アフィリエイトと聞くと、「ブログやSNSで商品を紹介して稼ぐ方法」というイメージを持つ方も多いかもしれません。一方で、EC事業者にとっては、自社の商品を紹介してもらう集客方法でもあります。
この記事では、アフィリエイトの意味や仕組み、メリット・デメリット、Shopifyでの活用方法を解説します。
アフィリエイトとは
アフィリエイトとは、商品やサービスを紹介し、購入や申し込みといった成果に応じて報酬が支払われる「成果報酬型広告」の仕組みです。
紹介する側にとっては収益化の手段に、広告主側にとっては集客施策になります。同じ仕組みでも、立場によって意味合いが異なります。
稼ぐ方法としてのアフィリエイト
紹介する側にとって、アフィリエイトはブログやSNSを使った収益化手段のひとつです。
たとえば、ブログで商品レビューを書き、記事内にアフィリエイトリンクを設置。読者がそのリンクを経由して商品を購入すると、紹介者に報酬が発生します。
特別な資格や初期費用がなくても始めやすく、副業として根強い人気があります。
集客方法としてのアフィリエイト
広告主側から見ると、アフィリエイトは商品やサービスを広げる集客方法です。
広告主は、アフィリエイターやインフルエンサーに商品を紹介してもらうことで、自社だけでは届きにくい人に情報を届けられます。
成果に応じて報酬を支払うため、費用対効果を管理しやすいのが特徴です。
アフィリエイトの仕組み
アフィリエイトは、「広告主」「ASP」「アフィリエイター」「ユーザー」の4者が関わる仕組みで成り立っています。
広告主とアフィリエイターの役割
広告主は、紹介してほしい商品やサービス、成果条件、報酬額などを設定します。たとえば「商品購入1件につき、報酬として注文価格の5%を支払う」といった形です。
アフィリエイターは、自分のブログやSNSなどで商品を紹介し、ユーザーを広告主のサイトへ誘導します。
ASPの役割
ASPは、アフィリエイトサービスプロバイダー(Affiliate Service Provider)の略で、広告主とアフィリエイターを仲介するサービスです。広告主が出稿した案件をアフィリエイターが選べるように掲載し、成果の計測・報酬の集計・支払い管理なども担います。
日本の代表的なASPには、A8.net・バリューコマースなどがあります。
報酬が発生する流れ
アフィリエイトで報酬が発生するまでの基本的な流れは次のとおりです。
- アフィリエイターが広告主の専用リンク(アフィリエイトリンク)を自分のメディアに掲載する
- ユーザーがそのリンクをクリックして広告主のサイトへアクセスする
- ユーザーが商品の購入や会員登録など、あらかじめ設定された成果条件を満たす
- 成果が計測・承認されると、アフィリエイターに報酬が支払われる
報酬の形には、成果1件あたりの固定額のケースや、販売金額に対する一定の割合(報酬率)で設定されるケースもあります。
アフィリエイトに使われる主な媒体
アフィリエイトで使われる媒体は主に次の3つです。
ブログ・Webサイト
商品レビューや比較記事など、検索流入を見込めるコンテンツと相性が良く、最も広く使われている媒体です。
SNS
Instagram・X(旧Twitter)・TikTokなどでの投稿や動画を通じて紹介します。フォロワーとの信頼関係を活かした紹介が特徴です。
YouTube・動画メディア
商品紹介動画や使い方レビューなどが視聴者に届きやすく、購入意欲を高めやすい媒体です。
アフィリエイトのメリット
アフィリエイトには、紹介する側と広告主側の双方にメリットがあります。
紹介する側は初期費用を抑えて始めやすい
アフィリエイターにとっての大きなメリットは、特別な初期投資なしに始められる点です。 すでにブログやSNSアカウントを持っていれば、追加のコストをほとんどかけずにスタートでき、扱う商品ジャンルや媒体の特性に合わせて案件を選べます。
そのため、ネット上で収益化を試したい人にとって比較的始めやすい方法です。
広告主は成果に応じて広告費を払える
