Shopifyアプリ「UreyukiBox」とは
UreyukiBox(ウレユキボックス)は、Shopifyストアの仕入れ・発注業務を効率化する日本語の在庫管理アプリです。売れ行きや現在庫、入荷予定から発注が必要な商品と数量を提案し、仕入先別の注文書作成、インボイス制度対応のPDF・CSV出力、入荷登録、棚卸し、バーコード検品、メール・Slack・LINE通知、Stockyからのデータ移行に対応。同期は読み取りのみで、Shopifyの在庫が変わるのは入荷登録など利用者が明示的に行った操作だけのため、既存の運用を変えずに始められます。

操作紹介動画: UreyukiBox ユーザーガイド
UreyukiBoxの特徴
Stockyからデータをそのまま移行できます
Shopify公式の在庫管理アプリ「Stocky」は、2026年8月31日に提供終了予定です。UreyukiBoxでは、Stockyに蓄積された仕入先、発注書、在庫調整、税区分を4ステップのウィザードで取り込めます。単純なCSVの受け渡しでは失われやすい「どの仕入先の、どの発注書に、どの商品が含まれていたか」というデータ同士の関係を保って移行することを重視しています。

Stockyコピーの開始画面

Stockyコピーの完了画面
Shopifyのデータと同期して、簡単に始められます
Stockyを利用していないストアでは移行操作は不要です。アプリをインストールしてShopifyの商品・注文・在庫を同期すれば、そのまま発注管理を始められます。
なお、移行(自動コピー・CSVでの取り込み・表計算からの貼り付け)は、Stockyが利用できる2026年8月31日までに行ってください。提供終了後はStockyからデータを取り出せません。
発注が必要な商品だけを確認できます
現在庫が少ないという理由だけではなく、過去の販売速度、設定した安全在庫、仕入れのリードタイム、季節性を加味して発注点を算出します。発注数量は「発注点 − 現在庫 − 入荷予定」を基本に計算し、なぜその数量が必要なのかを画面で確認できます。
毎日すべての商品を目視確認しなくても、発注が必要な商品に絞って対応できるため、欠品の防止と過剰在庫の抑制を両立しやすくなります。

販売速度と在庫状況を確認するダッシュボード

商品ごとの発注点設定
日本の商習慣に合った注文書を作成できます
発注が必要な商品を仕入先別にまとめ、注文書を作成できます。適格請求書発行事業者の登録番号、軽減税率8%・標準税率10%の区分、税率別小計を扱えるため、日本のインボイス制度を前提とした仕入れ業務に利用できます。税率は標準10%・軽減8%に加えて、任意の税率を追加・編集できます。
数量や単価は画面上で調整でき、PDFまたはCSVで出力可能です。Shopify純正の注文書へデータを渡すためのCSVも用意しています。

商品名から金額・税区分まで見切れず確認できる注文書明細

インボイス制度に対応した注文書PDF
Shopifyの在庫を勝手に書き換えません
UreyukiBoxの同期は読み取り専用です。同期や需要予測によって、Shopify上の在庫数が自動で変更されることはありません。
Shopifyの在庫が変わるのは、①入荷登録 ②在庫調整 ③棚卸しの確定 ④拠点間移動 の4つの操作を利用者が明示的に実行したときだけです。「新しい在庫管理アプリを入れたら、正しい在庫数が勝手に変わってしまうのでは」という導入時の不安を、この設計によって抑えています。

インストール時の権限確認画面(同期は読み取りのみ・在庫の書き込みは明示操作の反映用)
日本語で使えて、普段の連絡ツールに通知が届きます
管理画面、操作資料、問い合わせ窓口まで日本語で利用できます。発注が必要になった際は、メールに加えてSlackやLINEでも通知を受け取れます。担当者が毎日アプリを開いて確認するのではなく、普段使っている連絡手段に発注のきっかけを届ける設計です。
メール通知
通知設定でメールアドレスを登録すると、在庫低下・在庫切れのアラートがメールで届きます。本文には店舗、商品名、SKU、現在庫、発注点が記載されるため、メールを開くだけで対象商品と発注が必要になった理由を確認できます。メールとSlackは併用でき、設定した宛先へ同時に通知できます。
LINE通知
LINEは公式アカウントを友だち追加し、画面に表示される連携コードを送るだけで設定できます。連携コードを送った担当者がそれぞれ受信者として追加されるため、複数人での受け取りも可能です。実際に届く各通知の例は「機能5:メール・Slack・LINE通知」で紹介します。

