カラーミーリピートとは?カラーミーショップとの違いや特徴・料金まで完全解説

カラーミーリピートとは?カラーミーショップとの違いや特徴・料金まで完全解説

「定期通販を始めたいけど、専門知識がないからうまくできるかわからない」

「どんなECカートを使えばスムーズに定期通販ができるのかわからない」

そんな方におすすめなのが、カラーミーリピートです。カラーミーリピートはリピート通販専門のECカートで、申し込み決済フォーム付きの商品ページ作成や柔軟なお届けサイクル設定など、定期通販に便利な機能が揃っています。初めてでも簡単にサイト運営でき、定期購入率の向上も期待できます。

本記事では、カラーミーリピートの特徴やメリット・デメリット、料金、導入手順まで徹底解説。簡単かつスムーズに定期通販を始めたい方は、ぜひごらんください。

カラーミーリピートとは

カラーミーリピート

画像出典:カラーミーリピート

カラーミーリピートは、GMOペパポ株式会社が運営するリピート通販専門のECカートです。商品画像や商品説明文などの素材を用意するだけで、申し込み決済フォーム付きの商品ページを作成できます。商品登録から、最短10分で定期販売をスタート可能です。

カラーミーショップとの違い

カラーミーリピートを運営するGMOペパポ株式会社は、「カラーミーショップ」というECカートも提供しています。

カラーミーショップとカラーミーリピートの違いは、以下のとおりです。

サービス名 カラーミーショップ カラーミーリピート
用途 総合通販サイト向け 定期通販向け
サイト構築スピード 時間がかかる場合が多い 最短10分
定期購入機能 アプリ連携が必須 標準搭載
決済方法 クレカ・コンビニ決済・後払い など クレカ決済のみ
初期費用 0~22,000円 0円
月額費用 0~35,640円 0~10,780円
決済手数料 2.99~6.6%+30円 3.4%+30円/件

※本記載は2025年10月時点の情報を元にしています

参照:カラーミーリピートカラーミーショップ

カラーミーショップは、デザインや機能を自由にカスタマイズできる総合通販向けのECカートです。カラーミーリピートは、定期通販に特化したサービスで、申し込み決済フォーム付きの商品ページを最短10分で作成できます。

ECサイト全体を構築し幅広く販売したい方はカラーミーショップ、定期通販をすぐに始めたい方はカラーミーリピートがおすすめです。

総合通販向けの「カラーミーショップ」には350種類以上の機能があり、販売手数料もかかりません。カラーミーショップに関して詳しく知りたい方は、『カラーミーショップとは?メリット・デメリット、導入がおすすめな人・企業を解説』をごらんください。

カラーミーリピートの特徴

ここからは、カラーミーリピートの特徴を紹介します。

決済付き商品ページを無制限に作成できる

カラーミーリピートでは、申し込み決済フォーム付きの商品ページを作成できます。これにより、顧客に対し商品ページ内で注文まで完結できる環境を提供できます。ページ数は制限なく作成できるため、最適な訴求を見つけるためのABテストも気軽にできるでしょう。

各種ホームページに連携可能

カラーミーリピートには、幅広いページと連携させてリピート通販を始められる「どこでもリピート」という機能があります。どこでもリピート機能を活用すれば、ホームページ・ブログ・ネットショップなどの自身が持っているページで定期通販をすぐに始められます。既存のネットショップを活用して、定期通販を始めたい方にぴったりです。

お届けサイクルを細かく設定できる

カラーミーリピートは、お届けサイクルを細かく設定できるのも特徴です。お届けサイクルは、以下の中から自由に設定できます。

  • 毎週
  • 毎月
  • 隔週
  • 1~12カ月に1回
  • 初回最短設定
  • 日にち指定
  • 曜日指定
  • 複数設定

顧客が自身の都合に合わせて柔軟に配送サイクルを設定できるため、解約率の低下が期待できます。

クレカ決済を無料で即導入できる

カラーミーリピートでは、クレジットカード決済を無料で即日導入できます。通常、ネットショップでクレジットカード決済を導入するには決済代行会社との契約が必要ですが、カラーミーリピートの場合、手続きは不要です。

2025年10月時点では、以下6種類のカードブランドに対応しています。

  • VISA
  • Mastercard
  • JCB
  • American Express
  • Discover
  • UnionPay(銀聯)

上記にあげたブランドのクレジットカード決済であれば、導入直後から幅広い顧客に決済を提供できます。決済導入の手間を省けるため、販売開始までのスピードを重視する方に最適です。

