Shopifyアプリ「Gift Options Plus」とは

Gift Options Plus(ギフトオプションプラス)は、商品ページとカートにギフト包装・のし・メッセージカード、配送先・配送日時指定を追加できるShopifyアプリです。購入者が選んだ内容はShopifyの注文にそのまま記録され、注文タグ・注文メモにも反映できるため、出荷作業まで迷わずつながります。テーマのコードを編集せずに設置でき、管理画面とサポートは日本語です。2026年8月にShopify公式の品質認定「Built for Shopify」を取得しました。ラッピングやのしの要望を問い合わせで受けているストアが、ストア上で受け付けられるようにする、最初の一歩になります。
Gift Options Plusの特徴
特徴1:コード不要、3ステップで設置
Gift Options Plus では、ギフトオプションを「ウィジェット」という単位で扱います。ウィジェットとは、商品ページやカートに表示されるギフトオプションの入力欄のひとまとまりです。
アプリの「セットアップ」ページにある「かんたんセットアップガイド」に沿って、ウィジェットを作成する、公開する、テーマエディタでアプリ埋め込みを有効にする、の3ステップで表示が始まります。テーマのコードを編集する必要はありません。設定を途中でやめても、次回は前回の続きから再開できます。迷ったときは、日本語のサポートがセットアップをお手伝いします。
特徴2:ストアのテーマに自然になじむ表示

ウィジェットの配色は、ストアのテーマの設定を読み取って自動でなじみます。特別な設定は不要です。オプションの並びは、置かれた場所の幅に合わせて横並びと縦積みが自動で切り替わるので、狭い欄に設置しても崩れません。
文字色・背景色・ボタン色などの配色や、文字サイズ、オプション画像の大きさ、余白を変えたいときは、テーマエディタから調整できます。ここでもコードは触りません。Shopifyのテーマは種類が多く更新も頻繁なため、すべてに完璧に合わせるのは難しい面もありますが、多くのテーマで違和感なく表示されるよう設計されています。
特徴3:のしなど日本のギフト文化に対応

のし・表書き・名入れを、ギフトオプションとして受け付けられます。のしのプリセットを選ぶと、表書き・名入れ・のしの掛け方の記入欄が用意され、必要なものだけを表示できます。いずれも自由記述で、表書きには「御祝/内祝/御礼/お中元/お歳暮」といった記入例が、掛け方には「内のし」「外のし」のどちらかを書く案内が表示されます。名入れは連名もそのまま書き込めます。
通常のテキスト形式のオプションなので、文言はストアが自由に変えられます。ラッピングとのし、メッセージカードを一つのウィジェットにまとめて、購入者に一度に選んでもらうこともできます。
表示先は、マーケット(Shopifyの販売地域の設定)や顧客タグ(会員の区分)で絞り込めます。のしなど日本向けのオプションを日本マーケットの購入者にだけ表示する、といった使い分けも可能です。
特徴4:購入者の選択がそのまま出荷作業へ

購入者がウィジェットで選んだ内容は、Shopifyの注文にそのまま記録されます。アプリ側に別途ためこむのではなく、商品ページで選んだ内容は注文の明細に、カートやチェックアウトで選んだ内容は注文詳細画面の「追加の詳細」欄に書き出す仕組みです。そのため、いつもの注文管理画面でギフトの指定内容を確認できます。
あわせて、注文メモへの追記と注文タグの自動付与を選べます。注文メモは注文ごとの内容を「読む」ため、注文タグはギフト注文を「まとめて仕分ける」ためのものです。たとえば、のし用のウィジェットには「のし」、ラッピング用には「ラッピング」と別々のタグを付けておけば、出荷時の見落としや誤発送を防ぎやすくなります。受注管理システムをお使いのストア向けには、取り込みやすい形式で配送データを出力する設定もあります。こちらは、後述の「注文タグ・注文メモ・受注管理システム向け出力でギフト注文を一元管理」で紹介します。
特徴5:Shopify公式の品質認定「Built for Shopify」を取得

