【画像で解説】Privyとは?Shopifyとの連携やポップアップ・クーポン作成

【画像で解説】Privyとは?Shopifyとの連携やポップアップ・クーポン作成

メール・SMSマーケティングで必要になる顧客リスト。リスト構築に悩んでいるShopifyのストアオーナーの方も多いのではないでしょうか。

「顧客のアドレスがなかなか集められない」 「クーポンでアドレス登録を促したい」

このような悩みやニーズを抱えているオーナーの方には、Shopifyと連携できるマーケティングツール「Privy」がおすすめです。

この記事ではPrivyの機能やメリット、導入方法から使い方までわかりやすく解説します。ぜひ参考にしてください。

Shopifyで使えるマーケティングアプリ「Privy」とは?

Privy|Shopifyアプリストア

画像出典:Privy|Shopifyアプリストア

Privyは顧客リストの獲得機能に優れ、1万以上のブランドに利用されているマーケティングツールです。世界で毎月1億5,000万以上のメッセージが配信され、毎月150万以上の顧客連絡先獲得に貢献しています。

PrivyはShopifyとの連携に強みを持ち、1万5千を超える5つ星評価を得ています。

Privyの主な機能

Privyが支持されている最大の理由のひとつは、カスタマイズ性の高いポップアップ機能です。豊富なテンプレートと柔軟な表示条件設定により、最適なタイミングでポップアップを表示し、効率的に顧客リストを獲得できます。

また、クーポン発行機能を活用して、ストアの目的に合わせた販促施策を実施可能。さらに、高度なメール・SMSマーケティング機能も搭載しています。これらの機能が統合的に連携することにより、効果的なマーケティング施策を展開できます。

Privyの注意点|日本語に対応していない

カスタマイズ性や機能性が高いPrivyですが、残念ながら管理画面は日本語に対応していません。ポップに表示したい内容には問題なく日本語が使用できるので、日本企業でも安心して使用できます。

最近はブラウザの翻訳機能の精度も高まっているため、翻訳機能を用いて利用するのがおすすめです。ただし、違和感のある日本語に翻訳されてしまう箇所もあるため、注意が必要です。

ShopifyにPrivyを導入するメリット

ShopifyにPrivyを導入するメリットを3つ紹介します。

メリット1.高度なポップアップ機能で顧客リストを効率的に構築

Privyは多様なテンプレートと柔軟な条件設定により、効果的なタイミングでポップアップを表示可能です。またクーポンと組み合わせることで、顧客にはリスト登録のインセンティブが働きます。

特筆すべきは、Spin to Win(ルーレットで割引率が変動する機能)やミニクイズなど、顧客を楽しませながらリスト登録を促せる機能です。これらのポップアップは他のツールにはない特長です。

メリット2.カゴ落ちを防ぎ、売上アップに貢献

Privyは顧客リスト構築のためだけのツールではありません。「exit-intent campaigns(離脱意図キャンペーン)」と呼ばれる機能は、顧客がカートに商品を入れたままサイトを離脱しようとした場合に、リマインダーやクーポン表示をして、サイトからの離脱を防ぎます。

また、すでに顧客リストに登録してある顧客に対しては、カゴ落ちメールを配信可能です。これらの機能により、売上アップが期待できます。

※カゴ落ちとは、カートに商品を入れたが購入には至らないこと。

下記のブログ記事では、Shopifyでできるカゴ落ち対策をいくつか紹介しています。ご参考にしてください。

【保存版】Shopifyでカゴ落ち対策!原因や対策方法、Shopifyアプリも紹介

メリット3.LTV(顧客生涯価値)の向上

Privyには収集した顧客リストに基づいてアプローチをする、メール・SMSマーケティング機能があります。購入履歴に基づいた個別クーポンの配信や、自動化されたフォローアップメールにより、顧客の再購入を促進できます。

これらを活用することでリピート購入が期待でき、顧客一人あたりの購入額を継続的に増やすことができるでしょう。

Privyの料金プラン

Privyの料金プランについて解説します。Privyの料金プランは、メルマガ・SMSを利用しないConvertプラン、メルマガ配信可能なStarterプラン、メルマガに加えてSMS配信も可能なGrowthプランの3つです。

