Shopifyの割引アプリ「Discount Kit」とは?機能・メリット・料金プランを解説

Shopifyの割引アプリ「Discount Kit」とは?機能・メリット・料金プランを解説

「まとめ買いで安くしたい」「一定金額以上の購入でプレゼントを付けたい」。そう考えてShopifyの割引設定を開いたものの、思ったような条件を作れず困った経験はないでしょうか。標準の割引機能でも、購入金額や数量を条件にした値引きは設定できます。ただし「2個なら10%オフ、3個なら15%オフ」といった段階的な割引や、条件を満たした注文へのギフトの自動追加までは対応していません。

そこで選択肢になるのが、割引アプリの「Discount Kit」です。コードを書かずに複雑な割引を作成でき、その内容を商品ページに表示することもできます。

この記事では、Discount Kitでできることや導入するメリット、料金プラン、使い方、注意点までをまとめて解説します。

※本記事にはDiscount Kitのアフィリエイトリンクが含まれています。

Shopifyの割引アプリ「Discount Kit」とは?

Discount Kitのアプリ画面

画像出典:Discount Kit|Shopifyアプリストア

Discount Kitは、Shopifyストアでさまざまな割引キャンペーンを設定できるアプリです。多段階の数量割引や購入金額に応じた特典の自動追加など、標準機能だけでは設定しづらい施策を導入できます。

コードを書かずに設定できるため、専門知識のない方でも設定できます。なお、Discount KitはShopifyの品質基準を満たす「Built for Shopify」認定アプリです。

Discount Kitを使用する際の注意点|設定は英語のみ

Discount Kitの設定画面はShopifyの管理画面内にありますが、現状は英語表記に限定されており、日本語には対応していません。ブラウザの自動翻訳では、この設定画面はうまく翻訳されないことがあります。カスタマーサポートも英語のみです。

そのため、英語が苦手な方は外部の翻訳ツールを併用するのがおすすめです。日本語で操作できる割引アプリをお探しの方は、後述の「RuffRuff購入特典」をチェックしてみてください。

Discount Kitの主な機能・できること

Discount Kitには多くの割引キャンペーンが用意されています。ここでは代表的な機能を4つ紹介します。

数量割引と段階的な価格設定

「2個で10%オフ、3個で15%オフ」のように、購入数量に応じて割引率を変えられます。数量ではなく購入金額を条件にすることも可能です。

商品ページには割引の一覧表を設置でき、買い物客は「あと1つ買えばいくら安くなるか」を購入前に確認できます。まとめ買いを自然に後押しできる機能です。

購入金額の目標に応じた割引

「5,000円以上で500円オフ」「10,000円以上で1,500円オフ」のように、注文金額に応じて割引額や割引率を段階的に変えられます。次の目標金額まであといくら必要かをカートに表示できるため、あと少しで条件を満たす買い物客に、もう1点追加してもらうきっかけをつくれます。

購入特典(ギフト)の自動プレゼント

指定した条件を満たした注文に、サンプル品やノベルティを無料または割引価格で提供できます。Shopify標準の機能でも無料商品を用意できますが、買い物客自身が対象商品をカートに入れる必要があります。Discount Kitなら、色やサイズの選択肢が1つだけのギフト(単一バリアント)に限り、テーマの設定で自動追加を有効にしておくことで、条件達成と同時にカートへ追加できます。

商品ページやカートへの割引表示

Discount Kitは、数量割引の価格表や目標金額までの残りを知らせるバナーなどを、商品ページやカートに設置できます。テーマの編集画面からブロックを追加する方式で、コードを直接書き換える必要がないため、専門知識がなくても導入しやすい点が特徴です。

ShopifyにDiscount Kitを導入するメリット

これらの機能を使うことで得られる主なメリットを4つ紹介します。

標準機能では届かない範囲までキャンペーンを広げられる

Shopifyの標準機能でも、購入金額や数量を条件にした割引は設定できます。一方で、段階的に割引率を変える設定や、条件達成時のギフト自動追加までは対応していません。

Discount Kitを導入すれば、こうした割引を管理画面から作成できるようになります。制作会社に個別で依頼しなくても、自社でキャンペーンを設計・変更できる点も利点です。

客単価アップを狙った施策を打てる

数量割引や「〇円以上で〇円オフ」といった仕組みは、買い物客に1点多く選んでもらうきっかけになります。1回の注文金額が上がれば、同じ集客数でも売上は変わってきます。

新規客を増やす施策と比べて、すでに来ている買い物客に働きかけられる点が特徴です。

割引の存在が買い物客に伝わりやすくなる

せっかく割引を用意しても、カートに進むまで気づかれなければ検討材料になりません。Discount Kitは、数量割引の価格表を商品ページに、目標金額までの残りをカートに表示できるため、買い物客が商品を選んでいる段階で条件を伝えられます。

実店舗や海外向け販売にも対応できる

Discount KitはShopify POSに対応しており、実店舗のレジでも割引を適用できます。さらにProプランでは、特定の店舗(ロケーション)を対象にした割引や、マーケット(販売地域)・通貨・BtoB・顧客セグメントに対応した割引も設定できます。

