか購入出来ないように制限する方法を紹介します。

下記のブログ記事では、Shopifyで個数や金額、重量など様々な購入制限を実施する方法を紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyで購入制限(販売制限)を実施する方法

アウトプット

本設定を行うことで、「購入回数0回〜2回までの会員」と「ログインしていないユーザー(以降、ゲスト会員)や購入回数3回の会員」とで商品は下記の状態となります。

  • 購入回数0回〜2回までの会員
    • 商品を購入できる
  • ゲスト会員または購入回数3回の会員
    • 商品を購入できない
    • 購入を試みた場合にアラートメッセージが表示される

      事前準備

      本設定を進めるにあたり「RuffRuff 注文制限」と「Shopify Flow」を利用します。そのため、まだインストールされていない方はインストールをお願いします。

      RuffRuff 注文制限

       「RuffRuff 注文制限」は完全日本語対応で、日本初のCart and Checkout Validation APIを利用したShopify アプリです。

      「Cart and Checkout Validation API」を利用することにより、これまでフロントでしか対応できなかった注文制限の処理をサーバサイドで実現しました。そのため、既存の注文制限アプリに比べ、より突破されにくい堅牢な注文制限を実現することが可能です。

      アプリ1つで「1回の注文あたり1個まで」「1回の注文あたり3個から」などの個数制限「合計金額3,000円まで購入を可能にする」「合計金額1,000円以上から購入を可能にする」などの金額制限、「他商品とは同時購入不可」や「特定カテゴリの商品のみ同時購入可能」などの同梱制限を実施できます。



      Shopify Flow

      Shopify Flow | Shopifyアプリストア
      出典:Shopify Flow|Shopifyアプリストア

      ShopifyフローとはShopifyストアの運営において発生するあらゆるタスクや処理を自動化してくれるShopify純正のアプリです。これまではプレミアムプランでしか利用できませんでしたが、2023年7月よりBasicプランからも利用できるようになりました。Shopify FlowはShopifyアプリストアより無料でインストールすることができます。ZapierやIFTTTなどのオートメーションツールに近いサービスです。


      実施方法

      実施方法は下記になります。

      • (手順1)毎月1日に全ての顧客に顧客タグ「チケット1、チケット2、チケット3」を一括付与する
      • (手順2)RuffRuff 注文制限を利用して、「チケット1 、 チケット2 、 チケット3」のいずれかの顧客タグがある会員のみに会員限定販売を実施する
      • (手順3)Shopify Flowで購入のたびに、チケット1、チケット2、チケット3の顧客タグを順に削除する

      それぞれ、詳しく紹介します。

      (手順1)毎月1日に顧客タグを一括付与する

      ここでは、毎月1日に全ての顧客に顧客タグ「チケット1、チケット2、チケット3」を一括付与する方法を紹介します。 ※現時点では、Shopify Flowで実現することが困難なため、毎月1日に手動で実施する必要があります。

      毎月1日に顧客タグを一括付与する
      1. セグメントまたは顧客管理にアクセス
      2. 顧客タグを付けたい会員にチェックを付ける
      3. 「チケット1、チケット2、チケット3」の顧客タグを一括で追加する

      (手順2)RuffRuff 注文制限を利用して会員限定販売を実施する

      ここでは、RuffRuff 注文制限を利用して、「チケット1 、チケット2 、チケット3」のいずれかの顧客タグがある会員のみに会員限定販売を実施方法を紹介します。

      アプリの左メニューより「顧客ルール」をクリック
      1. アプリの左メニューより「顧客ルール」をクリック
      2. 顧客ルールページより「ルール作成」をクリック
      3. 顧客ルールの作成のページより下記を入
      顧客ルールの作成のページより下記を入力
      • タイトル・・・任意のテキスト
      • アカウントを必須にする・・・チェックをつける
        ※ 現在は「アカウントを必須にする」のチェックを外すことは出来ません
      • 顧客タグ・・・「チケット1、チケット2、チケット3」のタグを追記
      • 対象アイテム・・・制限をかけたい商品または、コレクションを選択
      • 商品メッセージ・・・任意のメッセージを入力
      • アラートメッセージ・・・任意のメッセージを入力

      4. 画面右上の「保存する」をクリック

        (手順3)Shopify Flowで購入時に顧客タグを削除する

        ここでは、Shopify Flowで購入のたびに、チケット1、チケット2、チケット3の顧客タグを順に削除する方法を紹介します。

        Shopify Flowで購入時に顧客タグを削除する
        1. トリガーに「Order Created」を選択
        2. 1回目の条件にて、「顧客タグにチケット1」を含む場合は、アクションにて「チケット1を削除」、含まない場合は、2回目の条件に進む様に設定をする
        3. 2回目の条件にて、「顧客タグにチケット2」を含む場合は、アクションにて「チケット2を削除」、含まない場合は、3回目の条件に進む様に設定をする
        4. 3回目の条件にて、「顧客タグにチケット3」を含む場合は、アクションにて「チケット3を削除」を設定をする
        5. ワークフローをオンにする

        ※詳しくは添付画像も参考にしてください。

        番外編

        新規会員登録時に顧客タグを一括付与する

        Shopify Flowでは定期実行で全会員に一括で顧客タグを付与することは出来ませんが、新規会員登録をトリガーに「チケット1 、チケット2 、チケット3」の顧客タグを一括で付与することは可能です。

        本設定を行うことで、月の途中で新規登録した会員にも顧客タグを自動で付与することができ、顧客タグの付与し忘れることを回避できます。

        新規会員登録時に顧客タグを一括付与する
        1. トリガーに「Customer Created」を選択
        2. アクションに「Add Customer Tags」を選択し、「チケット1 、チケット2 、チケット3」を追記
        3. ワークフローをオンにする

        ※詳しくは添付画像も参考にしてください。

        最後に

        今回はRuffRuff 注文制限を利用して購入回数を毎月3回までに制限する方法をご紹介しました。

        RuffRuff 注文制限では他にも個数制限や金額制限、同梱制限なども実施できます。RuffRuff 注文制限を実際に触ってみたい方は、下記のデモ商品より実際の機能をお試しください。

        RuffRuff 注文制限 デモ商品一覧

        下記のブログ記事ではRuffRuff 注文制限以外にも「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なおすすめアプリをジャンル別に紹介しています。ご参考にしてください。

        おすすめのShopifyアプリ|ジャンル別に紹介

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          Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

          小笠原 京平

          今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

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          Shopifyアプリの課金ってどうやるの? 課金方法とサブスクリプション設計を解説

          小笠原 京平

          Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

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        EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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