Shopifyの決済非表示アプリ「HidePay」とは?特徴や料金プラン、設定方法をご紹介

Shopifyの決済非表示アプリ「HidePay」とは?特徴や料金プラン、設定方法をご紹介

HidePayとは?

HidePay|Shopifyアプリストア
出典:HidePay|Shopifyアプリストア

HidePayは、お客様の国や顧客タグ、特定商品などあらゆる条件を基にチェックアウトページに表示されいてる決済方法を自動で非表示にできるShopifyアプリです。決済方法の非表示にできるだけでなく、決済方法の名称変更や表示順の変更も可能です。また、他の決済非表示アプリとは異なりユニークな機能は、チェックアウトページの決済方法だけでなく、商品ページやカートページ、ドロワーカートに表示されている動的チェックアウトボタンのも非表示にすることが出来ます。

HidePayの特徴

  • 比較的安価に利用できる
  • あらゆる条件で決済方法を非表示に出来る
  • 決済非表示だけでなく、名称変更や表示順の変更も可能
  • 動的チェックアウトボタンの非表示もできる
  • 日本語対応はしていない

HidePayの料金プラン

プラン名 PREMIUM PLAN Advanced Plan Ultimate Plan FREE DEV PLAN
料金 3.99ドル/月
または、38.28ドル/年
5.99ドル/月
または、57.50ドル/年
7.99ドル/月
または、76.70ドル/年
無料
内容 ・カートの合計、国、割引、製品、重量ごとに非表示
・顧客タグと支出総額によって非表示
・送料とカート通貨ごとに非表示
・プレミアムプランの全機能
・複数の条件で同時に非表示
・AND/ORを組み合わせた条件
・全機能
・動的チェックアウトボタンを非表示
・PayPalボタンの非表示
・開発ストアのみ
・5つのルールまで作成可能
・カート合計ごとに支払い方法を非表示
・国ごとに支払い方法を非表示

HidePayの設定方法

本章では、カート内の合計金額(商品代金や配送料、税金含む)が3,000円以上で代引き決済にする方法をご紹介します。

代引き決済に関しては下記のブログ記事も参考にしてください。

Shopifyに代引き決済を導入するメリット|代金引換を設定する方法や手数料もご紹介

アウトプット

本設定を行うことで、添付している動画のようにカート内の合計金額が2999円以下の状態でチェックアウトページへアクセスすると代引き決済が表示されますが、3,000円以上の状態でチェックアウトページへアクセスすると代引き決済が非表示になります。

設定方法

アプリのTOPページより「Create customization」をクリック
表示されたポップアップの中から「Simple customization」を選択
「cart total is greater than」を選び「2999」を入力 「Hide Payment methods into the checkout」にチェックを付ける 「Cash on Delivery (COD)」のトグルをオンにする テーマエディタの右上にある「Save」をクリック
  1. アプリのTOPページより「Create customization」をクリック
  2. 表示されたポップアップの中から「Simple customization」を選択
  3. 「cart total is greater than」を選び「2999」を入力
  4. 「Hide Payment methods into the checkout」にチェックを付ける
  5. 「Cash on Delivery (COD)」のトグルをオンにする
  6. テーマエディタの右上にある「Save」をクリック

HidePayの注意点

日本語に対応していない

本アプリの管理画面は全て英語です。「どのような機能かわからない」「どこを設定すれば良いかわからない」などの不明点ある場合は、英語のマニュアルを確認する必要があります。また、マニュアルを見ても不明な点は、英語で直接問い合わせる必要があります。

HidePay以外におすすめの決済非表示アプリ

RuffRuff 注文制限

RuffRuff 注文制限は、日本で初めてCart and Checkout Validation APIを利用して購入制限アプリです。アプリ1つで、個数制限や金額制限、同梱制限、顧客制限、決済制限などあらゆる購入制限を実現することが出来ます。HidePay同様にあらゆる条件で決済方法を非表示にすることが出来ます。



RuffRuff 注文制限の特徴

  • たった2ステップで驚くほど簡単に導入できる
  • 日本初!Cart and Checkout Validation APIを利用し、堅牢な制限を実現
  • 個数制限も金額制限も同梱制限も会員制限も決済制限もアプリ1つで実現!
  • 日本語マニュアルも充実し、日本人の担当者が日本語でサポートしてくれる
  • 様々な言語へ翻訳できる

RuffRuff 注文制限とHidePayの違い

アプリ名 HidePay RuffRuff 注文制限
料金プラン PREMIUM PLAN  3.99ドル/月
Advanced Plan  5.99ドル/月
Ultimate Plan 7.99ドル/月
ライトプラン 9ドル/月
日本語対応
マニュアルの有無
決済方法の非表示
動的チェックアウトの非表示
個数制限
金額制限
重量制限
同梱制限
会員制限 △ 顧客タグで決済方法の非表示のみ可能 ◯ 顧客タグや顧客メタフィールドで購入自体の制限が可能

最後に

今回はShopifyでも人気の決済非表示アプリ「HidePay」の特徴や料金プラン、設定方法をご紹介しました。HidePayは安価で利用でき、あらゆる条件で決済方法を非表示にできるのが特徴です。一方で、注意点として管理画面やヘルプページ、カスタマーサポートが日本語に対応していません。英語に抵抗がない方はHidePayの導入を検討してみても良いと思います。もし、日本語対応したアプリを利用したい場合は、RuffRuff 注文制限を試してみても良いと思います。

下記のブログ記事では、HidePayやRuffRuff 注文制限以外の決済非表示アプリも紹介しています。ご参考にしてください。

決済方法(支払い方法)を非表示にできるShopifyアプリ3選

下記のブログ記事では、決済制限以外に個数制限や同梱制限など様々な購入制限をShopifyストアで実施する方法を紹介しています。ご参考にしてください。

Shopifyで購入制限(販売制限)を実施する方法|年齢や個数、金額、地域、期間、会員で注文を制限

下記のブログ記事では決済方法を非表示にできるアプリ以外にも「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なおすすめアプリをジャンル別に紹介しています。ご参考にしてください。

おすすめのShopifyアプリ|ジャンル別に紹介

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

掲載情報に関して

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