ネットショップ以外の販売についても、同じアプリで割引を管理できます。

ShopifyアプリDiscount Kitの料金プラン

Discount Kitに無料プランはなく、月額49.99ドルのLiteプランからの提供です。プランは3種類あり、上位プランになるほど使える割引の種類やサポート体制が手厚くなります。どのプランにも7日間の無料体験が付いているため、まずは試してから判断できます。年払いを選ぶと2ヶ月分がお得になります。

プラン 月額(年払い) 主な内容
Lite 49.99ドル(499.99ドル) 数量割引
注文金額に応じた割引
購入特典(ギフト)
ストアへの割引表示
25件の自動割引と無制限の割引コード
Pro 99.99ドル(999.99ドル) Liteの全機能
すべての割引タイプ
独自条件を組めるカスタム割引
AIアシスタント「Sidekick」での割引作成
マーケット・通貨・BtoB・顧客セグメントへの対応
Enterprise 349.99ドル(3,499ドル) Proの全機能
稼働率99.9%保証
優先サポート
Slackでの専用サポート窓口

※本記載は2026年8月時点の情報を元にしています。

プラン選びの目安としては、数量割引やギフト付与だけで足りるならLiteが候補です。送料の割引や「1つ買うともう1つ無料」といった施策、独自の条件を組んだ割引まで使いたい場合はProを選ぶことになります。Enterpriseは稼働保証や手厚いサポートを求める大規模ストア向けの内容です。

ShopifyアプリDiscount Kitの使い方

ここからはDiscount Kitの使い方を解説します。まずShopifyアプリストアから、アプリをインストールします。

インストールが完了すると、以下のようなホーム画面が表示されます。右上の「Create discount(割引を作成する)」をクリックします。

Discount Kitの設定画面(手順2)

画像出典:Shopify管理画面

Shopify標準のディスカウント作成のポップアップが表示されます。通常は選択肢が4つですが、Discount Kitの項目と割引の選択肢が追加されています。(追加項目はプランによって変動)

Discount Kitの設定画面(手順3)

画像出典:Shopify管理画面(Discount Kit)

Discount Kitの設定画面(手順4)

画像出典:Shopify管理画面(Discount Kit)

選択肢は以下の通りです。

  • Sale(セール):1つの割引設定の中で、対象ごとに複数のセール価格を設定できます。
  • Gift with purchase(購入特典):特定の商品を購入した顧客に、無料の商品を特典として提供できます。
  • Product volume(数量割引):商品の購入数量に応じて割引を適用できます。
  • Custom(カスタム割引):ルールや条件を自由に組み合わせて、柔軟な割引を作成できます。
  • Shipping(送料割引):配送条件に応じて、柔軟な送料割引を設定できます。
  • Order(注文割引):カート金額に応じた段階的な注文割引を設定できます。特定のコレクションを対象外にすることも可能です。

今回はProduct volume(数量割引)を選択します。Product volumeで主に設定する項目は以下の通りです。

  • Condition type(条件タイプ)では、「最低購入数量」か「最低注文額」かを選択
  • Value type(値引きタイプ)では、「割引率」か「定額」かを選択
  • Applies to(適用対象)では、対象商品を「すべての商品」「特定の商品」「特定のコレクション」のいずれかを選択
  • Purchase type(購入タイプ)では、「買い切り」か「定期購入」か「両方」かを選択
  • Tiers(階層)では、多段階の割引設定が可能
  • Active dates(有効期間)では開始日と終了日を設定

Discount Kitの設定画面(手順5)

画像出典:Shopify管理画面(Discount Kit)

設定が完了したら、「保存」をクリックします。設定方法の詳細は公式ドキュメントを参照してください。

使い方の解説は以上です。

日本語対応の割引アプリなら「RuffRuff購入特典」がおすすめ

英語での設定に不安がある場合や、費用をもう少し抑えたい場合は、日本語に対応した割引アプリ「RuffRuff 購入特典」がおすすめです。管理画面は日本語に対応しており、導入サポートもあります。Discount Kitと同じく「Built for Shopify」認定も取得しています。

対応している割引は、セール・購入特典・数量割引・送料割引・注文割引など。他にも、会員ランク(顧客タグ)や購入回数、累計購入金額、先着順などを条件にできる点が特徴です。

料金はストアのプランによって決まります。プランによる機能の差異はありません。

Shopifyプラン 月額払い(年間払い)
Basic 9.9ドル(99ドル)
Grow 13.9ドル(139ドル)
Advanced 19.9ドル(199ドル)
Plus 29.9ドル(299ドル)

※本記載は2026年8月時点の情報を元にしています。

無料体験期間が3日間ありますので、気になった方は気軽に導入してみてください。

割引の設計を見直して、客単価アップにつなげよう

この記事ではShopifyの割引アプリ「Discount Kit」について紹介しました。このアプリを使えば、数量割引や購入金額に応じた特典の自動追加など、Shopify標準では作りにくい割引をコードを書かずに設定できます。

一方で設定画面が英語のみのため、英語が苦手な方は設定で戸惑うこともあるでしょう。また無料プランがなく、月額49.99ドルからと価格も比較的高めです。7日間の体験期間があるため、気になった方は試したい割引キャンペーンを1つ決めて、作成してみてください。

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