配送日時指定からイベント管理まで:Shopifyアプリ『カレンダーマスター』を紹介

配送日時指定からイベント管理まで:Shopifyアプリ『カレンダーマスター』を紹介

Shopifyストアを運営する上で、顧客満足度を高めるための重要な機能の一つが配送日時指定です。また、ストアのイベント情報や営業日を効果的に顧客に伝えることも、ビジネスの成功に欠かせません。本記事では、これらの機能を簡単に実現できるShopifyアプリ「カレンダーマスター」について詳しく解説します。その特徴や料金プラン、他のアプリとの連携など、カレンダーマスターの全容をご紹介します。

カレンダーマスターとは

カレンダーマスター|Shopifyアプリストア
出典:カレンダーマスター|Shopifyアプリストア

「カレンダーマスター ‑ 配送日時指定」は株式会社TAMが提供する配送日時指定アプリです。配送日時指定フォームの表示だけでなく、ストアや店舗の営業日カレンダー(イベント情報や休日情報)の表示も可能なアプリです。また、Shopify Plusに契約しているShopifyストア限定にはなりますが、チェックアウト画面に配送日時指定を導入できるのも特徴です。 エクスプレスチェックアウトで、ユーザーはカートページを介さずに直接チェックアウトページに遷移することがあります。そのため、すべてのユーザーに配送日時指定フォームを表示させたい場合は、チェックアウトに設置するのが理にかなっていると言えます。

下記のブログ記事ではカレンダーマスター以外の配送日時指定アプリをご紹介しています。配送日時指定アプリ選定のご参考にしてください。

Shopifyの配送日時指定アプリ 8選 | お届け希望日を設置するメリット・デメリット

カレンダーマスターの特徴

主要な配送会社に対応している

ヤマト運輸や佐川急便、日本郵政、西濃運輸など日本の主要な配送業者に対応しています。

チェックアウトページにも対応

配送日時指定モジュールをカートページに追加できる配送日時指定アプリが多い中、カレンダーマスターはチェックアウトページにも配送日時指定モジュールを追加することができます。

※ ただし、Shopify Plusに契約しているShopifyストア限定になります。

ストアのイベント情報を表示できる

ストアカレンダー機能を利用することで、イベント情報や休日情報を任意の場所に表示することができます。

人気の予約販売アプリとも連携可能

日本で人気の予約販売アプリ「RuffRuff 予約販売」と機能連携しており、2つのアプリを併用することで予約商品がカートに存在する場合に配送日時指定モジュールを非表示にしたり、バリアント単位で配送日時指定モジュール非表示にすることができます。

RuffRuff 予約販売について詳しく知りたい方は、下記のページもご参考にしてください。

RuffRuff 予約販売

カレンダーマスターの料金プラン

カレンダーマスターのプランは1つだけとシンプルです。有料プランに契約するだけで全ての機能を利用することができます。

プラン名 価格 詳細
$9.80/月 すべての機能
-下記などが可能です-
日時指定UIの表示と選択可能日等の設定
配送希望日の必須設定
受注データの取り込みフォーマットを設定
配送日時指定不可の商品を設定
配送日指定必須の商品を設定
注文メタフィールドで配送日時指定を管理
ストアカレンダー機能: 営業日やイベント情報を表示

※ 14日間の無料期間あり

最後に

カレンダーマスターは、Shopifyストアに配送日時指定機能とイベントカレンダー機能を追加できる多機能アプリです。主な特徴として以下が挙げられます:

  1. 主要な配送会社への対応
  2. チェックアウトページへの対応(Shopify Plus限定)
  3. ストアのイベント情報や休日情報の表示機能
  4. 人気の予約販売アプリとの連携

月額$9.80という手頃な価格で、これらの機能を全て利用できるため、コストパフォーマンスに優れたアプリと言えるでしょう。配送オプションの柔軟性を高めたい、またはストアの情報をより効果的に顧客に伝えたいと考えているShopifyストア運営者におすすめできるShopifyアプリの1つです。

最後に、下記のブログ記事では配送日時指定アプリ以外に「集客」や「売上拡大」、「ブログ記事拡張」など様々なジャンルでおすすめのShopifyアプリを紹介しています。あなたのShopifyストアに適したShopifyアプリを探しましょう!

Shopifyアプリ おすすめ一覧:売上アップ・効率化・無料アプリまで徹底解説!

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    Shopifyアプリの課金とは? Shopifyアプリの課金方法は、大きく分けてShopify内で決済する方法とShopify外で決済する方法の2つあります。 Shopify内で決済する場合、Shopifyアプリの料金は、マーチャントからShopifyに支払われ、税金や手数料を除いた料金がShopifyからアプリベンダーに支払われます。 Shopify内で決済する一番のメリットはマーチャントが課金する際にクレジットカード等の入力が不要なため、そのぶんの課金ハードルが低いことです。 デメリットは手数料をShopifyに支払う必要があることですが、現状ではよっぽど稼ぐアプリを作らない限り気にするほどではないので、Shopify内で決済させるのがよいと思います。 Shopify外で決済する場合、アプリベンダーは独自の決済フローを用意する必要があります。 こちらについては今回は触れません。以下はすべてShopify内の課金についての説明になります。 Shopifyアプリの課金の流れ Shopifyアプリで課金するための道具はすべてShopify側が用意してくれています。 したがって、Shopifyアプリは決められたパターンの実装するだけで、簡単に課金が行なえます。 Shopifyアプリの課金はざっくりと以下の流れで行われます。 【アプリ】Shopifyアプリの画面内に配置された課金ボタンをユーザーがクリック 【サーバー】課金の種類(種類については後述します)、課金額、プラン名などを元にShopify GraphQL APIにリクエストを送る 【サーバー】ユーザーに課金してもらうためのURLを含むデータをAPIから受け取り、アプリに渡す 【アプリ】課金用のURLにリダイレクト 4で表示された課金用のページでユーザーが課金を選択したら、課金が行われます。 (もちろん、キャンセルを選択して離脱する可能性もあります) 課金の種類 Shopifyでの課金方法はいくつかあります。 1つ目は定額料金プラン(固定額プラン)です。 定額料金には月払いと年払いのどちらかを選ぶことができます。 2つ目は使用状況に基づくプランで、いわゆる従量課金と呼ばれるプランです。 何の使用状況によって、どのくらいの課金をするかはアプリが決めることができます。 (メール配信をするアプリならメールの配信量、商品販売に関連するアプリなら販売された商品金額など) 3つ目は1と2を組み合わせたプランです。 ここでは定額料金の年払いは選択できませんので、月払い + 従量課金の組み合わせのみになります。...

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編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

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