「Built for Shopify」は、ShopifyがApp Store上のアプリに対して定めている品質認定です。ストアの表示速度への影響、管理画面のデザインや操作性、Shopifyの機能との統合という、性能・デザイン・統合品質の3つの観点で審査されます。基準を満たしたアプリは、App Storeの掲載ページに認定バッジが表示されます。
Gift Options Plus は2026年8月にこの認定を取得しました。認定は取得して終わりではなく、その後も基準を満たし続けることが求められます。アプリを選ぶ際の、品質面の目安のひとつとしてご覧ください。
こんな企業・ストアにおすすめ
次のようなストアに向いています。
- ラッピングやのし、メッセージカードの要望はあるのに、ストア上で受け付ける仕組みがなく、問い合わせ対応で済ませているストア
- お中元・お歳暮、母の日・父の日、バレンタインなど、季節のギフト需要が売上に直結する食品・酒類・雑貨などのストア
- ギフト対応をまず手軽に始め、必要に応じて商品や購入者ごとの出し分けまで広げたいストア
- 海外の購入者にも販売していて、日本語と英語の両方でギフトオプションを見せたいストア
Gift Options Plusのおすすめ機能
機能1:商品ページ・カート・チェックアウトに表示し、商品ごとに出し分け
ウィジェットは、商品ページ・カートページ・チェックアウトページのそれぞれでオン・オフできます。チェックアウトページへの表示は、Shopify Plusのストアで利用できます。表示する商品は商品・コレクション・商品タグで絞り込め、「この商品には表示する」「この商品には表示しない」のどちらの指定も可能です。
さらにマーケットや顧客タグで「誰に見せるか」まで指定できます。ギフト向けの商品にだけラッピングを出す、特定の会員にだけ特別なオプションを見せる、といった運用ができます。管理画面・ウィジェットとも日本語と英語に対応しており、ウィジェットの表示文言は、アプリの管理画面から言語ごとに翻訳文を登録できます。
機能2:ギフト包装・のし・メッセージカードを多彩な形式で
オプションの入力形式は、チェックボックス、プルダウン、テキスト入力などから選べます。有料のラッピングと無料のメッセージカードを同じウィジェットに並べる、といった組み合わせも可能です。
ウィジェットの表示形式は「標準形式」と「モーダル形式」の2種類で、ページに常に表示するか、ボタンを押したときに開くかを用途に合わせて決められます。標準形式では、選択肢をカード状に並べるラジオカード表示も選べます。こちらは、後述の「ラジオカード表示と、明細を1行にまとめるカート表示」で紹介します。
機能3:注文タグ・注文メモ・受注管理システム向け出力でギフト注文を一元管理
「購入者の選択がそのまま出荷作業へ」で紹介した注文タグと注文メモに加えて、注文メタフィールド(注文に付けられる追加のデータ項目)への書き出しにも対応しています。Shopify管理画面から「GOP 配送先指定」(GOP は Gift Options Plus の略)などの名前で読み取れるので、Shopify Flow(Shopifyの自動化機能)の条件にも使えます。
配送日時指定のデータは、ネクストエンジン・LOGILESS・GoQSystem・シッピーノの各サービスで取り込みやすい形式で出力する設定があり、日付の表記や項目名を連携先に合わせて自動で整えます。
※各社による公認・公式連携ではなく、各サービスで取り込み可能なフォーマットでの出力に対応するものです。
機能4:配送先・配送日時の指定でギフト注文を完結

贈り先の住所を入力する欄と、お届け希望日・時間帯をカレンダーから選ぶ欄を、ウィジェットとして追加できます。配送先は1注文につき1件で、贈り先を1か所指定するシンプルな構成です。時間帯はヤマト運輸の枠に標準対応し、佐川急便や自社配送に合わせたカスタム時間帯の登録も可能です。
今日から何日後〜何日後まで選べるか、配送できない曜日、特定日の除外、日付入力の必須化などを、ストアの運用に合わせて設定できます。住所欄は姓名・郵便番号・住所・電話番号などで構成され、建物名・部屋番号のみ任意入力です。配送機能はスタンダードプラン以上でご利用いただけます。
機能5:ラジオカード表示と、明細を1行にまとめるカート表示

