ShopifyでStripe(ストライプ)は使える?Shopifyペイメントとの関係を解説

ShopifyでStripe(ストライプ)は使える?Shopifyペイメントとの関係を解説

「ShopifyでStripe(ストライプ)を決済に使いたい」「ShopifyペイメントとStripeの違いは?」と考えたことはないでしょうか。

結論からお伝えすると、日本のShopifyストアではStripeを単独の決済プロバイダーとして直接連携することはできません。ただし、ShopifyペイメントはStripeの決済インフラを基盤に動作しているため、結果的にStripeの技術を間接的に利用している状態になります。

この記事では、ShopifyとStripeの関係性、Shopifyペイメント以外の決済手段までを整理します。

ShopifyでStripeは使える?

Stripe

画像出典:Stripe

ShopifyとStripeの関係は、日本と海外で扱いが異なります。まずは日本の現状から整理します。

日本ではStripeを直接連携できない

日本国内のShopifyストアでは、Stripeを単独の決済プロバイダーとして導入することはできません。これは、Shopifyが自社の標準決済サービス「Shopifyペイメント」を提供しており、その決済処理基盤としてStripeをパートナーに採用しているためです。

Shopify公式のヘルプセンターでも、Shopifyペイメントがサポートされている国ではStripeを有効にできないことが明記されています。日本でShopifyペイメントが提供開始された2018年以降、Stripeの直接導入はできなくなりました。

参考:Shopifyヘルプセンター

Shopifyペイメントの決済処理基盤にStripeが使われている

Shopifyペイメントの決済処理は、Stripeの技術を基盤として動作しています。Stripeは公式にも「Shopifyペイメントの銀行パートナー(banking partner)」と位置づけられており、両社は長年にわたって提携関係を築いてきました。

つまりShopifyペイメントを利用している事業者は、Shopifyの管理画面を通じてStripeの決済インフラを間接的に利用していることになります。「日本でStripeは使えない」のではなく、「Shopifyペイメントという形で利用している」というのが事実関係に近い理解です。

なお、Shopifyペイメントの非対応国では、Stripeをサードパーティの決済プロバイダーとして直接接続できます。日本は対応国に含まれるため、この方法は使えません。

ShopifyとStripeの提携が生み出した最新サービス

ShopifyとStripeは決済処理だけでなく、事業者向けのさまざまなサービスを共同で展開しています。ここでは押さえておきたい主要サービスを紹介します。

Shop Pay

Shop Payは、Shopifyが提供するワンクリック決済サービスです。一度支払い情報を登録すれば、次回以降は数クリックで決済が完了します。ShopifyペイメントがStripeの決済インフラを基盤としているため、Shop Payも同じ基盤上で動作しています。

カゴ落ち対策やコンバージョン率向上を目的としたチェックアウト機能で、Shopifyペイメントを有効化していれば追加コストなしで使えます。

Shop Payについて詳しくは、以下の記事をご覧ください。

Shopify Balance

Shopify Balanceは、Stripe Treasuryをベースに構築された事業者向けのビジネスアカウントです。Shopifyの管理画面から売上の入金管理、経費管理、Visaデビットカードの発行などが行えます。事業用と個人用の資金を分けて管理したい個人事業主や起業家向けに設計されています。

ただし2026年5月時点で、Shopify Balanceは米国およびプエルトリコ在住の事業者のみが対象です。日本では現時点で利用できません。

USDC決済

2025年6月12日、StripeとShopifyはステーブルコイン「USDC」での決済受け付けを発表しました。Coinbaseが運営するBaseネットワーク上で動作し、対象34カ国のマーチャントから順次展開されています。

顧客はクリプトウォレットからUSDCで支払うことができ、マーチャント側は売上を現地通貨またはUSDCのまま受け取れます。為替手数料を抑えながら越境ECに対応できる選択肢として、Shopifyペイメントの新たな機能の一つとなっています。

2026年5月時点で、日本のShopifyストアはUSDC決済の対応地域に含まれていません。最新の対応状況はShopify公式のヘルプセンターをご確認ください。

Shopifyペイメントを使うメリット

Stripeを直接利用できない日本のEC事業者にとって、ShopifyペイメントはStripeの決済インフラを活用できる現実的な選択肢です。Shopifyペイメント以外の決済方法を使うと0.5%〜2%程度の外部サービス取引手数料が発生しますが、Shopifyペイメントなら不要です。

また、注文管理、売上レポート、返金処理、チャージバック対応までShopifyの管理画面で操作でき、外部サービスとのデータ照合の手間が省けます。決済まわりでトラブルが起きた際もShopifyのカスタマーサポートに一本化して相談できるため、複数の決済代行会社を併用する場合に比べて切り分けがシンプルです。

決済手段としても、クレジットカード(Visa、Mastercard、American Express、JCB)に加えて、Apple Pay、Google Pay、Shop Payに対応しています。

なお、Shopifyペイメントの詳細については、以下の記事をご覧ください。

Stripe以外でShopifyに導入できる決済手段

Shopifyペイメントだけでもクレジットカードや主要なモバイル決済をカバーできますが、ターゲット顧客に合わせて他の決済手段を追加すると、購入機会を広げられる場合があります。日本市場で導入を検討しやすい決済手段を整理します。

PayPal

世界200以上の国と地域で利用されているオンライン決済サービスで、Shopifyでも主要なサードパーティ決済として導入できます。購入者は自身のPayPalアカウントから支払いができ、カード情報をストアに直接入力する必要がない点が特徴です。

購入者保護制度や売り手保護制度が用意されており、越境ECで海外顧客の購入ハードルを下げたい事業者に向いています。

PayPay・コンビニ決済

国内で広く利用されているキャッシュレス決済「PayPay」やコンビニ決済は、KOMOJUやSBペイメントサービスなどの決済代行サービスを経由してShopifyに導入できます。

PayPayはスマートフォン世代や日常的にキャッシュレス決済を使う顧客層との相性がよく、コンビニ決済はクレジットカードを持たない顧客にも対応できます。日本市場をメインターゲットにするストアでは、購入の選択肢を広げる手段として検討する価値があります。

銀行振込

銀行振込はShopifyの標準機能で利用できます。クレジットカード決済を使わない法人顧客や、振込を希望する高額商品の購入者に対応できる選択肢です。

ただし入金確認や注文ステータスの更新を手動で行う必要があるため、注文数が多くなると運用負荷が増えます。注文数が一定規模を超える場合は、銀行入金の自動照合に対応した請求書払いサービスの導入も検討に入ります。

Amazon Pay|2025年1月で連携終了

Shopifyは2025年1月6日をもって、日本のShopifyストアでのAmazon Pay連携を終了しました。日本でこれからストアを立ち上げる方は、Amazon Payを選択肢から外す必要があります。

なお、この対応は日本のShopifyストアのみが対象で、米国のShopifyストアではShopifyペイメント経由でAmazon Payの提供が継続されています。

日本市場では、Amazon Payの代替としてShop Pay、PayPay、コンビニ決済などを検討するのが現実的です。

Shopifyペイメントを使えば、Stripeの決済インフラを活用できる

この記事では、ShopifyとStripeの関係性、両社の提携から生まれたサービス、Stripe以外の決済手段について整理しました。

日本のShopifyストアでStripeを単独の決済プロバイダーとして導入することはできませんが、Shopifyペイメントを有効化すれば、その決済処理基盤としてStripeの技術を結果的に利用していることになります。

「Stripeを使いたい」というニーズの大半は、Shopifyペイメントを使うことで満たせます。決済方法を検討中の事業者は、まずShopifyペイメントの有効化から始めるのが現実的です。

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