Convertプランはページビュー数によって追加料金が発生します。StarterプランとGrowthプランは連絡先数に応じて追加料金が発生します。

各プランの価格と主な機能を以下の表で簡単にまとめましたので、参考にしてください。

プラン名 Convertプラン Starterプラン Growthプラン
料金 月額24ドル〜
月間10,000pv以降は追加料金
月額30ドル〜
連絡先1,500件以降は追加料金
月額45ドル〜
連絡先2,000件以降は追加料金
SMS連絡先75件以降は追加料金
ポップアップ表示
ランディングページ
クロスセル表示
送料無料バー表示
カウントダウンタイマー
高度なターゲティング
メール配信
セグメンテーション
レポート
SMS配信
サポート

※ 2025年1月時点

Privyには15日間の無料体験期間があります。顧客リスト構築に課題がある方は、気軽に試してみると良いでしょう。

ShopifyとPrivyの連携方法とアカウント作成

ShopifyとPrivyを連携することにより、Privyで作成したポップアップやクーポンをShopifyで使用できるようになります。この章では、ShopifyとPrivyの連携方法について解説します。Privyの画面は日本語に対応していませんので、英語が苦手な方はブラウザの翻訳機能を活用して、日本語に翻訳すると良いでしょう。

Shopifyアプリストアより、Privyのアプリをインストールします。

Privy|Shopifyアプリストア

画像出典:Privy|Shopifyアプリストア

Shopifyストアで再度インストールの確認が表示されますので、「インストール」をクリックします。

Shopify管理画面

画像出典:Shopify管理画面

Privyのアカウントを作成します。Business name(ビジネスの名前)とPhone number(電話番号)を入力して、「CONFIRM」をクリックします。

Privy

画像出典:Privy

Shopifyストアとの同期確認が表示されますので、「Continue」をクリックします。

Shopifyストアとの同期確認が表示されますので、「Continue」をクリックします。

再度アカウント情報を入力します。先ほど入力した内容は引き継がれますので、アドレスを追加しましょう。

再度アカウント情報を入力します。先ほど入力した内容は引き継がれますので、アドレスを追加しましょう。

ストアが扱う商品の業種、使用しているマーケティングツール、連絡先数、使用目的を選択します。

ストアが扱う商品の業種、使用しているマーケティングツール、連絡先数、使用目的を選択します。

以上でアカウント作成は完了です。Shopifyからの連絡先インポートは、コンプライアンスチームの承認審査待ちになります。通常1〜2営業日で審査が完了するため、そのまま待ちましょう。この間にも、クーポン作成やポップアップ作成などは可能です。

Shopifyからの連絡先インポートは、コンプライアンスチームの承認審査待ちになります

ShopifyアプリとしてのPrivyはあくまでデータ連携のためのアプリで、設定はPrivyの管理画面で行います。

Privyの具体的な使い方

ポップアップでクーポンを提供し、メールアドレスの登録を促すのが、Privyの基本的な使い方です。そこで、「クーポン作成」と「ポップアップ表示」に関して、具体的な使い方を解説します。

なお、Privyの画面は残念ながら日本語には対応していません。英語が苦手な方はブラウザの翻訳機能を活用すると良いでしょう。少し変な翻訳になる箇所がありますが、設定に大きな影響はありません。

クーポン作成

メールアドレスを収集するためのポップアップを表示するだけでは、顧客はアドレスを登録してくれないでしょう。そこで割引クーポンというインセンティブ(動機付け)を用意するのが一般的です。

クーポン作成はPrivyの管理画面から行います。画面上部の「Coupons」を選択し、「+New Coupon」をクリックします。

Privy

画像出典:Privy

「Coupon Title and type」の項目でTitleにクーポン名を入力します。クーポン名は日本語で構いません。SourceはShopifyを選択します。Typeは「Master Coupon(全員共通のクーポンコード)」「Unique Coupon(顧客それぞれ異なったクーポンコード)」のいずれかを選択します。

今回はMaster Couponを選択しました。

今回はMaster Couponを選択

「Configure discount rules」では、クーポンの適用条件を設定します。Discount typeにより項目が変化しますが、主に設定箇所は以下です。