カラーミーリピートを導入するメリット

カラーミーリピートを導入すると、購入率の向上や運営効率の改善など多くのメリットが得られます。ここでは、カラーミーリピートの主なメリットを紹介します。

購入率の向上が期待できる

カラーミーリピートでは決済フォーム付きのランディングページを簡単に作成できます。

通常のECサイトでは、商品ページから購入までに複数のステップを踏む必要があり、この間にかご落ちの可能性があります。

しかし、カラーミーリピートは商品ページ内で注文手続きが完了するため、購入までのステップを大幅に削減可能。カゴ落ちのリスクを抑え、定期購入率の向上を期待できます。

専門知識がなくても簡単にサイト運営できる

カラーミーリピートは、専門知識がない方でも簡単にサイト運営できるのが魅力です。商品登録やページ説明の入力、画像素材・お届けサイクルの設定などをすることで、簡単に販売をスタートできます。

さらに、カラーミーリピートに用意されている「一括発送App」を利用すれば、注文商品の一括発送手続きを済ませられます。クレジットカード決済は即日導入できるため、決済代行会社との契約手続きも一切不要です。

そのため、ECサイト運用の知識やノウハウに自信がない方でも、スムーズに定期通販を開始できます。

低コストでリピート通販を始められる

カラーミーリピートは、リピート通販を低コストで始められるのもメリットのひとつ。カラーミーリピートは初期費用・決済導入費用がかからず、月額料金のみでサイト運営を始められます。

さらに、契約後も販売を開始するまで月額料金はかかりません。ほかのECカートでは、契約日から月額利用料は発生するケースが多いため、コストを抑えてリピート通販を始めたい方におすすめです。

カラーミーリピートを導入するデメリット

カラーミーリピートは、定期購入率の向上や専門知識不要でのサイト運営など多くのメリットがありますが、一方でデメリットも存在します。ここでは、カラーミーリピートの主なデメリットを紹介します。

対応している決済手段が少ない

カラーミーリピートに対応しているのは、クレジットカード決済のみです。銀行振込・電子決済など、ほかの決済手段は利用できません。

ほかのECカートには、銀行振込・電子決済・コンビニ決済など幅広い決済手段に対応しているところも多いです。そのため、クレジットカード決済しか利用できない点は大きなデメリットといえるでしょう。

デジタルコンテンツは販売できない

カラーミーリピートでは、デジタルコンテンツの販売ができません。自作の音楽・動画・ソフトウェアなどを販売したい方は、デジタルコンテンツの販売に対応しているECカートの利用をおすすめします。

カラーミーリピートの料金

プラン名 リピート超お得プラン リピートお得プラン リピートベーシックプラン
初期費用 0円 0円 0円
月額費用 0円 3,850円 10,780円
決済導入費用 0円 0円 0円
決済手数料 3.4%+30円/件 3.4%+30円/件 3.4%+30円/件
カラーミーリピートの契約プラン プレミアム・プラチナ・ラージ レギュラー フリー

※本記載は2025年10月時点の情報を元にしています

参照:カラーミーリピート

カラーミーショップを併用しない場合、リピートベーシックプランでの契約になります。売上が発生するごとに決済手数料3.4%と、トランザクション費用30円/件がかかる点にも注意が必要です。

カラーミーリピートの主な機能

カラーミーリピートの主な機能は、以下のとおりです。

サイクル設定機能 配送サイクルを設定できる機能
継続回数制限機能 購入回数を設定する機能
ページURL設定 ページURLを指定できる機能
どこでもリピート ホームページ上に「購入する」リンクを貼り付けてリピート通販を可能にする機能
CSVダウンロード 注文情報・お届け先などをCSVファイルに一括出力する機能
納品書印刷 納品書の印刷機能
注文キャンセル 注文をキャンセルする機能(オーナー側のみ)
解約 定期購入を解約する機能(オーナー側のみ)
発送スケジュールの変更 購入時に選択したお届けサイクルを変更する機能(オーナー側のみ)
Google アナリティクス Googleアナリティクスで発行したトラッキングIDを設定する機能
トラッキングタグ コンバージョンタグ・グローバルサイトタグの設定ができる機能
クーポン機能 初回割引などのクーポンを設定できる機能

※本記載は2025年10月時点の情報を元にしています

定期通販に特化した機能が揃っているため、スムーズに定期通販サイトの運営をスタートできます。

カラーミーリピートは定期通販に便利なECカート

カラーミーリピートは、定期通販に便利な機能を多数揃えているECカートです。商品を登録し、ページ説明やお届けサイクルなどを設定することで、簡単にリピート通販をスタートできます。