広告主にとっては、成果が発生したときだけ費用を払う仕組みである点が最大のメリットです。 あらかじめ成果条件と報酬額を設定しておけば、費用対効果をある程度コントロールしながら集客ができます。そのため、初期段階でリスクを抑えながら集客の間口を広げたい事業者に向いています。
アフィリエイトのデメリットと注意点
アフィリエイトは便利な仕組みですが、知っておきたい注意点もあります。
すぐに収入につながるとは限らない
アフィリエイターにとって、アフィリエイトは、リンクを設置すればすぐに収入が発生するものではありません。
記事や動画を作り始めてすぐに安定した収入につながるケースは少なく、成果を出すには継続的なコンテンツ制作と集客が必要です。
広告表示や規約を守る必要がある
アフィリエイトでは、広告であることを明示する必要があります。
日本では、2023年10月1日からステルスマーケティングが景品表示法の規制対象になっています。記事やSNS投稿では「広告」「PR」「アフィリエイト広告を利用しています」など、ユーザーが広告だと分かる表示を行いましょう。
また、ASPや各媒体の利用規約を遵守し、誇大表現や虚偽の情報を含まないコンテンツにする必要があります。
広告主はアフィリエイター獲得・管理の手間がかかる
広告主側にとっての課題は、運用にかかる手間と管理です。アフィリエイトプログラムを立ち上げても、すぐに多くの紹介者が集まるわけではなく、募集・採用・成果条件の設定・報酬管理といった一連の運用が必要になります。
また、不正なクリックや成果の水増しなどが発生するリスクもあるため、不正対策の仕組みを整えることも重要です。
Shopifyでアフィリエイトを活用する方法
ここからは、広告主側の立場でShopifyを使ったアフィリエイトの活用方法を見ていきましょう。 Shopifyを使う場合は、自社ECの集客施策としてアフィリエイトプログラムを構築できます。
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Shopify Affiliate Programとの違い
混同しやすいものに、「Shopify Affiliate Program」があります。これは、Shopifyというプラットフォーム自体を紹介して報酬を得る、Shopify社が提供するアフィリエイトプログラムです。
一方、Shopifyストアが自店の商品を紹介してもらうために作るアフィリエイト施策は、まったく別のものなので気をつけましょう。
ASP型と自社型の違い
Shopifyストアでアフィリエイトを運用する方法には、大きく「ASP型」と「自社型」の2つがあります。
ASP型は、A8.netやバリューコマースなどの外部ASPに広告主として登録し、そのプラットフォーム上のアフィリエイターに商品を紹介してもらう方法です。すでに多くのアフィリエイターが登録しているASPを使うことで、紹介者を一から募集する手間を省ける点が魅力です。一方で、ASPの利用料や成果報酬に加えてプラットフォーム手数料が発生します。
自社型は、アプリなどを使ってShopifyストア上に独自のアフィリエイトプログラムを構築する方法です。中間手数料がかからないため、費用対効果を高めやすい反面、アフィリエイターの募集・管理は自社で行う必要があります。インフルエンサーや既存顧客との関係を活かした紹介施策にも向いています。
Shopifyアプリで自社型アフィリエイトを作る方法
Shopifyでは、アプリを使って自社型アフィリエイトを構築できます。たとえば、UpPromoteやRefersionのようなアプリでは、リンク発行、紹介者の管理、成果計測、報酬管理などを行えます。
どちらのアプリも、Shopify管理画面からインストールしてすぐに設定を始められます。まずは無料プランや無料体験期間を使って、自社のニーズに合うか試してみるとよいでしょう。
Shopifyでアフィリエイトを活用したEC集客を始めよう
アフィリエイトは、成果に応じて報酬を支払うため、費用対効果を管理しやすい集客施策です。ShopifyならアプリでECストア上に自社のアフィリエイトプログラムを構築できます。
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