QRコードと連携コードを使ったLINE連携
こんな企業・ストアにおすすめ
- Stockyの提供終了に備えて、仕入先や発注書データの移行先を探しているストア
- スプレッドシートや担当者の経験だけに頼った発注管理を見直したいストア
- 欠品を減らしたい一方で、過剰在庫も増やしたくないストア
- 食品と雑貨など、軽減税率8%・標準税率10%の商品を扱うストア
- 複数の仕入先やロケーションを管理しているストア
- 海外製アプリの英語画面やサポートに不安があるストア
- メールだけでなく、SlackやLINEで在庫低下の通知を受け取りたいチーム
- 店頭や倉庫で、バーコードスキャナを使った検品・棚卸しを行いたいストア
UreyukiBoxはStocky利用者専用ではありません。Stockyを使っていなかったストアでも、Shopifyの商品・注文・在庫を同期して利用できます。

在庫評価額とABC分析を確認する在庫分析
UreyukiBoxのおすすめ機能
Stockyコピー(移行ウィザード)
画面の案内に沿ってStocky APIキーを入力すると、仕入先、発注書、在庫調整、税区分を順番に取り込みます。移行の進捗と件数を確認でき、完了後も元の関連を保ったデータとしてUreyukiBox内に保存されます。

Stockyからの移行完了サマリー
発注点設定と一括編集
商品ごとに発注点、目標在庫日数、仕入れリードタイムなどを設定できます。商品数が多い場合は一括編集も利用でき、運用開始時の設定負担を抑えられます。

複数商品の発注条件をまとめて設定
仕入先別の注文書作成
発注候補の商品を仕入先ごとにまとめ、推奨数量とその計算根拠を確認しながら注文書を作成できます。数量・単価・税区分は必要に応じて調整でき、取引先向けのPDF・CSVに加えて、Shopify純正の注文書へ取り込めるCSVも出力できます。今後、Shopifyから発注書に関するAPIが公開された際には、CSVを介さず直接連携できる仕組みへの移行を目指します。

季節補正プレビューと商品追加を備えた注文書画面
仕入先ごとの注文書一覧

ABCランク・計算根拠・金額まで表示した注文書編集画面
在庫分析と資金繰りカレンダー
在庫評価額、販売速度、欠品リスクなどを確認できます。また、発注予定をもとに「いつ、いくらの仕入資金が必要になるか」を週単位で可視化します。発注数量だけでなく、キャッシュフローを見ながら仕入れを判断できます。

在庫評価額とABCランクを表示する在庫分析画面
在庫分析画面

発注予定を週単位で確認する資金繰りカレンダー
メール・Slack・LINE通知
在庫低下や発注が必要な状態を、担当者が普段使うツールへ通知します。通知先はストアごとに設定でき、LINEは1日分をまとめたダイジェストとして受け取れます。
メールに届く在庫低下通知
Slackに届く在庫低下通知
LINEに届く在庫低下通知
入荷登録と実原価(landed cost)
注文済みにした発注書ごとに入荷を記録し、Shopifyの在庫へ反映できます。一部入荷(分納)にも対応し、入荷待ちの数量は次回の発注提案から自動で差し引かれます。バーコードスキャナ(USB・Bluetooth接続)や手入力での検品、商品バーコードラベルの印刷にも対応しています。さらに、送料や関税などの諸掛を発注書に登録して按分し、商品1個あたりの実原価(landed cost)を確認できます(諸掛・実原価はProプラン以上)。

発注書ごとの入荷登録と、諸掛を按分した実原価
棚卸し・在庫調整・拠点間移動
定期的な棚卸しは、バーコードスキャンやCSV取り込みで実数を入力し、システム在庫との差異を確認してから在庫へ反映できます(Starterプラン以上)。破損・ロスなどの理由付き在庫調整や、拠点間の在庫移動の記録(Businessプラン)にも対応し、いずれも確定時だけShopifyの在庫へ書き込みます。