申し込み決済フォーム付きの商品ページを作成できるため、購入率の向上も期待できます。

また、月額費用のみで利用でき、契約しても商品販売を開始するまで費用は発生しません。そのため、まずはお試しで利用したい方、できる限りコストを抑えて運用したい方にぴったりです。

これから定期通販を始めたい方は、カラーミーリピートを試してみるとよいでしょう。

ブログに戻る
1 6
  • Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Tsunライターチーム

    Shopify Liquidは、Shopifyが開発したオープンソースのテンプレート言語です。本記事では、Shopify Liquidの基本概念、主な特徴、そしてその学習に役立つリソースについて解説します。

    Shopify Liquidとは|特徴や基本構文、学習リソースまで紹介

    Tsunライターチーム

    Shopify Liquidは、Shopifyが開発したオープンソースのテンプレート言語です。本記事では、Shopify Liquidの基本概念、主な特徴、そしてその学習に役立つリソースについて解説します。

  • Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Tsunライターチーム

    Shopify Polarisは、Shopifyのエコシステムにおいて重要な役割を果たす包括的なデザインシステムです。本記事では、Shopify Polarisの概要やメリット、デメリット、Polarisを活用したShopifyアプリの事例、Shopify Polarisを使用する際のヒントとコツを紹介します。

    Shopify Polarisとは? 効率的なShopifyアプリ開発に!

    Tsunライターチーム

    Shopify Polarisは、Shopifyのエコシステムにおいて重要な役割を果たす包括的なデザインシステムです。本記事では、Shopify Polarisの概要やメリット、デメリット、Polarisを活用したShopifyアプリの事例、Shopify Polarisを使用する際のヒントとコツを紹介します。

  • 【Tips】Shopify の GraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    ShopifyのGraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

    ShopifyのGraphQL Admin API で顧客総数を取得する

    小笠原 京平

    Shopifyの GraphQL Admin API の小ネタです。 Shopifyの顧客総数を取得したい場合のクエリは、いざ探そうと思ってもパッと見つからないのでメモしておきます。 対象読者 Shopify GraphQL Admin API を使ったことがある方 顧客総数を取得するクエリ 2023-07 バージョンから CustomerSegmentMemberConnection に変更があったため、2023-07より前と以降で若干クエリが異なります。 ※ changelog 2023-07以降 { customerSegmentMembers(first: 1, query: "") { totalCount } } 2023-07より前...

  • Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

    Shopify Vite Plugin でテーマ拡張機能の開発体験を改善する

    小笠原 京平

    今回は Barrel が提供する Shopify Vite Plugin を導入して、テーマ拡張機能の開発体験を改善する方法をご紹介します。 対象読者 テーマ拡張機能の開発経験がある方 はじめに Shopifyのテーマ拡張機能 (Theme app extensions) はShopify アプリ開発において、ストアフロントに機能を追加するための機能です。 Liquid、JavaScript、CSSなどを使って開発することができますが、通常のアプリ開発と比較すると、ローカルでの開発体験はそれほどよくありません。 そこで、今回は Shopify Vite Plugin を導入して、開発体験を改善していきます。 Shopify Vite Plugin とは Barrel が提供する Vite用プラグインです。ViteをShopify テーマ開発に組み込んで開発体験を改善することを目的として作られていますが、テーマ拡張機能においてもその恩恵を受けることができます。...

  • Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

    Shopify Admin API GraphiQLとは? 使い方やメリット・デメリットを解説します

    小笠原 京平

    ShopifyのAdmin APIにはGraphQLを用いたAPIがあります。手軽に試す方法としてGraphiQL (GraphQLではなくGraphiQLなのに注意) というIDEがありますので、今回はShopify GraphiQLの使い方やメリット・デメリットを解説します。 GraphiQLとは GraphQL公式が運営しているオープンソースプロジェクトです。GraphQLをブラウザ上でインタラクティブに操作・実行することができます。 グラフィカル (/ˈɡrafək(ə)l/) と発音します。(graphicalと同じ発音) GraphQLとは GraphQLはAPIのためのクエリ言語であり、既存のデータでクエリを実行するためのランタイムです。 GraphQLはAPI内のデータの完全で理解しやすい説明を提供し、クライアントに必要なものだけを要求する力を与え、APIを長期的に進化させることを容易にし、強力な開発者ツールを可能にします。 引用: GraphQL | A query language for your API Shopify GraphiQLの使い方 Shopify GraphiQLは各ストアにアプリをインストールするだけで使えますが、Shopify Devサイト上でデモを触れるので、まずは触ってみましょう! https://shopify.dev/docs/apps/tools/graphiql-admin-api Workshopをやってみよう! Shopifyが作成した「Learn...