ラジオカード表示では、ラッピングの種類などの選択肢をカード状に並べ、購入者がひと目で選べるようにします。
カート画面では、オプションを商品とは別の明細にする「明細を分ける」と、商品の行にまとめる「1行にまとめる」の2つの表示方法を選べます。「1行にまとめる」では商品とオプションが常にセットで扱われるため、購入者が片方だけを削除したり、数量がずれたりすることがありません。有料ラッピングの金額は、商品の行に合算して表示されます。
Gift Options Plusの料金プラン
| プラン | 月額 | ウィジェット数 | 向いているストア |
|---|---|---|---|
| スターター | $3.99 | 1個 | まずは1つオプション設定できれば良い方向け |
| スタンダード | $7.99 | 最大5個 | ページや商品ごとにオプションを出し分けたい方や、配送先・日時指定を使いたい方向け(複数ウィジェット対応) |
| プレミアム | $9.99 | 最大10個 | より多くのオプション表示や新機能への早期アクセスを希望される方向け |
全プランで7日間の無料トライアルをご利用いただけます。配送先・配送日時指定のウィジェットはスタンダードプラン以上で、1ストアにつき1つ作成できます。
※料金は2026年9月時点のものです。最新の料金はShopify App Storeの掲載ページでご確認ください。
Gift Options Plusのセットアップ方法
ステップ1:Shopify App Store からインストールし、プランを選ぶ
Shopify App Store の Gift Options Plus のページから「インストール」を選び、管理画面の案内に従って承認します。続いてプランを選択します。どのプランでも7日間の無料トライアルが付いています。
ステップ2:ウィジェットを作成する

「ウィジェット管理」ページで「ウィジェットを追加」を選び、ウィジェットの名前を入力します。作り方は「のし」「メッセージカード」のプリセットか、「白紙から作成」の3つから選べます。続いて、ラッピングやのし、メッセージカードなど受け付けたいオプションを登録し、入力形式や金額を設定します。「セットアップ」ページの「かんたんセットアップガイド」に沿って進めれば、途中でやめても次回は前回の続きから再開できます。
ステップ3:ウィジェットを公開する
内容を確認したら、ウィジェット画面の「ステータス」を「公開」にします。公開/非公開はいつでも切り替えられるので、準備中は非公開にしておき、季節のギフト時期だけ公開する、といった運用も可能です。
ステップ4:テーマエディタでアプリ埋め込みを有効にする