バーコードとCSVに対応した棚卸し。差異を確認してから在庫へ反映
利益・仕入先レポート
販売実績と原価から、商品別の売上・粗利・粗利率を確認できます。原価が未設定の商品や売上が未同期の明細は集計から除外し、その件数を画面に表示するため、数字の根拠を確かめながら使えます。仕入先別の発注実績も期間で集計できます(Proプラン以上)。

商品別の粗利と仕入先別実績。除外した明細の件数まで開示
UreyukiBoxの料金プラン
料金は月額・税抜です。有料プランには14日間の無料トライアルがあります。
| プラン | 月額(税抜) | 商品数上限 | 拠点数 | 主な内容 |
|---|---|---|---|---|
| Free | ¥0 | 100商品 | 1拠点 | 在庫の見える化、手動数量の注文書、インボイス対応PDF・CSV、Stocky移行、入荷登録、在庫調整 |
| Starter | ¥2,980 | 1,000商品 | 2拠点 | Freeの機能+発注点管理、発注数量の自動計算、需要予測、メール通知、棚卸し |
| Pro | ¥5,980 | 10,000商品 | 5拠点 | Starterの機能+在庫評価額・ABC分析・デッドストック分析、Slack・LINE通知、複数仕入先の使い分け、実原価(landed cost)、利益・仕入先レポート |
| Business | ¥12,800 | 無制限 | 無制限 | Proの機能+拠点間移動、優先サポート |
ストアの成長や運用に合わせて、プランは後から変更できます。Freeプランへ切り替えて無料で使い続けることも可能です。

利用規模と必要な機能から選べる料金プラン
UreyukiBoxのセットアップ方法
ステップ1:Shopify App Storeからインストール
Shopify App StoreのUreyukiBoxのページから「インストール」を選択し、権限の確認画面で承認します。商品・注文・ロケーションの権限は読み取り専用です。在庫は読み取りに加えて、入荷登録などの操作を反映するための書き込み権限を求めますが、同期によって在庫が自動変更されることはありません。

インストール時の権限確認画面
ステップ2:Shopifyデータを同期
インストール後に初回同期を行います。Shopifyの商品、注文、在庫、ロケーションがUreyukiBoxに読み込まれます。独自のアカウント作成は不要で、Shopify管理画面の中からそのまま利用できます。

インストール後に表示されるホーム画面
ステップ3:必要に応じてStockyデータを移行
Stockyを利用している場合は、「Stockyコピー」画面で移行内容を確認し、APIキーを入力してデータをコピーします。完了後、コピーしたデータの種類と件数を確認できます。Stockyを利用していない場合、この操作は不要です。

Stockyコピーの4ステップウィザード
ステップ4:仕入先と発注条件を設定
仕入先は、Shopify商品のベンダー情報から自動で作成・割り当てされます。必要な箇所だけ調整し、発注点、目標在庫日数、リードタイムを設定してください。商品数が多い場合は一括編集を利用できます。

仕入先と発注条件の設定
ステップ5:通知先を設定して運用開始
必要に応じてメール、Slack、LINEの通知先を設定します。以後は毎日の同期と判定によって、発注が必要な商品をダッシュボードや通知から確認できます。