  • ブログ記事 Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPRや対応例など

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

    Shopifyの必須Webhooks (Mandatory Webhooks)とは? GDPR...

    小笠原 京平

    今回はShopifyアプリ開発を始めたときに詰まるポイントの1つ「必須Webhooks」について解説します。実装をしていなかったり、実装が不十分なためにレビューが通らなかった経験をされた方は多いんじゃないでしょうか?レビューで詰まらないためにも、ぜひご確認ください! Webhooksとは? Shopifyの必須Webhooksを説明する前に、Webhooksについて理解しましょう。Webhooksとは、Webアプリケーションと連携するために用いられるイベント通知の仕組みです。Webhooksを使うことで、あるWebアプリケーションで特定のイベントが起きたときに、データを受け取ったり、何かしらの動作をすることが可能になります。 エンジニアにとって身近な例でいうと、GitHubにコードをプッシュしたときに自動でビルドやテストをするときにWebhooksが使われています。 ShopifyのWebhooks そんなWebhooksはShopifyでも使うことができます。Shopifyアプリ開発では、Shopify Admin APIからWebhooksを使うことができます。また、アプリ以外でもShopify管理画面からWebhookを作成することもできます。 ShopifyのWebhooksにはHTTPSのエンドポイントのほか、Amazon EventBridgeやGoogle Cloud Pub/Subといったメッセージングサービスを使うこともできます。購読するイベントやマーチャントによっては瞬間的に大量のWebhooksを処理する必要があるため、スケールさせやすいメッセージングサービスを使ってWebhooksを処理することをおすすめします。 必須Webhooks (Mandatory Webhooks) とは? 必須Webhooksとは、Shopifyアプリを開発するときに必ず実装しなければならない3つのWebhooksのことです。この3つのWebhooksはGDPRに対応するために必要なWebhooksで、EU加盟国に関わらず、すべてのShopifyアプリはGDPRに準拠しなければなりません。必須Webhooksを実装していない場合、アプリレビューで却下されます。 (3つの必須Webhooks以外のWebhooksは任意で実装すればOKです。) また、必須Webhooksの3つはHTTPSのエンドポイントでのみ作成可能です。上述したEventBridgeやPub/Subを利用することはできません。 GDPRとは? GDPR(General Data Protection Regulation:一般データ保護規則)は、ヨーロッパ連合(EU)の個人情報保護法規で、2018年5月25日から施行されています。これは、EU全域での個人情報のプライバシーを保護し、データの取り扱い方に関して個々の人々により多くの制御権を付与するためのものです。 GDPRは、EU市民または居住者の個人データを処理する全ての組織に適用されます。これには、EU内外の組織も含まれ、EUの市民や居住者のデータを処理する場合、世界のどこにその組織があろうともGDPRの規定を守る必要があります。 GDPRの主な目的は、個人が自分の個人データをどのように収集、保存、使用されるのかを知り、そしてその制御をする権利を持つべきであるという考え方を強化し、統一化することです。これは、個人情報の透明性、アクセスの権利、修正の権利、忘れられる権利(データ削除の権利)、データ移行の権利など、いくつかの重要な権利を個々の人々に付与します。 参考: ChatGPT 必須Webhooksの対応例 上記で説明したように、必須WebhooksとはGDPRに準拠するためのWebhooksなので、顧客情報、ストア情報をデータベースなどに保存しているかどうかで対応方法が変わります。...

1 6

編集プロセス

EコマースやShopifyの初学者にとって、できるだけ “やさしく” “わかりやすく” “正確に” 難しいコマース用語やマーケティング用語、ストア構築から販売までの仕組み・ノウハウを伝えることを心がけて、記事コンテンツを作成しています。

掲載情報に関して

掲載している各種情報は、株式会社Tsunが経験および、調査した情報をもとにしています。できるだけ“最新“かつ“正確“な情報の掲載に努めておりますが、内容を完全に保証するものではありません。当サイトによって生じた損害について、株式会社Tsunではその賠償の責任を一切負わないものとします。掲載情報に誤りがある場合には、お手数ですが株式会社Tsunまでご連絡をいただけますようお願いいたします。