  • Code:クーポンコードを設定

  • Discount type:Fixed Amount(定額割引)、Percentage(定率割引)、Free Shipping(送料無料)から選択

  • Discount value:割引する金額やパーセンテージを入力

  • Applies To:All Product(すべての商品)、Specific Collection(特定のコレクション)を選択

クーポンの適用条件を設定

「Set a schedule」ではクーポンの開始日時と終了日時を設定します。

「Set a schedule」ではクーポンの開始日時と終了日時を設定

全ての設定が完了したら、「Save Coupon」をクリックして終了します。

Shopifyにクーポンが同期されているかを確認しておきましょう。Shopify管理画面のディスカウントを選択。先程作成したクーポンが表示されています。

Shopify管理画面

画像出典:Shopify管理画面

画像赤枠の通り、Privyで作成されており、連携されているのがわかります。

画像赤枠の通り、Privyで作成されており、連携されているのがわかります。

ポップアップ表示

続いて、テンプレートを用いてメールアドレスを収集するポップアップを作成します。Privyの管理画面上部の「Convert」より、「Templates」を選択。

Privyのポップアップテンプレート

テンプレートは39種類あり、以下の項目で絞り込み検索できます。

  • GOAL(目的):メールアドレスの収集、告知など

  • TYPE(表示形式):ポップアップ、フルスクリーンなど

  • Collection(コレクション):最近追加されたもの、ミニクイズなど。

気に入ったテンプレートを選択し、「Get Started」をクリックすると、編集画面に遷移します。

Privyのポップアップ編集画面

編集画面は非常にシンプルで、直感的です。デフォルトの画像を差し替えたり、画像の一部を変更したり、色やフォントを変更したりできます。英語のテキストは日本語に変更しましょう。

英語のテキストは日本語に変更

モバイル端末での見え方も確認しておきます。

モバイル端末での見え方も確認

続いて画面上部のフローで「Settings(設定)」を選択します。

  • Triggers and Visibility(表示条件):画面をスクロールすると表示したり、時間経過で表示したりなど

  • Audience Targeting(表示対象):訪問ユーザー全員を対象にしたり、国や注文金額などで対象にしたりすることも可能

  • Scheduling(表示期間):常時表示にしたり、開始日時や終了日時を設定したり可能

  • Coupon(クーポン選択):適用したいクーポンを選択

画面上部のフローで「Settings(設定)」を選択

続いて画面上部のフローで「Follow Up」を選択します。こちらではメールアドレスなどの登録をした顧客に対して、どのようなフォローアップをするか設定可能です。デフォルトでは「登録のお礼メール」が送信されます。他のフォローアップを追加したい場合には、「+ Add Email to Series」をクリックします。設定が完了したら、「Status」のスイッチをオンにして、「Active(有効)」にしましょう。

「Status」のスイッチをオンにして、「Active(有効)」に

すべての設定が完了したら、画面右上の「Activate(有効にする)」をクリックします。クーポンが作成されました。

画面右上の「Activate(有効にする)」をクリック

実際のストア画面で確認しましょう。今回のテンプレートは画面左隅に「Save 20%」と表示されており、クリックするとポップアップが表示されます。

Privyを利用して実際に表示されたポップアップ

メールアドレスを登録すると、クーポンコードが表示されました。

メールアドレスを登録すると、クーポンコードが表示されました。

試しに商品をカートに追加し、チェックアウトに進むと、クーポンコードが適用されました。

試しに商品をカートに追加し、チェックアウトに進むと、クーポンコードが適用されました。

他にも、さまざまな表示ができますので、自社の運用に合わせて試してみてください。

PrivyでShopifyストアの売上アップを狙おう!

この記事ではポップアップ表示やメール・SMSマーケティングが可能なマーケティングツール「Privy」について解説をしました。

PrivyはShopifyストアと非常に相性が良く、効果的に活用すれば長期的な売上向上が期待できるでしょう。顧客リストが獲得できない、というストアには強い味方になります。

今回の内容を参考にぜひ活用を検討してみてください。

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編集プロセス

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