テーマエディタを開き、アプリ埋め込みで Gift Options Plus を有効にします。管理画面の案内にもあるとおり、自動でギフトオプションが追加されるため、コードの編集は必要ありません。有効にすると、公開中のウィジェットが商品ページやカートに表示されます。
ステップ5:テスト注文で、注文画面の表示を確認する
実際にギフトオプションを選んでテスト注文を行い、Shopifyの注文管理画面で内容を確認します。商品ページで選んだオプションは注文の明細に、カートで選んだオプションは「追加の詳細」に表示され、設定していれば注文タグや注文メモにも反映されています。ここまで確認できれば、準備は完了です。
アプリ開発のストーリー・裏側
アプリを開発したきっかけは?
Gift Options Plus を公開したのは2021年5月です。開発のきっかけは、日本語でサポートを受けられるギフトオプションアプリが見つからなかったことでした。加えて、海外のアプリには「のし」や「表書き」といった言葉がなく、お中元やお歳暮の注文を受ける形が想像できませんでした。
まず日本語でサポートできる品質のアプリを作り、のし専用の作り込みはその先で取り組むと決めました。そのため、ギフト包装やメッセージカードに限らず、幅広いオプションを受け付けられるカスタマイズ性を最初から持たせています。
アプリ開発で一番印象に残ったこと
運営を続けて印象に残っているのは、ギフトオプションの見せ方や運用がストアごとに大きく違うことです。選択肢をラジオ形式で見せたい、商品を単体でしか包めないよう制限したい、逆にまとめて包めるようにしたい、といった要望を受けてきました。配送日時の指定を併用するストアが多いことも、サポートのやり取りの中で分かりました。
拡張性を持たせると決めていたものの、ウィジェットという単位まで用意したときには、作り込みすぎたかもしれないという迷いがありました。その迷いが消えたのは、配送先・配送日時指定を同じウィジェットの枠組みに載せられたときと、のし・メッセージカードのプリセットを追加できたときです。
アプリ開発で最も力を入れていること
最も力を入れているのは、マーチャントがはっきりと言葉にできていないニーズを形にすることです。公開当初に目標としていた品質は、いまでは保つのが前提だと考えています。たとえばラジオカード表示は、「選択肢をラジオ形式で見せたい」という声の奥にあった、ラッピングの種類を画像つきで並べて見比べたいという要望を形にしたものです。
もう一つの手段が、Shopifyの更新です。以前はできなかったことが新しい仕組みでできるようになることは少なくなく、「1行にまとめる」カート表示やチェックアウトでの配送日時選択は、そうして形にした機能です。そのため、Shopifyの更新情報を定期的に確認するときは、影響を調べるだけでなく、新しい仕組みで解ける困りごとがないかという目でも読んでいます。
前提となる品質を保つために、本番環境の毎日の自動点検、Shopifyの更新の影響調査、人の目による見た目の最終確認を続けています。2026年8月に Built for Shopify 認定をいただけたのも、こうした日々の積み重ねがあってのことだと考えています。
アプリの今後の展開や挑戦したいこと
今後は 2つの方向で進めたいと考えています。ひとつは、購入者・マーチャント・出荷現場のそれぞれで、贈る体験を便利にしていくこと。もうひとつは、日本と海外それぞれのギフト文化への対応を深めていくことです。
具体的な機能については、お使いいただける形になったときに改めてお知らせします。まずは、いま使ってくださっているストアの日々の運用が少しずつ楽になるよう、改善を続けていきます。
その他、よくある質問
問い合わせや導入サポートはありますか?
日本語でのサポートを行っています。セットアップの相談や設定の質問は、Shopify App Store の掲載ページにあるお問い合わせフォーム、またはアプリ内の「サポートに問い合わせる」からご連絡ください。開発しているエンジニアが直接お答えします。テーマの構造によって設置場所が分かりにくい場合など、うまくいかないときも遠慮なくご相談ください。
途中でプランの変更はできますか?
できます。上位のプランへの変更は、アプリの「アプリ設定」>「プラン」からいつでも行えます。下位のプランへの変更をご希望の場合は、サポートまでお問い合わせください。
連携可能なShopifyアプリやサービスはありますか?
配送日時指定のデータは、ネクストエンジン・LOGILESS・GoQSystem・シッピーノで取り込みやすい形式で出力できます。各社の公式連携ではなく、各サービスで取り込み可能なフォーマットでの出力です。そのほかの受注管理システムでも、「追加の詳細」(注文属性)・注文メタフィールド・注文タグのいずれかから配送データを取得できます。注文に書き出された情報は、Shopify Flow の条件分岐や、CSVエクスポート・ピッキングリスト・配送ラベル印刷のアプリからも利用できます。
導入事例などありますか?
ニュージーランドワイン専門のオンラインストア「ボクモワイン」(運営:株式会社ニタス)の事例を記事として公開しています。ラッピングの要望はあるのに、サイト上で指定できないため注文につながらない、という課題に対し、カート単位でオプションを指定できる点を評価して導入いただきました。詳しくはこちらの事例記事をご覧ください。
このほか、知育雑貨や中国茶の専門店など、業種や規模の異なるストアでご利用いただいています。導入事例の一覧はGift Options Plus の紹介ページでご覧いただけます。
最後に
ギフトオプションは、あると便利な機能というだけではありません。購入者がその場で指定できてはじめて生まれる注文があります。購入者が「ギフトオプションをつけてほしい」とストアに直接伝えてくれることは、あまりありません。だからこそ、ストアの側から「こういうオプションが喜ばれるのではないか」と考えて設定してみることで、初めて分かることがあります。
まずは小さく始めてみてください。Gift Options Plus は、どのプランでも7日間の無料トライアルをご利用いただけます。詳しくはShopify App Store の掲載ページをご覧ください。