通知先を設定する設定画面
アプリ開発のストーリー・裏側
アプリを開発したきっかけは?
きっかけは、Shopify公式の在庫管理アプリ「Stocky」が2026年8月31日に提供終了すると発表されたことです。Stockyには仕入先や発注書など、長年の運用で蓄積された重要なデータがあります。しかし、日本のストアが移行先を探すと、英語中心のサービスが多く、日本語で使えること、インボイス制度に対応すること、普段使うLINEで通知を受け取れることを同時に満たす選択肢は限られていました。
そこで、単にStockyの画面を置き換えるのではなく、日本のストアが日々の発注判断をより少ない手間で行えるアプリがあったらいいなと思い、UreyukiBoxの開発を始めました。
アプリ開発で一番印象に残ったこと
在庫管理は「現在庫の数字を見る機能」だけでは完結しない、ということです。売れる速さ、次の入荷までの日数、すでに発注済みの数量、仕入先、税区分、支払予定がつながって初めて、実務上の「今日、何を、いくつ発注するか」という判断になります。
開発を進めるほど、個別の高機能さよりも、同期から予測、通知、注文書、次の発注までが一つの流れとして自然につながることの重要性を実感しました。
アプリ開発で苦労したこと
特に難しかったのは、現在Shopify App Storeから新規インストールできないStockyのデータを、関係性を保ったまま安全に移すことと、Shopifyの在庫連携を壊さない設計を両立することです。
CSVで表面的な値だけを移すと、仕入先と発注書、商品明細のつながりが失われることがあります。UreyukiBoxではStocky APIから取得したデータを関連づけて保存する構造を作りました。同時に、同期は読み取り専用とし、Shopifyの在庫への書き込みは入荷登録・在庫調整・棚卸しの確定・拠点間移動という利用者の明示的な操作に限定することで、導入直後に既存の在庫運用へ影響を与えないようにしています。
アプリ開発で最も力を入れていること
最も力を入れているのは、予測結果を「根拠の分からない数字」にしないことです。発注数量は、発注点、現在庫、入荷予定を画面に並べ、利用者が計算根拠を確認できるようにしています。自動提案をそのまま採用するだけでなく、担当者が数量や単価を調整して最終判断できることも重視しています。
また、機能だけでなく、日本語の画面、操作資料、日本語サポートまで含めて、導入後に迷わず運用できることを大切にしています。
アプリの今後の展開や挑戦したいこと
今後は、Shopify純正の注文書機能との連携強化に取り組みます。現在は、Shopifyの新しい注文書機能に対応したCSVを出力できますが、将来、発注書に関するAPIが公開された際には、CSVを介さず直接反映できる仕組みへの移行を目指します。
季節性への対応では、商品名などから「どの季節イベントに反応する商品か」をAIが判定し、提案としてストア側が承認・上書きできる商品別の季節設定をすでに提供しています。今後は、蓄積された販売データを機械学習(ML)でも活用し、季節変動や販売傾向、商品のABCランクなどを考慮した需要予測の精度向上に取り組みます。
v2では、Shopify POSへの対応を予定しています。棚卸しや入荷、バーコードスキャンといった店頭・倉庫での作業を、POSの画面から直接行えるようにする構想です。
また同じくv2で、楽天市場やAmazonなど、Shopify以外の販路の売上データをCSVで取り込み、複数販路を合算した需要予測・発注提案に対応する計画です。現在の需要予測はShopifyストアの売上データをもとにしているため、他販路と併売しているストアは、この点を踏まえてご利用ください。
あわせて、セット商品の在庫管理や複数拠点の分析機能も継続して強化します。
提供時期や内容が未確定の機能については、決まり次第、公式バージョンログでお知らせします。
その他、よくある質問
問い合わせや導入サポートはありますか?
はい。日本語での導入・操作サポートを提供します。ご不明点は support@ureyukibox.app までお問い合わせください。Businessプランでは優先サポートを利用できます。
途中でプランの変更はできますか?
はい。Shopify管理画面内のUreyukiBox「プラン」画面から変更できます。上位プランへの変更だけでなく、Freeプランへのダウングレードや解約も可能です。有料プランには14日間の無料トライアルがあります。
連携可能なShopifyアプリやサービスはありますか?
Shopifyの商品、注文、在庫、ロケーション情報を同期し、Shopify管理画面内で動作します。Stockyからは仕入先、発注書、在庫調整、税区分を移行できます。また、発注データをShopify純正の注文書へ渡すCSV出力に対応しています。
通知先としてメール、Slack、LINEを利用できます。会計ソフトとの直接連携は現時点では未対応です。
導入事例などありますか?
UreyukiBoxは2026年7月30日にShopify App Storeで公開されました。公開から間もないため、お名前を出せる導入事例は現在準備中です。今後、利用者の許可を得たうえで、Stockyからの移行や発注業務の改善事例を公式サイト等でご紹介する予定です。Freeプランと14日間の無料トライアルで、実際の操作感をお試しいただけます。
最後に
在庫管理で本当に時間がかかるのは、数字を見ることではなく、「今日、何を、いくつ発注するか」を決めることです。
UreyukiBoxは、必要な情報を一つの流れにつなぎ、発注担当者が迷わず判断できる環境を目指して開発しています。Stockyからの移行先を探している方はもちろん、表計算ソフトや経験だけに頼る発注管理を見直したい方にもお使いいただけます。在庫・発注業務でお困りのことがあれば、お気軽にご相談ください。